愛媛県立上浮穴高等学校は、四国山地の美しい自然に抱かれた久万高原町にある、地域に根ざした温かい雰囲気の学校です。全校生徒が約100名という少人数教育を活かし、先生と生徒の距離が非常に近いのが大きな魅力と言えるでしょう。一人ひとりの個性に寄り添った、きめ細やかな指導が受けられる環境が整っています。
上浮穴高等学校の基本情報 
上浮穴高等学校の偏差値・難易度・併願校 
普通科:37 森林環境科:36 
上浮穴高等学校に設置されている学科・コース 
普通科 どんなことを学ぶ?:国公立大学進学を目指す「総合文理コース」と、商業や芸術、保育、スポーツなど幅広い分野を学び資格取得も目指せる「総合実学コース」があります。 少人数ならではの個別指導が充実しており、一人ひとりの進路希望に合わせた丁寧なサポートが受けられます。 どんな生徒におすすめ?:自分のペースでじっくりと学力を伸ばしたい人や、多様な進路の中から自分の未来を考えたい人におすすめです。 
森林環境科 どんなことを学ぶ?:林業や木材加工、高原野菜や草花の栽培など、森林や農業に関する専門的な知識と技術を実践的に学びます。 ドローンを使った農薬散布やレーザー加工機での木工品製作など、最新の技術に触れる機会も豊富です。 どんな生徒におすすめ?:自然が好きで、体を動かすことが好きな人、将来、林業や農業、環境に関わる仕事に就きたいと考えている人に最適です。 
上浮穴高等学校の特色・校風 
校風:アットホーム、地域密着、落ち着いた雰囲気 宿題の量:他の高校と比較して、量は標準的か、やや少なめという声が見られます。ただし、学科や選択科目によって異なります。 校則:全体的に見ると、やや厳しいという意見が多いようです。 特に頭髪については、前髪が眉にかからない、肩につく髪は結ぶといった指導があるようです。 スマホの扱い:校内での使用については、一定のルールが定められているようです。詳細は学校説明会などで確認することをおすすめします。 生徒たちの雰囲気:真面目で落ち着いた生徒が多いようです。全校生徒が少ないため、学年を超えて仲が良いという特徴があります。 アルバイト:原則として許可されていないようですが、特別な事情がある場合は学校に相談する必要があるでしょう。 制服の評判:夏服はチェック柄で特徴的、冬服はブレザーでネクタイを自分で結ぶスタイルです。 土曜授業:基本的に土曜授業はありません。 
上浮穴高等学校の部活動・イベント 
部活動 
郷土芸能部 
久万高原町に約400年前から伝わる「久万山五神太鼓」の伝承活動を行っている、上浮穴高等学校を象徴する部活動です。 地域の夏祭りや体育祭、県の高文祭などで迫力ある演奏を披露し、観客を魅了しています。 その他の部活動 
運動部では野球部、剣道部、卓球部、ソフトテニス部など、文化部では吹奏楽部、日本文化部(茶道・華道)、ライフデザイン部などがあります。 少人数ながらも、それぞれの部が目標に向かって熱心に活動しています。 
イベント 
体育祭 
「百花繚乱」などのテーマを掲げ、全校生徒が青嵐・紫雲の2つのグループに分かれて競い合います。 応援合戦や装飾にも力が入っており、生徒主体で作り上げる一大イベントです。 郷土芸能部による五神太鼓の演奏も体育祭を盛り上げます。 文化祭 
毎年11月頃に開催され、クラスや文化部による展示・発表、バザーなどが行われます。 森林環境科が育てた野菜やキノコ、加工品などの販売は毎年大人気で、行列ができるほどです。 地域の方々も多く訪れ、学校全体が活気に包まれます。 修学旅行 
例年、2年生が関西方面(京都・大阪など)へ3泊4日の旅行に出かけます。 クラスメイトとの絆を深める、高校生活の忘れられない思い出となるでしょう。 
上浮穴高等学校の進学実績 
国公立大学 
愛媛大学など、地元の国公立大学への進学者を輩出しています。先生方が親身になって個別指導を行ってくれるため、努力次第で目標を達成できる環境です。 私立大学 
松山大学をはじめ、県内や近県の私立大学への進学者が多い傾向にあります。指定校推薦枠も活用しながら、それぞれの希望に合った大学を目指します。 専門学校・就職 
特に森林環境科では、学んだ専門知識や技術を活かして、林業・農業関連の企業や公務員(林業職など)へ就職する生徒が多くいます。普通科からも、公務員や民間企業への就職実績があります。先生方が就職先の評判や労働条件まで丁寧に教えてくれるなど、手厚いサポートが受けられるようです。 
上浮穴高等学校の特長・アピールポイント 
豊かな自然環境を活かした学び 
四国山地の麓という立地を最大限に活かし、特に森林環境科では広大な自然そのものが教室です。座学だけでは得られない、実践的でスケールの大きな学びが体験できます。 先生との距離が近い、超少人数教育 
全校生徒約100名という規模だからこそ、先生方は生徒一人ひとりの顔と名前を覚え、個性や学習状況をしっかりと把握してくれます。 質問や相談がしやすく、きめ細やかな指導を受けられるのが最大の強みです。 地域全体で生徒を育てる温かい環境 
久万高原町唯一の高校として、地域から愛され、手厚いサポートを受けています。 地域のイベントへの参加や、地元企業と連携した探究活動「くまたん」など、学校の外に出て学ぶ機会が豊富に用意されています。 全国でも珍しい「森林環境科」での専門的な学び 
本格的に林業を学べる全国でも数少ない学科です。 育林、木材加工、園芸といった専門分野を深く探究でき、将来のスペシャリストを目指せます。 新しくて快適な学生寮「星天寮」 
県産木材をふんだんに使ったログハウス風の新しい寮が学校に隣接しています。 家具付きの個室でプライベートも確保されており、県内外の仲間たちと充実した共同生活を送ることができます。 
上浮穴高等学校の口コミ・評判のまとめ 
良い点 「先生方がとても親身で、勉強や進路の相談に熱心に乗ってくれる」という声が非常に多いです。 「生徒数が少ないので、みんな顔見知りでアットホームな雰囲気。いじめなども少ないと思う」といった人間関係の良さを挙げる意見が見られます。 「自然に囲まれた環境で、のびのびと学校生活が送れる」「森林環境科の実習が楽しい」など、環境や専門的な学びに関する満足度が高いようです。 「寮生活が楽しい。親元を離れて自立できるし、友達との絆が深まる」という寮生からのポジティブな口コミもあります。 
気になる点 「校則が少し厳しいと感じる」という声、特に頭髪に関する意見が見られます。 「施設の老朽化が気になる部分がある」という指摘もありますが、ドローンやレーザー加工機など新しい設備も導入されています。 「松山市内からのアクセスが少し不便」「学校周辺には遊ぶ場所が少ない」といった立地に関する意見があります。 「部活動の種類が少ないので、やりたい部活がない可能性がある」という声も一部で見られました。 
アクセス・通学 
主なアクセス方法 JR四国バス:「上浮穴高校前」バス停下車、徒歩約1分 松山市内中心部からは、バスで約1時間ほどの距離です。 
通学エリア 
地元の久万高原町の生徒はもちろん、隣接する松山市や東温市、砥部町などからバスを利用して通学している生徒もいます。また、学校に隣接して「星天寮」という町営の学生寮があるため、県内遠方や県外からの入学者もいます。 寮は学校まで徒歩3分と非常に便利です。 
上浮穴高等学校受験生へのワンポイントアドバイス 

