常呂高等学校は、オホーツク海に面した北海道北見市常呂町にある道立の小さな高校です。常呂高等学校の魅力は、少人数ならではの丁寧な授業と、地域そのものを教室にして学べる環境にあります。

常呂高等学校では、地元の自然・産業・人と関わりながら探究する授業が多く、教科書だけでは実感しにくい「学ぶ意味」を体でつかめるのが特徴です。さらに、2026年度入学生から全国募集も始まり、道外からの挑戦もしやすい体制づくりが進んでいます。

「大人数の学校が少し苦手」「落ち着いた環境で、自分のペースで成長したい」「地域に関わる学びにワクワクする」——そんな中学生にとって、常呂高等学校はかなり相性の良い選択肢になるはずです。

常呂高等学校の基本情報

項目 内容
正式名称 北海道常呂高等学校
区分 公立
共学/別学 共学
所在地 〒093-0210 北海道北見市常呂町常呂574番地2
代表電話番号 0152-54-2753
公式サイト https://www.tokoro.hokkaido-c.ed.jp/

常呂高等学校の偏差値・難易度・併願校

常呂高等学校は普通科のみの小規模校で、偏差値はおおむね42前後(情報サイトにより40〜44程度の幅あり)とされています。道内では「基礎を固めれば十分に合格圏に入れる」レベルに位置づけられ、北海道の公立高校の中でも比較的入りやすい学校の一つです。ただし募集人数が少ない年もあるので、出願動向のチェックは大切です。

内申点の目安は、学校の成績が極端に低くなければ十分狙えることが多く、まずは中学校の授業内容をきちんと理解しておくのが合格への近道になります。
併願校としては、北見市・網走市周辺の私立高校や、通信制・サポート校を組み合わせるケースが一般的です(北海道は公立の複数併願がしづらい制度のため)。

常呂高等学校に設置されている学科・コース

常呂高等学校の学科は普通科1学科です。その中で、進路に合わせた選択科目のまとまりが用意されています。

  • 普通科(理系進学系の選択)
    理工・情報・看護など理系進路を意識した科目を多めに学ぶ枠。理科や数学が好きで、大学や専門分野に進みたい人向き。

  • 普通科(文系進学系の選択)
    国語・英語・社会を軸に、人文・福祉・経済系の進路に対応。読書や歴史、ことばの学びが好きな人におすすめ。

  • 普通科(教養・就職系の選択)
    資格取得やビジネスマナー、地域課題探究など実践寄りの学びが中心。地元就職や専門学校進学を考える人にも相性が良いです。

常呂高等学校の特色・校風

常呂高等学校の校風を一言でいうと、「少人数であたたかく、地域と一緒に育つ学校」です。全校生徒が30人前後という年もあり、先生と生徒の距離がとても近く、授業も学年の実態に合わせた少人数・習熟度別で進むのが強みです。

学びの柱は大きく3つです。

  • 仲間と学ぶ:少人数だからこそ、話し合いや共同作業が日常。

  • 自分で学ぶ:チャレンジスタディの時間で、自分の目標に沿って学習を進める習慣づけをします。

  • 地域で学ぶ:トコロ・フロンティア(地域実習)やTokoro Project(総合的な探究の時間)で、海・漁業・観光・福祉など地域課題に触れます。

校則は一般的な道立高校と同程度で、制服着用、髪染め・ピアス・化粧の禁止など基本的なルールがあります。スマホは持ち込み自体はする生徒が多いものの、授業中は使わない・必要があるときは先生の指示に従うという雰囲気です。

アルバイトは事前に届け出て許可を得る形で可能で、テスト前は活動を控えるルールになっています。土曜授業は基本的に少なく、行事や模試、部活動の大会前練習などで登校する日がある、というイメージです。

制服は男子が詰襟型、女子がブレザー系で、派手さはない一方、きちんとした印象という声が多いようです。小規模校なので、服装指導も目が届きやすく落ち着いた雰囲気が保たれています。

