熊谷女子高等学校は、1世紀以上の歴史と伝統を誇る、埼玉県北部のトップレベルの女子高校です。地域からは「熊女(くまじょ)」の愛称で親しまれ、多くの卒業生が社会の様々な分野で活躍しています。「まっすぐ、しなやかに」という言葉に象徴されるように、知性と品性を兼ね備え、自立した女性を育むことを目指しています。
熊谷女子高等学校の基本情報
熊谷女子高等学校の偏差値・難易度・併願校
普通科:65
熊谷女子高等学校に設置されている学科・コース
普通科
2年生になると、希望進路に応じて以下の3つの類型に分かれて、より専門的な学習を進めていきます。 文型 : 主に文系大学への進学を目指す生徒向けの類型です。国語、地理歴史、公民、英語などの科目を重点的に学び、人文科学、社会科学、教育、法学、経済学など幅広い分野への進学に対応します。理型 : 主に理系大学への進学を目指す生徒向けの類型です。数学、理科(物理・化学・生物)の専門科目を深く学び、理学、工学、農学、医療系など、科学技術分野のスペシャリストを目指します。文理型 : 看護・医療技術系や、文系・理系の枠にとらわれない学際的な学部への進学を希望する生徒におすすめの類型です。文系と理系の科目をバランス良く学び、多様な進路希望を実現します。
熊谷女子高等学校の特色・校風
校風を一言で表すと
「文武両道」「自主自律」「まっすぐ、しなやかに」といった言葉がぴったりです。勉強はもちろん、学校行事や部活動にも全力で打ち込むエネルギッシュな生徒が多いのが特徴です。女子校ならではのびのびとした雰囲気の中で、互いを尊重し、高め合える環境があります。 宿題・課題の量
進学校ということもあり、日々の予習・復習は欠かせません。課題の量は多いと感じる生徒が多いようですが、計画的に学習を進める習慣が身につくという声もあります。特に長期休暇中の課題はしっかりとした量が出される傾向があります。 校則
他の高校と比較して、校則は比較的緩やかだという評判が多いようです。 スマホ: 休み時間や放課後の使用は基本的に許可されています。授業中の使用はもちろん禁止です。服装: 伝統的なセーラー服で、スカート丈は膝丈など、品位を保つための指導はきちんと行われるようです。頭髪: パーマや染色は禁止ですが、それ以外の髪型は比較的自由です。アルバイト: 原則として禁止されていますが、家庭の事情などにより届け出をすれば許可される場合もあるようです。制服の評判: 清楚で伝統的なデザインが好評な一方で、夏服がシンプルすぎる、時代に合わせて少し変化がほしいといった声も聞かれます。
生徒たちの雰囲気
真面目で勉強熱心な生徒が多いですが、同時にとても活発で、行事などでは驚くほどのエネルギーを発揮します。個性豊かな生徒が多く、お互いの違いを認め合い、刺激し合える人間関係を築けるようです。 土曜授業
隔週で土曜授業が実施されており、授業や模試などが行われます。休日が少ないと感じるかもしれませんが、その分、大学受験に向けた十分な学習時間を確保することができます。
熊谷女子高等学校の部活動・イベント
部活動
特に有名な部活動 ダンス部(Jumper 15th): 様々な大会で優秀な成績を収めている強豪として知られています。キレのあるパフォーマンスは文化祭などでも注目の的です。音楽部・吹奏楽部: コンクールでの実績も豊富で、地域のイベントなどでも演奏を披露しています。陸上競技部・ソフトボール部: 関東大会や全国大会に出場するなど、高いレベルで活動しています。
珍しい部活動 競技かるた同好会: 映画やアニメの影響で人気が高まっており、熱心に活動しています。宇宙研究会: 天体観測など、宇宙に関する探究活動を行うユニークな部です。英語劇部(EDC): 文化祭での公演は毎年人気を集めており、本格的な英語劇に挑戦しています。
イベント
鈴懸祭(すずかけさい)
