大阪学芸高等学校は、120年以上の歴史と伝統を誇る、大阪市住吉区にある私立高校です。多彩なコース設定と充実した教育環境で、生徒一人ひとりの夢の実現を力強くサポートしています。勉強はもちろん、部活動や学校行事にも全力で打ち込める環境が整っており、充実した高校生活を送りたいと考えている受験生にぴったりの学校です。

大阪学芸高等学校では、国公立大学や難関私立大学を目指すコースから、専門分野の知識を深めるコース、さらには海外の大学進学も視野に入れた国際的なコースまで、幅広い選択肢が用意されています。そのため、自分の興味や将来の目標に合わせて、最適な学びのステージを選ぶことができます。

この記事では、そんな魅力あふれる大阪学芸高等学校について、偏差値やコース内容、学校生活の様子などを詳しく解説していきます。この記事を読んで、大阪学芸高校での3年間が、あなたにとってどれほど価値のあるものになるか、ぜひイメージを膨らませてみてください。

大阪学芸高等学校の基本情報

項目 内容
正式名称 大阪学芸高等学校
公立/私立の別 私立
共学/男子校/女子校の別 共学
所在地 〒558-0003 大阪府大阪市住吉区長居1-4-15
代表電話番号 06-6693-6301
公式サイト https://www.osakagakugei.ac.jp/senior/

大阪学芸高等学校の偏差値・難易度・併願校

大阪学芸高等学校の偏差値は、コースによって異なりますが、おおむね45から64の範囲にあります。自分の学力や目標に合わせてコースを選べるのが、大阪学芸高等学校の大きな魅力の一つです。

学科・コースごとの偏差値の目安は以下の通りです。

  • 普通科 選抜特進コース: 62-64

  • 普通科 特進コース(Ⅰ類・Ⅱ類): 54-57

  • 国際科 ダブルディプロマコース: 62

  • 国際科 1年留学コース: 54

  • 普通科 特進看護コース: 53

  • 国際科 グローバルコース: 50

  • 普通科 進学コース: 49

  • 普通科 特技コース: 45

同じくらいの偏差値の高校としては、桃山学院高校(文理コース)、箕面自由学園高校(Ⅰ類スーパー特進コース)などが挙げられます。合格に必要な内申点の目安は、コースによって大きく異なりますが、専願か併願かによっても変わってきますので、学校説明会などで確認することをおすすめします。

主な併願校としては、公立高校では清水谷高校、東住吉高校、阪南高校など、私立高校では浪速高校、上宮高校、大阪商業大学堺高校などが多くの受験生に選ばれているようです。

大阪学芸高等学校に設置されている学科・コース

大阪学芸高等学校には、生徒一人ひとりの多様な進路希望に応えるため、個性豊かな学科とコースが設置されています。

  • 【普通科】選抜特進コース

    国公立大学や難関私立大学への現役合格を目指すコースです。週40時間の授業や早朝テストなど、手厚いサポート体制が整っています。

  • 【普通科】特進コース(Ⅰ類・Ⅱ類)

