礼文高等学校は、北海道の最北端・礼文島にある道立の高校で、島の自然と暮らしを丸ごと学びに変えられる、とてもユニークな学校です。海に囲まれた静かな環境で、少人数ならではの近い距離感の中、落ち着いて高校生活を送りたい人にぴったりです。

礼文高等学校では「島が教科書」と言われるほど、地域の自然・観光・産業に根ざした学びが日常にあります。校内の授業だけで完結せず、実際に島を歩き、見て、調べて、発表する探究の時間が多いのが大きな魅力です。

さらに礼文高等学校は、全国から生徒を受け入れる「最北れぶん留学」にも力を入れていて、島外の仲間と一緒に学べるのも特徴です。人や自然との出会いが濃い3年間になるので、「環境を変えて、自分を伸ばしたい」と思っている中学生にとって、読み進めるほどにワクワクする学校だと思います。

礼文高等学校の基本情報

項目 内容
正式名称 北海道礼文高等学校
区分 公立
共学/別学 共学
所在地 〒097-1111 北海道礼文郡礼文町大字船泊村字ヲチカフナイ27番地
代表電話番号 0163-87-2358
公式サイト https://www.rebun.hokkaido-c.ed.jp/

礼文高等学校の偏差値・難易度・併願校

礼文高等学校は全日制の普通科のみの募集で、偏差値の目安は37〜39程度とされています。北海道内では「基礎を固めれば十分に合格を狙える」難易度帯です。

礼文高等学校の入試は北海道立高校の一般的な方式で、5教科の学力検査と内申点(中学校の成績)が合否に関わります。内申はオール3前後を土台に、当日の得点で上積みしていくイメージが近いです。小規模校なので倍率は年によって大きく変わりやすく、「定員割れの年もあれば、留学希望者が増えてやや競争的になる年もある」という見方が現実的です。

同じくらいの偏差値帯としては、宗谷・道北の普通科小規模校などが近い目安になります。礼文高等学校を第一志望とする場合、島外受験を想定する家庭では、稚内方面の私立を併願に置くケースが見られます。具体的には

  • 稚内大谷高等学校(普通科・偏差値45前後)
    などが現実的な併願候補です。

礼文高等学校に設置されている学科・コース

礼文高等学校にある学科は次のとおりです。

  • 普通科
    基礎科目をしっかり学びつつ、礼文島の自然・観光・地域課題を題材にした学校設定科目(高山植物、礼文の自然と観光など)で探究を深めます。自然や地域づくりに関心がある人、体験型の学びが好きな人におすすめです。

礼文高等学校の特色・校風

礼文高等学校の校風を一言でいうと、少人数で温かい、地域と一緒に育つ、自然体でのびのび、という雰囲気です。全校で40名台の小さな学校なので、先生と生徒の距離が近く、授業や進路の相談も「一人ひとりに合わせてくれる」という声が多いです。

宿題の量は、基礎を固めるための課題は出ますが、進学校のような大量課題で押すタイプではなく、自分の学びを深める調べ学習や発表準備が中心になりがちです。島の学びに関するレポート作成やフィールドワークのまとめなど、「やった分だけ身につく課題」が多い印象です。

校則は北海道立高校として標準的で、服装・頭髪・スマホの扱いなどは基本ルールが決められています。染髪や極端な着崩しは禁止、ネクタイやリボンの着用、スカート丈などもきちんと指導されます。厳しすぎて息苦しいというより、「生活の土台を整えるためのルール」という受け止めが多いようです。

生徒の雰囲気は、落ち着いた子が多めで、島内生と島外留学生が混じっているため、価値観が広いのも特徴です。少人数だからこそ学年を超えて仲が良く、行事や部活で先輩が自然に面倒を見る文化があります。

アルバイトは原則は学校の許可制で、家庭事情や進路に必要な場合などは相談のうえ認められる運用です。島内は求人自体が多くないので、やるとしても観光シーズンの短時間や、地域の手伝い的な形が中心になります。

制服はブレザー型で、島の高校としてはきちんとしたデザイン。派手さより清潔感・落ち着きがあり、口コミでも「高校生らしい」「島でも浮かない」という声があります。土曜授業は時期や行事によって変わりますが、ふだんは週5日ベースで、行事前や補習で土曜に活動することがあります。

