東京都立拝島高等学校は、昭島市の豊かな自然に囲まれた、穏やかな環境の中にある学校です。 多摩川の支流が敷地内を流れる緑あふれるキャンパスで、生徒たちはのびのびと学校生活を送っています。 拝島高校の大きな特徴は、「進路指導重点主義」を掲げていることです。 これは、授業や部活動、学校行事といったすべての教育活動が、生徒一人ひとりの将来につながるという考え方に基づいています。
拝島高等学校の基本情報
拝島高等学校の偏差値・難易度・併願校
偏差値: 普通科の偏差値は43程度とされています。 これは、東京都内の高校の中では、比較的入学しやすいレベルに位置します。難易度のイメージ: 同じくらいの偏差値の高校としては、近隣の都立高校などが挙げられます。合格に必要な内申点の目安は、9科目に「2」がつかないオール3程度が目標となります。日々の授業に真面目に取り組み、提出物をきちんと出すことが大切です。主な併願校: 拝島高等学校を第一志望とする受験生の多くは、私立高校として、昭和第一学園高等学校、啓明学園高等学校、八王子実践高等学校、立川女子高等学校などを併願する傾向があるようです。
拝島高等学校に設置されている学科・コース
普通科 1年生では、芸術(音楽・美術・書道)の選択以外は全員が同じ科目を履修し、基礎学力の定着を目指します。 2年生からは文系・理系に分かれ、それぞれの進路希望に応じた学習を進めます。 中学校の復習から大学入試対策まで、生徒一人ひとりの学習レベルに合わせた「基礎ゼミ」や「発展ゼミ」が開講されており、自分のペースで学びたい生徒や、特定の分野を深く学びたい生徒におすすめです。
拝島高等学校の特色・校風
校風のキーワード: 落ち着いた雰囲気、面倒見が良い、基礎力重視宿題の量: 宿題の量は標準的ですが、毎日の学習習慣を身につけることを重視しているようです。校則: 校則は都立高校の中では厳しい方だとされています。 特に頭髪(染髪や過度な加工の禁止)や服装の着こなし、ピアスなどの装飾品については厳しく指導されるようです。 スマートフォンは、登下校中の使用は可能ですが、校内での使用は原則禁止されています。生徒たちの雰囲気: 真面目で落ち着いた生徒が多い印象です。緑豊かな環境で、穏やかな学校生活を送りたい生徒に向いていると言えるでしょう。アルバイト: アルバイトは原則として禁止されていますが、家庭の事情など、やむを得ない場合には許可されることもあるようです。制服の評判: 濃紺のブレザーに、男子はスラックス、女子はスカートまたはスラックスを着用します。 シンプルで落ち着いたデザインが特徴です。土曜授業: 土曜授業は基本的に実施されていません。
拝島高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部: 運動部では、硬式野球部、サッカー部、バスケットボール部、バドミントン部、硬式テニス部などが活発に活動しています。 最新の設備が整ったトレーニングルームも完備されています。文化部: 文化部では、吹奏楽部、軽音楽部、美術部、写真部などが人気です。 特に生物部は、校内の畑で野菜を栽培したり、高尾山でムササビ観察会を行ったりと、ユニークな活動をしています。 また、茶道部や箏曲部といった日本の伝統文化に触れられる部活動もあります。
イベント
清流祭(文化祭): 毎年9月に行われる文化祭は「清流祭」と呼ばれ、クラスや文化部による展示や発表で盛り上がります。 美術部の巨大な貼り絵は名物の一つです。体育祭: 6月に行われる体育祭は、クラス対抗で様々な競技に熱中し、学年の垣根を越えて応援に力が入るイベントです。修学旅行: 2年生の秋には沖縄へ修学旅行に行きます。 美しい自然や文化に触れ、仲間との絆を深める貴重な機会となっています。クロスカントリー大会: 冬には体力づくりの一環として、クロスカントリー大会が実施されます。
拝島高等学校の進学実績
進路の内訳: 近年の傾向として、卒業生の約半数が専門学校へ、約3割が4年制大学・短期大学へ進学し、約1〜2割が就職を選んでいます。主な進学先大学: 帝京大学、桜美林大学、杏林大学、明星大学、拓殖大学などへの進学実績があります。進学サポート: 通常の授業に加えて、中学校の学び直しに対応した「基礎ゼミ」や、大学入試や看護・医療系、公務員試験対策のための「発展ゼミ」などが用意されており、生徒一人ひとりの目標に合わせたサポートが充実しています。 特に、看護医療系の学校への進学を目指す生徒に向けた『看護医療ゼミ』が設置されているのが特徴です。
拝島高等学校の特長・アピールポイント
「進路指導重点主義」に基づくキャリア教育: 1年生から職業体験やインタビューなどを通じて将来を考え、3年間を通じて自分の進路をじっくりと見つけられるよう、手厚いサポート体制が整っています。緑豊かな学習環境: 多摩川の支流が校内を流れるなど、都立高校の中でも特に自然に恵まれた環境で、落ち着いて学校生活を送ることができます。きめ細やかな学習サポート: 少人数授業や習熟度別授業を取り入れているほか、「基礎ゼミ」や「発展ゼミ」など、生徒一人ひとりの学力や進路希望に応じた講習が充実しています。社会人基礎力の育成: 授業や行事、部活動など、すべての教育活動を通して、将来社会で活躍するために必要な「考え抜く力」や「チームワーク」などを育むことを重視しています。ユニークな部活動: 畑作業やムササビ観察を行う生物部や、日本の伝統文化を学べる箏曲部など、個性的な部活動があります。地域貢献活動への参加: すべての部活動が、地域のお祭りや清掃活動などに参加しており、社会とのつながりを大切にしています。充実した施設: 横田基地が近いことから防音構造の校舎となっており、全館冷暖房が完備されています。 トレーニングルームなどの施設も充実しています。
拝島高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点: 「先生方が親身になって進路相談に乗ってくれる」「面接練習などを熱心に指導してもらえた」といった、進路指導の手厚さを評価する声が多いようです。 「自然が多くて落ち着いた環境で過ごせる」「のんびりした校風が自分に合っている」など、穏やかな学校の雰囲気を魅力に感じる生徒もいます。 「中学校の勉強に自信がなかったけれど、基礎から教えてもらえたので安心だった」という意見もあり、学び直しをしたい生徒には良い環境のようです。
気になる点: 「校則が厳しいと感じる」「特にスマートフォンの使用制限や服装指導が厳しい」といった声が見られます。 自由な校風を求める生徒には合わないかもしれません。 「駅から少し歩くので、アクセスが不便に感じる」という意見もあります。 一部の口コミでは、先生や生徒との人間関係に悩んだという声も見られました。
アクセス・通学
JR青梅線・五日市線・八高線、西武拝島線「拝島駅」より 徒歩で約27分 バスで「拝島大師」まで約10分、下車後徒歩約3分 自転車で約10分(専用駐輪場あり)
JR青梅線「昭島駅」より 徒歩で約23分 自転車で約7分
JR中央線「立川駅」より バスで「拝島大師」まで約25分、下車後徒歩約3分
拝島高等学校受験生へのワンポイントアドバイス