座間総合高等学校は、自分の「好き」や「未来」に合わせて、たくさんの科目から自分だけの時間割を作ることができる、県央地区で唯一の「総合学科」の高校です。 普通の勉強はもちろん、福祉や情報、国際文化や芸術といった専門的な分野まで幅広く学べるのが、座間総合高等学校の大きな魅力です。

1年生ではみんなで同じ科目を勉強して基礎を固め、2、3年生になると自分の興味や進路希望に合わせて授業を選んでいきます。 大学進学を目指す人も、専門的なスキルを身につけたい人も、座間総合高等学校ならきっと自分のやりたいことが見つかるはずです。この記事では、そんな「ざまそう」の魅力を、中学生や保護者の方にも分かりやすくお伝えしていきます。

「キャリア教育」と「国際理解教育」を教育の柱としており、将来社会で自立し、国際社会でも活躍できる人材を育てることを目指しています。 学校生活を通して、多様な価値観に触れ、自分の可能性を大きく広げてみませんか?

座間総合高等学校の基本情報

座間総合高等学校の基本的な情報を表にまとめました。

項目 内容
正式名称 神奈川県立座間総合高等学校
公立/私立の別 公立
共学/男子校/女子校の別 共学
所在地 〒252-0013 神奈川県座間市栗原2487
代表電話番号 046-253-2920
公式サイトURL https://www.pen-kanagawa.ed.jp/zamasogo-ih/

座間総合高等学校の偏差値・難易度・併願校

座間総合高等学校での高校生活に興味を持った方のために、偏差値や難易度の目安についてお伝えします。

総合学科の偏差値は「43」前後とされています。 これは、神奈川県内の公立高校の中では、比較的入学しやすいレベルと言えるでしょう。合格に必要な内申点の目安は、9教科で「75~81」程度(135点満点中)とされています。

同じくらいの偏差値の高校としては、綾瀬高校、相模田名高校、菅高校、厚木北高校などがあります。 これらの高校も視野に入れつつ、座間総合高等学校ならではの総合学科の特色と自分のやりたいことを照らし合わせて志望校を決めると良いでしょう。

神奈川県の公立高校入試では、他の公立高校を併願することはできません。そのため、併願校は私立高校から選ぶことになります。主な併願校としては、柏木学園高等学校、立花学園高等学校、旭丘高等学校などが挙げられています。

座間総合高等学校に設置されている学科・コース

座間総合高等学校は「総合学科」の高校で、生徒一人ひとりの興味や関心、進路希望に合わせて科目を選択できるのが最大の特長です。 2年次からは、以下の4つの系列を参考に、自分の時間割を作成していきます。

  • グローバル教養系列: 国際関係や異文化理解、語学などを深く学びます。将来、海外と関わる仕事がしたい人や、国際的な視野を広げたい人におすすめです。

  • 情報ビジネス系列: パソコンの活用や簿記、マーケティングなど、社会で役立つ情報処理能力やビジネスの基礎を学びます。IT企業や事務職など、幅広い職種を目指す人におすすめです。

  • 生活デザイン系列: 福祉や保育、調理、服飾など、生活に関わる専門的な知識や技術を学びます。人の役に立ちたい、ものづくりが好きという人におすすめです。

  • 芸術スポーツ系列: 音楽、美術、書道、スポーツなど、得意な分野の専門性を高めます。芸術・スポーツ系の大学進学や、関連する職業を目指す人におすすめです。

これらの系列はあくまで科目選択の目安であり、系列の枠を超えて自由に科目を選ぶことも可能です。

座間総合高等学校の特色・校風

座間総合高等学校は、「自主自律」や「国際交流」をキーワードに、生徒の主体性を尊重する自由な校風が特徴です。多様なバックグラウンドを持つ生徒が在籍しており、互いの個性を認め合う雰囲気が醸成されています。

  • 校則:他の高校と比較すると、校則は比較的緩やかなようです。頭髪については厳しく指導されることがあるようですが、化粧やスマートフォンの使用については、授業の妨げにならなければ基本的に自由という声が多く見られます。 アルバイトも届け出を出せば可能とされています。

  • 制服:ブレザースタイルで、特に女子の制服は可愛いと評判が良いようです。 夏服期間はネクタイやリボンの着用が任意になるなど、ある程度の着こなしが認められています。

  • 生徒の雰囲気:真面目な生徒から活発な生徒まで様々ですが、全体的には落ち着いた雰囲気のようです。総合学科という特性上、自分の興味や目標を持っている生徒が多い傾向があります。

  • 学習面:宿題の量は科目によりますが、多すぎるということはないようです。自分で科目を選択するため、学習意欲が高い生徒が多いと言われています。土曜授業はありません。

座間総合高等学校の部活動・イベント

座間総合高等学校では、多くの生徒が部活動や学校行事に積極的に参加し、充実した高校生活を送っています。

部活動

運動部、文化部ともに様々な部活動があり、活発に活動しています。 特にダンス部は、大会で入賞するなど高い実績を誇っています。また、フラメンコ部といった珍しい部活動があるのも特色の一つです。 他にも、ソフトボール部が東日本大会に出場した実績があります。

