新潟青陵高等学校は、新潟市中央区にキャンパスを構える、120年以上の長い歴史と伝統を誇る私立高校です。「至誠(まごころ)」を建学の精神に掲げ、生徒一人ひとりに寄り添った面倒見の良い教育を実践しています。これから高校選びを始める中学生と保護者の皆さんにとって、新潟青陵高等学校がどのような学校なのか、その魅力や特色が具体的にイメージできるよう、詳しくご紹介していきます。

高校生活は、勉強はもちろん、部活動や学校行事など、たくさんの経験を通して大きく成長できる大切な3年間です。自分に合った学校を選ぶことは、充実した高校生活を送るための第一歩と言えるでしょう。新潟青陵高等学校には、生徒の多様な進路希望に応えるためのコース設定や、個性を伸ばすための様々な教育プログラムが用意されています。

この記事では、偏差値や進学実績といった学習面だけでなく、学校生活を彩る部活動やイベント、気になる校則や制服の評判まで、幅広く掘り下げていきます。在校生や卒業生のリアルな声も交えながら、新潟青陵高等学校の「今」を分かりやすくお伝えしますので、ぜひ最後まで読んで、あなたの高校選びの参考にしてください。

新潟青陵高等学校の基本情報

項目 内容
正式名称 新潟青陵高等学校
公立/私立の別 私立
共学/男子校/女子校の別 共学
所在地 〒951-8121 新潟県新潟市中央区水道町1-5932
代表電話番号 025-266-8131
公式サイト https://www.seiryo-high.ed.jp/

新潟青陵高等学校の偏差値・難易度・併願校

新潟青陵高等学校の偏差値は、コースによって異なりますが、おおむね41から45程度とされています。これは新潟県内の私立高校の中では、中堅レベルに位置します。自分の学力に合ったコースを選べるのが、新潟青陵高等学校の魅力の一つです。

  • 特進コース:45

  • 高大一貫コース:41

  • 普通コース:41

同じくらいの偏差値の高校としては、新潟西高校や東京学館新潟高校などが挙げられます。合格に必要な内申点の目安としては、中学校の成績が5段階評価で平均3前後が一つの基準となりそうですが、専願や併願、受験するコースによっても変わってくるため、学校説明会などで最新の情報を確認することをおすすめします。

主な併願校としては、同じ新潟市内の私立高校である東京学館新潟高校などがよく選ばれる傾向にあります。公立高校との併願も多く、新潟西高校などを受験する生徒が併願先として選ぶケースが見られます。

新潟青陵高等学校に設置されている学科・コース

新潟青陵高等学校には、生徒一人ひとりの進路目標や興味関心に合わせて選べる、特色ある3つのコースが設置されています。それぞれのコースで、自分の夢を実現するための最適な学びが提供されています。

  • 特進コース

    国公立大学や難関私立大学への進学を目指すコースです。少人数制の授業や充実した進学講習、勉強合宿などを通して、高い学力を養成します。仲間と切磋琢磨しながら、目標に向かって集中して学習したい生徒におすすめです。

  • 高大一貫コース

    系列の新潟青陵大学・短期大学部への進学を視野に入れたコースです。高校と大学が連携した教育プログラムが特徴で、大学の授業を先取りして体験することもできます。医療や福祉、教育分野に興味があり、専門的な知識を深めたい生徒に適しています。

  • 普通コース

    幅広い進路に対応できるカリキュラムが組まれており、大学・短大・専門学校への進学から就職まで、多様な夢をサポートします。基礎学力の定着を重視し、英検や漢検などの資格取得にも力を入れています。自分の可能性を広げながら、じっくりと将来の目標を見つけたい生徒にぴったりのコースです。

新潟青陵高等学校の特色・校風

新潟青陵高等学校は、「至誠(まごころ)」を校訓に掲げ、生徒一人ひとりに寄り添う面倒見の良さが評判の学校です。全体的に落ち着いた雰囲気があり、先生と生徒の距離が近いアットホームな校風と言えるでしょう。

  • 宿題の量:コースによって差はありますが、特に特進コースでは進学に向けてしっかりとした量の課題が出されることがあるようです。日々の予習・復習を大切にする学習習慣が身につくという声もあります。

  • 校則:校則は、他の私立高校と比較すると標準的か、やや厳しいと感じる生徒もいるようです。特に身だしなみに関する指導は丁寧に行われる傾向があり、頭髪、ピアス、化粧、スカート丈などは厳しくチェックされることが多いとの口コミが見られます。スマートフォンの校内での使用は原則禁止で、使用が見つかった場合は一時的に預かるなどの指導があるようです。

