愛知県立城北つばさ高等学校は、名古屋市北区に位置する、一人ひとりのペースに合わせた学びを大切にする単位制の定時制高校です。2017年に開校した比較的新しい学校で、前身である愛知工業高等学校の伝統を受け継ぎつつ、新しい時代に合わせた教育を展開しています。中学校時代に様々な理由で十分に学校に通えなかった生徒や、自分の興味・関心をとことん追求したい生徒など、多様な背景を持つ仲間たちと共に、自分らしい高校生活を送ることができるのが、この城北つばさ高等学校の大きな魅力です。
愛知県立城北つばさ高等学校の基本情報
愛知県立城北つばさ高等学校の偏差値・難易度・併願校
愛知県立城北つばさ高等学校に設置されている学科・コース
昼間部:総合学科
5つの「系列」と呼ばれる科目群から、自分の興味や関心、将来の夢に合わせて授業を選択し、自分だけの時間割を作ることができます。 学問探究系列 : 国語や数学、理科、英語などを重点的に学び、大学進学など、より深く学問を追求したい生徒におすすめです。健康福祉系列 : 保育やスポーツに関する知識・技術を学び、人の心と体に寄り添い、支える仕事に就きたい生徒におすすめです。情報活用系列 : 情報システムやプログラミングの基礎を学び、デジタル社会の発展に貢献したい生徒におすすめです。家庭生活系列 : 服飾デザインや調理、栄養について学び、豊かな暮らしを創造する力を身につけたい生徒におすすめです。芸術創造系列 : イラストやデザイン、造形などを通して、自分らしさを表現する創造力を磨きたい生徒におすすめです。
夜間部:ものづくり科
前身である愛知工業高等学校の伝統を受け継ぐ学科で、機械、建築、電気など、ものづくりに関する幅広い知識と技術を基礎から学ぶことができます。 実習を重視したカリキュラムで、実践的なスキルを身につけ、将来、技術者や技能者として活躍したい生徒におすすめです。
愛知県立城北つばさ高等学校の特色・校風
校風キーワード : 自主自立、多様性の尊重、マイペース、アットホーム宿題の量 : 単位制のため、選択する科目によって異なりますが、自分のペースで学習を進められるよう配慮されているようです。校則 : 全日制高校と比較すると、校則は比較的緩やかであるとの声が見られます。服装は制服がありますが、頭髪などに関する規定は厳しくないようです。スマホの校内での使用についても、一定のルールのもとで認められている傾向があります。生徒たちの雰囲気 : 中学校時代に不登校を経験した生徒が約半数を占めることもあり、落ち着いた雰囲気の中で、お互いのペースを尊重し合える環境です。 いじめは基本的にないという口コミが多く、一人で静かに過ごしたい生徒も、気の合う仲間と交流したい生徒も、それぞれが安心して過ごせる居場所を見つけやすいようです。アルバイト : 定時制高校の特色として、アルバイトが推奨されており、レポート提出などを通じて単位として認められる制度もあります。 働きながら学ぶ生徒も多く、社会経験を積むことができるのも大きな特長です。制服の評判 : 制服はありますが、着こなしの自由度は比較的高く、生徒からは概ね好評のようです。スカートにネクタイの組み合わせはできないなど、一部決まりはあるようです。土曜授業 : 基本的に土曜授業はありません。
愛知県立城北つばさ高等学校の部活動・イベント
部活動
イベント
文化祭 : 毎年秋に開催され、各クラスや部活動が趣向を凝らした展示や発表を行います。日頃の学習活動や部活動の成果を披露する貴重な機会であり、生徒たちの創造性が光るイベントです。体育祭 : 文化祭と並ぶ大きなイベントで、クラス対抗で様々な競技に臨みます。学年やクラスの垣根を越えて団結し、一体感を味わうことができます。修学旅行 : 夜間部では沖縄への修学旅行が実施されるなど、思い出に残る行事が企画されています。
愛知県立城北つばさ高等学校の進学実績
