東北文教大学山形城北高等学校は、山形県内で最大級の生徒数を誇る、活気に満ちた私立の共学校です。1926年に女子校として創立された長い歴史と伝統を礎に、時代の変化に合わせて進化を続けてきました。現在では、国公立大学や難関私立大学を目指す特進科から、専門的なキャリアやスポーツの道を探究する普通科まで、多彩なコースが用意されており、生徒一人ひとりの「なりたい未来」を全力で応援してくれる学校です。
高校選びは、これからの3年間、そしてその先の人生を考える上でとても大切な一歩です。だからこそ、「どんなことが学べるの?」「学校の雰囲気は?」「部活動は盛んなの?」といった疑問や不安がたくさんあると思います。このページでは、そんな皆さんの疑問に一つひとつ丁寧にお答えしていきます。
東北文教大学山形城北高等学校が持つ多くの魅力や、在校生・卒業生だからこそ知っているリアルな学校生活の様子を詳しく紹介していきますので、ぜひ最後まで読んで、自分にぴったりの高校かどうかを確かめてみてください。きっと、あなたの心に響く何かが見つかるはずです。
東北文教大学山形城北高等学校の基本情報
まずは、学校の基本的な情報を確認しておきましょう。
項目 | 内容 |
正式名称 | 東北文教大学山形城北高等学校 |
公立/私立の別 | 私立 |
共学/男子校/女子校の別 | 男女共学 |
所在地 | 〒990-0824 山形県山形市肴町1-13 |
代表電話番号 | 023-645-3377 |
公式サイトURL | https://www.johoku.ed.jp/ |
東北文教大学山形城北高等学校の偏差値・難易度・併願校
高校選びで気になるのが、やはり偏差値や難易度ですよね。東北文教大学山形城北高等学校は、コースによって目標が大きく異なるため、偏差値にも幅があるのが特徴です。
-
特進科: 60
-
普通科アカデミック探究コース: 50
-
普通科キャリア探究コース: 46
-
普通科スポーツ探究コース: 46
特進科は偏差値60と、県内の公立高校で言えば山形北高校(普通科 偏差値62)や山形市立商業高校(総合ビジネス科 偏差値59)などが目標の近い学校になります。アカデミック探究コースは、東桜学館高校(普通科 偏差値56)や米沢東高校(普通科 偏差値58)あたりが比較対象となるでしょう。
合格に必要な内申点の目安ですが、山形県の高校入試では中学3年生の成績が重視されます。特進科を目指すのであれば、主要5教科を中心に高い評定を維持し、9教科の合計で36点以上(平均4以上)が一つの目安となりそうです。その他のコースについては、学校の授業にしっかり取り組み、平均的な評定(合計27点程度)が取れていれば、十分に合格の可能性があります。
東北文教大学山形城北高等学校は、その質の高い教育内容から、多くの受験生が公立高校との併願先として選んでいます。特に、山形東高校、山形南高校、山形西高校といった県内トップクラスの公立高校を目指す生徒が、特進科を併願するケースが非常に多いようです。一方で、キャリア探究コースやスポーツ探究コースのように、明確な目標を持った生徒が第一志望として入学するケースも多く、多様な生徒が集まる学校です。
東北文教大学山形城北高等学校に設置されている学科・コース
東北文教大学山形城北高等学校の最大の魅力は、将来の夢に合わせて選べる多彩な学科・コースです。それぞれのコースで、どんなことが学べるのか見ていきましょう。
-
特進科 特進スーパー(TS)コース
国公立大学や難関私立大学への現役合格を目指すコース。土曜日の特別講座も必修で、徹底的に学力を高めたい人におすすめです。
-
特進科 特進アドバンス(TA)コース
高いレベルの学習と部活動を両立させたい人のためのコース。土曜日の講座は任意参加なので、勉強も部活も全力で取り組めます。
-
普通科 アカデミック探究(AT)コース
大学・短大・専門学校への進学など、幅広い進路に対応するコース。2年次から文系・理系・看護医療系に分かれ、自分の興味を探究したい人におすすめです。
-
普通科 キャリア探究(CT)コース
幼児教育、福祉、公務員、民間企業就職など、具体的な職業を目指すコース。系列大学や付属幼稚園での実習など、実践的な学びを重視したい人にぴったりです。
-
普通科 スポーツ探究(ST)コース
アスリートとして競技力の向上を目指しながら、スポーツ医学や栄養学なども学べるコース。好きなスポーツを続けながら、将来の可能性を広げたい人におすすめです。
東北文教大学山形城北高等学校の特色・校風
学校生活を送る上で、校風や日々のルールはとても重要です。口コミなどから見える、リアルな城北高校の姿を紹介します。
学校全体の雰囲気を示すキーワードは、「多様性」「文武両道」「活気がある」といった言葉が当てはまるでしょう。1000人を超える生徒がそれぞれの目標に向かって学んでいるため、学校全体がエネルギッシュな空気に包まれています。
-
宿題の量
