福山暁の星女子高等学校は、広島県福山市にあるカトリック系の私立女子校です。「他者のために生きる女性」の育成を掲げ、キリスト教の価値観に基づいた人間教育を大切にしています。生徒一人ひとりの個性を尊重し、それぞれが持つ能力を最大限に伸ばすためのきめ細やかなサポートが魅力の学校です。

福山暁の星女子高等学校では、充実した学習環境の中で、確かな学力はもちろん、豊かな人間性や社会に貢献する心を育むことができます。探究学習や国際交流にも力を入れており、広い視野を持って未来を切り拓く力を養います。

この記事では、そんな福山暁の星女子高等学校の偏差値や気になる学校生活の様子、進学実績などを詳しくご紹介します。伝統ある女子校ならではの魅力や、在校生・卒業生からのリアルな声もお伝えしますので、ぜひ志望校選びの参考にしてください。

福山暁の星女子高等学校の基本情報

以下に福山暁の星女子高等学校の基本的な情報をまとめました。

項目 内容
正式名称 福山暁の星女子高等学校
公立/私立の別 私立
共学/女子校の別 女子校
所在地 〒721-8545 広島県福山市西深津町3丁目4番1号
代表電話番号 084-922-1682
公式サイトURL https://www.akenohoshi.ed.jp/

福山暁の星女子高等学校の偏差値・難易度・併願校

福山暁の星女子高等学校を目指す上で、偏差値や難易度は気になるポイントですよね。ここでは、具体的な数値や併願校の例を挙げて解説します。

偏差値

  • 普通科:61程度

福山暁の星女子高等学校の偏差値は61程度とされており、広島県内の私立高校の中でも比較的高いレベルに位置します。同じくらいの偏差値の高校としては、広島県内では広島文教大学附属高等学校(特進コース)や近畿大学附属広島高等学校福山校(ADコース)などが挙げられます。

合格に必要な内申点の目安は、一概には言えませんが、主要5教科だけでなく、その他の教科でもバランス良く得点しておくことが望ましいでしょう。推薦入試と一般入試があり、それぞれ選考方法が異なりますので、自分に合った受験方式を選ぶことが大切です。

主な併願校

福山暁の星女子高等学校は私立高校のため、公立高校との併願が可能です。近隣の公立高校を第一志望とする受験生が併願先として選ぶことが多いようです。具体的な併願校としては、以下のような高校が挙げられます。

  • 広島県立福山誠之館高等学校

  • 広島県立福山葦陽高等学校

  • 近畿大学附属広島高等学校福山校

  • 銀河学院高等学校

福山暁の星女子高等学校に設置されている学科・コース

福山暁の星女子高等学校では、生徒一人ひとりの進路希望や興味関心に合わせて、きめ細やかな学習ができるようにコース制を導入しています。

  • 進路探究コース

    文系・理系の枠にとらわれず、幅広い分野の学習を通して自分の興味や適性を見つけ、将来の進路をじっくりと考えていきたい生徒におすすめです。

  • 人文社会コース

    国語、地理歴史、公民、英語などの科目に重点を置き、文学、歴史、国際関係など、人文科学・社会科学系の分野への進学を目指す生徒におすすめです。

  • 自然科学コース

    数学、理科の科目に重点を置き、医学、薬学、理工学、農学など、自然科学系の分野への進学を目指す生徒におすすめです。

福山暁の星女子高等学校の特色・校風

福山暁の星女子高等学校は、カトリックの教えに基づいた落ち着いた雰囲気の中で、生徒の自主性を重んじる校風が特徴です。

  • 校風を表すキーワード

    • 落ち着いた雰囲気

    • 国際教育に注力

    • 奉仕の精神

    • 生徒の自主性を尊重

  • 宿題の量: 口コミによると、宿題の量は標準的か、やや多めと感じる生徒がいるようです。ただし、先生方が丁寧にサポートしてくれるため、塾に行かなくても学校の授業や補習で十分に対応できるとの声もあります。

