広島商船高等専門学校は、瀬戸内海の美しい島、大崎上島にキャンパスを構える国立の高等専門学校です。中学卒業後からの5年一貫教育(商船学科は5年6ヶ月)を通して、海運業界をはじめとする様々な産業分野で活躍できる、実践的な技術者を育成しています。長い歴史と伝統の中で培われた専門教育は、国内外から高い評価を受けています。
広島商船高等専門学校の基本情報
広島商船高等専門学校の偏差値・難易度・併願校
広島商船高等専門学校に設置されている学科・コース
商船学科 航海コース : 船を安全に運航するための航海術や気象、法規などを学びます。将来、船長や航海士として世界中の海で活躍したい人におすすめです。機関コース : 船の心臓部であるエンジンや様々な機械の仕組み、整備・管理方法を学びます。機関長や機関士を目指す、機械いじりが好きな人にぴったりです。
電子制御工学科 : ロボットやコンピュータ制御など、メカトロニクス分野の知識と技術を幅広く学びます。ものづくりやプログラミングに興味がある人におすすめです。流通情報工学科 : 物流システムや情報通信技術(ICT)、経営工学などを学びます。社会の仕組みを支える物流や情報システムの世界で活躍したい人に向いています。
広島商船高等専門学校の特色・校風
校則 : 1〜3年生までは制服がありますが、4年生からは私服が許可されるなど、学年に応じて自由度が高くなるようです。スマートフォンの持ち込みは可能で、むしろ学習で活用することが推奨されています。宿題・課題 : 専門科目の実験・実習が多く、レポートなどの課題は多めな傾向があるようです。計画的に学習を進める力が必要とされます。生徒の雰囲気 : 海や船、ものづくりが好きという共通の目標を持った生徒が集まっているため、真面目で落ち着いた雰囲気があるようです。寮生活を通じて協調性やコミュニケーション能力が育まれるという声もあります。アルバイト : アルバイトは原則として禁止されていませんが、学業や寮生活との両立が求められます。制服 : 男子生徒は一般的な学生服、女子生徒はブレザーとスカートの制服です。土曜授業 : 基本的に土曜授業はありません。
広島商船高等専門学校の部活動・イベント
部活動
イベント
商船祭(文化祭) : 毎年秋に開催される最大のイベントです。各クラスや部活動による展示、模擬店、ステージ発表などで盛り上がります。地域の方々も多く訪れ、学校全体が活気に包まれます。クラスマッチ(体育祭) : クラス対抗で様々な競技が行われ、仲間との団結力を深める良い機会となっています。航海実習 : 商船学科の生徒にとって最も重要なイベントの一つです。学年ごとに練習船「広島丸」に乗船し、実際の海で航海技術や機関の運転技術を学びます。長期の宿泊を伴う実習もあり、実践的なスキルを磨きます。弓削商船高専との定期戦 : 愛媛県にある弓削商船高等専門学校との間で行われるスポーツの定期戦で、両校の交流の場となっています。
広島商船高等専門学校の進学実績
広島商船高等専門学校の特長・アピールポイント
5年一貫の実践的専門教育 : 中学卒業後すぐに専門分野の学習を始められ、5年間(商船学科は5年6ヶ月)かけてじっくりと知識と技術を深めることができます。練習船「広島丸」での本格的な実習 : 商船学科では、本物の船を使った航海実習や機関実習を体験できます。これは、海のプロフェッショナルを目指す上で非常に貴重な経験となります。驚異的な就職率と高い社会的評価 : 卒業生は即戦力として社会から高く評価されており、就職希望者の就職率は100%を誇ります。人間力を育む寮生活 : 全校生徒の約6割が寮で生活しており、共同生活を通じて自主性や協調性、コミュニケーション能力を育むことができます。海事系大学への編入に強い : 神戸大学や東京海洋大学など、専門性をさらに高められる国公立大学への編入学の道が拓かれています。瀬戸内海の豊かな自然に囲まれた学習環境 : 穏やかな瀬戸内海に浮かぶ大崎上島という、勉学や課外活動に集中できる恵まれたロケーションです。次世代のデジタル教育 : IoTやAI、データサイエンスといった最先端のデジタル社会で活躍できる人材を育成するための新しいカリキュラムが導入されています。
広島商船高等専門学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 :「専門的なことを深く学べるので、将来の目標がはっきりしている人には最高の環境」 「先生方がとても親身で、勉強で分からないことがあっても丁寧に教えてくれる」 「就職率が抜群に良く、大手企業への就職も多いので安心できる」 「寮生活を通して、一生付き合える仲間ができた」 「部活動が盛んで、特にカッター部など商船高専ならではの活動が楽しい」
気になる点 :「専門分野への興味が薄れると、授業についていくのが大変かもしれない」 「島にあるため、交通の便が少し不便に感じることがある」 「実験や実習のレポートが多く、課題に追われることがある」 「寮生活は楽しいが、集団生活が苦手な人には少し窮屈に感じるかもしれない」
アクセス・通学
竹原港から : フェリーで白水港(約30分)または垂水港(約25分)へ。白水港から学校までは徒歩約30分、タクシーで約5分です。安芸津港から : フェリーで大西港(約30分)へ。大西港から学校までは徒歩約60分、タクシーで約20分です。
広島商船高等専門学校受験生へのワンポイントアドバイス