コースによって大きく異なります。特進科では、一人ひとりの学力に合わせた宿題が出されるなど、学習量は多めです。一方、普通科のコースでは、部活動などと両立しやすいように、標準的な量であることが多いようです。
-
校則
「少し厳しい」と感じる声もありますが、一般的な私立高校の範囲内と言えるでしょう。頭髪(カラーリングや派手な髪型は禁止)や服装(アクセサリー禁止など)に関する指導は定期的に行われるようです。スマートフォンは、授業中は電源を切りカバンにしまうのがルールですが、休み時間などの使用は認められています。
-
生徒たちの雰囲気
コースごとにカラーがはっきりしています。特進科は専用の校舎で学ぶこともあり、落ち着いて勉強に集中する生徒が多いようです。普通科は明るく元気な生徒が多く、学校行事や部活動を思い切り楽しむ雰囲気があります。
-
アルバイト
原則として禁止、または許可制となっている可能性が高いです。学業や部活動に専念することが推奨されています。
-
制服の評判
2016年にリニューアルされた制服は、「可愛くておしゃれ」と在校生からも評判が良いようです。さらに、2026年度入学生からは新しいデザインの制服が導入される予定で、時代に合わせた進化を続けています。
-
土曜授業
特進スーパーコースは毎週土曜日に特別講座があり、必修です。特進アドバンスコースは任意参加で、部活動に参加することも可能です。普通科のコースは、基本的に土曜授業はありません。
東北文教大学山形城北高等学校の部活動・イベント
高校生活を彩る部活動と学校行事。東北文教大学山形城北高等学校では、どちらも非常に充実しています。
部活動
運動部、文化部ともに数多くの部が活発に活動しており、特に運動部の強さは全国レベルです。
-
運動部
全国大会の常連である部が数多く存在します。特に、女子バレーボール部は春高バレーに何度も出場している伝統的な強豪校です。男子バレーボール部も力をつけており、春高出場経験があります。また、女子ソフトテニス部や女子バドミントン部は全国でベスト4や3位に入るなど、輝かしい実績を誇ります。女子駅伝部も全国レベルで活躍しています。珍しい部活としては、集中力と精神力が鍛えられるライフル射撃部もあります。
-
文化部
文化部も盛んに活動しています。吹奏楽部は、校内イベントでの演奏はもちろん、地域のイベントにも積極的に参加し、コンクールでも好成績を収めています。ダンス部は非常に人気があり、学校祭ではプロのダンサーと共演するなど、華やかなステージで観客を魅了します。他にも弦楽部や美術部、茶道部など、日本の伝統文化に触れられる部も充実しています。
イベント
城北高校の学校行事は、生徒が主体となって創り上げるものが多く、非常に盛り上がります。
-
城北祭(文化祭)
学校最大のイベントで、その規模と内容は圧巻です。1日目は「やまぎん県民ホール」という本格的なホールを貸し切って、吹奏楽部やダンス部のステージ発表が行われます。このステージの目玉は、毎年豪華なゲストが登場すること。過去には有名ダンサーやお笑い芸人が登場し、会場を大いに沸かせました。2日目は校内で一般公開され、各クラスが趣向を凝らした企画や展示で来場者をもてなします。
-
クラスマッチ(体育祭)
6月に行われるスポーツ大会で、クラス対抗で様々な競技に挑みます。クラスの団結力が高まる、白熱した一日です。
-
修学旅行
2年生の11月に関西方面へ向かいます。古都の歴史や文化に触れ、仲間との絆を深める、高校生活最高の思い出の一つとなるでしょう。
東北文教大学山形城北高等学校の進学実績
高校卒業後の進路は、誰もが気になるところです。東北文教大学山形城北高等学校は、多様なコース設定を反映した、幅広い進路実績を誇ります。
-
国公立大学
主に特進科の生徒が合格を勝ち取っています。近年の主な合格実績としては、山形大学(5名)、山形県立保健医療大学(2名)、岩手大学、静岡大学、高崎経済大学などが挙げられます。
-
難関私立大学
同志社大学、國學院大學、駒澤大学、日本大学など、全国の有名私立大学への合格者も輩出しています。
-
その他、進学者が多い進路
この学校の大きな特徴は、系列の東北文教大学・短期大学部への進学者が非常に多いことです。大学へ28名、短期大学部へ21名が進学しており、内部進学の強みを生かした確実な進路選択が可能です。その他にも、東北学院大学や東北福祉大学といった地元の有力私立大学や、看護・医療系、美容系、公務員系の専門学校への進学者も多数います。また、一般企業への就職や、警察官・自衛官といった公務員になる卒業生もいます。
これらの実績を支えているのが、手厚い進学サポート体制です。特に特進科では、平日7時間授業に加え、土曜日の課外講座、毎朝30分の英語学習、生徒一人ひとりの学力に合わせた個別課題など、志望校合格に向けたきめ細やかな指導が行われています。
東北文教大学山形城北高等学校の特長・アピールポイント
他の高校にはない、東北文教大学山形城北高等学校ならではの魅力をまとめました。
-