  • 生徒たちの雰囲気:真面目で落ち着いた生徒が多い印象ですが、体育祭や文化祭などの行事では大いに盛り上がるなど、メリハリのある学校生活を送っています。

  • アルバイト:原則として禁止されていますが、家庭の事情など特別な理由がある場合は、許可制で認められることがあるようです。

  • 制服の評判:2020年度にリニューアルされた制服は、生徒から非常に人気が高いです。スコットランドの専門メーカーがデザインした、世界に一つだけのタータンチェック柄が特徴で、女子はスラックスも選択できます。バリエーションも豊富で、自分らしい着こなしを楽しめる点が好評です。

  • 土曜授業:土曜授業は基本的にありませんが、進学講習や模試などが実施されることがあります。

新潟青陵高等学校の部活動・イベント

部活動

新潟青陵高等学校では、多くの生徒が部活動に参加し、文武両道を目指して活発に活動しています。運動部、文化部ともに種類が豊富で、自分の興味や目標に合わせて選ぶことができます。

特に、男子バスケットボール部は県内でも強豪として知られ、常に上位の成績を収めています。また、ダンス部も全国大会に出場するなど、高いレベルでの活躍が目立ちます。文化部では、ボランティア部が地域の清掃活動や各種イベントに積極的に参加しており、社会貢献活動に力を入れているのが特徴です。

イベント

新潟青陵高等学校の学校生活は、多彩なイベントで彩られています。生徒たちが主体となって企画・運営に関わる行事も多く、クラスや学年の団結力を高める貴重な機会となっています。

  • 体育祭

    毎年6月にデンカビッグスワンスタジアムやHARD OFF ECOスタジアム新潟といった大きな会場を借りて盛大に開催されます。全校生徒が連合に分かれ、競技だけでなく、応援合戦、衣装、パネルの各部門で総合優勝を目指して競い合います。1ヶ月以上かけて準備する応援合戦は圧巻で、生徒たちの熱気と感動に包まれます。

  • 青松祭(文化祭)

    毎年秋に開催される文化祭は「青松祭(せいしょうさい)」と呼ばれ、多くの来場者で賑わいます。クラスごとの展示や模擬店、文化部によるステージ発表など、多彩な催し物が行われます。生徒たちの創造性や協調性が発揮される、学校全体が一体となるイベントです。

  • 修学旅行

    2年生の冬に実施され、近年では沖縄や関西方面(広島・神戸・大阪など)を訪れています。沖縄では平和学習や民泊体験、関西では企業訪問やユニバーサル・スタジオ・ジャパンでの自主研修など、訪問先の特色を活かした充実したプログラムが組まれています。

新潟青陵高等学校の進学実績

新潟青陵高等学校は、生徒一人ひとりの進路希望に合わせた手厚いサポート体制が整っており、多様な進路実績を誇っています。特に、系列の新潟青陵大学・短期大学部への進学者が多いのが特徴です。

  • 国公立大学

    新潟大学、長岡技術科学大学、新潟県立大学など、地元の国公立大学を中心に合格者を出しています。特進コースを中心に、最後まで粘り強く指導する体制が実績につながっています。

  • 難関私立大学

    青山学院大学をはじめ、GMARCHレベルの大学にも合格実績があります。また、県内外の幅広い私立大学へ進学しており、神奈川大学、国士舘大学、大東文化大学、東北学院大学などへの進学者も多数います。

  • その他

    系列の新潟青陵大学・短期大学部へは、毎年多くの生徒が進学しています。特に短期大学部への進学者は30名を超える年もあります。その他、新潟医療福祉大学や新潟国際情報大学といった県内私立大学や、各種専門学校への進学、そして就職と、生徒の希望に応じた多様な進路を実現しています。

進学実績を支える取り組みとして、放課後や長期休暇中に開かれる進学講習や、特進コースを対象とした勉強合宿などがあります。また、キャリアサポートセンターでは、豊富な進路資料を自由に閲覧できるほか、教員に気軽に相談できる環境が整っています。

新潟青陵高等学校の特長・アピールポイント

新潟青陵高等学校には、他の高校にはない独自の魅力がたくさんあります。ここでは、特に注目したい特長やアピールポイントをいくつかご紹介します。

  • 面倒見の良い教育体制

    「至誠」の精神に基づき、教職員が生徒一人ひとりに根気強く寄り添い、個々の成長をサポートする校風が根付いています。定期的な個人面談などを通して、学習面だけでなく学校生活全般の悩みにも親身に対応してくれます。

  • 世界に一つのオリジナル制服

    2020年に創立120周年を記念してリニューアルされた制服は、スコットランドの老舗メーカーが手がけたオリジナルのタータンチェック柄で、生徒からの人気が非常に高いです。夏服や冬服、ベスト、女子用スラックスなどバリエーションも豊富で、毎日の学校生活の楽しみの一つになっています。

