岐阜県最南端の海津市に位置する海津明誠高等学校は、地域に根ざした教育で100年以上の歴史を誇る伝統校です。2005年に海津高等学校と海津北高等学校が統合して誕生し、普通科、ビジネス情報科、生活デザイン科の3つの学科を持つ総合的な高校として新たなスタートを切りました。それぞれの学科で専門性を高めながら、生徒一人ひとりの興味や進路に合わせた多様な学びが選択できるのが、この海津明誠高等学校の大きな魅力です。
海津明誠高等学校の基本情報
海津明誠高等学校の偏差値・難易度・併願校
普通科:44 ビジネス情報科:42 生活デザイン科:42
海津明誠高等学校に設置されている学科・コース
普通科 どんなことを学ぶ?:4年制大学や短期大学への進学を目指し、国語・数学・英語などの主要教科を中心に基礎学力をしっかりと身につけます。2年次からは文系・理系に分かれ、さらに3年次には看護系や教養系といった、より専門的な進路に対応したコース選択が可能です。 どんな生徒におすすめ?:大学進学を考えている人や、高校段階ではまだ将来の夢が明確でなく、幅広い分野を学びながら自分の可能性を探したい人におすすめです。
ビジネス情報科 どんなことを学ぶ?:文書作成や表計算、画像編集といったコンピュータースキルに加え、簿記などの商業に関する専門知識を学びます。情報処理技術者試験や日商簿記検定といった資格取得にも力を入れており、就職にも進学にも強い実践力を養います。 どんな生徒におすすめ?:パソコンを使うのが好きな人、将来は事務職や販売職など、ビジネスの世界で活躍したい人、資格を取得して自分の強みを作りたい人に向いています。
生活デザイン科 どんなことを学ぶ?:衣食住に関する知識や技術を専門的に学びます。2年次からは、ファッションや調理などを深く学ぶライフ類型と、看護師や保育士などを目指す福祉類型に分かれます。地域での実習や施設での外部実習など、体験的な学びが多いのも特徴です。 どんな生徒におすすめ?:ファッション、料理、保育、福祉などに興味がある人、実習などを通して実践的に学びたい人、人の役に立つ仕事に就きたいと考えている人におすすめです。
海津明誠高等学校の特色・校風
宿題の量 :宿題の量は、学科や選択コース、担当の先生によって差があるようですが、「多い」という声はあまり聞かれません。予習・復習をしっかり行う習慣がついていれば、無理なくこなせる量だと言えそうです。校則 :校則は、他の高校と比較して、やや厳しめと感じる生徒が多いようです。特に頭髪や服装に関する指導は定期的かつ厳格に行われる傾向があります。スマートフォンの使用については、校内での使用は原則禁止されているようですが、ルールを守って使用している生徒もいるとの声もあります。生徒たちの雰囲気 :全体的に素朴で真面目な生徒が多いようです。 いじめは少ないという口コミが多く、落ち着いた学校生活を送りたい生徒には良い環境と言えるでしょう。 クラスの団結力は強く、学校行事などでは一丸となって取り組む活気のある雰囲気も見られます。アルバイト :アルバイトは原則として禁止されていますが、家庭の事情などにより許可を得て行っている生徒もいるようです。制服の評判 :制服は男女ともにブレザースタイルで、特に女子の制服は可愛いと評判のようです。リボンやネクタイの色で学年を区別しています。土曜授業 :土曜授業は基本的にありません。
海津明誠高等学校の部活動・イベント
部活動
特に有名な部活動 ヨット部 :全国制覇を目標に掲げる全国屈指の強豪校です。 インターハイや国体で数々の優勝実績を誇り、専用の練習場で日々技術を磨いています。ウエイトリフティング部 :こちらも全国大会の常連で、多くの選手が東海大会や全国大会で活躍しています。商業部(ワープロ) :ワープロの速さと正確さを競う大会で、全国大会に出場するなど輝かしい実績を残しています。 タイピングスキルを極めたい生徒におすすめです。
その他の部活動 運動部 :硬式野球部(過去に県大会ベスト8の実績あり)、陸上競技部、バスケットボール部、バレーボール部、ソフトテニス部など、多くの部が県大会出場を目指して活発に活動しています。文化部 :伝統文化部(茶華道・書道)や美術部、吹奏楽部などがあり、文化祭での発表やコンクールへの出品など、日々の活動の成果を披露する場も多くあります。
イベント
明誠祭(文化祭・体育祭) 6月に行われる文化の部と、10月に行われる体育の部からなる、学校最大のイベントです。 文化の部では、各クラスが趣向を凝らした展示やステージ発表を行い、大変な盛り上がりを見せます。体育の部では、クラス対抗で様々な競技に熱戦を繰り広げ、クラスの団結力が一層深まります。
修学旅行 例年12月に実施され、行き先は沖縄などが候補となることが多いようです。 美しい自然や文化に触れ、仲間との絆を深める貴重な体験となります。
