東海大学付属静岡翔洋高等学校は、静岡市清水区に広大なキャンパスを構える、文武両道を高いレベルで実現している私立高校です。東海大学の付属校という強みを最大限に活かし、多様な進路に対応できる教育を展開しています。部活動においては全国レベルで活躍する部が多く、活気に満ち溢れているのが大きな魅力です。

この記事では、そんな東海大学付属静岡翔洋高等学校について、受験生や保護者の皆さんが本当に知りたい情報を、進学アドバイザーの視点から分かりやすく解説していきます。偏差値や難易度、気になる学校生活の様子から、卒業後の進路まで、詳しく見ていきましょう。

「翔洋での高校生活って、実際どんな感じなんだろう?」「自分に合った学校なのかな?」そんな疑問や不安を解消し、東海大学付属静岡翔洋高等学校の魅力を存分にお伝えできればと思います。ぜひ、あなたの高校選びの参考にしてください。

東海大学付属静岡翔洋高等学校の基本情報

まずは、学校の基本的な情報を確認しておきましょう。

項目 内容
正式名称 東海大学付属静岡翔洋高等学校
公立/私立の別 私立
共学/男子校/女子校の別 男女共学
所在地 〒424-8611 静岡県静岡市清水区折戸3丁目20-1
代表電話番号 054-334-0726
公式サイトURL https://www.shoyo.tokai.ed.jp/

東海大学付属静岡翔洋高等学校の偏差値・難易度・併願校

東海大学付属静岡翔洋高等学校の偏差値は、コースによって異なりますが、おおむね48から52程度とされています。

  • アクセルコース: 偏差値 52程度

  • ベーシックコース: 偏差値 48程度

この偏差値は、静岡県内の私立高校の中では中堅レベルに位置します。同じくらいの偏差値の高校としては、静岡北高等学校や静岡学園高等学校などが挙げられます。合格に必要な内申点の目安としては、9教科で30前後が一つの基準となりそうですが、コースや専願・併願によっても変わってくるため、学校説明会などで最新の情報を確認することが大切です。

東海大学付属静岡翔洋高等学校を第一志望とする受験生も多いですが、併願校として選ばれることも多い学校です。主な併願校としては、静岡市立高等学校、清水東高等学校などの公立高校や、静岡北高等学校、常葉大学附属橘高等学校などの私立高校が挙げられます。

東海大学付属静岡翔洋高等学校に設置されている学科・コース

東海大学付属静岡翔洋高等学校には、生徒一人ひとりの進路目標に合わせて選べる2つのコースが設置されています。それぞれのコースで、特色ある学びが展開されています。

  • アクセルコース

    難関国公立大学や難関私立大学への進学を目指すコースです。質の高い授業や手厚い進学サポートで、目標達成に向けて学力を徹底的に伸ばします。高い目標を持って大学受験に挑戦したい生徒におすすめです。

  • ベーシックコース

    東海大学への進学を視野に入れながら、幅広い進路に対応できる学力を身につけるコースです。基礎学力の定着を重視し、部活動や課外活動にも打ち込みやすい環境が整っています。文武両道を目指し、充実した高校生活を送りたい生徒に適しています。

東海大学付属静岡翔洋高等学校の特色・校風

東海大学付属静岡翔洋高等学校は、「文武両道」と「大学付属校としての強み」を兼ね備えた、活気あふれる校風が特徴です。

生徒たちは全体的に明るく、活発な雰囲気があります。特に部活動が非常に盛んで、全国レベルで活躍する部も多いため、学校全体がエネルギッシュな空気に包まれています。一方で、東海大学への進学を目指す生徒も多く、学習にも真面目に取り組む姿勢が見られます。

  • 宿題の量: コースや選択科目によって差はありますが、全体的には標準的な量という声が多いようです。

  • 校則: 他の私立高校と比較すると、標準的かやや緩やかという意見が見られます。ただし、スマートフォンの使用についてはルールが定められており、TPOをわきまえた使用が求められます。 服装に関する規定もあり、特に女子生徒のスカート丈などは指導の対象となることがあります。

