熊本県立玉名工業高等学校は、ものづくりを通して未来の産業界を担う技術者を育てる、歴史と実績のある専門高校です。1963年の開校以来、「工業人たる前に良き人間たれ」というスローガンのもと、技術力だけでなく豊かな人間性を育む教育を実践してきました。地域社会や産業界からの厚い信頼が、玉名工業高等学校の大きな魅力となっています。
玉名工業高等学校の基本情報 
玉名工業高等学校の偏差値・難易度・併願校 
電気科:45 電子科:45 機械科:44 工業化学科:44 土木科:44 
玉名工業高等学校に設置されている学科・コース 
機械科 
全ての産業の基礎となる機械について総合的に学びます。設計から加工、組立まで、ものづくりの一連の流れを実践的に習得したい人におすすめです。 電気科 
発電から家庭で使われる電気機器まで、生活に不可欠な電気エネルギーについて幅広く学びます。電気工事士などの資格取得を目指し、社会のインフラを支えたい人に最適です。 電子科 
スマートフォンやコンピュータなど、身の回りの電子機器の仕組みや制御技術を学びます。プログラミングや情報通信に興味があり、最先端の技術に触れたい人におすすめです。 工業化学科 
新素材の開発や環境分析など、化学の知識をものづくりに応用する方法を学びます。実験が好きで、環境問題や新しい物質の創造に貢献したい人にぴったりです。 土木科 
道路や橋、ダムなど、人々の安全で快適な暮らしを守る社会基盤(インフラ)の整備について学びます。 まちづくりや防災に興味があり、地域社会に貢献したい人におすすめです。 
玉名工業高等学校の特色・校風 
宿題の量 :専門教科に関する課題やレポートが出されることがありますが、量は標準的という声が多いようです。予習・復習をしっかり行う習慣が大切になります。校則 :頭髪や服装に関する指導は、社会人としてのマナーを身につける観点から、比較的厳しいという意見が見られます。スマートフォンの校内での使用については、一定のルールが定められているようです。生徒たちの雰囲気 :ものづくりという共通の目標を持つ生徒が多く、お互いに協力し合いながら学校生活を送っています。活発な生徒もいれば、黙々と研究に打ち込む生徒もおり、多様な個性を受け入れる雰囲気があります。アルバイト :原則として禁止されているようですが、家庭の事情などにより許可される場合もあるようです。学校への確認が必要です。制服 :男子は伝統的な黒の詰襟学生服、女子はブレザーとスカートです。落ち着いたデザインで、保護者からの評判は良い傾向にあります。土曜授業 :基本的に土曜授業はありません。
玉名工業高等学校の部活動・イベント 
部活動 
運動部 
特に弓道部、ウエイトリフティング部、自転車競技部などが強豪として知られています。野球部やサッカー部、ラグビー部、バスケットボール部なども活発に活動しており、県大会上位を目指して日々練習に励んでいます。 文化部 
文化部では、ものづくり系の部活動が特色豊かです。ロボット競技大会やプログラミングコンテストなどで全国レベルの実績を誇る部もあります。吹奏楽部や美術部、写真部なども熱心に活動しており、地域のイベントなどでその成果を披露しています。 
イベント 
体育祭 
各科対抗で行われる体育祭は、玉名工業ならではの名物イベントです。学科のプライドをかけた応援合戦や競技は迫力満点で、生徒たちの一体感が最も高まる一日です。 玉工祭(文化祭) 
毎年秋に開催される文化祭は「玉工祭」と呼ばれ、各学科が日頃の学習成果を発表する貴重な機会です。専門知識を活かした展示や体験コーナー、製作物の販売などが行われ、多くの地域住民や中学生で賑わいます。 修学旅行 
修学旅行では、関東または関西方面を訪れることが多いようです。仲間との絆を深め、見聞を広める貴重な体験となっています。 クラスマッチ 
学期末に行われるクラスマッチも、生徒たちが楽しみにしている行事の一つです。球技を中心に、クラス一丸となって熱戦を繰り広げます。 
玉名工業高等学校の進学実績 
