東京都立小川高等学校は、町田市にある緑豊かな落ち着いた環境のなかで、充実した高校生活を送りたいと考えている受験生にぴったりの学校です。「小川から大海へ」というキャッチフレーズを掲げ、生徒一人ひとりが持つ無限の可能性を最大限に引き出す教育を実践しています。勉強はもちろん、部活動や学校行事にも全力で取り組める環境が、ここ東京都立小川高等学校にはあります。

この学校の魅力は、何と言っても生徒と先生の距離が近いアットホームな雰囲気でしょう。授業で分からないことがあればすぐに質問できる環境や、進路について親身に相談に乗ってくれる先生方の手厚いサポートは、多くの生徒から支持されています。体育祭や文化祭といった行事も生徒主体で運営され、学校全体が一体となって盛り上がります。

この記事では、そんな東京都立小川高等学校について、偏差値や難易度、気になる校風や口コミ、そして部活動や進学実績に至るまで、受験生と保護者の皆さんが本当に知りたい情報を詳しく、そして分かりやすく解説していきます。あなたの高校選びの参考に、ぜひ最後まで読み進めてみてください。

東京都立小川高等学校の基本情報

項目 内容
正式名称 東京都立小川高等学校
公立/私立の別 公立
共学/男子校/女子校の別 男女共学
所在地 〒194-0003 東京都町田市小川二丁目1002番地1
代表電話番号 042-796-9301
公式サイト http://www.ogawa-h.metro.tokyo.jp/

東京都立小川高等学校の偏差値・難易度・併願校

東京都立小川高等学校の偏差値は50前後とされています。これは東京都内の公立高校の中では中堅レベルに位置します。同じくらいの偏差値の高校としては、片倉高等学校、杉並総合高等学校、田無高等学校などが挙げられます。

合格に必要な内申点の目安としては、換算内申で40点台前半がひとつの基準となるようです。もちろん、当日の学力検査の点数との兼ね合いになりますが、日々の授業に真面目に取り組み、定期テストでしっかり点数を取ることが合格への近道と言えるでしょう。

東京都立小川高等学校を受験する生徒の多くは、私立高校を併願します。主な併願校としては、八王子実践高等学校、駒場学園高等学校、麻布大学附属高等学校、佼成学園女子高等学校などが挙げられることが多いようです。

東京都立小川高等学校に設置されている学科・コース

東京都立小川高等学校に設置されているのは「普通科」のみです。その中で、生徒一人ひとりの興味や関心、そして3年後の進路希望に合わせて、きめ細やかな学習指導が行われています。

  • 普通科 – 1年生では芸術科目を除き全員が同じ科目を履修し、国語・数学・英語といった主要教科の基礎学力を固めます。2年生からは選択科目が増え、少しずつ自分の進路を意識した学習が始まります。3年生になると、必修科目は最小限となり、多くの授業が自由選択科目となるため、大学受験に必要な科目を集中的に学んだり、自分の興味関心を深めたりと、個々の目標に合わせた時間割を組むことができます。

東京都立小川高等学校の特色・校風

東京都立小川高等学校の校風は、「落ち着いた雰囲気」「文武両道」「生徒主体」といったキーワードで表現できます。緑に囲まれた静かな環境で、生徒たちは真面目に学習に取り組む一方、部活動や行事にも積極的に参加しています。

  • 宿題の量:量は標準的という声が多いようですが、日々の予習・復習は欠かせません。

  • 校則:他の都立高校と比較すると、標準的かやや厳しめと感じる生徒もいるようです。頭髪の染色や脱色は禁止されています。スマートフォンは校内での使用ルールが定められており、授業中の使用は当然禁止です。

  • 生徒たちの雰囲気:素直で優しい生徒が多く、全体的に落ち着いた雰囲気です。いじめも少ないという口コミが多く見られます。

  • アルバイト:原則として禁止されていませんが、学業との両立が前提です。実際に多くの生徒がアルバイトをしているようです。

  • 制服の評判:紺色のブレザーで、男子はネクタイ、女子はリボンまたはネクタイを着用します。落ち着いたデザインで、着こなしやすいと評判は悪くないようです。

  • 土曜授業:意欲のある生徒を対象とした「土曜フロンティア」などが実施されることがあります。

東京都立小川高等学校の部活動・イベント

部活動

東京都立小川高等学校は部活動が非常に盛んで、多くの生徒が加入し、活気にあふれています。運動部、文化部ともに種類が豊富で、自分の興味に合った部活動を見つけやすい環境です。

  • 運動部:女子バレーボール部、陸上部、卓球部、バドミントン部などが、各大会で活躍しています。硬式野球部やサッカー部、ダンス部なども人気です。

  • 文化部:特に関東グランプリ大会への出場経験もある軽音楽部は有名です。そのほか、吹奏楽部、美術部、ボランティア部、茶道部、天文地学部など、多彩な部が活動しています。