大学進学 : 国公立大学や難関私立大学への進学実績もあります。自分のペースで学習を進めながら、上位の大学を目指す生徒もいます。進学希望者には、基礎力診断テストや大学入試に向けた模試の実施など、学習面での手厚いサポートが行われています。専門学校 : 看護、福祉、調理、美容、ITなど、様々な分野の専門学校へ進学する生徒が多いのも特徴です。総合学科での多様な学びを通して自分の興味・関心を見つけ、専門的な知識や技術を身につける道を選んでいます。就職 : 就職希望者に対しては、ハローワークと連携した通年の就職指導が行われています。 学内での職業体験や企業展、インターンシップなど、豊富なイベントを通して、社会人として必要な力を養います。 前身が工業高校であることから企業からの求人も多く、就職希望者のほぼ全員が県内企業を中心に内定を獲得しています。
愛知県立城北つばさ高等学校の特長・アピールポイント
県内初の昼間定時制「総合学科」 : 2023年度からスタートした新しい学科で、5つの系列から自分の興味に合わせて科目を選択できます。 まるで大学のように、自分だけのオリジナルな時間割を作ることが可能です。柔軟な学習スタイル(単位制) : 「午前中だけ授業を受けて、午後はアルバイトや趣味の時間に」「3年間で集中的に学んで卒業する」など、自分のライフスタイルに合わせて学習計画を立てられます。アルバイトも単位になる : 校外での就業体験(アルバイト)が、レポート提出などを通じて卒業に必要な単位として認められます。 働きながら学ぶ経験が、将来に役立つ大きな力になります。全国レベルで活躍するeスポーツ部 : 公立高校として全国で初めて設立されたeスポーツ部は、数々の大会で実績を上げています。 最新の設備で、仲間と共に好きなことに打ち込める環境です。手厚いサポート体制 : スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーが常駐しており、学習面だけでなく、学校生活全般の悩みや不安を気軽に相談できます。多様性を尊重する温かい校風 : 中学校時代に不登校を経験した生徒や、外国にルーツを持つ生徒など、様々な背景を持つ仲間が集まっています。 お互いの違いを認め合い、安心して過ごせる居場所があります。伝統ある「ものづくり」の学び(夜間部) : 夜間部の「ものづくり科」では、100年以上の歴史を持つ工業教育の伝統を継承し、本格的な設備で実践的な技術を学ぶことができます。
愛知県立城北つばさ高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 :「自分のペースで学校に通えるのが良い」という声が非常に多いです。単位制なので、無理なく学習を進められる点が評価されています。 「先生方が親身になって相談に乗ってくれる」といった、サポート体制の手厚さに関する口コミも目立ちます。 「いじめがなく、みんながお互いを尊重している雰囲気がある」ため、安心して学校生活を送れるという意見が多く見られます。 「アルバイトが単位になるので、働きながらでも卒業しやすい」という点は、多くの生徒にとって大きなメリットとなっているようです。 eスポーツ部をはじめ、ユニークな部活動が充実している点を魅力に感じる生徒も多いです。
気になる点 :定時制高校という特性上、「全日制高校のような活気ある雰囲気をイメージしていると少し違うかもしれない」という意見があります。落ち着いた環境を好む生徒に向いていると言えるでしょう。 最寄り駅から少し距離があるため、「アクセスが少し不便」と感じる声もあります。 ただし、バス停が学校の目の前にあるため、公共交通機関での通学は可能です。 校舎は比較的新しく綺麗ですが、一部の施設については「もう少し新しいと嬉しい」といった声も聞かれます。
アクセス・通学
最寄り駅からのアクセス :名古屋市営地下鉄名城線「黒川駅」から自転車で約10分 名古屋市営地下鉄鶴舞線「庄内通駅」から自転車で約6〜10分
バスでのアクセス :名古屋駅から市バス(名駅13号系統・中切町行き)に乗車し、「城北つばさ高校」バス停で下車すぐ。 栄から市バス(栄13号系統・安井町西行き)に乗車し、「城北つばさ高校」バス停で下車すぐ。
愛知県立城北つばさ高等学校受験生へのワンポイントアドバイス