校外研修 5月に行われるイベントで、学年ごとに様々な場所へ出かけます。 新しいクラスの仲間との親睦を深める良い機会となっています。
中学生一日入学・高校見学会 夏休みと秋に、中学生を対象とした学校説明会や見学会が開催されます。 在校生が学校生活について説明したり、施設を案内したりしてくれるので、海津明誠高校の雰囲気を直接感じることができます。
海津明誠高等学校の進学実績
主な大学進学実績 国公立大学:近年では、滋賀大学などへの合格者が出ています。 私立大学:中京大学、名城大学、愛知学院大学、岐阜聖徳学園大学、岐阜協立大学など、東海地方を中心とした多くの私立大学に合格者を出しています。 看護系の大学や短期大学への進学者も多いのが特徴です。
専門学校・就職 専門学校へは、看護、調理、福祉、美容など、各学科で学んだ専門性を活かせる分野に進む生徒が多いです。 就職に関しても、地元企業を中心にトヨタ、イビデン、日本郵便など大手企業への就職実績があります。 また、公務員として活躍する卒業生もいます。
進学実績を支える取り組み 進路サポーター制度 :担任の先生に加えて、もう一人別の先生が進路担当として生徒をサポートする独自の制度です。 二人の視点から多角的なアドバイスがもらえるため、生徒は安心して進路相談ができます。充実したキャリア教育 :1年生の時から、職業観を育むための講座や、上級学校・企業の見学会などを計画的に実施しています。補習や講習 :放課後や長期休暇中には、進学希望者向けの補習や、資格取得を目指す生徒のための講習が数多く開かれています。
海津明誠高等学校の特長・アピールポイント
興味に合わせて学べる3つの専門学科
大学進学を目指す「普通科」、資格取得に強い「ビジネス情報科」、実習を通して専門性を磨く「生活デザイン科」と、自分の「好き」や「得意」を追求できる環境が整っています。 地域と深く連携した探究学習「地域学」
海津市と連携し、地域の課題発見や解決に取り組む探究的な学習がカリキュラムに組み込まれています。 地域のお祭りへの参加や企業との商品開発などを通して、社会で役立つ実践的な力を養うことができます。 全国レベルで活躍する特色ある部活動
全国大会で24回の優勝を誇るヨット部をはじめ、ウエイトリフティング部や商業部(ワープロ)など、全国を舞台に活躍する部活動があります。 高いレベルで挑戦したい生徒にとって、非常に魅力的な環境です。 担任+1の「進路サポーター制度」による手厚い進路指導
担任の先生だけでなく、もう一人の先生が「進路サポーター」として生徒一人ひとりの進路実現をバックアップします。 この手厚いサポート体制により、進学から就職まで幅広い進路希望にきめ細かく対応しています。 生徒一人ひとりを大切にするアットホームな校風
「生徒一人一人を大切にして、自ら学び自ら考える力を育てる」という教育目標の通り、先生と生徒の距離が近く、アットホームな雰囲気が魅力です。 落ち着いた環境で高校生活を送りたい生徒に最適な学校です。
海津明誠高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「先生方が親身になって相談に乗ってくれる」「進路について熱心にサポートしてくれる」など、先生の面倒見の良さを評価する声が非常に多いです。 「専門的な資格がたくさん取れるので、就職に有利だと思う」といった、ビジネス情報科や生活デザイン科の専門性を評価する意見も目立ちます。 「いじめが少なく、安心して学校生活が送れる」「行事ではクラスが団結して盛り上がる」など、学校の雰囲気の良さに関する口コミも多く見られます。 「ヨット部やウエイトリフティング部など、全国レベルの部活で頑張れるのが魅力」という、部活動に関するポジティブな評判も多数あります。
気になる点 「校則が少し厳しいと感じる」特に頭髪や服装に関する指導について、厳しいと感じる生徒がいるようです。 「最寄り駅から少し距離があり、バスの本数も少ないため、アクセスが少し不便」という、通学に関する意見が見られます。 「施設や校舎が少し古い部分がある」という声も一部で聞かれます。 「大学進学を目指すなら、塾に通うなど個人の努力も必要」という、学習環境に関する意見もあります。
アクセス・通学
最寄り駅からのアクセス 養老鉄道「駒野」駅 より:海津市コミュニティバスに乗車し、「海津明誠高校口」バス停で下車、徒歩約5分です。JR「大垣」駅 より:名阪近鉄バス高須行きに乗車し、「主水橋」バス停で下車、徒歩約5分です。JR・新幹線「岐阜羽島」駅 より:海津市コミュニティバス海津市役所行きに乗車し、「馬目西方」バス停で下車、徒歩約5分です。
通学エリア
学校の所在地である海津市内の生徒が最も多いですが、近隣の輪之内町、養老町、羽島市、また三重県や愛知県の一部から通学している生徒もいるようです。多くの生徒が自転車や公共交通機関を利用して通学しています。
海津明誠高等学校受験生へのワンポイントアドバイス