神奈川総合産業高等学校、通称「LiSA(リサ)」は、県内で唯一「総合産業科」が設置されている、とてもユニークで専門的な高校です。 「将来やりたいことが決まっている」「自分の好きなことをとことん追求したい!」そんな熱い想いを持つ中学生にとって、LiSAでの高校生活は、夢への大きな一歩となるでしょう。普通科の高校とは一味違う、専門分野の深い学びと実践的なスキルが身につく環境がここにはあります。
神奈川総合産業高等学校の基本情報
神奈川総合産業高等学校の偏差値・難易度・併願校
総合産業科: 偏差値 50
光明学園相模原高等学校 向上高等学校 麻布大学附属高等学校 横浜商科大学高等学校
神奈川総合産業高等学校に設置されている学科・コース
工学系: ものづくりに興味がある人におすすめ!自動車やロボットなど、日本の産業を支える技術の基礎から応用まで、実践的に学びます。 情報系: プログラミングやネットワーク、情報デザインなどを学びます。IT社会で活躍したい、ゲームやアプリを作ってみたいという人にぴったりです。 環境・バイオ系: 地球環境問題や生命科学について学びます。実験やフィールドワークを通して、環境保全やバイオテクノロジーの知識を深めたい人に向いています。 科学系: 物理、化学、生物、地学などの理科分野をより深く探究します。科学の面白さを追求し、将来は研究者や技術者を目指したい生徒におすすめです。 リベラルアーツ分野: 国際理解や人文科学、社会科学など、幅広い教養を身につけます。 専門分野の学習に加え、広い視野を持ちたい人に適しています。
神奈川総合産業高等学校の特色・校風
キーワード: 単位制、専門的、自由、探究型、実践的 宿題の量: 課題研究やレポートなど、授業によって量は異なりますが、自分で計画的に進める必要があります。一般的な高校に比べて、探究的な課題が多い傾向があるようです。 校則: 校則は比較的緩やかで、制服はありません。 私服での通学となり、髪型やアクセサリーに関しても厳しい規定はないようです。 ただし、TPOをわきまえた服装を心がけることが求められます。 生徒たちの雰囲気: 専門分野を学びたいという目的意識を持った生徒が多く、自分の「好き」を追求している人が多い印象です。そのため、お互いの個性を尊重し合う、落ち着いた雰囲気があるようです。 アルバイト: アルバイトは原則として届け出制で可能です。多くの生徒が学業と両立しながらアルバイトをしています。 制服の評判: 制服がないため、自由な服装で学校生活を送れることを魅力に感じる生徒が多いです。 校内では、所属を確認するためのネームプレートを着用します。 土曜授業: 基本的に土曜授業はありません。
神奈川総合産業高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部: 野球、サッカー、テニス、バスケットボール、バレーボール、陸上競技、弓道、剣道、ダンスなど、多くの運動部が活発に活動しています。 文化部: LiSAならではの部活動が充実しています。特に、ロボットや機械の製作を行う「ロボメック研究部」や「機械部」、化学実験に取り組む「化学工学部」、本格的な舞台照明や音響を学ぶ「L.B.T.(Lighting,Broadcast,Technical staff)部」などは、専門知識を活かせる人気の部活です。 その他にも、軽音楽部やデザイン造形部、鉄道研究部など、多彩な文化部があります。
イベント
体育祭(6月): クラス対抗で様々な競技に熱中します。 LiSAフェスタ(文化祭、9月): 各クラスや部活動が、日頃の研究成果や活動内容を発表する最大のイベントです。 専門的な展示や体験企画も多く、LiSAらしさを感じられる一日となります。 生徒研究発表会(9月、3月): 1〜2年間かけて取り組んだ課題研究の成果を発表する場です。 数百人の前でプレゼンテーションを行い、質疑応答を交わす経験は、大学進学後や社会に出てからも役立つ貴重な機会となっています。 修学旅行(3月): 学年によって行き先は異なりますが、仲間との絆を深める大切な行事です。
神奈川総合産業高等学校の進学実績
国公立大学: 茨城大学、宇都宮大学、電気通信大学、横浜市立大学、神奈川県立保健福祉大学など、理系の国公立大学を中心に合格者を出しています。 難関私立大学: 芝浦工業大学、東京都市大学、東京電機大学、工学院大学といった理系大学への進学者が多いのが特徴です。また、GMARCHレベルの大学へ進学する生徒もいます。 その他: 総合型選抜や学校推薦型選抜を利用して、自分の研究成果や活動実績をアピールし、大学進学を果たす生徒が多いのもLiSAの強みです。 また、学んだ専門知識を活かして、優良企業へ就職する生徒もいます。 進学サポート: 進路指導室が充実しており、個別の相談に丁寧に対応してくれます。課題研究などを通して、自分の進みたい道を見つけ、それに向かって主体的に準備する力が養われます。
神奈川総合産業高等学校の特長・アピールポイント
県内唯一の「総合産業科」: 工学、情報、環境バイオ、科学、リベラルアーツという幅広い分野を横断的に学べるカリキュラムが最大の魅力です。 大学のような「単位制」と「100分授業」: 自分の興味や進路に合わせて科目を選択し、自分だけの時間割を作成できます。 100分という長い授業時間で、実験や実習にじっくり取り組むことができます。 充実した専門設備: レーザー加工機や3Dプリンター、無菌操作ができるクリーンベンチ、自動車整備用の実習室など、大学の研究室レベルの施設・設備が整っています。 探究心を深める「課題研究」: 2・3年次に行う課題研究(リサーチ・ワーク)は、LiSAの学びの集大成です。 自らテーマを設定し、1年以上かけて研究を進め、その成果を発表します。 自由な校風と私服通学: 制服がなく、校則も比較的緩やかなため、生徒の自主性が尊重されています。 のびのびとした環境で高校生活を送りたい人にぴったりです。 多彩な進路実現のサポート: 総合型選抜や学校推薦型選抜に強く、専門分野での学びを武器に大学進学を目指せます。 就職希望者へのサポートも手厚いです。 「LiSA」という愛称と一体感: 「Liberal Arts & Science Academy」の頭文字から取られた「LiSA」という愛称で親しまれ、生徒や教員に一体感があります。
神奈川総合産業高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点: 「自分の好きな分野を専門的に学べるので、毎日が楽しい」 「大学のような自由な雰囲気で、自主性が身につく」 「施設や設備が本当にすごい。普通科の高校ではできない経験がたくさんできる」 「先生方が専門的な知識を持っていて、質問にも丁寧に答えてくれる」 「個性的な友達が多く、お互いを尊重し合える環境が良い」 「制服がないので、自分らしいスタイルで過ごせるのが嬉しい」
気になる点: 「単位制なので、自分でしっかり計画を立てないと卒業が大変になる」 「駅から少し歩くので、雨の日は少し大変」 「専門性が高い分、興味がない分野の授業は少し退屈に感じることもあるかもしれない」 「レポートや研究など、自主的に取り組む課題が多いので、受け身の姿勢だと厳しい」
アクセス・通学
小田急線「相模大野駅」北口から徒歩約15分 神奈川中央交通バス「南中前」バス停から徒歩約5分
神奈川総合産業高等学校受験生へのワンポイントアドバイス