京都府立洛北高等学校は、1870年(明治3年)に日本で最初に開校された旧制中学校をルーツに持つ、150年以上の輝かしい歴史と伝統を誇る進学校です。 卒業生にはノーベル物理学賞を受賞した湯川秀樹博士、朝永振一郎博士など、各界で活躍する多くの著名人が名を連ねています。長い歴史の中で「礼節の実践、学業に邁進、山水の愛護」という校訓のもと、自由と責任を重んじる校風が受け継がれてきました。
洛北高等学校の基本情報
洛北高等学校の偏差値・難易度・併願校
サイエンス科(中高一貫コース): 偏差値 68程度 普通科(文理コース): 偏差値 62程度 普通科(スポーツ総合専攻): 偏差値 48程度
洛南高等学校 東山高等学校(パスカル/クレセント) 龍谷大学付属平安高等学校(プログレス/特進) 大谷高等学校(バタビアコア/インテグラル) 京都橘高等学校(選抜類型)
洛北高等学校に設置されている学科・コース
サイエンス科(中高一貫コース) 6年間の一貫教育を通して、高度な理数教育や探究活動を行う学科です。将来、研究者や専門職を目指す、探究心旺盛な生徒におすすめです。
普通科 文理コース 文系・理系の枠にとらわれず、幅広い教養と学力を身につけることを目指すコースです。国公立大学や難関私立大学への進学を希望する生徒に適しています。
普通科 スポーツ総合専攻 学業と高いレベルの部活動を両立させたい生徒のためのコースです。スポーツに関する専門科目も学びながら、全国レベルでの活躍を目指します。
洛北高等学校の特色・校風
宿題の量:口コミを見ると「課題は多い」という声が多数見られます。特に予習・復習を前提とした授業が多く、日々の学習習慣が非常に重要になるようです。 校則:比較的自由で、生徒の自主性に任されている部分が大きいようです。ただし、もちろん常識の範囲内での行動が求められます。スマートフォンの持ち込みは可能ですが、校内での使用ルールは定められています。服装は制服があり、生徒からの評判は様々です。 生徒たちの雰囲気:真面目で知的好奇心が旺盛な生徒が多いと言われています。個性的な生徒も多く、お互いを尊重し合う雰囲気があるようです。 中高一貫のサイエンス科、高校から入学する文理コース、スポーツ総合専攻と、多様な背景を持つ生徒が集まるのも洛北高校の面白さの一つです。 アルバイト:原則として禁止されています。 制服の評判:伝統的なデザインの制服で、落ち着いた印象です。口コミでは様々な意見が見られます。 土曜授業:土曜日にも授業や進学補習が実施されることがあります。
洛北高等学校の部活動・イベント
部活動
特に有名な部活動: ラグビー部:全国大会への出場経験も豊富な伝統ある強豪校として知られています。 陸上競技部、水泳部:近畿大会や全国大会で活躍する選手を多数輩出しています。 囲碁・将棋部:全国大会の常連であり、輝かしい実績を誇ります。 サイエンス部:SSH指定校ならではの部活動で、本格的な研究活動に取り組んでいます。様々な科学コンテストでの受賞歴もあります。
全体の様子:体育系、文化系ともに多種多様な部活動があり、生徒たちは自分に合った場所でいきいきと活動しています。初心者から始められる部活動も多く、新しいことに挑戦したい生徒にも門戸が開かれています。
イベント
洛北祭(文化祭):毎年大変な盛り上がりを見せる洛北高校最大のイベントです。クラスごとの展示や演劇、有志によるステージ発表、文化部の発表など内容は多岐にわたります。地域住民にも開かれており、学校全体の活気を肌で感じることができます。 体育祭:クラス対抗で様々な競技に臨みます。借り物競走や綱引き、騎馬戦、クラブ対抗リレーなど、迫力ある競技が繰り広げられ、会場は熱気に包まれます。 修学旅行:国際感覚を養うことを目的とした海外研修旅行などが企画されることもあります。例えば、アメリカのボストンを訪れ、ハーバード大学の学生と交流したり、英語でのプレゼンテーションに挑戦したりするプログラムが実施された実績があります。
洛北高等学校の進学実績
国公立大学: 京都大学:15名 大阪大学:8名 神戸大学:9名 北海道大学:2名 東京大学:3名 その他、京都工芸繊維大学(11名)、滋賀大学(9名)、京都府立大学(4名)など、多数の合格者を輩出しています。
難関私立大学(関関同立など): 同志社大学:40名 立命館大学:97名 関西大学:26名 関西学院大学:6名 早稲田大学:5名
洛北高等学校の特長・アピールポイント
スーパーサイエンスハイスクール(SSH)としての先進的な教育:SSHの指定を長年にわたって受けており、理数教育や探究活動において全国をリードする存在です。 「洛北サイエンス」という学校設定教科では、大学レベルの実験や研究に取り組む機会があります。 150年以上の歴史と伝統:日本最古の公立中学校を前身とする歴史の中で培われた「自由と責任」を重んじる校風は、生徒の自主性を育みます。 高いレベルでの文武両道の実践:全国レベルで活躍する部活動が多数ありながら、国公立大学への高い進学実績を両立させています。 中高一貫教育と多様な生徒の共存:附属中学校からの内部進学生(サイエンス科)と、高校から入学する生徒(文理コース、スポーツ総合専攻)が互いに刺激し合いながら学ぶ環境があります。 グローバルな視野を育むプログラム:希望者対象のアメリカ研修(グローバルリーダーシッププログラム)など、国際社会で活躍するための多様なプログラムが用意されています。 充実した進路サポート体制:平常の授業に加え、土曜講座や長期休暇中の講習など、志望校合格に向けた手厚いサポートを受けることができます。 恵まれた学習環境:鴨川のほとりの閑静な住宅街に位置し、京都府立大学や京都コンサートホールなどが近くにあるアカデミックな環境で学ぶことができます。
洛北高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点: 「自由な校風で、生徒の自主性を尊重してくれるのでのびのびと過ごせる」という意見が非常に多いです。 「SSHの活動など、他校ではできないような貴重な経験ができる」「知的好奇心を満たしてくれる授業が多い」といった、学習内容の充実度を評価する声も目立ちます。 「優秀で個性的な友人が多く、毎日が刺激的」「お互いを高め合える仲間に出会えた」など、人間関係の良さを挙げる口コミも多数あります。 「先生方が熱心で、質問にも丁寧に対応してくれる」「進路相談に親身に乗ってくれる」といった、教員のサポート体制を評価する声も見られます。
気になる点: 「課題や小テストが多く、予習・復習が大変」という声は多くの口コミで共通しています。自主的な学習習慣が求められるようです。 「校舎や施設の一部が古い」という意見が散見されます。 「最寄り駅から少し歩くのが大変」という、アクセスに関する声もあります。 一部の口コミでは、「中高一貫のサイエンス科の生徒と高校からの入学生との間に少し壁を感じることがある」といった意見も見られました。
アクセス・通学
京都市営地下鉄烏丸線「北山駅」から徒歩約12分 京都市営地下鉄烏丸線「北大路駅」から徒歩約15分 市バス・京都バス「洛北高校正門前」下車すぐ 市バス・京都バス「洛北高校前」下車 徒歩約3〜5分
洛北高等学校受験生へのワンポイントアドバイス