神奈川県立大磯高等学校は、2027年に創立100周年を迎える歴史と伝統のある学校です。 目の前には湘南の海が広がり、背後には高麗山の緑が迫る、自然に恵まれた環境が大きな魅力。この素晴らしいロケーションの中、生徒たちはのびのびと学校生活を送っています。大磯高等学校は、長い歴史の中で多くの卒業生を社会に送り出してきました。
大磯高等学校の基本情報
大磯高等学校の偏差値・難易度・併願校
偏差値 : 普通科 51難易度 :
大磯高等学校の偏差値は51前後で、神奈川県の公立高校の中では中堅レベルに位置します。合格のためには、中学校の内申点が重要になります。目安としては、中学2年生と3年生の9教科の成績(5段階評価)の合計が104点前後(135点満点)が一つの指標となるようです。 入試本番の学力検査では、5教科合計で320点台を目指すことが合格への目安とされています。 同じくらいの偏差値の他の高校 :神奈川県立鶴嶺高等学校 神奈川県立平塚江南高等学校 神奈川県立茅ケ崎北陵高等学校
主な併願校(私立) :
神奈川県の公立高校入試では、他の公立高校を併願することはできません。そのため、大磯高等学校を第一志望とする受験生の多くは、以下の私立高校を併願校として検討しています。 平塚学園高等学校 向上高等学校 相洋高等学校
大磯高等学校に設置されている学科・コース
普通科 :
1年次では芸術科目以外は全員が同じ科目を履修し、基礎学力をしっかりと固めます。 2年次から文系と理系に分かれ、それぞれの進路目標に応じた学習を深めていきます。 3年次には、文系・文理系・理系の3つのコースに分かれ、さらに多彩な自由選択科目が用意されているため、自分の興味や志望大学の受験科目に合わせて、効率よく学習を進めることができるのが大きな特長です。
大磯高等学校の特色・校風
校風 : 「文武両道」「自主自律」「のびのびとした雰囲気」宿題の量 : 先生によって差があるようですが、全体的には標準的な量のようです。テスト前に提出物が課されることもあります。校則 : 他の公立高校と比較して、標準的かやや厳しめという声があります。 頭髪の染色やピアスは禁止されています。スマホ : 校内への持ち込みは可能ですが、使用に関するルールは守る必要があります。服装 : 男子は学生服(学ラン)、女子はブレザーです。 2024年度から制服が新しくなりました。 女子はスラックスも選択可能です。 指定のセーターやカーディガンがあり、パーカーやトレーナーの着用は認められていないようです。生徒の雰囲気 : 穏やかでおおらかな生徒が多いと言われています。 いじめは少ないという口コミが多く見られます。
アルバイト : 許可制で可能です。制服の評判 : 2024年度から新しいデザインの制服になりました。 在校生の意見を取り入れて作られたもので、評判は上々のようです。土曜授業 : 基本的に土曜授業はありません。
大磯高等学校の部活動・イベント
部活動
全体の様子 : 運動部、文化部ともに種類が豊富で、活発に活動しています。 運動部の多くは夏合宿を行うなど、本格的に取り組んでいます。主な部活動 :陸上競技部 : 関東大会に出場するなど実績があります。 目の前の大磯海岸の砂浜でトレーニングを行うこともあり、恵まれた環境で活動しています。SF研究部 : 他の高校ではあまり見られない珍しい部活動です。 映画甲子園で最優秀脚本賞を受賞した実績もあります。弓道部 : 専用の弓道場があり、活発に活動しています。バスケットボール部 : 男女ともに強豪として知られ、熱心に練習に励んでいます。
イベント
海鳴祭(体育祭・文化祭) : 大磯高校で最も盛り上がる行事です。 体育祭は6月、文化祭は9月に行われます。 体育祭では学年縦割りの色別対抗で競い合い、中でも1年生から参加できる男女ペアダンスは人気のプログラムです。 文化祭では、各クラスや文化部による展示や発表、模擬店などでにぎわいます。球技会 : 夏と冬の年2回、クラス対抗で行われます。 バレーボールやバスケットボールなどの種目があり、優勝クラスと教員チームのエキシビションマッチは大変盛り上がるそうです。修学旅行 : 2年次に沖縄を訪れます。
大磯高等学校の進学実績
主な進学先 :国公立大学 : 信州大学などへの合格実績があります。難関私立大学 : MARCH(明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)や東京理科大学などの指定校推薦枠があり、合格者も出ています。その他 : 日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学といった日東駒専レベルの大学への進学者が多い傾向があります。 また、神奈川大学や東海大学など、地元の大学へ進学する生徒も多数います。
進学サポート :
生徒一人ひとりの進路実現に向け、きめ細やかなサポートを行っています。 大学との連携事業として、1年次に大学模擬講座、2年次に大学訪問などを実施しています。 夏期講習や土曜講習が開かれ、多くの生徒が参加しています。 始業前や放課後に利用できる自習室「探究館」が開放されており、自学自習の環境が整っています。
大磯高等学校の特長・アピールポイント
創立100周年を迎える歴史と伝統 : 長い歴史の中で培われた校風と、多くの卒業生との繋がりが学校の財産です。湘南の海と高麗山に囲まれた自然豊かな環境 : 国道134号を挟んで目の前が海岸という、全国でも有数のロケーションを誇ります。 図書館や3年生の教室からは海を眺めることができます。グローバル教育研究推進校 : 神奈川県教育委員会から「グローバル教育研究推進校」に指定されており、国際感覚を養うための取り組みが充実しています。 留学生の受け入れや英語スピーチコンテストなどを実施しています。生徒が主役の学校行事「海鳴祭」 : 体育祭と文化祭を合わせた「海鳴祭」は、生徒たちが企画・運営の中心となり、学校全体が一体となって盛り上がる伝統行事です。活発な部活動 : 運動部・文化部ともに多くの部が熱心に活動しており、文武両道を目指せる環境です。きめ細やかな進路指導 : 大学との連携事業や充実した講習、指定校推薦枠など、生徒の進路実現をサポートする体制が整っています。新しくなった制服 : 2024年度から、在校生の意見を取り入れた新しいデザインの制服になりました。
大磯高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 :「海が近くて景色が最高。特に3年生の教室からの眺めは素晴らしい」という声が多数あります。 「行事がとても楽しく、クラスの団結力が強まる」と、特に海鳴祭(体育祭・文化祭)への満足度が高いようです。 「穏やかで優しい人が多く、いじめもほとんど聞いたことがない」といった、友人関係に関するポジティブな意見が見られます。 「部活動が盛んで、真剣に取り組める環境がある」という口コミも多くあります。 「先生方が親身に進路相談に乗ってくれる」など、進路サポートの手厚さを評価する声もあります。
気になる点 :「校則が少し厳しいと感じる部分がある(パーカー禁止など)」という意見があります。 「校舎が少し古いのが気になる」という声もありますが、トイレなどは改修されて綺麗になっているようです。 「駅から徒歩15分と、少し歩くのが大変」という声も聞かれます。 「自称進学校という感じで、学業を重視するあまり行事の準備期間が短いと感じることがある」という意見もありました。
アクセス・通学
最寄り駅からのアクセス :JR東海道線「大磯駅」から徒歩約15分 JR東海道線「平塚駅」北口からバスに乗車、「長者町」バス停下車、徒歩約5分
通学エリア :
平塚市、大磯町、二宮町、小田原市など、西湘・湘南エリアから通学している生徒が多いようです。 自転車で通学する生徒も多く見られます。
大磯高等学校受験生へのワンポイントアドバイス