浜松聖星高等学校は、静岡県浜松市にあるカトリックの教えを大切にする私立の共学校です。1956年の創立以来、「真理を学び 愛に生きよ」という校訓のもと、一人ひとりの個性を尊重し、知性だけでなく豊かな心を育む教育を実践してきました。グローバル化が進む現代社会で活躍できる人材の育成を目指しており、特に英語教育や国際交流に力を入れているのが大きな特徴です。
浜松聖星高等学校の基本情報
浜松聖星高等学校の偏差値・難易度・併願校
学科・コースごとの偏差値
特進コース:55 理数コース:54 進学コース:48
難易度のイメージと内申点の目安
主な併願校
浜松市立高等学校 浜松南高等学校 浜松湖東高等学校 浜名高等学校 浜松学芸高等学校 聖隷クリストファー高等学校
浜松聖星高等学校に設置されている学科・コース
理数コース どんなことを学ぶ?:理数系の科目に重点を置き、探究的な学びや実験・実習を通して科学的思考力を養います。高大連携講座など、大学レベルの学びに触れる機会も豊富です。 どんな生徒におすすめ?:理科や数学が好きで、将来は医療系や理工系の学部に進みたいと考えている生徒に最適です。
特進コース どんなことを学ぶ?:国公立大学や難関私立大学への進学を目指し、ハイレベルな授業を展開します。土曜日に行われる「サタプロ」と呼ばれる講座などで、実践的な受験対策を行います。 どんな生徒におすすめ?:高い目標を持ち、仲間と切磋琢磨しながら難関大学合格を目指したい生徒におすすめです。
進学コース どんなことを学ぶ?:幅広い進路希望に対応できるカリキュラムで、基礎学力の定着を重視しています。多様な選択科目があり、自分の興味や関心に合わせて学ぶことができます。 どんな生徒におすすめ?:大学進学だけでなく、専門学校や就職など、様々な可能性の中から自分の道を見つけたい生徒に適しています。
浜松聖星高等学校の特色・校風
校風キーワード:落ち着いた雰囲気、面倒見が良い、グローバル、文武両道 宿題の量:コースによって差はありますが、特に特進コースでは予習を前提とした授業が多く、日々の学習習慣が大切になるようです。 全体的に見ても、課題はやや多めという声が見られます。 校則:他の私立高校と比較すると、校則は標準的か、やや厳しめと感じる生徒が多いようです。特に服装や頭髪に関する指導はしっかりしているとの口コミがあります。 スマホ:校内での使用は原則禁止されているようですが、ルールを守って使用している生徒もいるとの声もあります。 服装:制服の着こなしについては、定期的にチェックがあるようです。 アルバイト:原則として禁止されていますが、特別な事情がある場合は許可制で認められることもあるようです。
生徒たちの雰囲気:真面目で落ち着いた生徒が多いという評判です。いじめは少ないという声が多く、安心して学校生活を送れる環境が整っているようです。男女比は女子生徒の方が多いですが、共学化以降、男子生徒も増えており、男女仲良く学校生活を楽しんでいる様子がうかがえます。 制服の評判:制服は、品がありオシャレだと評判が良いようです。特に女子の制服は人気が高い傾向があります。 土曜授業:特進コースでは「サタプロ」と呼ばれる土曜講座が実施されています。 1年生もサタディプログラムが開始されるなど、学力向上に向けた取り組みが行われています。
浜松聖星高等学校の部活動・イベント
部活動
特に有名な部活動 吹奏楽部:全国大会の常連として知られ、その実力は全国トップレベルです。 定期演奏会や地域のイベントでも活躍しており、多くのファンを魅了しています。 陸上競技部:全国大会に出場するなど、高い実績を誇ります。 放送部:NHK杯全国高校放送コンテストで上位入賞を果たすなど、こちらも全国レベルで活躍しています。 情報処理部:全国大会に出場経験があり、ICT教育に力を入れる学校の特色を象徴する部活動の一つです。
全体の様子
運動部はサッカー部、バスケットボール部、テニス部、弓道部など多彩な部が活動しています。 文化部も演劇部、美術部、軽音楽部などに加え、カトリック校ならではのボランティア活動を行う「末広会」や、グローバルな課題を探究する「グローバルイシュー研究部」など、ユニークな部活動も存在します。
イベント
文化祭(ベリタスプラザ):毎年6月頃に開催される最大のイベントの一つです。 クラスごとの展示やステージ発表、部活動の発表などがあり、大変な盛り上がりを見せます。一般公開もされ、多くの来場者で賑わいます。 体育祭:秋に行われる体育祭では、クラス対抗で様々な競技に熱戦を繰り広げます。 応援合戦なども見どころの一つで、クラスの団結力が一層深まります。 修学旅行:2年生の秋に実施されます。以前は海外への修学旅行が中心でしたが、近年は沖縄へ行くことが多いようです。 平和学習やマリン体験など、沖縄ならではの貴重な体験ができます。 希望者はグアムへの海外研修旅行に参加することも可能です。
