岐阜県内で長い歴史と伝統を誇る斐太高等学校は、飛騨地域を代表する進学校として知られています。1886年の創立以来、「切磋琢磨」「確乎不抜」の校訓のもと、多くの優秀な人材を社会に送り出してきました。生徒の自主性を重んじる自由な校風の中で、勉学だけでなく、部活動や学校行事にも全力で打ち込める環境が整っています。
斐太高等学校の基本情報
斐太高等学校の偏差値・難易度・併願校
普通科:60
斐太高等学校に設置されている学科・コース
普通科:2年次から文系・理系のコースに分かれます。国公立大学や難関私立大学への進学を目指し、幅広い知識と応用力を身につけるためのカリキュラムが組まれています。主体的な学びを促す探究活動にも力を入れています。
斐太高等学校の特色・校風
宿題の量:小テストが頻繁に行われるため、日々の予習・復習は欠かせないようです。特に数学の進度が速いと感じる生徒もいるため、計画的な学習が求められます。 校則:比較的緩やかで、生徒の自主性を尊重する傾向があります。スマートフォンの持ち込みは許可されており、朝や昼休み、放課後に使用できます。髪型に関する厳しい規則も少ないようです。ただし、伝統行事である「白線流し」の際は、女子生徒は素足に白い靴下で参加するという慣例がありましたが、近年では生徒たちの声を受けて、黒タイツの着用が認められるなど、時代に合わせた見直しも行われています。 生徒たちの雰囲気:真面目に学習に取り組む生徒が多い一方で、行事や部活動では非常に盛り上がるなど、オンとオフの切り替えが上手な生徒が多いようです。 アルバイト:原則として禁止されています。 制服:男子は伝統的な詰襟の学生服、女子はセーラー服です。性別による指定はなく、女子が学生服を、男子がセーラー服を着用することも可能です。 土曜授業:基本的に土曜授業はありません。
斐太高等学校の部活動・イベント
運動部:硬式野球部、サッカー部、ハンドボール部、バスケットボール部などが県大会で活躍しています。近年、野球部は部員減少という課題を乗り越え、近隣の高校と連合チームを組んで大会に出場するなど、工夫を重ねながら活動を続けています。 文化部:吹奏楽部や書道部、美術部などがコンクールで優秀な成績を収めています。また、自然科学部は科学班と天文班に分かれて活動しており、兼部も可能なため、自分の興味に合わせて活動しやすい環境です。
蜻蛉祭(文化祭):1・2年生は教室での展示、3年生はクラス劇を行うのが伝統です。文化部の発表や軽音楽部のライブ、吹奏楽部のステージなども大変盛り上がります。 体育祭:赤・青・黄の3つの団に分かれて競い合います。応援合戦は特に見応えがあり、夏休みから練習を重ねるなど、生徒たちの熱意が感じられます。 白線流し:80年以上の歴史を持つ、卒業式の後に行われる伝統行事です。卒業生が男子生徒の制帽の白線と女子生徒のセーラー服のスカーフを結び合わせ、一本の長い線にして学校横を流れる大八賀川に流します。変わらない友情を誓い合い、お世話になった校舎に別れを告げる感動的な行事で、斐太高校の象徴とも言えます。
斐太高等学校の進学実績
国公立大学:東京大学1名、旧帝国大学(北海道大学など)に11名、その他国公立大学に85名など、多くの生徒が合格しています。 難関私立大学:早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学、ICUに合計17名、GMARCHに47名、関関同立に60名が合格しています。
斐太高等学校の特長・アピールポイント
80年以上続く伝統行事「白線流し」:卒業生の門出を祝い、友情を誓う感動的な行事は、一生の思い出になります。 生徒の自主性を重んじる自由な校風:校則が比較的緩やかで、生徒会活動が活発なため、自分たちで学校生活を創り上げていくことができます。 地域と連携した探究学習:2年生で行う「地域活性化プログラム」では、飛騨高山という地域をフィールドに、課題発見・解決に取り組む探究活動を行います。グローバルな視点とローカルな視点を養う貴重な機会です。 文武両道を実現できる環境:9割以上の生徒が部活動に加入し、勉強と両立しながら充実した高校生活を送っています。 歴史と伝統に育まれた校風:1886年創立という県内有数の歴史を持ち、校歌や校章(蜻蛉章)など、受け継がれてきた伝統が学校への誇りを育んでいます。 充実した進路サポート:国公立大学や難関私立大学への高い進学実績を支える、手厚い補習や個別指導が魅力です。 アニメ『氷菓』のモデル校:人気アニメ『氷菓』(原作:古典部シリーズ)に登場する高校のモデルとなっており、ファンの間でも知られています。
斐太高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点: 「勉強も部活も行事も、すべてに全力で取り組める最高の学校です。」 「白線流しなどの伝統行事を通して、クラスや学年の絆が深まります。」 「先生方が熱心で、質問にも丁寧に対応してくれるので、安心して勉強に集中できます。」 「自由な校風なので、自分のやりたいことを見つけて挑戦できる環境です。」 「個性豊かな友人に恵まれ、充実した3年間を過ごせました。」
気になる点: 「駅から少し距離があるため、通学が少し大変かもしれません。」 「進学校なので、授業の進度が速く、日々の予習・復習が欠かせません。」 「校舎が少し古いと感じる部分があります。」 「冬は非常に寒く、雪も多いため、防寒対策が必須です。」
アクセス・通学
最寄り駅:JR高山駅から徒歩で約30分、自転車で約15〜20分。 バス:のらマイカー北線「斐太高校前」バス停下車、徒歩約2分。
斐太高等学校受験生へのワンポイントアドバイス