    国公立大学や難関私立大学への進学を目指すコースです。理系・文系に分かれ、特に理系教育には実験棟を活用するなど力を入れています。

  • 【普通科】特進看護コース

    4年制の看護系大学への進学を目標とするコースです。将来、看護師や医療従事者として活躍したい人におすすめです。

  • 【普通科】進学コース

    有名私立大学の文系学部への進学を目指します。部活動や課外活動と勉強を両立させたい生徒に適しています。

  • 【普通科】特技コース

    スポーツや文化・芸能活動などで高いレベルを目指す生徒のためのコース。全国大会などで活躍しながら、大学進学やプロを目指します。

  • 【国際科】ダブルディプロマコース

    日本の高校卒業資格と、カナダ・ブリティッシュコロンビア州の高校卒業資格の両方を取得できる画期的なコースです。海外大学への進学に非常に有利です。

  • 【国際科】1年留学コース

    2年次に1年間、カナダやニュージーランドへ留学します。実践的な語学力と国際感覚を身につけ、海外大学や難関私立大学を目指したい人に最適です。

  • 【国際科】グローバルコース

    校内で最も英語の授業時間数が多く、4技能をバランスよく伸ばします。オンラインで海外の高校生と交流するなど、実践的なプログラムが豊富です。

大阪学芸高等学校の特色・校風

大阪学芸高等学校は、「文武両道」と「グローバル」をキーワードに、活気あふれる校風が特徴です。

中学生が気になる学校生活のポイントについては、以下のような評判が聞かれます。

  • 宿題の量: コースによりますが、進学系のコースでは小テストや課題が頻繁に出され、学習習慣が身につきやすい環境のようです。特に毎朝の英単語テストは、多くの生徒にとって日課となっています。

  • 校則: 私立高校として、服装や頭髪に関する規定は比較的厳しいという声が多いです。月に一度の生活点検も行われているようです。一方で、スマートフォンについては、以前よりはルールが緩和され、朝預けて放課後に返却されるシステムに変わったとの口コミもあります。

  • 生徒たちの雰囲気: 真面目に勉強に取り組む生徒から、部活動に熱中する生徒まで様々ですが、全体的には明るく活発な雰囲気があるようです。

  • アルバイト: アルバイトは原則として禁止されているようです。

  • 制服の評判: 制服はスタイリッシュで、特に女子生徒からの人気が高いようです。家庭で洗濯可能な素材にリニューアルされており、機能性も考慮されています。

  • 土曜授業: 特技コースを除き、月に1回を除いて土曜日も4時間授業があります。

施設面では、人工芝のグラウンドや学内にコンビニがあるなど、充実した環境が整っています。また、2026年秋には新校舎が完成予定で、さらに学習環境が向上することが期待されています。

大阪学芸高等学校の部活動・イベント

部活動

大阪学芸高等学校は部活動が非常に盛んで、多くの部が全国レベルで活躍しています。運動部・文化部ともに種類が豊富で、自分に合った活動を見つけやすい環境です。

  • 運動部:

    特に女子サッカー部と空手道部は全国大会の常連で、輝かしい実績を誇ります。女子サッカー部は全国優勝の経験もあります。他にも、アメリカンフットボール部、男女バレーボール部、陸上競技部などが強豪として知られています。

  • 文化部:

    吹奏楽部は部員数も多く、活発に活動しています。競技かるた部や放送部なども、熱心に活動しているようです。同好会もクッキングやアニメ・マンガ研究など多岐にわたります。

イベント

学校生活を彩るイベントも充実しており、生徒たちの手で作り上げる行事は毎年大きな盛り上がりを見せます。

  • 体育祭・文化祭: 体育祭は6月、文化祭は9月に行われる学校の二大イベントです。クラスや部活動ごとに一体となって準備に取り組み、学校全体が熱気に包まれます。

  • 修学旅行・語学研修: 2年次には、修学旅行(国内・海外選択可)または語学研修(約3週間)のどちらかを選択して参加します。国際理解を深める貴重な機会となっています。

  • その他: 1年生の校外学習や芸術鑑賞、マラソン大会、スポーツ大会など、年間を通して様々な行事が予定されています。

大阪学芸高等学校の進学実績

大阪学芸高等学校は、多様なコース設定を活かし、生徒一人ひとりの進路希望に合わせた手厚い進路指導を行っています。その結果、国公立大学から難関私立大学、専門学校、就職まで幅広い進路実績を誇ります。

以下は2024年度入試の主な大学合格実績(のべ合格者数)です。

  • 国公立大学: 大阪公立大学、和歌山大学、大阪教育大学、神戸大学、奈良女子大学、北海道大学などに合格者を出しています。

  • 難関私立大学(関関同立など):

    • 関西大学: 52名

    • 関西学院大学: 26名

    • 同志社大学: 6名

    • 立命館大学: 18名

  • その他、進学者が多い大学:

    • 近畿大学: 164名

    • 龍谷大学: 96名

    • 摂南大学: 78名

    • 追手門学院大学: 104名

    • 桃山学院大学: 69名

    • 関西外国語大学: 51名

これらの実績を支えるため、選抜特進コースや特進コースでは、放課後や長期休暇中に進学講習が開かれるなど、手厚いサポート体制が整っています。また、看護系コースでは小論文や面接指導にも力を入れています。