常呂高等学校の部活動・イベント

部活動

常呂高等学校は部の数こそ多くありませんが、少人数でしっかり取り組むスタイルです。

  • 陸上競技部
    学校の看板的な運動部。オホーツク支部・道大会への出場実績もあり、体づくりから丁寧に取り組みます。

  • バドミントン部
    先輩後輩の距離が近く、基礎練習を積み重ねて上達していくタイプの部活です。

  • 茶道部・音楽部・ボランティア同好会など
    文化系は地域交流と結びつく活動が多く、行事や地域イベントで活躍する場面が目立ちます。

また「カーリングの町・常呂」らしく、授業や地域活動でカーリングに触れる機会があり、スポーツ文化を体験できるのもこの学校ならではです。

イベント

常呂高等学校の行事は、地域と一体になって盛り上がるものが多いのが特徴です。

  • 常高祭(学校祭)
    夏に実施。地域の支援を受けながら花火打ち上げが行われる年もあり、町の一大イベントとして盛り上がります。

  • 体育大会・球技大会
    少人数でも全員参加で熱くなる行事。学年を超えてチームがまとまりやすいです。

  • 宿泊研修・見学交流会・修学旅行
    町外・道内各地を訪ね、学びと体験をつなげるスタイル。地域探究の発表会も行われます。

常呂高等学校の進学実績

常呂高等学校は「進学・専門学校・就職」がバランスよく分かれる学校です。直近の卒業生は少人数ですが、大学進学者も毎年出ています。

たとえば令和5年度卒業生では、4年制大学が6名、専門学校が4名、公務員就職が1名などでした。主な進学先には、東京農業大学(生物産業系)、北海学園大学、北翔大学、札幌国際大学などが挙げられます。専門学校は、看護・歯科衛生・美容・動物医療など実学系が多く、地元就職や自衛官候補生といった進路も見られます。

進路づくりの土台として、チャレンジスタディの学習時間、進路講習、学習アプリの活用サポート、T-baseによる遠隔授業などが整っており、「少人数でも学びを止めない仕組み」があります。

常呂高等学校の特長・アピールポイント

常呂高等学校ならではの強みをまとめると、次のようになります。

  • 地域実習「トコロ・フロンティア」で、町の仕事・自然・人とつながる学びができる。

  • Tokoro Project(総合的な探究)で、地域の未来を自分ごととして考え、発表までやり切れる。

  • チャレンジスタディで、自分の目標に合わせた学習習慣が身につく。

  • 全校生徒が少なく、授業も進路も一人ひとりに合わせた指導が受けられる。

  • 遠隔授業(T-base)で、道内外の先生・講座とつながり学びの幅を広げられる。

  • カーリング文化や海・漁業の町ならではの体験が、学校生活に自然に入ってくる。

  • 全国募集の開始に合わせ、検定料補助や通学・生活支援など挑戦を後押しする制度が充実しつつある。

常呂高等学校の口コミ・評判のまとめ

常呂高等学校は在校生数が少ないため、ネット上の口コミは多くありません。そのうえで、学校の性格から見えてくる良い点・注意点を整理するとこうなります。

良い点としては、先生の目が行き届きやすく、進路や生活相談がしやすいこと、地域活動が多く学校の外で自信をつける場が豊富なことが挙げられます。少人数なので友達関係が深まりやすく、行事での一体感も強い傾向があります。

一方で気になる点としては、部活動や選択肢の数が大規模校より限られること、通学エリアによってはバス移動が長くなることなどが考えられます。どんな高校でも相性は大切なので、オープンスクールなどで雰囲気を確かめるのがおすすめです。

アクセス・通学

常呂高等学校の最寄りの鉄道駅はJR網走駅ですが、実際の通学はバス利用が中心です。北見バスターミナルから常呂方面の路線バスで約1時間、網走方面からも50分前後でアクセスできます。

地元の常呂町はもちろん、北見市街・網走市・佐呂間町などオホーツク圏から通う生徒が多い傾向があります。道外からの入学者については、全国募集の枠や生活サポートと合わせて検討する形になります。

常呂高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

常呂高等学校を目指すなら、まずは中学校の基礎を丁寧に仕上げることがいちばん大事です。偏差値帯としては教科書レベルを確実にしておけば十分戦えますし、面接や書類では自分から学ぶ姿勢や地域に興味を持って関わりたい気持ちがしっかり見られます。

常呂高等学校は、静かにコツコツ頑張るタイプにも、地域で何かやってみたいタイプにも合う学校です。小さな学校だからこそ、一人の挑戦が学校全体を動かすこともあります。常呂高等学校でしかできない体験を武器に、自分らしい高校生活をつくってください。応援しています。

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。