  • 校則: 校則は、私立の女子校ということもあり、比較的厳しいという意見が見られます。特に服装や頭髪に関する指導は丁寧に行われるようです。スマートフォンの校内での使用については、ルールが定められています。

  • 生徒たちの雰囲気: 真面目で落ち着いた生徒が多いようです。先輩後輩の上下関係は厳しくなく、皆仲が良いという声が聞かれます。

  • アルバイト: 原則として禁止されているようです。

  • 制服: フランス人によるデザインで、伝統的で品があると評判です。初代校長がデザインしたもので、学校の象徴の一つとなっています。

  • 土曜授業: 土曜日には4時間の授業が行われています。

福山暁の星女子高等学校の部活動・イベント

部活動

福山暁の星女子高等学校では、多くの生徒が部活動に参加し、勉強と両立しながら充実した学校生活を送っています。

運動部、文化部ともに様々なクラブがあり、活発に活動しています。特に陸上部は全国レベルで活躍する選手を輩出しており、近年注目を集めています。また、カトリック校ならではの奉仕部(インターアクトクラブなど)の活動も盛んで、地域貢献や国際協力など様々なボランティア活動に取り組んでいます。

  • 運動部: 陸上競技部、バレーボール部、バスケットボール部、ソフトテニス部、バドミントン部、卓球部など

  • 文化部: 英語部、放送部、書道部、美術部、演劇部、音楽部、科学部、文芸部、調理手芸部、パソコン部、インターアクトクラブなど

イベント

福山暁の星女子高等学校では、生徒たちが主体となって作り上げる多彩な学校行事が一年を通して行われます。

  • 記念祭バザー(9月): 毎年9月に行われる大規模なイベントで、保護者や卒業生、地域の方々も訪れ、大変な賑わいを見せます。生徒による模擬店や展示、ステージ発表などが行われます。

  • 運動会(5月): 「爽天祭」という名称で呼ばれ、クラス対抗で様々な競技に熱く取り組みます。

  • 文化祭(9月): 記念祭バザーと合わせて行われ、文化部の発表や学習成果の展示などが行われます。

  • 修学旅行(10月): カナダへの修学旅行が伝統となっており、ホームステイなどを通して異文化に触れる貴重な体験ができます。

  • 宗教行事: 聖母祭(5月)やクリスマス会(12月)など、カトリック校ならではの美しい行事も多く、心を豊かにする機会となっています。

福山暁の星女子高等学校の進学実績

福山暁の星女子高等学校は、生徒一人ひとりの進路実現に向けた手厚いサポート体制が整っており、国公立大学や難関私立大学へ安定した進学実績を誇っています。

2024年度の大学合格状況を見ると、卒業生55名のうち、国公立大学へは12名が合格しています。これは卒業生の約22%にあたります(※公式サイトでは32%と記載がありますが、過年度生を含むため現役合格率とは異なります)。総合型選抜や学校推薦型選抜を利用して、目標の大学に進学する生徒も増えているようです。

  • 国公立大学: 岡山大学、広島大学、山口大学、お茶の水女子大学、京都大学、鳥取大学(医学部)など、中四国地方を中心に全国の大学に合格者を出しています。

  • 難関私立大学: 早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学、同志社大学、関西学院大学、立命館大学、関西大学などへも多数の合格者を輩出しています。

  • その他: 医歯薬系の学部への進学実績も高く、帝京大学(医学部)や川崎医療福祉大学などへの進学者もいます。

進学実績を支える取り組みとして、放課後学習会や、夏休みなどの長期休暇中の少人数制補習授業などが充実しています。また、オリジナルのスケジュール手帳を活用し、生徒の自主的な学習習慣の定着をサポートしています。

