東山高等学校は、京都の豊かな自然と歴史に抱かれた、伝統ある私立の男子校です。浄土宗の教えを建学の精神とし、「こころ」「からだ」「知性」のバランスがとれた人間教育を実践しています。1868年の創立以来、多くの卒業生を社会に送り出してきました。落ち着いた環境で学業に集中したい、あるいは部活動に思い切り打ち込みたいと考えている生徒にとって、東山高等学校は非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
東山高等学校の基本情報
東山高等学校の偏差値・難易度・併願校
普通科パスカルコース(理系特進):67-68 普通科クレセントコース(進学):48 普通科トップアスリートコース:46
東山高等学校に設置されている学科・コース
パスカルコース
最難関の国公立大学(医歯薬系・自然科学系)への進学を目指すコースです。理系に特化した高度なカリキュラムで、科学的な探究心と論理的思考力を養います。 クレセントコース
クラブ活動や自分の好きなことに打ち込みながら、難関私立大学への現役合格を目指すコースです。文武両道を実践したい生徒におすすめです。同志社大学や立命館大学をはじめ、多くの大学の推薦枠があります。 トップアスリートコース
全国レベルで活躍できるトップアスリートの育成を目指すコースです。競技の技術を磨きながら、難関私立大学への進学も視野に入れた指導が行われます。
東山高等学校の特色・校風
宿題の量 :コースによりますが、特にパスカルコースは課題の量が多いという声が見られます。日々の予習・復習が欠かせないようです。校則 :他の私立高校と比較して、校則は厳しいという口コミが多いようです。特に頭髪検査は厳格で、前髪が眉にかかることや、襟足が制服の襟につくことなどが指導の対象となることがあります。校内でのスマートフォンの使用は禁止されています。生徒たちの雰囲気 :男子校ならではの、気兼ねなく伸び伸びとした雰囲気があるようです。「オタクが多い」という声もあり、それぞれの趣味や個性を尊重し合える環境と言えるかもしれません。アルバイト :原則として禁止されています。制服の評判 :制服はブレザータイプで、デザインがおしゃれで人気があるようです。夏服には青のチェックシャツもあり、爽やかな印象です。土曜授業 :土曜日には「土曜講座」と呼ばれる独自のプログラムが実施されることがあります。
東山高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部
特にバレーボール部、バスケットボール部、卓球部、サッカー部などは全国大会の常連校として有名です。近年では硬式野球部や軟式野球部も力をつけており、近畿大会で優勝するなどの実績を残しています。他にも陸上競技部や水泳部など、多くの部がインターハイに出場しています。 文化部
文化部も多彩で、吹奏楽部や書道部、クイズ研究会、ロボット研究会などが活発に活動しています。ロボット研究会は世界大会に出場するなど、高い実績を誇っています。
イベント
文化祭(東山祭)
毎年9月に行われる最大のイベントです。各クラスや文化部による模擬店や展示、ステージ発表などで大変な盛り上がりを見せます。外部からの来場者も多く、地域でも有名な文化祭となっています。 体育祭
10月に開催され、クラス対抗で様々な競技に臨みます。男子校ならではの迫力と熱気が魅力です。 修学旅行
高校2年生の3月に実施されます。行き先は年によって異なりますが、仲間との絆を深める貴重な機会となっています。 その他の宗教行事
仏教系の学校ならではの行事として、4月にはお釈迦様の誕生を祝う「花まつり(仏誕会)」、2月には「涅槃会」などが行われます。
東山高等学校の進学実績
国公立大学
2024年度は、京都大学3名、大阪大学9名、神戸大学6名をはじめ、北海道大学、東北大学、名古屋大学、九州大学といった旧帝国大学にも多数の合格者を輩出しています。国公立大学医学部医学科にも8名が合格しています。 難関私立大学
関西の難関私立大学である「関関同立(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)」には、2024年度に合計263名の合格者を出しています。また、「早慶上理ICU(早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学、国際基督教大学)」にも21名が合格しています。 進学サポート
放課後や長期休暇中には、進学補習や講習が数多く開かれています。また、自習室として進路指導室が開放されており、赤本や参考書も充実しているため、集中して学習に取り組める環境が整っています。卒業生による合格体験談発表会なども開催され、先輩から直接話を聞く機会もあります。
東山高等学校の特長・アピールポイント
仏教精神に基づく「心の教育」
建学の精神である浄土宗の教えに基づき、感謝の心や他者を思いやる心を育む「心の教育」を大切にしています。 「セルフ・リーダーシップ」の育成
自ら情熱を持って行動し、目標を達成する力「セルフ・リーダーシップ」を育む独自の教育プログラムを実践しています。 歴史と文化に囲まれた学習環境
南禅寺や永観堂に隣接し、哲学の道も近くにあるなど、京都の歴史と文化を肌で感じられる恵まれたロケーションです。 全国トップレベルの部活動
バレーボール部やバスケットボール部をはじめ、多くの部活動が全国の舞台で活躍しており、高いレベルで文武両道を目指せます。 充実した教育施設
4万冊以上の蔵書を誇る図書室や、最新の設備が整った体育館、3か所のグラウンドなど、生徒の学びと活動を支える施設が充実しています。 独自の「東山3大オリジナルツール」
「夢ナビ」「土曜講座」といった独自のツールを活用し、生徒の主体的な学びと進路実現をサポートしています。 京都府で唯一、高校から入学できる男子校
異性の目を気にすることなく、学業や部活動に集中できる環境は、男子校ならではの大きな魅力です。
東山高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「先生方が熱心で、親身に相談に乗ってくれる」という声が多数あります。 「施設が綺麗で学習環境が整っている」という点も高く評価されています。 「男子校なので、気を使わずにのびのびと過ごせる」「いじめが少ない」といった人間関係に関する良い評判も多いです。 「部活動が非常に盛んで、高いレベルで挑戦できる」という点も魅力のようです。 「南禅寺や平安神宮が近く、京都らしい落ち着いた環境で学べる」という立地に関する好意的な意見も見られます。
気になる点 「校則、特に頭髪に関する規定が厳しい」という意見が最も多く見られます。 「最寄り駅から学校までの距離が遠く、坂道も多いので通学が大変」という声もあります。 「コースによっては課題が多く、勉強が大変」と感じる生徒もいるようです。 「食堂のメニューについて、改善を望む声」が一部で見られます。 「先生によって指導方針に差がある」という指摘も一部にあります。
アクセス・通学
電車でのアクセス 京都市営地下鉄東西線「蹴上駅」1番出口から徒歩約10分 京都市営地下鉄東西線「東山駅」1番出口から徒歩約17分
バスでのアクセス 京都市バス「南禅寺・永観堂道」バス停から徒歩約5分 京都市バス「東天王町」バス停から徒歩約6分
東山高等学校受験生へのワンポイントアドバイス