大森学園高等学校は、東京都大田区にある、普通科と工業科を併せ持つユニークな私立高校です。1939年の創立以来、「社会に貢献できる有為なる人材を育成する」という建学の精神のもと、生徒一人ひとりの個性を伸ばす教育を実践してきました。進学を目指す生徒から、専門的な技術を身につけたい生徒まで、多様な目標を持つ仲間が集まるのが大森学園高等学校の大きな魅力です。
大森学園高等学校の基本情報
大森学園高等学校の偏差値・難易度・併願校
普通科 特選コース: 55 普通科 選抜コース: 51 普通科 総進コース: 46 普通科 英語コース: 46 工業科: 37-39
大森学園高等学校に設置されている学科・コース
普通科 特選コース : 国公立大学や最難関私立大学への現役合格を目指します。iPadなどを活用した主体的な学びと、進学支援センターとの連携で高い学力を養成したい生徒におすすめです。普通科 選抜コース : GMARCHをはじめとする難関私立大学への進学を目指すコースです。文系・理系の強化科目を重点的に学び、応用力を身につけたい人にぴったりです。普通科 総進コース : 基礎から着実に学び、有名私立大学への進学を目指します。オンライン英会話なども取り入れ、幅広い進路に対応できる力をつけたい生徒に向いています。普通科 英語コース(2年次より) : 総進コースから分かれ、英語系の学部・学科への進学を目標とします。週に多くの時間を英語学習に費やし、実践的な英語力を磨きたい人におすすめです。工業科(男子のみ) : ものづくりのプロフェッショナルを育成します。1年次に基礎を学び、2年次から以下の3つの専門コースに分かれます。機械技術コース : 機械の設計や製造、制御について学びます。ロボットや自動車など、動くものに興味がある生徒におすすめです。電気技術コース : 電気エネルギーの仕組みや電子回路、プログラミングなどを学びます。インフラや家電製品の裏側に興味がある人にぴったりです。情報技術コース : コンピュータのハードウェアやソフトウェア、ネットワークについて学びます。IT技術者やプログラマーを目指したい生徒におすすめです。
大森学園高等学校の特色・校風
校風・生徒の雰囲気 : 校訓に「誠実・勤勉・協和・自立」を掲げている通り、真面目で落ち着いた生徒が多いという印象です。 普通科と工業科の生徒が共に学ぶ環境のため、多様な価値観に触れることができます。校則 : 口コミを見ると、「校則は厳しい」という声が比較的多く見られます。特に頭髪や服装に関する指導はしっかりしているようです。 スマートフォンの校内での使用は原則禁止で、使用が見つかると一時的に預かるなどの指導があるようです。 一方で、ナチュラルなメイクやスカートの丈については、ある程度許容されているという意見もありました。宿題の量 : コースによって差があるようですが、特に特選コースなど進学を目指すコースでは、日々の課題や予習・復習が重要になるため、宿題は多めと感じる生徒もいるかもしれません。制服 : イタリアのファッションブランド「ベネトン」がデザインした制服は、スタイリッシュで評判が良いようです。 特に、白以外にピンクや緑など複数の色が選べるYシャツは、生徒から人気を集めています。アルバイト : アルバイトは原則として禁止されているようです。学業に専念してほしいという学校の方針がうかがえます。土曜授業 : 土曜授業は実施されているようです。
大森学園高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部 : 男子バレーボール部は関東大会の常連校として知られています。 硬式野球部も東東京大会でベスト4に進出するなど、輝かしい実績を誇ります。 サッカー部も強豪として知られ、活気にあふれています。文化部 : 工業科がある学校ならではの部活動が魅力です。特に自動車部やロボット研究部、鉄道研究部などは、専門的な知識を生かして本格的な活動を行っており、高い人気を誇ります。 もちろん、ブラスバンド部や美術部といった文化部も活発に活動しています。