主な進学先(大学) 国公立大学:熊本大学、佐賀大学、熊本県立大学などへ、毎年合格者を出しています。 私立大学:崇城大学、九州産業大学、福岡工業大学、熊本学園大学など、工業系の大学を中心に多くの生徒が進学しています。 
就職 
就職希望者の内定率はほぼ100%で、県内外の優良企業から多くの求人が寄せられます。製造業、建設業、情報通信業など、幅広い分野で卒業生が活躍しており、企業からの評価も高いのが特長です。 進路サポート 
進路指導が手厚いのも玉名工業高等学校の強みです。企業見学やインターンシップ、公務員試験対策講座、進学希望者向けの補習など、一人ひとりの希望進路実現に向けたきめ細やかなサポート体制が整っています。 
玉名工業高等学校の特長・アピールポイント 
充実した最新の実習設備 
平成12年に完成した実習棟は当時西日本一と言われるほどの規模と設備を誇り、現在も常に最新の機器が導入されています。 プロの現場に近い環境で実践的な技術を学ぶことができます。 高い資格取得実績 
在学中に多くの生徒が国家資格や各種検定に合格しています。特に、全国工業高等学校長協会が主催する「ジュニアマイスター顕彰制度」では、毎年多くの生徒が認定されており、全国でも上位の常連校です。 文部科学省・県からの重点的な指定 
「マイスター・ハイスクール」や「DXハイスクール」といった国の事業や、県の「熊本スーパーハイスクール(KSH)」に指定されており、最先端の産業教育を受けることができます。 地域や企業との強い連携 
地元の企業や大学と連携した授業やインターンシップ(就業体験)が豊富に用意されています。 実際の現場を体験することで、社会で必要とされる力を養います。 「考動力」と「利他心」を育む人間教育 
自ら考え行動する力「考動力」と、他者を思いやる心「利他心」の育成を教育の柱に据えています。 技術力だけでなく、社会人として大切な人間性を育みます。 活気あふれる学校行事 
体育祭や文化祭(玉工祭)は、生徒が主体となって創り上げる一大イベントです。特に科対抗で行われる体育祭は、学校全体が熱気に包まれ、強い一体感が生まれます。 圧倒的な就職実績 
長年にわたる産業界との信頼関係により、県内外の優良企業から多数の求人が寄せられます。手厚い就職サポートもあり、希望する企業への就職を実現しやすい環境です。 
玉名工業高等学校の口コミ・評判のまとめ 
良い点 「専門的な知識が身につき、資格もたくさん取れるので、将来の目標が明確になった」という声が非常に多いです。 「就職にとても強く、先生方のサポートも手厚いので安心できる」といった、進路に関する満足度の高さがうかがえます。 「施設や設備が整っていて、本格的な実習ができるのが魅力」という意見も多く見られます。 「体育祭や文化祭がとても盛り上がり、最高の思い出になった」など、学校行事の楽しさを挙げる声も多数あります。 「同じ目標を持つ仲間と出会え、充実した3年間を過ごせた」という、友人関係に関するポジティブな口コミも目立ちます。 
気になる点 「校則が少し厳しいと感じることがある」特に頭髪や服装に関する指導について、もう少し自由度が欲しいという意見があります。 「専門科目の勉強は、中学までとは違って難しいと感じることがある」予習・復習が欠かせないという声も見られます。 「駅から少し距離があるので、バスや自転車での通学が必要」という、アクセスに関する指摘もあります。 「男子生徒の割合が高いので、入学前は少し不安だった」という女子生徒からの意見も一部で見られますが、入学後は男女関係なく仲が良いという声がほとんどです。 
アクセス・通学 
最寄り駅からのアクセス JR鹿児島本線「玉名駅」から産交バスで約10分、「玉名工業高校前」バス停下車、徒歩約1分。 JR鹿児島本線「大野下駅」から徒歩約35分。 九州新幹線「新玉名駅」からタクシーで約15分。 
通学エリア 
学校が所在する玉名市や、隣接する荒尾市、長洲町、和水町などから通学する生徒が多いようです。また、熊本市北部や山鹿市、南関町など、比較的広い範囲から生徒が集まっています。多くの生徒が電車とバス、あるいは自転車を利用して通学しています。 
玉名工業高等学校受験生へのワンポイントアドバイス 