文化祭と体育祭を合わせた熊女最大のイベントで、毎年大変な盛り上がりを見せます。 文化の部(文化祭): 昨年度の来場者は5,000人を超えるなど、地域でも有名なイベントです。各クラスの趣向を凝らした企画や、文化部の発表、有志団体によるパフォーマンスなど、見どころが満載です。体育の部(体育祭): 最大の名物は、各団(クラスを縦割りにしたチーム)の3年生が中心となって創り上げる応援合戦のダンスです。120名が一体となって繰り広げる圧巻のパフォーマンスは、多くの生徒にとって最高の思い出となるようです。
その他のイベント
新入生歓迎の球技大会、熊谷さくらマラソン大会への参加、芸術鑑賞会、かるた大会など、年間を通して様々な行事が企画されており、クラスの団結力を高める機会が豊富にあります。
熊谷女子高等学校の進学実績
主な大学進学実績(2025年度入試結果より) 国公立大学:62名(現役60名) 筑波大学:3名 埼玉大学:9名 千葉大学:2名 お茶の水女子大学:1名 東京外国語大学:1名 東京都立大学:1名 横浜国立大学:1名 国際教養大学:1名 など
難関私立大学 早慶上理ICU(早稲田、慶應、上智、東京理科、国際基督教):15名 GMARCH(学習院、明治、青山学院、立教、中央、法政):97名
熊谷女子高等学校の特長・アピールポイント
1. 100年以上の歴史が育む「まっすぐ、しなやかに」の精神
長い歴史の中で培われてきた、知性と品性を持ち、自立した女性を育てるという教育理念が学校全体に根付いています。 2. 生徒が主役で燃え上がる学校行事「鈴懸祭」
企画から運営まで生徒が中心となって創り上げる文化祭と体育祭は、まさに圧巻の一言。特に体育祭の応援ダンスは、一生忘れられない感動と達成感を味わえる、熊女ならではの伝統です。 3. 国公立・難関私大へ繋がる質の高い授業と手厚い進路指導
大学進学指導拠点校として、質の高い授業はもちろん、個々の進路に合わせたハイレベルな補習や個別指導が充実しており、高い進学実績を支えています。 4. グローバルな視野を養う独自の探究・国際交流プログラム
自ら課題を設定し探究を深めるプログラムや、ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学(MIT)の学生と交流する海外研修など、世界に目を向ける機会が豊富に用意されています。 5. のびのびと打ち込める!30を超える豊富な部活動・愛好会
全国レベルで活躍する部から、ユニークな活動を行う愛好会まで、自分の興味や関心に合わせて熱中できる場所が必ず見つかります。多くの生徒が学習と両立しながら活動を楽しんでいます。
熊谷女子高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「女子だけなので気兼ねなく、毎日が本当に楽しい。一生の友達ができた」という声が非常に多いです。 「鈴懸祭(体育祭)の応援ダンスは本当に最高!熊女に入って良かったと心から思えるイベントです。」 「勉強に集中できる環境が整っている。周りのみんなも頑張っているので、自然と自分も頑張れる。」 「個性的な子が多くて面白い。どんな子でも受け入れてくれる雰囲気がある。」 「先生方は熱心で、質問にも親身になって対応してくれる。」
気になる点 「校舎や体育館など、施設の古さが少し気になる」という意見があります。 「熊谷駅から徒歩10分以上かかるので、少し遠く感じる」という声も聞かれます。 「課題や小テストが多く、予習・復習が大変。かなり忙しい高校生活になる。」 「隔週で土曜授業があるので、週末が少し短く感じる。」
アクセス・通学
最寄り駅からのアクセス JR高崎線・秩父鉄道「熊谷駅」北口から徒歩約12分 熊谷駅北口から各種バスを利用し、「女子校前」バス停下車すぐ
通学エリア
熊谷市、深谷市、行田市、鴻巣市など、県北部の様々なエリアから生徒が通学しています。また、JR高崎線や秩父鉄道の沿線を利用して、群馬県や県央部から通う生徒もいるようです。
熊谷女子高等学校受験生へのワンポイントアドバイス