イベント

座間総合高等学校の学校行事は、生徒が主体となって作り上げるものが多く、非常に盛り上がります。

  • 体育祭(6月):全校生徒が赤・青・黄の3団に分かれて競い合います。特に、各団の応援団がダンスや衣装などを自分たちで作り上げる応援合戦は見ごたえがあります。

  • 向日葵祭(文化祭、9月):クラスごとの展示や出店、文化部の発表などで賑わいます。夏休み前から準備を進め、その成果を披露する場となっています。

  • 国際フェスタ(12月):体育祭、文化祭と並ぶ大きなイベントです。 第二外国語を履修した生徒や外国につながりのある生徒たちが、スピーチやパフォーマンスなど様々な形で学習の成果を発表します。

  • 修学旅行(10月、2年次):例年、東北地方(青森・岩手)へ4泊5日の日程で訪れ、震災学習や農家体験(民泊)などを行います。

座間総合高等学校の進学実績

座間総合高等学校は、総合学科の特色を活かし、大学、専門学校、就職など多様な進路希望に対応しています。

近年の進学実績を見ると、多くの生徒が大学へ進学しています。特に、神奈川大学、東海大学、専修大学といった私立大学への進学者が多い傾向があります。 GMARCHレベルの大学にも合格者を出しています。

大学進学だけでなく、自分の興味や関心を専門的に学ぶために専門学校へ進学する生徒や、高校で身につけたスキルを活かして就職する生徒もいます。学校では、大学や専門学校と連携した講座やインターンシップ、ボランティア活動など、社会と結びついた多様な学びの機会を提供し、生徒一人ひとりのキャリア形成をサポートしています。

座間総合高等学校の特長・アピールポイント

他の高校にはない、座間総合高等学校ならではの魅力をまとめました。

  • 自分だけの時間割が作れる総合学科:県央地区で唯一の総合学科高校で、約100以上の選択科目から自分の興味や進路に合わせて自由に授業を選べます。

  • キャリア教育の充実:1年次の「産業社会と人間」という科目から始まり、3年間を通じて自分の将来や生き方について考える機会が豊富に用意されています。

  • 活発な国際理解教育:第二外国語(韓国語、中国語、フランス語、スペイン語)を学べるほか、留学生の受け入れやアメリカの姉妹校との交流も盛んです。

  • 国際フェスタの開催:外国語のスピーチや各国の文化紹介などを行う学校独自のイベントがあり、国際色豊かな校風を象徴しています。

  • 多様な専門設備:福祉実習室や調理室、工芸室、コンピュータ室など、多くの選択科目に対応した専門的な施設が充実しています。

  • きめ細やかな少人数教育:1年次は30人学級で、2・3年次も少人数での授業が多く、先生のサポートが受けやすい環境です。

  • 社会とつながる学習機会:大学や専門学校との連携講座やインターンシップなど、学校外での学習機会も多く設けられています。

座間総合高等学校の口コミ・評判のまとめ

在校生や卒業生からの口コミをまとめました。学校選びの参考にしてください。

  • 良い点:

    • 「総合学科なので、自分の好きなことを学べるのが良い」

    • 「校則が緩めで、自由な雰囲気で過ごしやすい」

    • 「国際交流が盛んで、色々な文化に触れることができる」

    • 「制服が可愛いと友達から褒められる」

    • 「行事がとても盛り上がり、クラスの団結力が強まる」

    • 「先生方が親身に進路相談に乗ってくれる」

  • 気になる点:

    • 「最寄り駅から少し距離があり、バスか自転車が必要」

    • 「自由な校風なので、自分から積極的に行動しないと何も得られない可能性がある」

    • 「先生によって指導の厳しさに差があると感じる」

    • 「施設が少し古いと感じる部分がある」

アクセス・通学

座間総合高等学校への主なアクセス方法は以下の通りです。駅から少し距離があるため、多くの生徒がバスや自転車を利用しています。

  • 小田急線「相武台前駅」から

    • 神奈川中央交通バスで約8分、「北向庚申前」下車、徒歩5分

    • 神奈川中央交通バスで「座間総合高校前」下車、徒歩3分

    • 徒歩約24分

  • 相鉄線「さがみ野駅」北口から

    • 神奈川中央交通バスで約10分、「北向庚申前」下車、徒歩5分

  • 小田急線「南林間駅」から

    • 神奈川中央交通バスで「座間総合高校前」下車、徒歩3分

座間市や相模原市、大和市、海老名市など、幅広いエリアから生徒が通学しています。

座間総合高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

座間総合高等学校は、「将来やりたいことがまだ決まっていない」という人から、「専門的なことを高校から学びたい!」という人まで、どんな生徒にも門戸が開かれている学校です。もしあなたが、決められた道をただ進むのではなく、自分で道を探し、作っていきたいと考えているなら、座間総合高等学校の環境は最高の学び舎になるでしょう。多様な仲間と刺激しあいながら、自分の可能性を試したいというチャレンジ精神旺盛な生徒に特におすすめします。

受験勉強においては、まずは基礎学力をしっかりと固めることが大切です。内申点も重視されるので、中学2年生からの定期テスト対策や提出物をきちんと行うことを心がけましょう。面接では、なぜ座間総合高等学校の総合学科で学びたいのか、入学してどんなことに挑戦したいのかを、自分の言葉で具体的に伝えられるように準備しておくことが合格への鍵となります。あなたの挑戦を心から応援しています!

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。