杉森高等学校は、福岡県柳川市にキャンパスを構え、1895年の創立から130年以上の歴史と伝統を誇る私立高校です。「“手に職”をキーワードに」を掲げ、社会で即戦力となる専門的な知識と技術を学べるのが、杉森高等学校の大きな魅力です。 看護、福祉、食物、ファッションといった、将来に直結する専門分野に特化した4つの学科と2つのコースが設置されており、夢に向かって突き進む生徒一人ひとりを力強くサポートしています。
杉森高等学校の基本情報
杉森高等学校の偏差値・難易度・併願校
看護科・看護専攻科:48 普通科 医療総合コース:45 食物科:42 普通科 ファッションコース:40 福祉科:40
杉森高等学校に設置されている学科・コース
食物科 どんなことを学ぶ場所か:調理技術はもちろん、食の歴史や文化、栄養学まで幅広く学び、食のスペシャリストを目指します。 どんな生徒におすすめか:料理が好きで、将来は調理師やパティシエ、栄養士など食に関わる仕事に就きたい人。
看護科・看護専攻科(5年一貫) どんなことを学ぶ場所か:高校3年間に加え、専攻科2年間で看護師国家試験の合格を目指し、医療現場で活躍できる知識と技術を学びます。 どんな生徒におすすめか:人の役に立ちたいという強い気持ちがあり、看護師という専門職に早くから就きたい人。
福祉科 どんなことを学ぶ場所か:高齢者や障がいのある方々を支える介護福祉士を目指し、専門的な知識と実践的な介護技術を学びます。 どんな生徒におすすめか:思いやりの心を持ち、福祉の分野で社会に貢献したいと考えている人。
普通科 ファッションコース どんなことを学ぶ場所か:デザインの基礎から服飾造形、色彩感覚までを学び、ファッション業界で活躍できるセンスと技術を磨きます。 どんな生徒におすすめか:おしゃれが好きで、デザイナーやパタンナーなど、ファッションの世界で自分の個性を表現したい人。
普通科 医療総合コース どんなことを学ぶ場所か:医療系の大学や専門学校への進学を目指し、理数系科目を中心に基礎学力を高め、医療人としての心構えも学びます。 どんな生徒におすすめか:看護師以外の医療職(理学療法士、作業療法士など)を目指しており、進学に必要な学力を身につけたい人。
杉森高等学校の特色・校風
宿題の量:専門的な実習や課題が多く、特に看護科では課題が多いと感じる生徒もいるようですが、計画的に取り組むことで十分に両立可能です。 校則:他の高校と比較すると、校則はやや厳しいという声が見られます。特に、頭髪や服装に関する指導は定期的に行われるようです。スマートフォンの使用については、校内でのルールが定められています。 生徒たちの雰囲気:専門分野を学ぶという共通の目的意識があるため、真面目で落ち着いた生徒が多いようです。クラスメイトとは実習などを通して自然と協力し合う場面が多く、強い連帯感が生まれる傾向があります。 アルバイト:アルバイトは原則として許可制となっている場合が多いようです。学業との両立を前提に、長期休暇中などに許可されるケースがあります。 制服の評判:制服は、伝統を踏襲しつつもデザイン性と機能性を両立させており、生徒からの評判は良いようです。 胸元のエンブレムが特徴的で、女子はスラックススタイルも選択できます。 土曜授業:土曜授業の有無については、学科やコース、時期によって異なるため、学校説明会などで確認することをおすすめします。
杉森高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部:特にソフトボール部は全国大会への出場経験もある強豪として知られています。 陸上部や剣道部も県大会で上位入賞するなど、活発に活動しています。 その他、バレーボール部、バスケットボール部、バドミントン部などがあります。 文化部:新聞部は全国高等学校総合文化祭に7年連続で出場するなど、輝かしい実績を誇ります。 ダンス部や書道部も地域のイベントに参加するなど、積極的に活動しています。 調理部やクローズデザイン同好会など、専門学科の特色を生かした部活動も人気です。
イベント