イベント

生徒が主体となって作り上げる学校行事は、小川高校の大きな魅力の一つです。クラスや部活動の仲間との絆が深まる、かけがえのない思い出となるでしょう。

  • 体育祭:応援団やチアガールのダンスパフォーマンスは特に盛り上がり、学年を超えて一体感が生まれます。

  • 文化祭(小川祭):各クラスや文化部が趣向を凝らした企画を発表し、校内は一年で最も活気づきます。飲食の出店やステージ発表など、見どころが満載です。

  • 合唱祭:クラス一丸となって練習を重ね、美しいハーモニーを競い合います。

  • 修学旅行:2年次に実施され、沖縄などを訪れます。

東京都立小川高等学校の進学実績

東京都立小川高等学校は、生徒一人ひとりの進路希望に合わせた手厚いサポート体制が整っており、多様な進路実績を誇っています。4年制大学への進学者が最も多いですが、専門学校や就職など、幅広い分野で卒業生が活躍しています。

  • 国公立大学:都留文科大学などへの合格実績があります。

  • 難関私立大学:GMARCH(学習院、明治、青山学院、立教、中央、法政)や早慶上理ICUといった大学への合格実績があります。

  • その他:日本大学、東海大学、桜美林大学、帝京大学、神奈川大学、専修大学、駒澤大学、東洋大学など、多くの生徒が首都圏の大学に進学しています。

進学実績を支える取り組みとして、数学や英語での習熟度別少人数授業や、放課後の受験対策講座、夏休みの「サマーセミナー」などが開講されています。1年生の段階から計画的なキャリア教育が行われ、大学見学なども実施されています。

東京都立小川高等学校の特長・アピールポイント

東京都立小川高等学校には、他の高校にはない独自の魅力がたくさんあります。

  • 「小川から大海へ」を体現する教育:生徒一人ひとりの成長を大切にし、社会で活躍できる力を育むという強い意志が感じられます。

  • 手厚い進路指導とキャリア教育:1年生からの計画的なガイダンスや大学見学などを通じて、早い段階から将来を考える機会が豊富にあります。

  • 生徒と先生の距離が近いアットホームな校風:職員室前のホールに自習机が設置されるなど、気軽に質問や相談ができる環境が整っています。

  • 生徒主体で盛り上がる活気ある学校行事:体育祭、文化祭、合唱祭は三大行事と呼ばれ、生徒が中心となって企画・運営します。

  • 習熟度別授業や豊富な講習:英語や数学では習熟度別の少人数授業が行われ、放課後や夏休みには目的に合わせた講習が開講されるなど、学習サポートが充実しています。

  • 落ち着いた学習環境:東京都最南端の緑豊かな環境にあり、静かな雰囲気の中で学習に集中できます。

  • 地域との連携:「地域探究推進事業アソシエイト」に指定されており、地域社会と連携した学びの機会もあります。

東京都立小川高等学校の口コミ・評判のまとめ

在校生や卒業生からは、様々な声が寄せられています。学校選びの参考として、良い点と気になる点の両方を見てみましょう。

  • 良い点:

    • 「先生方が親身で、進路相談に熱心に乗ってくれる」という声が非常に多いです。

    • 「体育祭や文化祭などの行事が本当に楽しく、クラスの団結力が強まる」といった意見も目立ちます。

    • 「落ち着いた環境で、真面目に勉強したい人には合っている」という評判です。

    • 「部活動が盛んで、高校生活を思い切り楽しみたい人におすすめ」という口コミもあります。

  • 気になる点:

    • 「校則が少し厳しいと感じることがある」という意見が見られます(特に髪型など)。

    • 「丘の上にあるため、自転車通学は坂道が少し大変」という声もあります。

    • 「施設が全体的に少し古い」と感じる生徒もいるようです。

アクセス・通学

東京都立小川高等学校へのアクセスは以下の通りです。

  • JR横浜線「成瀬駅」南口から徒歩約5〜7分

  • 東急田園都市線「つくし野駅」から徒歩約18〜21分

駅からのアクセスが良く、町田市内はもちろん、横浜市や川崎市方面からも通学しやすい立地です。多くの生徒が電車や自転車を利用して通学しています。

東京都立小川高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

東京都立小川高等学校は、「落ち着いた環境で、勉強にも学校行事にも一生懸命取り組みたい」と考えているあなたに、まさにおすすめの学校です。先生方のサポートが手厚く、生徒の自主性を尊重してくれる校風なので、3年間で大きく成長できるはずです。特に、将来の夢や目標がまだ明確でない人も、東京都立小川高等学校の充実したキャリア教育を通して、自分の進むべき道を見つけられるかもしれません。

受験勉強においては、まずは中学校の基礎・基本を徹底的に固めることが大切です。特に英語と数学では習熟度別授業が行われるため、入学後を見据えて苦手分野をなくしておくことが重要になります。また、内申点も合否の重要な要素となるため、日々の授業態度や提出物、定期テストにも真剣に取り組みましょう。小川高校で充実した3年間を送ることを目標に、頑張ってください!

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。