  • 充実した施設・設備

    約5万冊の蔵書を誇る図書室や、バスケットボールコート2面分の広さを持つ体育館、全天候型の人工芝グラウンドなど、学習や部活動に打ち込める環境が整っています。校内のWi-Fi環境も整備されており、ICT教育にも対応しています。

  • 新潟青陵大学・短大との高大連携

    系列大学との連携により、高校にいながら大学レベルの学びに触れる機会が豊富にあります。大学の授業への参加や、大学教員による出張講義などを通して、早い段階から専門分野への興味・関心を深めることができます。

  • 活発なボランティア活動

    生徒会が中心となり、地域の海岸清掃や緑の募金活動などに積極的に参加しています。様々なボランティア活動を通して、社会に貢献する意識や人間性を高めることを重視しています。

  • 学び直しをサポートする授業

    1年生の英語と数学の授業では、中学校の学習内容を復習する「学び直し」の時間を取り入れたり、少人数授業を実施したりしています。これにより、高校での学習にスムーズに移行でき、基礎学力を確実に身につけることができます。

新潟青陵高等学校の口コミ・評判のまとめ

新潟青陵高等学校についての口コミは、様々な視点からの意見が見られます。ここでは、在校生や卒業生から寄せられたポジティブな声と、少し気になる点を公平にご紹介します。

  • 良い点

    • 「先生方が親身になって相談に乗ってくれる」「面倒見が良い」といった、教員のサポート体制を評価する声が非常に多いです。

    • 「制服が可愛い、かっこいい」という意見は、特にリニューアル後の制服に対して多く寄せられており、学校選びの決め手の一つになっているようです。

    • 「体育祭や文化祭などの行事がとても盛り上がる」「クラスの団結力が深まる」など、学校行事の充実度を評価する声も目立ちます。

    • 「いじめが少ない」「落ち着いた雰囲気で過ごしやすい」といった、学校生活の送りやすさに関するポジティブな口コミも見られます。

  • 気になる点

    • 「校則が厳しい」と感じる生徒が一定数いるようです。特に、頭髪や服装、スマートフォンの使用に関するルールについて、もう少し自由度が欲しいという意見が見られます。

    • 「施設が少し古い」という声も一部で見られますが、人工芝グラウンドの新設など、改修も進められています。

    • 「駅から少し歩く」というアクセス面での指摘もありますが、スクールバスが複数のルートで運行されており、遠方からの通学も可能です。

アクセス・通学

新潟青陵高等学校へのアクセスは、公共交通機関やスクールバスを利用するのが便利です。

  • 電車を利用する場合

    • JR越後線「白山駅」で下車し、徒歩で約12分です。

  • バスを利用する場合

    • JR「新潟駅」から新潟交通の西循環線バスに乗車し、「水道町1丁目」バス停で下車、徒歩1分です。

  • スクールバス

    白根・黒埼方面、松浜・下山方面、横越・大江山方面、小須戸・新津方面など、複数のコースでスクールバスが運行されています。自宅近くから座って通学できるため、新潟市内だけでなく、幅広いエリアの生徒が利用しています。

通学している生徒は、新潟市中央区、西区、東区などの近隣エリアが中心ですが、スクールバスのルートが充実しているため、江南区、秋葉区、南区など、より広範囲から通う生徒も多いようです。

新潟青陵高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

新潟青陵高等学校を目指す皆さん、こんにちは!進学アドバイザーとして、皆さんの挑戦を心から応援しています。新潟青陵高等学校は、「まごころ」を大切にする温かい校風の中で、自分のペースでじっくりと成長したいと考えている人に特におすすめの学校です。先生方のサポートが手厚いので、勉強に不安がある人でも安心して高校生活をスタートできますよ。

受験勉強においては、まず中学校の基礎を固めることが何よりも大切です。特に英語と数学では、入学後に「学び直し」の機会があるとはいえ、今のうちから苦手分野を一つひとつ克服しておくことで、高校での学習がぐっと楽になります。過去の入試問題を解いて、出題傾向に慣れておくことも有効です。

新潟青陵高等学校は、勉強だけでなく、人としての成長を大切にしてくれる学校です。面接試験では、高校で何を頑張りたいか、将来どんなことに挑戦したいか、自分の言葉でしっかりと伝えられるように準備しておきましょう。皆さんの熱意と個性を、先生方はきっと見てくれます。夢に向かって頑張る皆さんを、新潟青陵高等学校は温かく迎えてくれるはずです。頑張ってください!

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。