熊本県立芦北高等学校は、100年以上の歴史と伝統を誇る専門高校です。 大正10年に地域の産業振興と人材育成を願って設立された葦北農林学校を前身とし、時代のニーズに合わせて進化を続けてきました。 現在は「農業科」「林業科」「福祉科」という、私たちの生活に不可欠な分野を深く学べる3つの専門学科が設置されています。
熊本県立芦北高等学校の基本情報 
熊本県立芦北高等学校の偏差値・難易度・併願校 
農業科:37 福祉科:37 林業科:36 
熊本県立芦北高等学校に設置されている学科・コース 
農業科 どんなことを学ぶ?:野菜や果物の栽培、花の管理、食品加工など、食と緑に関する幅広い知識と技術を学びます。 どんな生徒におすすめ?:自然や食べ物が好きで、将来は農業や食品関連の仕事に就きたいと考えている人におすすめです。 
林業科 どんなことを学ぶ?:森林の育成や管理、木材の活用、きのこの栽培、さらには測量技術など、森林資源と環境保全について専門的に学びます。 どんな生徒におすすめ?:アウトドア活動が好きで、環境問題に関心があり、日本の豊かな自然を守り育てる仕事に興味がある人におすすめです。 
福祉科 どんなことを学ぶ?:高齢者や障がいのある方への介護技術やコミュニケーションの方法など、福祉の心と専門知識を学び、介護福祉士の国家試験受験資格の取得を目指します。 どんな生徒におすすめ?:人の役に立ちたい、誰かを支える仕事がしたいという温かい気持ちを持っている人におすすめです。 
熊本県立芦北高等学校の特色・校風 
宿題の量 :専門教科の実習やレポートなどがあるため、決して少なくはないようですが、計画的に取り組めば十分にこなせる量だと言われています。校則 :他の高校と比較して、特に厳しいということはないようです。ただし、専門的な実習を行うため、安全に関わる服装や頭髪などの指導はきちんと行われます。スマートフォンの使用については、校内でのルールを守って使用することが求められます。アルバイト :原則として許可されていませんが、家庭の事情など特別な理由がある場合は、学校に申請し許可を得ることで可能になる場合があります。制服 :2017年に新しいデザインに変更されました。 女子の制服は深みのあるグリーンを基調としたクラシカルなデザインで、清楚で可愛いと評判です。 夏服はラベンダーとピンクのチェック柄が可愛らしく、心が弾むようなデザインとなっています。土曜授業 :基本的に土曜授業はありません。
熊本県立芦北高等学校の部活動・イベント 
部活動 
特に有名な部活動 男子新体操部 :全国大会の常連であり、トップレベルの実績を誇ります。相撲部 :九州大会や全国大会で常に上位入賞を果たしている強豪です。ウエイトリフティング部 :数々の大会で優秀な成績を収めています。カヌー部 :水俣・芦北地域の豊かな水辺環境を生かして活動しており、高い実績を持っています。クリエイティ部 :生徒自らの手で学校紹介動画を制作するなど、ユニークで活発な活動を行っています。
イベント 
体育大会 
芦北高校の体育大会は、学科対抗で行われるのが大きな特徴です。 1年生の集団行動、2年生の組体操、そして3年生の創作ダンスなど、学年ごとのマスゲームは圧巻の一言。 特に3年生のダンスは、クラスごとにTシャツを作成し、担任の先生も一緒に踊るなど、一体感と感動に包まれます。 全校生徒で行うグランドフィナーレのウェーブも伝統となっています。 文化祭 
各クラスや文化部が日頃の学習や活動の成果を発表する貴重な機会です。農業科が作った新鮮な野菜や加工品の販売は、毎年地域の方々にも大人気です。 修学旅行 
近年は福島県などを訪れ、東日本大震災からの復興について学ぶ「ホープツーリズム」を実施しています。 また、最終日には学科別の研修が行われ、農業科は豊洲市場、林業科は林野庁、福祉科はGoogle本社など、それぞれの専門分野に関連する最先端の現場を訪れ、将来の進路について考える貴重な体験をします。 
