柏木学園高等学校は、神奈川県の中央、大和市にキャンパスを構える共学の私立高校です。「社会に貢献する人材の育成」を建学の精神に掲げ、「個性を生かす」「自己教育力を伸ばす」「豊かな心と身体を育てる」という3つの教育方針のもと、生徒一人ひとりの可能性を最大限に引き出す教育を実践しています。

多様な進路希望に応えるためのコース設定や、ICT機器を積極的に活用した先進的な学び、そして仲間との絆を深める多彩な学校行事など、柏木学園高等学校には3年間を充実させるための環境が整っています。これから始まる高校生活という「NEXT STAGE」に向けて、常に挑戦し続けるあなたを全力でサポートしてくれる学校です。

この記事では、そんな柏木学園高等学校の偏差値やコースの特色、学校生活の様子などを、進学アドバイザーの視点から詳しく解説していきます。学校選びで悩んでいる中学生や保護者の方は、ぜひ参考にしてください。

柏木学園高等学校の基本情報

以下に、柏木学園高等学校の基本的な情報をまとめました。

項目 内容
正式名称 柏木学園高等学校
公立/私立の別 私立
共学/男子校/女子校の別 共学
所在地 〒242-0018 神奈川県大和市深見西4-4-22
代表電話番号 046-260-9011
公式サイトURL https://www.kashiwagi.ac.jp/~kouko_info/

柏木学園高等学校の偏差値・難易度・併願校

柏木学園高等学校には複数のコースがあり、それぞれに偏差値の目安が設定されています。自分の学力や目指す進路に合ったコースを選ぶことが大切です。

学科・コースごとの最新の偏差値は以下の通りです。

  • 普通科アドバンスコース:42

  • 普通科スタンダードコース:40

  • 普通科情報コース:40

同じくらいの偏差値の高校としては、公立では大和南高等学校、厚木商業高等学校、綾瀬西高等学校などがあり、私立では大西学園高等学校などが挙げられます。

合格に必要な内申点の目安としては、コースや入試形態によって異なりますが、例えば一般併願の場合、アドバンスコースで「45段階評価で28」または「25段階評価で15」、スタンダード・情報コースで「45段階評価で28」または「25段階評価で15」といった基準が示されているようです。ただし、これはあくまで目安であり、年度によって変動する可能性があるため、必ず学校説明会などで最新の情報を確認してください。

主な併願校としては、横浜創学館高等学校、橘学苑高等学校、光明学園相模原高等学校などの名前がよく挙がるようです。

柏木学園高等学校に設置されている学科・コース

柏木学園高等学校には、生徒一人ひとりの「夢」や「目標」に合わせて選べる3つのコースが設置されています。

  • アドバンスコース

    難関・中堅大学への現役合格を目指すコースです。1年次から主要教科の授業時間数を多く確保し、2年次からは文系・理系に分かれて毎日7〜8時間の授業を実施します。放課後や夏期休暇中の講習も充実しており、大学受験に特化した手厚いサポートが受けられます。

  • スタンダードコース

    部活動と勉強を両立しながら、大学進学をはじめとした幅広い進路に対応するコースです。英語と数学では習熟度別の授業を取り入れ、基礎学力の定着を重視しています。2年次からは文系・理系を選択し、自分の興味や進路希望に合わせた学習を進めることができます。

  • 情報コース

    コンピュータの知識や技術、簿記などの商業スキルを実践的に学ぶコースです。WordやExcelなどの基本的な操作からプログラミングまで学習し、社会で即戦力となる力を養います。日商簿記検定やP検(ICTプロフィシエンシー検定)など、多くの資格取得にチャレンジできるのが特長です。

柏木学園高等学校の特色・校風

柏木学園高等学校は、「スチューデントファースト」を掲げ、生徒一人ひとりに寄り添う面倒見の良い校風が特徴です。落ち着いた雰囲気の中で、生徒たちはのびのびと学校生活を送っているようです。

  • 校則・生徒の雰囲気

    校則については、「厳しすぎず、緩すぎず、常識の範囲内」という声が多いようです。頭髪や服装に関する指導はありますが、スマートフォンの校内での使用はルールを守れば許可されているなど、ある程度の自由はあるようです。生徒たちは真面目で落ち着いた雰囲気の生徒が多いと言われています。

  • 宿題・学習

    宿題の量はコースによって差があるようですが、特にアドバンスコースでは大学受験を見据えた課題が出されることが多いようです。全生徒がiPadを持ち、授業支援アプリなどを活用したICT教育が積極的に進められています。

  • アルバイト・制服

    アルバイトは原則として禁止されていませんが、学業との両立が求められます。制服は、ブレザースタイルで、特に女子生徒からは「可愛い」と評判が良いようです。

  • 土曜授業

    土曜授業は基本的にないようです。

柏木学園高等学校の部活動・イベント

部活動

柏木学園高等学校では、多くの生徒が部活動に参加し、仲間と共に目標に向かって汗を流しています。運動部、文化部ともに活発に活動しています。

  • 運動部

    特に、バドミントン部、バスケットボール部、卓球部などが県大会でベスト16に入るなどの実績を残しています。ダンス部も新人戦の全国大会に出場するなど、活躍が目立ちます。