  • 生徒たちの雰囲気: 部活動に打ち込む生徒が多く、元気で活発な生徒が多い印象です。仲間との一体感を大切にする雰囲気が強いようです。

  • アルバイト: 原則として禁止されていますが、家庭の事情など特別な理由がある場合は許可されることもあるようです。

  • 制服の評判: 制服は、男女ともに落ち着いたデザインで、生徒からは「公立よりは可愛い」といった声も聞かれます。

  • 土曜授業: 学校完全週6日制を採用しており、土曜日も授業があります。

東海大学付属静岡翔洋高等学校の部活動・イベント

部活動

東海大学付属静岡翔洋高等学校の大きな魅力の一つが、非常に盛んな部活動です。全国大会常連の部も多く、施設も充実しています。 人工芝のグラウンドやトレーニング場など、大学並みの施設で思い切り練習に打ち込める環境が整っています。

  • 運動部:

    • サッカー部: 男女ともに全国レベルの強豪として知られています。多くのプロ選手も輩出しており、高いレベルでサッカーをしたい生徒にとっては最高の環境です。

    • 野球部: こちらも県内では強豪校として常に注目されています。専用グラウンドで日々練習に励んでいます。

    • ラグビー部: 花園への出場経験も豊富な伝統ある部です。

    • その他、陸上競技部、柔道部、剣道部なども全国大会で活躍しています。

  • 文化部:

    • 吹奏楽部: コンクールでの実績も豊富で、地域のイベントなどでも演奏を披露しています。

    • 書道部: 書道パフォーマンスなど、ユニークな活動も行っています。

    • その他にも、放送部や科学部など、様々な文化部が活発に活動しています。

イベント

東海大学付属静岡翔洋高等学校では、生徒たちの手で作り上げる学校行事も大きな盛り上がりを見せます。

  • 建学祭(文化祭): 毎年秋に開催される最大のイベントです。 中等部と合同で行われ、各クラスや部活動による模擬店、展示、ステージパフォーマンスなどで大変な賑わいを見せます。 キッチンカーが出店するなど、地域の方々も楽しめる大規模なイベントとなっています。

  • 体育祭: クラス対抗で様々な競技に熱中し、学年を超えて団結力が高まる一日です。

  • 修学旅行: 近年では沖縄を訪れることが多いようです。平和学習やマリンスポーツ体験など、充実したプログラムが組まれています。

東海大学付属静岡翔洋高等学校の進学実績

東海大学付属静岡翔洋高等学校の進路は、東海大学への内部進学と、他大学への受験という二つの大きな柱があります。卒業生の約6割が東海大学へ進学しており、付属校としての強みを活かした進路選択が可能です。

  • 東海大学への内部進学:

    医学部や海洋学部など、多彩な学部を持つ東海大学へ、校内推薦制度を利用して進学することができます。 高校在学中の成績や活動が評価されるため、大学受験のプレッシャーなく、部活動や探究活動に打ち込めるというメリットがあります。

  • 国公立大学・難関私立大学への進学:

    アクセルコースを中心に、国公立大学や難関私立大学への進学者も多数輩出しています。近年の主な合格実績としては、山梨大学、静岡県立大学などの国公立大学や、法政大学、学習院大学、立命館大学といった難関私立大学が挙げられます。

  • その他の進路:

    看護系の大学や専門学校への進学にも力を入れています。 また、就職や専門学校への進学など、多様な進路希望に対応できるサポート体制が整っています。

進学実績を支える取り組みとして、放課後や長期休暇中の補習・講習が充実しており、生徒一人ひとりの目標に合わせた手厚い指導が行われています。

東海大学付属静岡翔洋高等学校の特長・アピールポイント

他の高校にはない、東海大学付属静岡翔洋高等学校ならではの強みやユニークな取り組みをご紹介します。

  • 東海大学との高大連携: 東海大学の施設を利用したり、大学の講義を聴講したりする機会が豊富にあります。特に、隣接する海洋学部の研究に触れられるのは、この学校ならではの大きな魅力です。