一人ひとりの夢に対応する多彩なコース設定
大学進学から就職、スポーツまで、自分の目標にぴったりの専門コースで3年間を過ごすことができます。
-
東北文教大学との連携による進学の強み
系列大学への進学という大きな安心材料があります。特に幼児教育や福祉を学びたい生徒にとっては、大学との連携授業などを通じて、高校時代から専門的な知識に触れることができます。
-
全国レベルで活躍する強豪部活動
バレーボール部、ソフトテニス部、バドミントン部などを筆頭に、全国の舞台で活躍する部活動が数多くあり、高いレベルでスポーツに打ち込める環境が整っています。
-
特進科の徹底した少人数・個別指導体制
専用の学習棟で、静かな環境の中、同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨できます。先生との距離が近く、一人ひとりに合わせた丁寧な指導が受けられるのが魅力です。
-
ICTを活用した先進的な授業
全教科でiPadなどを活用した授業が展開されており、アクティブ・ラーニングを通じて、これからの社会で必要とされる思考力や表現力を養います。
-
豪華ゲストも登場する大規模な学校祭「城北祭」
プロのアーティストも登場する学校祭は、生徒にとって最高の思い出になります。学校全体で創り上げる一大イベントは、城北高校の象徴です。
-
新しく人気の高いデザインの制服
生徒から「かわいい」と評判の制服は、高校生活を送る上でのモチベーションの一つになります。定期的にデザインが見直されるなど、学校側の配慮も感じられます。
東北文教大学山形城北高等学校の口コミ・評判のまとめ
在校生や卒業生の声をまとめることで、学校のリアルな姿が見えてきます。良い点と、少し気になる点の両方を紹介します。
-
良い点
-
「先生方がフレンドリーで話しやすい」「親身に相談に乗ってくれる」という声が多く、生徒と先生の距離が近いアットホームな雰囲気がうかがえます。
-
「城北祭などの行事がとにかく楽しくて盛り上がる」「クラスの団結力が強まった」など、学校行事への満足度は非常に高いようです。
-
「部活動がとても盛んで、本気で打ち込める環境がある」「全国を目指せるのが魅力」といった、部活動の充実度を評価する声が多数あります。
-
「コースが分かれているので、自分の目標に合った勉強ができる」「専門的なことを学べるのが良い」と、多様な学びの環境が支持されています。
-
「校舎が広くて綺麗」「冷暖房が完備されていて快適」など、学習環境の良さを挙げる意見も見られます。
-
-
気になる点
-
「コースによって生徒の学習意欲に差がある」「授業に集中しない生徒もいて気になることがある」といった、学校規模の大きさやコースの多様性ゆえの課題を指摘する声があります。
-
「特進科でないと、難関大学への進学は正直厳しいと思う」という意見もあり、高いレベルの大学進学を目指す場合は、コース選びが非常に重要になります。
-
「頭髪や服装のチェックが厳しいと感じることがある」など、校則に関する声も一部で見られます。
-
「生徒数に対してグラウンドなどの敷地が狭い」という指摘もあり、部活動によっては練習場所への移動が必要になる場合があります。
-
アクセス・通学
東北文教大学山形城北高等学校は、通学の利便性が高い場所にあります。
-
最寄り駅: JR北山形駅
-
アクセス: JR北山形駅から徒歩約9分
山形市の中心部に位置し、最寄り駅からも徒歩圏内というアクセスの良さが魅力です。そのため、山形市内からはもちろん、天童市、寒河江市、上山市など、JR線を利用して広範囲のエリアから多くの生徒が通学しています。
東北文教大学山形城北高等学校受験生へのワンポイントアドバイス
ここまで読んでくれてありがとうございます。最後に、進学アドバイザーとして、東北文教大学山形城北高等学校を目指す皆さんへメッセージを送ります。
この学校は、「高校でこれを頑張りたい!」という明確な目標を持っている人に特におすすめです。「全国レベルの部活で活躍したい」「保育士になる夢を叶えるために専門的な勉強がしたい」「勉強に集中して、憧れの大学に合格したい」――東北文教大学山形城北高等学校には、そんなあなたの熱意に応えてくれるコースと環境が必ずあります。まずは、オープンキャンパスや学校説明会に参加して、たくさんのコースの中から、自分の心が一番ワクワクする場所を見つけることから始めてみてください。
受験勉強では、自分が希望するコースの偏差値をしっかりと意識することが大切です。特に特進科を目指す人は、中学3年間、特に3年生での内申点をしっかり確保し、5教科の基礎を固めた上で応用問題にもチャレンジしていきましょう。私立高校の入試は、学校ごとに問題の傾向があります。過去問題にしっかり取り組んで、出題形式に慣れておくことが合格への近道です。皆さんの挑戦を心から応援しています!
※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。