イベント
大森祭(文化祭) : 毎年秋に開催される文化祭は、クラスや部活動ごとの展示や発表、模擬店などで大変な盛り上がりを見せます。生徒たちが自主的に企画・運営に関わることで、協調性や責任感を育んでいます。体育祭 : 文化祭と並ぶ大きな行事で、クラス対抗で様々な競技に熱中します。仲間と力を合わせ、一つの目標に向かう経験は、大きな一体感を生み出します。修学旅行 : 修学旅行はコースによって行き先が異なり、英語コースではセブ島で語学研修を行うなど、特色あるプログラムが用意されています。
大森学園高等学校の進学実績
国公立大学 : 電気通信大学、東京都立大学、横浜国立大学など、毎年合格者を輩出しています。難関私立大学 : 早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学、MARCH(明治、青山学院、立教、中央、法政)といった難関私立大学にも多くの合格実績があります。その他の進路 : 日本大学や東洋大学、駒澤大学、専修大学といった大学への進学者が多い傾向があります。また、工業科の生徒は、学んだ専門知識と技術を活かし、大手企業への就職や、工業系の大学・専門学校へ進学します。工業科の就職内定率は非常に高く、多くの企業から高い評価を得ています。
大森学園高等学校の特長・アピールポイント
普通科と工業科の併設 : 大学進学を目指す生徒と、専門技術の習得を目指す生徒が同じキャンパスで学ぶ、多様性のある環境が魅力です。手厚い進学・就職サポート : 進学支援センター(SSC)での個別指導や、工業科の高い就職内定率など、生徒一人ひとりの未来を親身にサポートする体制が整っています。充実した資格取得支援 : 工業科はもちろん、普通科でも様々な資格取得に挑戦できます。資格は進学や就職に有利なだけでなく、生徒に大きな自信を与えます。最先端のICT教育 : 全生徒にiPadを配布し、授業や自学自習に活用しています。 全教室にWi-Fiやプロジェクターが完備されており、先進的な学習環境が整っています。豊富な海外研修プログラム : オーストラリアへの短期研修やニュージーランドへの中期留学制度があり、グローバルな視野を養う機会が用意されています。生徒の自主性を育むボランティア活動 : 「おもちゃの病院」や地域のイベントの手伝いなど、社会貢献活動に積極的に取り組んでおり、人間的な成長を促しています。人気のベネトン社製デザイン制服 : スタイリッシュなデザインの制服は生徒からの人気が高く、学校生活へのモチベーションにも繋がっています。
大森学園高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 :「先生方が親身で、相談しやすい雰囲気がある」という声が非常に多いです。 「SSC(進学支援センター)など、勉強できる環境が整っている」と学習サポート体制を評価する意見が見られます。 「施設や校舎が綺麗で快適に過ごせる」という口コミも多く、特にトイレの綺麗さが評判です。 「工業科で専門的な知識や技術が身につき、資格も取れるので将来に役立つ」といった、専門教育への満足度の高い声が目立ちます。 「部活動が盛んで、仲間と充実した3年間を送れた」という意見も多数あります。
気になる点 :「校則が厳しい」という声が最も多く見られます。特にスマートフォン使用の制限や服装に関する指導について、窮屈に感じる生徒もいるようです。 「校庭が狭い」という意見があり、体育の授業や一部の部活動では活動場所に工夫が必要な場合があるようです。 「駅から少し歩く」「場所が分かりにくい」といった、アクセスに関する声も一部で見られます。 コースによっては生徒の学習意欲に差があると感じる、という意見もありました。
アクセス・通学
京急本線「大森町駅」から徒歩約4〜6分 京急本線「平和島駅」から徒歩約8分 JR京浜東北線「大森駅」東口からバスに乗り「富士見橋」下車、徒歩3分 JR京浜東北線「蒲田駅」東口からバスに乗り「富士見橋」下車、徒歩3分
大森学園高等学校受験生へのワンポイントアドバイス