岐阜県立羽島高等学校は、100年以上の歴史と伝統を誇る、羽島市で唯一の高等学校です。2022年度からは「単位制普通科高校」として新たなスタートを切り、生徒一人ひとりの進路希望や興味・関心に合わせた、より柔軟な学びを実現しています。進学から就職まで、多様な夢を応援するきめ細やかな指導が羽島高校の大きな魅力です。
岐阜県立羽島高等学校の基本情報
岐阜県立羽島高等学校の偏差値・難易度・併願校
偏差値 :普通科: 41
難易度・内申点の目安 :
羽島高校の合格に必要な内申点の目安は、9教科合計で22程度と言われています。岐阜県の公立高校入試では、中学1年生から3年生までの成績が評価対象となり、特に3年生の成績は2倍で計算されるため、中学3年間を通してコツコツと学習に取り組むことが重要です。定期テストで安定した点数を取ること、授業態度や提出物をきちんとこなすことが合格への近道となります。 同じくらいの偏差値の他の高校 :岐阜県立岐阜城北高等学校(生活文化科) 岐阜県立岐阜各務野高等学校(情報科、福祉科) 岐阜県立大垣桜高等学校(服飾デザイン科、生活デザイン科)
主な併願校 :
岐阜県の公立高校入試では、基本的に公立高校同士の併願はできません。そのため、羽島高校を第一志望とする受験生の多くは、以下の私立高校を併願校として選択する傾向があります。 岐阜女子高等学校 済美高等学校 富田高等学校 鶯谷高等学校
岐阜県立羽島高等学校に設置されている学科・コース
普通科 :どんなことを学ぶ場所なのか : 国語、数学、英語などの主要教科の基礎学力を固めながら、2年次からは進路希望に応じて多彩な選択科目を選べます。大学進学を目指す生徒向けの発展的な内容から、就職に役立つ商業系の科目(簿記や情報処理など)まで幅広く用意されており、自分の「好き」や「得意」を伸ばせるカリキュラムが魅力です。どんな生徒におすすめか : 「大学進学も就職も、高校生活を送りながらじっくり考えたい」「自分の興味に合わせて、幅広い分野の勉強をしてみたい」という生徒にぴったりの学科です。
岐阜県立羽島高等学校の特色・校風
校風キーワード : 地域密着、面倒見が良い、落ち着いた雰囲気宿題の量 : 宿題の量は標準的という声が多いようです。毎日コツコツと取り組める分量で、予習・復習の習慣が身につきやすいでしょう。校則 :厳しさ : 「一般的」「どちらかといえば緩やか」という口コミが見られます。定期的に頭髪検査などが行われますが、厳しすぎると感じる生徒は少ないようです。スマホ : 校内での使用は基本的に許可されていません。朝、学校に預け、放課後に返却されるというルールのようです。服装 : 制服の着こなしに関する指導はありますが、頭髪(髪型)は比較的自由度が高いという声があります。
生徒たちの雰囲気 : 「元気な子が多い」「おとなしい子もいる」など、様々なタイプの生徒が在籍しているようです。先生と生徒の距離が近く、アットホームな雰囲気で、相談しやすい環境が整っているという評判が多く見られます。アルバイト : アルバイトは原則として許可されていませんが、家庭の事情など特別な理由がある場合は、学校に申請し許可を得ることで可能になる場合があります。制服の評判 : 他の高校と比較して「可愛い」「かっこいい」と評判が良いようです。女子はスカートとスラックス、リボンとネクタイを自由に選べるなど、選択肢の広さも人気の理由です。土曜授業 : 基本的に土曜授業はありません。
岐阜県立羽島高等学校の部活動・イベント
部活動
特に有名な部活動 :吹奏楽部 : 各種の大会で優秀な成績を収めており、地域のイベントにも積極的に参加するなど、活発に活動しています。柔道部 : 東海大会に出場するなど、実績のある部活動の一つです。Sクラブ : ボランティア活動を行う部活動で、保育園との交流会や地域のお祭りへの参加など、地域貢献に力を入れています。
全体の様子 :
運動部、文化部ともにバランス良く設置されており、生徒は自分の興味に合わせて活動を選ぶことができます。どの部活も和気あいあいとした雰囲気で、仲間との絆を深めながら充実した時間を過ごせるでしょう。
イベント
文化祭 : 毎年6月下旬に開催されます。クラスごとの展示やステージ発表、有志によるパフォーマンスなどで大変盛り上がります。教員も生徒と一緒になって楽しむ雰囲気があり、学校全体が一体となるイベントです。スポーツフェスティバル(体育祭) : 以前は体育祭として実施されていましたが、近年はスポーツフェスティバルとして行われています。クラス対抗で様々な競技に臨み、熱い戦いが繰り広げられます。球技大会 : バレーボール大会など、季節ごとに様々な球技大会が開催されます。修学旅行 : 2年生の秋に実施されます。近年の行き先は沖縄で、平和学習や美ら海水族館見学、タクシー研修など、学びと楽しみが詰まった充実したプログラムが組まれています。