福山暁の星女子高等学校の特長・アピールポイント

福山暁の星女子高等学校には、他の高校にはない独自の魅力がたくさんあります。

  • キリスト教精神に基づく人間教育: 「他者のために生きる女性」の育成を目標に、思いやりの心や奉仕の精神を育む教育を実践しています。

  • 充実した国際教育プログラム: ネイティブ教員による授業や、カナダへの修学旅行、多彩な短期留学制度(ニュージーランド、マレーシア、ドイツなど)を通して、生きた語学力と国際感覚を養います。

  • 生徒の自主性を育む探究学習: 総合的な学習の時間などを活用し、職業研究や学問研究、セルフマネジメントといったテーマで探究活動を行い、主体的に学ぶ力を育てます。

  • 伝統ある美しい制服と校舎: フランス人によってデザインされた、品のある制服と緑豊かな丘の上に立つ美しい校舎が、落ち着いた学習環境を演出しています。

  • 上智大学との高大連携協定: 上智大学との連携により、大学の講義を体験したり、教育交流を行ったりする機会があります。

  • きめ細やかな進路指導: 教師との面談や卒業生の講演会などを通じて、生徒一人ひとりの自己実現を丁寧にサポートします。

  • 「EGGの力」の育成: 多様な学習活動を通して、「Empathy(共感する力)・Grit(学びぬく力)・Growth(学び続ける力)」を育むことを目指しています。

福山暁の星女子高等学校の口コミ・評判のまとめ

ここでは、在校生や卒業生から寄せられた口コミをまとめました。学校選びの参考にしてください。

  • 良い点:

    • 「先生方がとても熱心で、授業外でも親身に補習をしてくれるので、塾に通わなくても安心です。」

    • 「特に英語教育に力を入れていて、英検の取得率が高いと思います。」

    • 「生徒の自主性を大切にしてくれる校風で、自立心が育ちます。」

    • 「先輩後輩の壁がなく、みんなフレンドリーでとても仲が良いです。」

    • 「カトリックの学校なので、穏やかで優しい生徒が多く、いじめなどの話はほとんど聞きません。」

    • 「行事も多く、特に記念祭バザーはとても盛り上がります。」

  • 気になる点:

    • 「私立なので、やはり公立高校に比べて学費は高めです。」

    • 「校則が少し厳しいと感じることがあります。特に服装やスマートフォンの使い方については、もう少し自由でも良いかなと思います。」

    • 「駅から少し距離があり、坂の上にあるので毎日の通学が少し大変です。」

    • 「施設は歴史がある分、少し古い部分もあります。」

アクセス・通学

福山暁の星女子高等学校へのアクセス方法です。

  • 最寄り駅: JR山陽本線「福山駅」

  • アクセス方法:

    • 福山駅北口から徒歩で約30~35分

    • 福山駅南口バスのりばから中国バスで約15分、「暁の星」または「暁の星学院入口」下車

    • 福山駅からタクシーで約10分

  • 通学エリア:

    福山市内からの通学者が多いですが、尾道市、三原市などの近隣市町や、岡山県井原市、笠岡市方面から通う生徒もいます。有料のスクールバスも利用可能です。

福山暁の星女子高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

福山暁の星女子高等学校を目指す皆さんへ、進学アドバイザーとして応援メッセージを送ります。

福山暁の星女子高等学校は、「落ち着いた環境でじっくりと勉強に集中したい」「英語力を伸ばし、将来は国際的な舞台で活躍したい」「ボランティア活動などを通して、社会に貢献したい」と考えている生徒に特におすすめの学校です。温かい雰囲気の中で、同じ志を持つ仲間たちと切磋琢磨しながら、充実した3年間を過ごすことができるでしょう。

受験勉強においては、まず基礎学力の定着を徹底しましょう。特に英語、国語、数学の3教科は、日々の授業を大切にし、苦手分野を作らないことが重要です。過去問題などを活用して出題傾向を掴むとともに、面接試験にもしっかりと備えてください。福山暁の星女子高等学校で学びたいという強い気持ちと、将来の夢を自分の言葉で伝えられるように準備しておくことが合格への鍵となります。応援しています!

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。