  • 充実したスポーツ施設: 全国レベルの部活動を支える、人工芝グラウンドや複数の体育館、トレーニングルームなど、非常に恵まれた施設が整っています。

  • 無料のスクールバス: 静岡県内の広範囲をカバーする、全8路線の無料スクールバスが運行されており、遠方からの通学も安心です。

  • 未来創造型教育の実践: 地域社会や企業と連携した探究学習やボランティア活動に力を入れています。 世界遺産「三保松原」の保全活動や、静岡マラソンの運営ボランティアなど、社会とつながる実践的な学びの機会が豊富です。

  • 活気あふれる学校行事: 生徒が主体となって企画・運営する建学祭(文化祭)は、地域でも評判の盛り上がりを見せます。

  • 多様な進路選択の実現: 東海大学への内部進学という安定した選択肢を持ちながら、国公立大学や難関私立大学への挑戦も手厚くサポートする体制が整っています。

  • グローバル教育の推進: 海外研修や留学生との交流などを通じて、国際的な視野を養う機会が設けられています。

東海大学付属静岡翔洋高等学校の口コミ・評判のまとめ

在校生や卒業生からは、様々な声が寄せられています。ここでは、良い点と気になる点を公平にご紹介します。

  • 良い点:

    • 「部活動に本気で打ち込みたい人には最高の環境。施設がとにかくすごい。」

    • 「東海大学への進学を考えているなら、内部推薦が使えるのでとても有利。」

    • 「先生方が親身になって進路相談に乗ってくれる。」

    • 「スクールバスが無料なので、遠くからでも通いやすくて助かる。」

    • 「行事がとても楽しく、クラスや学校全体の一体感が強い。」

  • 気になる点:

    • 「大学付属校なので、のんびりした雰囲気があり、外部受験をするには強い意志が必要かもしれない。」

    • 「土曜授業があるので、週末の休みが少ないと感じることがある。」

    • 「校舎や施設によっては、少し古さを感じるところもある。」

    • 「部活動によっては、上下関係が厳しいと感じることもあるようです。」

    • 「いじめが全くないわけではない、という声も一部で見られます。」

アクセス・通学

東海大学付属静岡翔洋高等学校へのアクセス方法です。

  • 最寄り駅からのアクセス:

    • JR「清水駅」または静岡鉄道「新清水駅」から、しずてつジャストラインバス(三保山の手線)に乗車し、「東海大学・海技短大前」バス停で下車、徒歩約3〜5分。 所要時間は清水駅から約20分です。

  • スクールバス:

    富士宮・富士、清水、静岡、吉田、藤枝など、県内各地へ無料のスクールバスが運行されています。 多くの生徒がこのスクールバスを利用して通学しています。

通学エリアは非常に広く、静岡市内に限らず、富士市、富士宮市、焼津市、藤枝市など、広範囲から生徒が集まっています。

東海大学付属静岡翔洋高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

東海大学付属静岡翔洋高等学校を目指す皆さんへ、進学アドバイザーとして応援メッセージを送ります。

この学校は、「高校生活で何かに熱中したい!」という強い思いを持っている君に特におすすめです。それが全国レベルの部活動でも、東海大学への進学という目標でも、あるいは地域と連携した探究活動でも、君の「やりたい」を全力でサポートしてくれる環境がここにはあります。特に、文武両道を高いレベルで実現したいと考えているなら、最高の3年間が送れるはずです。

受験勉強においては、まず基礎学力をしっかりと固めることが大切です。単願か併願かによって試験科目が異なるので、早い段階でどちらにするか決め、対策を進めましょう。 また、面接試験も課されるため、なぜ東海大学付属静岡翔洋高等学校で学びたいのか、自分の言葉でしっかりと伝えられるように準備しておくことが合格への鍵となります。学校説明会に積極的に参加して、先生方や先輩たちの雰囲気を肌で感じてみてください。応援しています!

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。