東邦高等学校は、1923年に創立された歴史と伝統のある、愛知県名古屋市名東区に位置する私立高校です。「真に信頼して事を任せうる人格の育成」を建学の精神に掲げ、知・徳・体のバランスが取れた教育を実践しています。文武両道を高いレベルで実現しており、部活動では硬式野球部が「春の東邦」として全国的に有名で、甲子園での優勝経験もあります。
東邦高等学校の基本情報
東邦高等学校の偏差値・難易度・併願校
普通科 文理特進コース:60 – 61 普通科 国際探究コース:54 普通科 普通コース:53 美術科:50
東邦高等学校に設置されている学科・コース
普通科 文理特進コース
難関国公立大学や難関私立大学への現役合格を目指すコースです。 少人数クラス編成で、週6日制・8限授業といった密度の濃いカリキュラムが特徴です。 普通科 普通コース
文武両道を実践しながら、多様な4年制大学への進学を目指すコースです。2年次からは目標に合わせて「文系選抜」「理系選抜」「進学」の3つの類型に分かれ、より専門性を高めていきます。 普通科 国際探究コース
英語力と国際感覚を磨き、グローバルな舞台で活躍したい生徒におすすめのコースです。ネイティブ教員による授業や、海外の高校とのオンライン交流なども積極的に行われています。 普通科 人間健康コース
トップアスリートの育成を目指し、健康やスポーツに関する専門的な知識と技術を学ぶコースです。 美術科
東海3県で唯一、私立高校に設置されている美術の専門学科です。 日本画、油絵、彫刻、デザインの4つの専攻があり、充実した設備の中で感性と技術を磨き、美術系大学への進学を目指します。
東邦高等学校の特色・校風
校風のキーワード
文武両道、活気がある、自主自律、多様性の尊重 宿題の量
コースによって差があるようですが、特に文理特進コースや美術科では、日々の課題や制作に時間がかかるという声が見られます。 普通コースは、部活動と両立できる程度の量のようです。 校則
校則は、他の私立高校と比較すると「やや厳しい」と感じる生徒が多いようです。 スマホ: 校内での使用は原則禁止で、バレると没収されることがあるようです。 ただし、実際には多くの生徒が黙認されている状況で使っているとの口コミもあります。服装: 制服の着こなしについては厳しく指導される傾向があり、スカート丈は膝丈と決められています。頭髪: 染髪やパーマは禁止されています。
生徒たちの雰囲気
全体的に明るく活発な生徒が多い印象です。部活動に打ち込む生徒、勉強に励む生徒、芸術に没頭する生徒など、多様な個性を持つ生徒が集まっています。 口コミでは「おしゃれで可愛い子が多い」という声も見られます。 アルバイト
原則として禁止されていますが、家庭の事情など特別な理由がある場合は、許可を得て行うことが可能です。 制服の評判
制服はスタイリッシュなデザインで、生徒からの評判は良いようです。 オプションも豊富で、様々な組み合わせが楽しめます。女子はスラックスも選択できます。 土曜授業
文理特進コースでは土曜授業が実施されています。
東邦高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部
特に硬式野球部は「春の東邦」として全国的に知られ、甲子園での優勝経験もある名門です。 サッカー部も全国大会常連の強豪として知られています。 その他、陸上競技部、水泳部、空手道部なども高い実績を誇ります。温水プールなどの施設も充実しています。 文化部
マーチングバンド部は全国大会で金賞を受賞するなど、トップレベルの実力を持っています。 吹奏楽部もコンクールで優秀な成績を収めています。美術科があるため、美術部の活動も盛んです。
イベント
文化祭
毎年9月に行われる文化祭は、大変な盛り上がりを見せるようです。 3年生は模擬店を出店でき、バザーや展示など多彩な企画で賑わいます。 一般公開はチケット制で、友人や家族を招待することができます。 体育祭
体育祭も非常に盛り上がる行事の一つです。クラス対抗で様々な競技に熱中し、学年を超えて応援し合います。 修学旅行
3年生の5月頃に実施されます。 行き先は年度によって異なりますが、生徒にとっては高校生活最大の楽しみの一つとなっています。 合唱コンクール
6月に行われる合唱コンクールも、クラスが一つになる大切な行事です。