熊本県立芦北高等学校の進学実績 
大学・短期大学への進学 
国公立大学への進学者も輩出しています。 専門知識をさらに深めるため、農業系、林業系、福祉系の学部に進学する生徒が多い傾向にあります。指定校推薦枠も活用し、多くの生徒が進学の夢を叶えています。 専門学校への進学 
高校で学んだ専門性をさらに高めるため、多くの生徒が専門学校へ進学します。特に、くまもと林業大学校や、看護・医療系の専門学校、公務員専門学校などが人気の進学先となっています。 就職 
地元芦北・水俣地域をはじめ、熊本県内の企業への就職に強みを持っています。高校で身につけた実践的なスキルと真面目な学習態度が高く評価され、毎年高い就職率を維持しています。公務員として地域に貢献する道を選ぶ卒業生もいます。 
熊本県立芦北高等学校の特長・アピールポイント 
地域と連携した実践的な学び 
農業科ではケーキ作り教室、林業科では森林教室、福祉科ではパラスポーツ体験教室など、地域の小学生を招いて高校生が先生役となるユニークな授業があります。 地域との深いつながりの中で、実践的な指導力やコミュニケーション能力を育むことができます。 全国レベルで活躍できる部活動 
男子新体操部、相撲部、ウエイトリフティング部などを筆頭に、全国の舞台で活躍する部活動が多数あります。高いレベルでスポーツに打ち込みたい生徒にとって、最高の環境が整っています。 専門資格の取得を強力にサポート 
福祉科では介護福祉士国家試験の受験資格が得られるほか、各学科で危険物取扱者や測量士補、各種検定など、将来に役立つ多くの資格取得にチャレンジできます。 感動と一体感の学校行事 
体育大会のマスゲームや学科対抗リレーは、学校全体が一つになる芦北高校の名物イベントです。 全校生徒で作り上げるパフォーマンスは、一生の思い出になること間違いありません。 豊かな自然に囲まれた学習環境 
学校の近くには山や海が広がり、校内には約800本の桜が咲き誇る農場があるなど、四季の移ろいを感じられる美しい自然環境の中で学ぶことができます。 手厚い進路サポート体制 
進学から就職まで、生徒一人ひとりの夢の実現に向けて、先生方がとことん向き合い、親身なサポートを行ってくれます。 地域からの温かい支援 
芦北町からは教科書代や修学旅行代金の補助といった総合的な支援があり、地域全体で生徒の学びを応援する体制が整っています。 
熊本県立芦北高等学校の口コミ・評判のまとめ 
良い点 「専門的な知識が身につき、将来の夢が明確になった」という声が非常に多いです。実習が多く、体験的に学べる点が評価されています。 「先生方が親身になって相談に乗ってくれる」など、生徒と教員の距離が近く、サポートが手厚いという評判です。 「体育大会などの行事がとても盛り上がり、クラスや学年の絆が深まる」という口コミも多く見られます。 「部活動が盛んで、高い目標を持って打ち込める環境がある」点も、多くの生徒にとって魅力となっているようです。 「自然に囲まれた環境で、のびのびと学校生活を送れる」という点も、ポジティブな意見として挙げられています。 
気になる点 「専門高校なので、普通科目に比べて専門科目の授業が多い」という声があります。これは専門性を高めたい生徒にとってはメリットですが、大学進学で幅広い受験科目を必要とする場合には、自身での学習計画が重要になります。 「最寄り駅から少し歩く」という意見もあります。肥薩おれんじ鉄道の佐敷駅から徒歩約15分ほどの距離です。 「校舎や施設が少し古い部分もある」という口コミも見られますが、実習に必要な設備は整えられています。 
アクセス・通学 
最寄り駅 肥薩おれんじ鉄道「佐敷駅」から徒歩約15分 
バス 産交バス「芦北高校前」バス停から徒歩約4分 産交バス「芦北高校入口」バス停から徒歩約7分 
熊本県立芦北高等学校受験生へのワンポイントアドバイス 