大阪学芸高等学校の特長・アピールポイント

大阪学芸高等学校には、他の高校にはないユニークな強みがたくさんあります。

  • 多彩なコース設定: 国公立大学進学から、看護、国際、スポーツ・芸術まで、1人ひとりの「なりたい未来」に合わせた8つの専門的なコースが用意されています。

  • ダブルディプロマコースの存在: 日本とカナダ、2つの高校の卒業資格を同時に取得できるプログラムは、府内でも非常に珍しく、海外進学を目指す生徒にとって大きな魅力です。

  • 全国レベルの部活動: 女子サッカー部や空手道部をはじめ、多くの部活動が全国で活躍しており、高いレベルで文武両道を目指せる環境です。

  • 充実したICT環境と施設: 全館に電子黒板が設置されているほか、2023年にリニューアルされた情報教室やサイエンスラボ(理科実験棟)など、最先端の学習環境が整っています。

  • 便利なアクセス: JR阪和線とOsaka Metro御堂筋線の3つの駅から徒歩圏内という、通学に非常に便利な立地です。

  • きめ細やかなサポート体制: 毎朝の英単語テストや放課後の進学講習など、生徒の学力向上を支える独自の取り組みが充実しています。

  • 2026年秋に新校舎完成予定: 現在、新校舎の建設が進んでおり、さらに快適で機能的な学習空間が誕生する予定です。

大阪学芸高等学校の口コミ・評判のまとめ

大阪学芸高等学校の在校生や卒業生からは、様々な声が寄せられています。

  • 良い点:

    • 「制服が可愛い、かっこいいと評判が良い」

    • 「コースがたくさんあるので、自分に合った目標を見つけやすい」

    • 「部活動が盛んで、全国レベルの活動ができる」

    • 「先生方が熱心に進路相談に乗ってくれる」

    • 「人工芝のグラウンドや学内のコンビニなど施設が充実している」

    • 「体育祭や文化祭などの行事がとても盛り上がる」

  • 気になる点:

    • 「校則が厳しいと感じることがある(特に頭髪・服装)」

    • 「コースによっては小テストや課題が多く、勉強が大変」

    • 「駅から少し歩くのが難点」という意見もありますが、複数路線が使える点は評価されています。

    • 「先生によって指導の厳しさに差がある」という声も一部で見られます。

全体的に、目標を持って学校生活を送りたい生徒にとっては非常に充実した環境ですが、校則の厳しさなどについては、入学前に理解しておく必要がありそうです。

アクセス・通学

大阪学芸高等学校は、交通の便が非常に良い場所にあります。

  • JR阪和線

    • 「長居」駅より徒歩約6分

    • 「鶴ケ丘」駅より徒歩約8分

  • Osaka Metro 御堂筋線

    • 「長居」駅より徒歩約8分

    • 「西田辺」駅より徒歩約10分

天王寺駅から約7分という好立地のため、大阪市内はもちろん、堺市や松原市、さらには奈良県や和歌山県、兵庫県など、広い範囲から多くの生徒が通学しています。

大阪学芸高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

大阪学芸高等学校は、自分の夢や目標に向かって、ひたむきに努力できる人に特におすすめの学校です。勉強、部活動、国際交流など、あなたが挑戦したいと思えるフィールドがきっと見つかるはずです。特に、「高校生活を通して何か一つでも本気で打ち込みたい」「多様な価値観を持つ仲間と刺激し合いながら成長したい」と考えている君には、最高の環境が待っています。

受験勉強においては、まず自分の目標とするコースを定め、そのレベルに合わせた対策を進めることが重要です。大阪学芸高等学校の入試は、基礎的な学力を問う問題が中心ですが、上位コースを目指すのであれば、応用力を高める演習も欠かせません。過去問を繰り返し解き、出題傾向に慣れておきましょう。専願か併願かによっても合格ラインが変わってくるので、早い段階で先生や家族と相談して、受験プランを立ててください。君の挑戦を心から応援しています!

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。