椙山女学園高等学校は、1917年の創立以来、100年以上の長きにわたり女子教育をリードしてきた、歴史と伝統のある私立の女子高等学校です。「人間になろう」という教育理念のもと、生徒一人ひとりが持つ無限の可能性を最大限に引き出し、社会で輝く女性を育成することを目指しています。
椙山女学園高等学校の基本情報
椙山女学園高等学校の偏差値・難易度・併願校
偏差値
普通科:60
合格に必要な内申点の目安
主な併願校
愛知淑徳高等学校 金城学院高等学校 愛知高等学校 名城大学附属高等学校
椙山女学園高等学校に設置されている学科・コース
普通科 どんなことを学ぶ場所か:1年次で基礎学力を徹底的に固め、2年次からは文系・理系の枠にとらわれず、自分の目標に合わせて科目を選択し、専門性を深めていきます。 どんな生徒におすすめか:将来の夢がまだ具体的に決まっていない人でも、幅広い分野の授業を受けながら自分の適性を見つけたい人や、特定の分野に縛られず、柔軟に進路を考えたい人におすすめです。
椙山女学園高等学校の特色・校風
校風のキーワード:落ち着いた雰囲気、文武両道、自主自律
中学生が知りたいリアルな学校生活
宿題の量:他の進学校と比較すると、量は標準的かやや多めという声が多いようです。しかし、計画的に取り組めば部活動との両立も十分に可能です。 校則:全体的に落ち着いた校風を反映し、校則は比較的厳しいという意見が見られます。特に服装や頭髪に関する指導は丁寧に行われるようです。スマートフォンの校内での使用については、ルールが定められており、節度ある利用が求められます。 生徒たちの雰囲気:真面目で落ち着いた生徒が多い一方で、学校行事や部活動には全力で取り組む活発な一面も持ち合わせています。生徒同士の仲が良く、いじめなども少ないという口コミが多く見られます。 アルバイト:原則として禁止されています。学業に専念することが第一と考えられています。 制服の評判:伝統的で品のあるデザインのセーラー服は、生徒や保護者からの人気が非常に高いです。夏服と冬服があり、清楚な雰囲気が魅力です。 土曜授業:土曜授業が実施されており、学習時間の確保に力を入れていることがうかがえます。
椙山女学園高等学校の部活動・イベント
部活動
全体の様子:全国レベルで活躍する部も多く、特にテニス部や水泳部はインターハイ常連校として知られています。文化部では、50年以上の歴史を持つフィルハーモニー部が愛知県芸術劇場で定期演奏会を行うなど、本格的な活動を展開しています。 注目の部活動 テニス部:全国屈指の強豪校として知られ、数々の大会で輝かしい実績を残しています。恵まれた練習環境のもと、高いレベルでテニスに打ち込みたい生徒に最適です。 水泳部:テニス部と同様に、全国大会で活躍する選手を多く輩出しています。 フィルハーモニー部:フルオーケストラ編成で活動しており、本格的なクラシック音楽に触れることができます。 ジャズダンス部:プロのインストラクターから指導を受けられ、文化祭などのステージで一体感のあるパフォーマンスを披露しています。
イベント
椙煌祭(すぎこうさい):文化祭と体育祭(SPORTS DAY)を合わせた、学校最大の一大イベントです。文化祭では、1年生は展示、2年生はパフォーマンス、3年生はミュージカルや演劇といった学年ごとの企画に加え、部活動の発表や有志によるステージ、模擬店などで大変な盛り上がりを見せます。近年は覚王山商店街とコラボした企画も実施されています。 修学旅行:2年生の秋に実施され、行き先は長崎です。ただの観光旅行ではなく、平和学習や班別のテーマに分かれた探究活動が組み込まれているのが大きな特徴です。事前学習から事後学習まで時間をかけて取り組み、学びを深めます。もちろん、ハウステンボスでの自由時間など、友人との思い出作りの時間も大切にされています。
椙山女学園高等学校の進学実績
最新の大学進学実績(2023年〜2025年卒業生の実績より)
国公立大学:名古屋市立大学、愛知教育大学、愛知県立大学、横浜国立大学、三重大学、信州大学など、毎年コンスタントに合格者を出しています。 難関私立大学: 早慶上理:早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学 GMARCH:立教大学、中央大学、明治大学、青山学院大学 関関同立:同志社大学、立命館大学、関西学院大学、関西大学
その他、進学者が多い大学: 椙山女学園大学:内部推薦制度を利用して、毎年200名以上の生徒が進学しています。これは、大学までの一貫教育を行う同学園ならではの大きな強みです。 南山大学、名城大学、中京大学、愛知大学など、東海地方の主要私立大学にも多数の合格者を輩出しています。
進学実績を支える取り組み
進路ガイダンス・適性検査:早い段階から生徒が自身のキャリアについて考える機会を設けています。 受験補習・入試対策講座:併設大学以外の大学への進学希望者向けに、受験講座や塾講師による対策講座を開講し、実戦力を養います。 高大連携プログラム:椙山女学園大学の公開授業に参加するなど、大学での学びを高校時代に体験できる機会が豊富に用意されています。
椙山女学園高等学校の特長・アピールポイント
文理にとらわれない柔軟なカリキュラム:2年生から始まる選択科目では、文系・理系の枠にとらわれず、自分の興味や進路に応じて自由に科目を選択できます。これにより、薬学部に進学しながら部活動に打ち込むなど、多様な進路実現が可能になっています。 充実した国際理解教育:オーストラリアの姉妹校との交流などを通じて、異文化に触れ、グローバルな視野を養う機会が豊富にあります。 探究活動としての修学旅行:長崎への修学旅行では、班ごとにテーマを設定し、約半年かけて探究活動を行います。現地でのフィールドワークを通して、主体的に学ぶ力を育みます。 伝統と革新が共存するICT教育:伝統を大切にしながらも、ICT教育を積極的に活用した学びを取り入れています。 総合学園ならではの高大連携:大学の専門的な学びに触れる機会が多く、将来の進路選択に役立てることができます。椙山女学園大学への推薦制度も充実しています。 「人間になろう」を体現する人間教育:学力だけでなく、礼儀や品性、社会貢献の精神など、人としての成長を重視した教育が行われています。 都心にありながら緑豊かな学習環境:名古屋市中心部からのアクセスも良く、閑静な文教地区に位置するため、落ち着いて学べる環境が整っています。
椙山女学園高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点
「先生方が親身になって相談に乗ってくれるので、勉強や進路の不安を解消できた」 「生徒の自主性を尊重してくれる校風なので、行事や部活動に全力で打ち込める」 「内部進学の制度が充実しているので、安心して勉強に取り組める」 「施設が綺麗で、特に図書館は蔵書も多く、学習環境が整っている」 「同じ目標を持つ友人と切磋琢磨できる環境が良い」 「伝統ある制服が可愛くて、着るのが楽しみだった」
気になる点
「校則が他の高校に比べて少し厳しいと感じることがある」 「お嬢様学校のイメージがあるかもしれないが、実際はごく普通の生徒が多い」 「駅から少し坂道を歩くので、夏は少し大変かもしれない」 「学費が私立なので、公立高校に比べると負担は大きい」
アクセス・通学
最寄り駅からのアクセス 名古屋市営地下鉄 東山線「覚王山」駅 4番出口より徒歩約7分 名古屋市営地下鉄 東山線・名城線「本山」駅 4番出口より徒歩約16分
バスでのアクセス 市バス「田代本通」バス停より徒歩約3〜5分 市バス「日進通五丁目」バス停より徒歩約3〜4分
椙山女学園高等学校受験生へのワンポイントアドバイス