文化祭(杉森祭):隔年で開催される文化祭は、各クラスや文化部が日頃の学習や活動の成果を発表する最大のイベントです。 特に食物科の生徒が作る料理や、ファッションデザイン科のファッションショーは毎年大きな注目を集めます。 体育祭:学年や学科を越えてチームを編成し、様々な競技で競い合います。仲間と力を合わせて勝利を目指す中で、クラスの団結力が高まります。 修学旅行:看護科の生徒は東京や横浜方面へ、他の学科は大阪方面へ行くなど、学科によって行き先が異なる場合があります。 仲間との共同生活を通して、忘れられない思い出を作ることができます。 戴帽式(看護科):看護科の3年生が、本格的な臨地実習に臨む前に行われる厳粛な式典です。 看護師を目指す者としての自覚と誇りを胸に、新たな一歩を踏み出します。
杉森高等学校の進学実績
大学進学:九州栄養福祉大学、西九州大学、久留米大学、聖マリア学院大学、九州看護福祉大学など、学んだ専門分野に関連する大学への進学者が多いのが特徴です。 専門学校進学:中村調理製菓専門学校、平岡調理・製菓専門学校、柳川リハビリテーション学院、久留米医師会看護専門学校、香蘭ファッションデザイン専門学校など、各分野で高い実績を誇る専門学校へ多数進学しています。 就職:高校で身につけた専門知識と技術、そして取得した資格を武器に、即戦力として多くの卒業生が社会で活躍しています。
杉森高等学校の特長・アピールポイント
将来に直結する専門教育:看護、福祉、食物、ファッションという、社会で常に必要とされる分野のスペシャリストを育成するカリキュラムが最大の特長です。 5年一貫の看護師養成課程:高校入学から最短5年で看護師国家試験の受験資格を得られる「看護科・看護専攻科」を設置しています。 高い国家試験合格率:福祉科の介護福祉士、看護科の看護師など、国家資格の取得に向けた手厚いサポート体制が整っており、高い合格率を誇ります。 充実した実習施設・設備:各学科の専門的な学びに必要な最新の施設・設備が整っており、実践的なスキルを身につけることができます。 地域と連携した実践的な学び:地域のイベントへの参加や施設での実習などを通して、社会とのつながりを意識しながら学ぶ機会が豊富にあります。 きめ細やかな進路指導:生徒一人ひとりの夢の実現に向けて、経験豊富な教員が親身になって進路相談に応じてくれます。 多彩なエリアからのスクールバス:八女市、筑後市、大牟田市、佐賀市など、広範囲にスクールバスが運行されており、遠方からの通学もサポートしています。
杉森高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点: 「専門的な知識や技術が身につき、将来の夢が明確になった」という声が非常に多いです。 「同じ目標を持つ友達と出会え、励まし合いながら頑張れる環境が良い」といった、人間関係の良さを挙げる声も目立ちます。 「先生方が熱心で、分かるまで丁寧に指導してくれる」「実習が多く、実践的な力が身につく」など、教育内容への満足度も高いようです。 「制服が可愛い、かっこいい」という意見も多く見られます。
気になる点: 「校則が少し厳しいと感じることがある」という声が一部で見られます。特に頭髪や服装に関する指導について言及する口コミがあります。 「専門科目は楽しいが、普通科目が少し物足りなく感じることがある」という意見もあります。 「駅から少し距離がある」という点が挙げられていますが、多くの生徒はバスや自転車を利用しているようです。
アクセス・通学
最寄り駅からのアクセス: 西鉄天神大牟田線「西鉄柳川駅」からバスで約10分、「布橋」または「学園前」バス停下車。 西鉄柳川駅からは徒歩で約25〜30分です。
スクールバス: 八女、広川、佐賀、大川、城島、大牟田、久留米など、様々なエリアへスクールバスが運行されています。 遠方から通学する生徒にとって、非常に便利な交通手段となっています。
通学エリア: 所在地の柳川市はもちろん、近隣の大川市、みやま市、筑後市、大木町などから通う生徒が多いです。また、スクールバスを利用して、久留米市や佐賀県から通学している生徒もいます。
杉森高等学校受験生へのワンポイントアドバイス