  • 文化部

    文化部では、交通研究部がSL機関車の保存活動でテレビニュースに取り上げられたり、サイエンス部が研究論文コンテストで入賞したりと、ユニークで専門的な活動を行っているのが特徴です。その他、吹奏楽部や短歌書道部、吟詠剣詩舞部なども活発に活動しています。

イベント

仲間との絆を深める多彩な学校行事も、柏木学園高等学校の大きな魅力です。

  • 柏高祭(文化祭)

    毎年9月に行われる文化祭は、飲食の出店や展示、ステージ発表などで大いに盛り上がります。近年はコロナ禍で制限がありましたが、通常開催が戻り、生徒たちの笑顔あふれるイベントとなっています。

  • 体育祭

    クラス対抗で様々な競技に熱中し、クラスの団結力が高まる一日です。

  • 修学旅行

    高校生活最大の思い出となる修学旅行では、仲間との共同生活を通して貴重な体験をします。

  • グローバル体験研修

    希望者を対象に、ハワイやオーストラリアでの海外研修も実施されています。ホームステイをしながら現地の学校に通い、生きた英語や異文化に触れることができます。

柏木学園高等学校の進学実績

柏木学園高等学校は、生徒一人ひとりの進路希望に合わせたきめ細かい指導で、確かな進学実績を上げています。特に、指定校推薦枠を多く持っていることが強みの一つです。

四年制大学への進学率は約52%で、アドバンスコースでは7割以上の生徒が大学に進学しています。

主な進学先としては、日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学といった「日東駒専」レベルの大学や、神奈川大学、東海大学、関東学院大学など、地元の大学への進学者が多い傾向があります。

進学実績を支える取り組みとして、各コースの特性に合わせた講習や補習が充実しています。アドバンスコースでは大学受験に直結する演習中心の講習が、スタンダードコースでは基礎学力の定着から応用までをサポートする講習が行われています。また、岡山大学と共同開発したeラーニングを導入し、生徒一人ひとりのペースに合わせた学習を支援しています。

柏木学園高等学校の特長・アピールポイント

他の高校にはない、柏木学園高等学校ならではの強みやユニークな取り組みをまとめました。

  • 夢や目標に合わせた3つの専門コース

    大学進学から資格取得まで、生徒一人ひとりの多様なニーズに応えるコース設定が魅力です。

  • 全生徒iPad活用によるICT教育

    授業支援アプリや学習アプリを導入し、生徒の主体的で深い学びをサポートしています。

  • 「かしみるメソッド」による英語力向上

    横浜市立大学と提携した独自の英語学習メソッドで、英検取得率の向上など確かな成果を上げています。

  • きめ細やかな進路指導と豊富な指定校推薦

    教職員が一丸となって生徒の進路実現をサポートし、多くの大学から指定校推薦枠を得ています。

  • ユニークで専門的な部活動

    交通研究部やサイエンス部など、他校にはない珍しい部活動で自分の興味をとことん追求できます。

  • 充実したグローバル教育プログラム

    ハワイやオーストラリアでの海外研修や、国内での体験型英語学習施設での研修など、世界に目を向ける機会が豊富に用意されています。

  • 社会とのつながりを意識した実践的な学び

    情報コースでの資格取得や、地域と連携した活動などを通して、社会で役立つ力を育んでいます。

柏木学園高等学校の口コミ・評判のまとめ

在校生や卒業生からは、柏木学園高等学校に対して様々な声が寄せられています。

  • 良い点

    「先生方が親身になって相談に乗ってくれる」「生徒一人ひとりへのサポートが手厚い」といった、教員の面倒見の良さを評価する声が非常に多いようです。また、「自分のペースで勉強をやり直したい生徒には良い環境」「中学時代に不登校だったが、ここなら通える」など、再スタートの場所として適しているという意見も見られます。制服が可愛いという評判も多いです。

  • 気になる点

    「駅から少し歩くのが大変」という、アクセスに関する意見がいくつか見られます。校則に関しては「ちょうど良い」という声が多い一方で、一部の生徒からは「もう少し自由でも良い」という声もあるようです。施設が少し古いと感じる生徒もいるようですが、ICT環境の整備は進んでいます。

アクセス・通学

柏木学園高等学校へのアクセス方法は以下の通りです。

  • 小田急江ノ島線・相鉄本線「大和」駅下車、徒歩約15~19分

  • 小田急江ノ島線「鶴間」駅下車、徒歩約16~22分

学校は神奈川県のほぼ中央に位置する大和市にあり、横浜、町田、藤沢、海老名など、様々な方面からアクセスしやすい立地です。

柏木学園高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

柏木学園高等学校は、「高校生活で何か新しいことに挑戦したい」「自分のペースで学習を進め、着実に力をつけたい」「先生方の手厚いサポートを受けながら、希望の進路を実現したい」と考えている生徒に特におすすめの学校です。

3つのコースがあるので、まずは自分が高校で何を学びたいのか、どんな3年間を送りたいのかをじっくり考えてみましょう。その上で、学校説明会やオープンスクールに積極的に参加し、柏木学園高等学校の実際の雰囲気を肌で感じてみてください。受験勉強においては、まずは中学校の基礎的な内容を確実に身につけることが大切です。特に、英語、数学、国語の3教科は入試でも重視されるので、苦手分野をなくすようにコツコツと努力を続けましょう。柏木学園高等学校で、あなたの「NEXT STAGE」への扉を開いてください。応援しています!

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。