東邦高等学校の進学実績
国公立大学
名古屋大学、名古屋市立大学、愛知県立大学、愛知教育大学など、地元の国公立大学への合格者を輩出しています。 美術科からは、東京藝術大学、愛知県立芸術大学、金沢美術工芸大学といった難関芸術大学への合格実績があります。 難関私立大学
早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学といった首都圏の難関大学や、南山大学、同志社大学、立命館大学などの関西の有名私立大学にも多くの合格者を出しています。 その他
系列校である愛知東邦大学への進学者もいます。また、美術科の生徒の多くは、武蔵野美術大学や多摩美術大学などの有名美術大学へ進学します。 人間健康コースからは、スポーツ関連の大学や専門学校への進学、あるいはプロアスリートを目指す生徒もいます。 進学サポート
進路指導が手厚く、生徒一人ひとりの希望に合わせたサポート体制が整っています。夏期補習などの講習も充実しており、受験対策を強力にバックアップしています。 また、スタディサプリを導入し、生徒の主体的な学びを支援しています。
東邦高等学校の特長・アピールポイント
東海3県で唯一の私立高校美術科
専門的な美術教育を受けられる環境は、将来美術の道に進みたい生徒にとって最大の魅力です。 2023年には創作棟が完成し、より充実した環境で制作に打ち込めるようになりました。 全国レベルの部活動
硬式野球部やサッカー部、マーチングバンド部など、全国の舞台で活躍する部活動が数多くあり、高いレベルで文武両道を実践できます。 先進的なICT教育
生徒一人1台のiPadを導入し、授業や探究活動に活用しています。 オンラインでの国際交流など、ICTを駆使したグローバル教育も展開しています。 多様なニーズに応えるコース設定
難関大学進学から国際交流、スポーツ、美術まで、生徒一人ひとりの「やりたいこと」が見つかる多彩なコースが用意されています。 充実した施設
光が差し込む明るい校舎はデザイン性にも優れています。 図書館やキャリアセンター、美術科専用の創作棟など、学習環境が非常に整っています。 活気あふれる学校行事
文化祭や体育祭など、生徒が主体となって創り上げる行事は非常に盛り上がり、学校生活を彩ります。 「真面目」を校訓とする人間教育
創立以来の校訓「真面目」のもと、「真に信頼して事を任せうる人格の育成」を目指す教育を実践しており、社会で活躍するための人間力を育みます。
東邦高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「先生方が親身になって相談に乗ってくれる」という声が多く、進路指導や学習サポートが手厚いと評判です。 「学校行事がとても楽しく、クラスの団結力が深まる」といった意見が多数見られます。 「施設が綺麗で充実している。特に新しい創作棟は素晴らしい」と、学習環境を評価する声が多いです。 「部活動が盛んで、高い目標を持って打ち込める環境がある」という点も、多くの生徒にとって魅力のようです。 「様々な目標を持った友達と出会えて刺激になる」と、生徒の多様性をポジティブに捉える意見もあります。
気になる点 「校則が厳しいと感じる」という声は、特にスマホの使用や服装に関して多く聞かれます。 「文理特進コースは課題が多くて大変」といった、学習面の負担に関する意見もあります。 「駅から少し歩くので、アクセスが不便に感じる」という声も一部で見られます。 「先生によって指導の厳しさに差がある」という口コミもあります。 「私立なので学費が高い」という点は、保護者にとって気になるポイントかもしれません。
アクセス・通学
最寄り駅からのアクセス 名古屋市営地下鉄東山線「一社」駅下車、市バス(幹一社1号系統)にて「平和が丘」バス停下車、徒歩約3分 名古屋市営地下鉄東山線「星ヶ丘」駅下車、徒歩約16分 名古屋市営地下鉄名城線「自由ヶ丘」駅下車、徒歩約20分
通学エリア
名古屋市内全域から多くの生徒が通学していますが、特に名東区、千種区、守山区、天白区など、学校の所在地に近いエリアからの通学者が多い傾向があります。また、尾張旭市、長久手市、日進市など、近隣の市からも通学しています。
東邦高等学校受験生へのワンポイントアドバイス