北海道帯広柏葉高等学校は、十勝地方でトップクラスの進学実績を誇る、創立100年以上の歴史と伝統を持つ高校です。ただ単に勉強ができるだけでなく、「文武両道」を掲げ、生徒一人ひとりの自主性を重んじる自由な校風が最大の魅力と言えるでしょう。これから高校生活への期待に胸を膨らませている中学生の皆さんにとって、帯広柏葉高等学校は、知的好奇心を満たし、人間的にも大きく成長できる最高の環境が整っています。
帯広柏葉高等学校の基本情報
帯広柏葉高等学校の偏差値・難易度・併願校
偏差値: 普通科: 66
合格に必要な内申点の目安:
北海道の高校入試では内申ランクが重要視されますが、帯広柏葉高等学校の合格者の多くはAランクやBランクを取得していると言われています。中学校での日々の授業態度や定期テストへの取り組みが、合格への大きな鍵となります。 主な併願校:
北海道の公立高校入試制度では、公立高校同士の併願はできません。そのため、帯広柏葉高等学校を受験する生徒の多くは、地域の私立高校を併願校として選択します。 帯広大谷高等学校(特進コースなど) 白樺学園高等学校(特進コースなど)
帯広柏葉高等学校に設置されている学科・コース
普通科
国公立大学や難関私立大学への進学を目指す、高いレベルの授業が展開されます。2年生からは文系・理系に分かれ、それぞれの進路希望に合わせた専門的な学びを深めていきます。また、探究活動にも力を入れており、自ら課題を見つけて研究する力を養うことができます。将来、学問を深く探求したい、専門的な分野で活躍したいと考える生徒におすすめです。
帯広柏葉高等学校の特色・校風
校則・制服: 最大の特色は、校則が非常に緩やかで、私服での登校が認められている点です。 制服自体は存在しますが、着用義務はなく、入学式や卒業式などの式典でも私服での参加が可能です。 髪型やメイクなども、常識の範囲内であれば基本的に自由で、生徒の自主性が尊重されています。スマホの扱い: スマホの校内への持ち込みは可能で、授業の妨げにならない限り、使用に関しても比較的自由なようです。生徒たちの雰囲気: 十勝管内トップの進学校ということもあり、真面目で知的好奇心が旺盛な生徒が多いようです。 しかし、堅苦しい雰囲気はなく、学校行事などでは一転して非常に活発になり、何事にも全力で楽しむメリハリのある生徒が多いのが特徴です。学習環境: 授業の進度は速く、内容も高度なため、日々の予習・復習は欠かせません。 課題の量も多いという声が多く、自主的に学習に取り組む姿勢が求められます。 長期休暇中には講習が開かれるなど、学習サポートも充実しています。アルバイト: 原則として禁止されていますが、特別な事情がある場合は学校の許可を得て行うことも可能なようです。土曜授業: 進学対策の講習などが土曜日に行われることがあります。
帯広柏葉高等学校の部活動・イベント
部活動
特に有名な部活動: 放送局: 全国大会の常連であり、ドラマやドキュメンタリーなどの番組制作で高い評価を得ています。書道部: 全国レベルの大会で数々の賞を受賞している強豪です。陸上部・ラグビー部・山岳部: 全道大会で優勝するなど、輝かしい実績を誇っています。その他、ハンドボール部や多くの文化部も盛んに活動しています。
イベント
柏葉祭(学校祭): 最大のイベントであり、その熱気とクオリティの高さは圧巻です。 特に、各クラスが脚本から演出、大道具まで全てを創り上げる「クラス劇」は伝統行事となっており、非常に盛り上がります。その他、仮装パレードや縁日、文化部のパフォーマンスなど、数日間にわたって学校全体が熱気に包まれます。体育祭: クラス対抗で様々な競技に全力で取り組み、大きな盛り上がりを見せます。修学旅行: 主に関西方面を訪れ、歴史や文化を学びながら友人との絆を深める貴重な機会となっています。
帯広柏葉高等学校の進学実績
国公立大学:
例年、卒業生の半数近くが国公立大学に合格しています。特に北海道大学には毎年20名以上の合格者を輩出しており、道内トップクラスの実績です。 その他、東京大学、京都大学、大阪大学などの旧帝国大学や、旭川医科大学、札幌医科大学といった医学部への合格者も出ています。 難関私立大学:
早稲田大学、慶應義塾大学をはじめ、GMARCH(学習院、明治、青山学院、立教、中央、法政)や関関同立(関西、関西学院、同志社、立命館)といった全国の難関私立大学にも多数の合格者を出しています。 進路サポート:
生徒の進路実現のため、学校独自の大学進学相談会や、難関大学に合格した卒業生が後輩にアドバイスをする「柏葉塾」といった手厚いサポート体制が整っています。 また、地域医療に関心のある生徒を対象とした「医進類型」の指定校でもあり、医療従事者による講話や病院見学などの機会も設けられています。
帯広柏葉高等学校の特長・アピールポイント
生徒の自主性を尊重する自由な校風: 私服登校が可能な緩やかな校則のもと、生徒一人ひとりが個性を伸ばし、のびのびと学校生活を送ることができます。十勝No.1の進学実績と充実のサポート体制: 北海道大学をはじめとする国公立大学への高い合格実績は、質の高い授業と手厚い進路指導の賜物です。一生の思い出になる熱狂的な「柏葉祭」: 生徒が主体となって創り上げる学校祭は、クラスの団結力を高め、かけがえのない経験となります。文武両道を実践できる環境: ほとんどの生徒が部活動に所属し、全国レベルで活躍する部も多く、勉強と部活動を高いレベルで両立させることが可能です。創立100年を超える歴史と伝統: 多くの卒業生が全国各地で活躍しており、社会からの厚い信頼と強力なネットワークを築いています。地域医療を担う人材育成プログラム: 医学部進学を目指す生徒へのサポートが手厚く、医師を志す生徒にとって魅力的な環境です。
帯広柏葉高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点: 「自由な校風が最高。自分のやりたいことに打ち込める」という声が非常に多いです。 「先生方のサポートが手厚く、進路相談にも親身に乗ってくれる」という意見が見られます。 「柏葉祭などの行事が本当に楽しく、クラスの絆が深まる」といった声が多数あります。 「周りの生徒のレベルが高く、互いに切磋琢磨できる環境が良い」という評価です。 「進学実績が良く、目標とする大学を目指せる環境が整っている」と満足する声が多いようです。
気になる点: 「課題の量が多く、授業のスピードも速いので、ついていくのが大変」という声があります。 「自由な反面、自主性が求められるため、自分で計画を立てて行動できないと厳しいかもしれない」という意見も見られます。 「校舎や施設が少し古い部分がある」といった声も一部で聞かれます。 「駅から少し距離があるのが難点」という口コミもあります。
アクセス・通学
最寄り駅: JR根室本線「帯広駅」アクセス方法: 帯広駅から徒歩で約25〜30分。 帯広駅バスターミナルから十勝バスに乗車し、「総合振興局前」バス停で下車、徒歩約7分。
帯広柏葉高等学校受験生へのワンポイントアドバイス