礼文高等学校の部活動・イベント

部活動

礼文高等学校は部活加入率が約9割と高く、少人数でも文化部・運動部がしっかり動いています。

特に特徴的な部活としては、

  • バドミントン部
    少人数でも継続して練習し、島外大会にも挑戦します。

  • 軽音部
    「日本最北の軽音部」として知られ、定期ライブや学校祭、町の行事でも演奏します。初心者スタートが多く、仲間と一緒に上達していく雰囲気です。

  • 放送局
    朗読・アナウンス・動画制作などに取り組み、学校行事の記録や町内放送も担う、地域と直結した活動が魅力です。
    このほか、球技同好会など、人数に合わせて柔軟に活動が作られています。

イベント

礼文高等学校の最大の行事は、夏に行われる学校祭「礼高祭」です。縁日やステージ発表に加えて、近年は学年を超えたチームでのよさこい企画などもあり、地域の方も来場して一緒に盛り上がる“島のイベント”になっています。

ほかにも体育祭、地域清掃などのボランティア、自然観察や観光に関わるフィールドワーク、修学旅行などが年間予定に含まれ、島の外へ出る体験と島を深く知る体験の両方が用意されています。

礼文高等学校の進学実績

礼文高等学校は小規模校ですが、毎年きちんと進学・就職の実績を出しています。直近では、

  • 国公立大学:北海道教育大学(釧路)や長崎大学、名寄市立大学、都留文科大学などへの進学が確認されています。

  • 私立大学:札幌学院大学、北翔大学、駒澤大学など。

  • 専門学校:看護・保育・IT・製菓・語学など、興味や将来に合わせて幅広い分野に進む生徒が多いです。

  • 就職:礼文町役場、日本郵便、フェリー会社、漁協、道内企業など、島内外で地域に根ざした職に就く例があります。

進学面では、北海道の遠隔授業配信(T-base)を活用して、離島でも都市部に近い科目選択や受験対応ができる仕組みが整っています。放課後講習や進路面談も少人数の強みで手厚いとされています。

礼文高等学校の特長・アピールポイント

  • 「島が教科書」の探究学習
    高山植物や礼文の自然と観光など、ここでしかできない学びが授業の中心にあります。

  • 全校40名台の少人数教育
    授業も進路も、先生の目がしっかり届きやすく、きめ細かなサポートが受けられます。

  • 全国募集の「最北れぶん留学」
    道外からの推薦受け入れ対象校で、島外の仲間と学べます。

  • 学生寮と手厚い生活支援
    寮「ポラリス」があり、制服購入、端末購入、教科書代、昼食費、バス定期などの助成が整っています。

  • 部活動が活発で結束力が強い
    入部率が高く、軽音部や放送局など少人数でも本格的に活動できます。

  • ユネスコ・スクールとしてのESD、SDGs的な学び
    環境と地域の未来を考える教育を長年積み重ねています。

礼文高等学校の口コミ・評判のまとめ

礼文高等学校の良い点として多いのは、

  • 少人数で友だちや先生と距離が近く、安心して学校に通える

  • 自然や地域の学びが楽しく、他の高校にはない経験ができる

  • 行事や部活で学年を超えて仲が良い
    といった声です。

一方、気になる点としては、

  • 島の生活なので買い物や移動が不便に感じることがある

  • 施設や選択肢が大規模校ほど多くない

  • 「都会的な高校生活」を求める人には合わないかもしれない
    という意見も見られます。礼文高等学校は環境そのものが魅力でもあり、同時に合う・合わないが出やすい学校だといえます。

アクセス・通学

礼文高等学校は礼文島の船泊地区にあり、島内の主要拠点である香深(かふか)方面から宗谷バスで通学する生徒が多いです。

  • 香深フェリーターミナル周辺から:宗谷バスで「高校前」下車(約12分)

  • 香深地区から自転車通学:道道40号線沿いに約7km、25分ほど
    といったルートが代表的です。

通学エリアは島内(香深・船泊など)が中心ですが、最北れぶん留学で道外・道内他地域から来る生徒も一定数います。島内生と留学生が自然に混ざって生活しているのが礼文高等学校らしさです。

礼文高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

礼文高等学校を目指すなら、まずは北海道立高校の学力検査で確実に点を取れる「教科書レベルの基礎固め」を最優先にしましょう。特に英数国は、計算・漢字・文法などのミスを減らすだけで得点が伸びやすいです。内申点も合否に関わるので、中3の定期テストと提出物は丁寧に。

また、礼文高等学校は推薦入試や留学制度も活発です。面接や作文で「なぜ礼文高等学校なのか」「島でどんな学びをしたいのか」を自分の言葉で語れるように、学校の特色(自然・地域探究、少人数教育)を調べておくと強い武器になります。礼文高等学校は、環境を言い訳にせず、むしろ環境を学びに変えられる人に向いています。小さな学校だからこそ、あなたの意欲や個性がそのまま学校の力になりますよ。

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。