浜松聖星高等学校の進学実績
最新の大学進学実績(2024年度入試など)
国公立大学:静岡大学、静岡県立大学などの地元の大学を中心に、毎年合格者を出しています。2024年度は国公立大学に4名が合格しています。 難関私立大学: 早慶上理ICU:7名 GMARCH(学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政):4名 関関同立(関西・関西学院・同志社・立命館):1名
その他:南山大学や名城大学など、東海地方の有名私立大学への進学者も多い傾向があります。また、カトリック系の大学への推薦枠も充実しているようです。
進学サポート体制
補習・講習:夏休みなどの長期休暇中には、希望者対象の進学補講が多数開講されます。 また、特進コースでは土曜講座「サタプロ」が実施され、受験に向けた実践力を養います。 進路指導:先生方が生徒一人ひとりに親身に寄り添い、丁寧な進路指導を行ってくれると評判です。 推薦入試や総合型選抜への対応も手厚く、多くの生徒が活用しているようです。 キャンパスツアー:卒業生が通う難関大学を訪問するキャンパスツアーなども企画されており、生徒の学習意欲を高めるきっかけとなっています。
浜松聖星高等学校の特長・アピールポイント
カトリックの教えに基づく「心の教育」
静岡県西部で唯一のカトリック系ミッションスクールとして、毎日の祈りや宗教の授業、宗教行事などを通じて、他者を思いやる心や社会に貢献する姿勢を育んでいます。 この落ち着いた環境が、穏やかな校風の基礎となっています。 伝統と実績のあるグローバル教育
「英語の海の星」と呼ばれた前身校時代からの伝統を受け継ぎ、英語教育や国際交流に非常に力を入れています。 カナダへの年間・半年留学制度や、夏休みの短期海外研修など、多彩なプログラムが用意されており、世界に視野を広げるチャンスが豊富にあります。 充実したICT教育環境
校内には最新のデスクトップPCや電子黒板などが整備されており、ICTを積極的に活用した授業が展開されています。 生徒が学校のポータルサイト運営に関わるなど、実践的な学びの機会も提供されています。 一人ひとりに寄り添う手厚いサポート体制
先生方が生徒一人ひとりの学習状況や悩みに親身になって対応してくれる「面倒見の良さ」は、多くの在校生や卒業生、保護者から高く評価されています。 学習面だけでなく、精神的なサポートも手厚いと評判です。 全国レベルで活躍する部活動
特に吹奏楽部は全国大会の常連としてその名を知られており、学校全体の活気にも繋がっています。 陸上部や放送部なども全国で活躍しており、高いレベルで文武両道を目指せる環境があります。
浜松聖星高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点
先生のサポートが手厚い:「先生方がとても親身になって相談に乗ってくれる」「質問に対して丁寧に教えてもらえる」といった声が非常に多く、面倒見の良さがうかがえます。 落ち着いた学習環境:「真面目な生徒が多く、落ち着いて勉強に集中できる」「いじめが少ない」という意見が多く、安心して学校生活を送れるようです。 施設がきれい:校舎が清潔で過ごしやすいという口コミが多数見られます。校内にコンビニ(ファミリーマート)がある点も好評です。 グローバルな経験ができる:留学制度や海外研修が充実しており、国際交流に興味がある生徒にとって魅力的な環境です。 進路指導が丁寧:推薦入試や面接対策など、一人ひとりの進路に合わせたきめ細やかな指導をしてくれる点が高く評価されています。
気になる点
校則がやや厳しい:「服装や頭髪、スマートフォンの使用に関する校則が少し厳しい」と感じる生徒もいるようです。 駅から少し遠い:最寄り駅からは徒歩でのアクセスは難しく、バスや自転車を利用する必要があります。 浜松駅からバスで通学する生徒が多いようです。 課題の量が多い:特に上位コースでは、日々の課題や予習・復習の負担がやや大きいと感じる声もあります。 坂道が多い:学校が坂の上にあるため、自転車通学の生徒からは「坂が大変」という意見も聞かれます。
アクセス・通学
最寄り駅からのアクセス JR「浜松駅」から遠鉄バスを利用するのが最も一般的です。 バスターミナル2番のりばから乗車し、「浜松聖星高校」バス停下車すぐ。 または、「蜆塚遺跡前」バス停下車、徒歩約1分。
遠州鉄道「八幡駅」から徒歩約39分。
通学エリア
浜松市内全域から生徒が通学していますが、特に浜松市中央区、浜名区などの近隣エリアからの通学者が多いようです。また、磐田市や湖西市など、市外から通う生徒もいます。浜松駅からのバスの便が良いため、JRを利用して広範囲から通学することが可能です。
浜松聖星高等学校受験生へのワンポイントアドバイス