岐阜県立羽島高等学校の進学実績
主な進学先(令和5年度・令和6年度卒業生実績より) :国公立大学 : 岐阜大学などへの合格実績があります。私立大学 : 愛知学院大学、中京大学、名城大学、岐阜聖徳学園大学、朝日大学、東海学院大学など、地元の東海圏を中心とした多くの大学への進学実績があります。専門学校 : 看護・医療系、美容系、調理系など、様々な分野の専門学校へ進学しています。就職 : 地元企業を中心に、毎年多くの求人が寄せられます。就職希望者一人ひとりに対して「キャリアプランナー」によるきめ細やかな指導が行われ、高い就職率を誇ります。
進学・就職サポート :単位制の利点を活かしたカリキュラム : 生徒は自分の進路に合わせて、大学受験に必要な科目や、資格取得に繋がる商業科目などを選択して学ぶことができます。豊富な指定校推薦枠 : 四年制大学・短期大学合わせて400名以上の指定校推薦枠があり、多くの生徒がこの制度を利用して進学しています。きめ細やかな個別指導 : 少人数授業や習熟度別授業を取り入れ、生徒一人ひとりの学力に合わせた指導を徹底しています。また、学び直しを目的とした学校設定科目もあり、基礎学力の定着をサポートします。
岐阜県立羽島高等学校の特長・アピールポイント
柔軟な学びを実現する「単位制」 : 2022年度から単位制普通科高校に移行。生徒一人ひとりの進路希望や興味に合わせて、幅広い選択科目の中から自分だけの時間割を作成できます。進学も就職も。多様な進路に対応 : 大学進学を目指す生徒から、専門的なスキルを身につけて就職したい生徒まで、全ての生徒の夢をサポートするカリキュラムと手厚い指導体制が整っています。豊富な指定校推薦枠 : 東海地方を中心とした多くの大学・短大から、435人分(2024年度実績)もの指定校推薦枠が寄せられており、進学において大きな強みとなっています。地域との強い連携 : 羽島市唯一の高校として、地域のお祭りやボランティア活動に積極的に参加しています。地域の人々との交流を通して、社会性やコミュニケーション能力を育みます。新しく美しい学び舎 : 創立100年を超える伝統校ですが、2023年度に新校舎が完成・改修工事が完了し、新しく快適な環境で学校生活を送ることができます。安心・安全な学校生活への取り組み : 生徒一人ひとりに目が届きやすいよう、1学年を5クラスで展開するなど、きめ細やかな生徒指導を実践。生徒が「わたしの居場所がここにある」と感じられるような、心理的安全性の高い環境づくりを重視しています。充実した資格取得サポート : 在学中にビジネス文書実務検定、情報処理検定、簿記検定など、多くの資格検定試験にチャレンジでき、校内で受験することが可能です。
岐阜県立羽島高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 :「先生と生徒の距離が近く、親身に相談に乗ってくれる」という声が非常に多いです。 「指定校推薦がたくさんあるので、進学しやすい」という、進路に関する満足度の高い口コミが見られます。 「文化祭などの行事がとても楽しく、クラスの団結が深まる」と、学校行事の充実度を評価する声も多くあります。 「制服が可愛い・かっこいい」という意見も、学校選びのポイントになっているようです。 「ネットの評判よりもずっと良い学校。元気な子もいれば、おとなしい子もいて、自分らしく過ごせる」という声もあります。
気になる点 :「目標がないと、周りに流されてしまう可能性がある」という指摘があります。単位制で自由度が高い分、自主性が求められるようです。 「駅から近いが、校舎や施設の一部に古さを感じる」という意見も一部で見られます。ただし、2023年度に新校舎が完成・改修工事が完了しているため、学習環境は大きく改善されています。 「校則について、スマホの使用が制限されているのが少し不便」と感じる生徒もいるようです。
アクセス・通学
最寄り駅からのアクセス :名鉄竹鼻線「羽島市役所前駅」から徒歩約3分 名鉄竹鼻線「江吉良駅」から徒歩約11分 東海道新幹線・名鉄羽島線「岐阜羽島駅」から徒歩約15分、または自転車で約5分
通学エリア :
羽島市内に住む生徒が最も多いですが、駅からのアクセスが良いため、岐阜市、大垣市、一宮市、稲沢市など、近隣の市町からも多くの生徒が電車を利用して通学しています。自転車で通学する生徒も多いです。
岐阜県立羽島高等学校受験生へのワンポイントアドバイス