福岡教育大学附属福岡高等学校は、福岡市中央区の緑豊かな西公園に隣接する、歴史と伝統のある国立の高等学校です。福岡教育大学の附属校として、先進的な教育研究が行われるアカデミックな環境が魅力となっています。中高一貫教育を行っており、残念ながら高校からの生徒募集はありませんが、そのユニークな教育内容や自由な校風に惹かれ、中学受験を目指す生徒が後を絶ちません。

福岡教育大学附属福岡高等学校の最大の特長は、生徒の自主性を重んじる教育方針にあります。生徒一人ひとりが自ら課題を見つけ、探究していく学びが中心となっており、将来、社会の様々な分野でリーダーシップを発揮できる人材の育成を目指しています。教育大学の附属という特性を活かし、大学生が学習をサポートする機会も豊富です。

この記事では、そんな福岡教育大学附属福岡高等学校がどのような学校なのか、その特色や校風、部活動、進学実績などを、口コミや評判を交えながら詳しくご紹介します。この学校ならではの魅力や、生徒たちがどのような学校生活を送っているのか、中学生や保護者の皆さんにも分かりやすく解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

福岡教育大学附属福岡高等学校の基本情報

項目 内容
正式名称 国立大学法人福岡教育大学附属福岡高等学校
国公私立の別 国立
共学/別学 男女共学
所在地 〒810-0061 福岡県福岡市中央区西公園12番1号
代表電話番号 092-771-8381
公式サイトURL http://ww1.fukuoka-edu.ac.jp/~ffukuoka/

福岡教育大学附属福岡高等学校の特色・校風

福岡教育大学附属福岡高等学校は、「自由闊達」と「自主自律」をキーワードに語られることが多い学校です。生徒の主体性を尊重する校風が根付いており、生徒たちはのびのびと学校生活を送っているようです。

  • 校風・雰囲気: 生徒の自主性を重んじる自由な雰囲気が特徴です。生徒たちは真面目で落ち着いている一方で、行事などでは非常に活発になるメリハリのある生徒が多いと言われています。教育大学の附属校として、教育実習生を受け入れているため、若い大学生と接する機会も多く、活気のある雰囲気です。

  • 校則: 他の公立高校と比較すると、校則は比較的緩やかな傾向にあるようです。ただし、携帯電話の校内での使用は原則禁止など、守るべきルールは定められています。髪型に関する規定は厳しくなく、制服の着こなしについても、ある程度の自由が認められているとの声が見られます。

  • 宿題の量: 授業内容がレポート中心となることが多く、課題の量は少なくないようです。特に、探究活動に関する課題など、自分で考えてまとめる形式の宿題が多い傾向があります。受験期でもレポート提出が求められることがあるため、計画的な学習習慣が求められます。

  • 生徒の雰囲気: 附属小学校・中学校からの内部進学者がほとんどであるため、生徒同士の仲が良く、アットホームな雰囲気があるようです。学業に対する意識が高い生徒が多く、互いに切磋琢磨できる環境と言えるでしょう。

  • 制服: 伝統的なセーラー服と詰襟の学生服で、清楚なデザインが評判です。なお、令和9年度の入学生からは制服が変更される予定です。

  • アルバイト: 原則として禁止されています。

  • 土曜授業: 公式サイトには明記されていませんが、土曜日に授業や行事が行われることもあるようです。

福岡教育大学附属福岡高等学校の部活動・イベント

部活動

福岡教育大学附属福岡高等学校では、多くの生徒が部活動に加入し、文武両道を目指して活発に活動しています。運動部、文化部ともに充実しており、生徒たちはそれぞれの興味や関心に合わせて活動を楽しんでいます。

  • 運動部: 特に陸上部は、個人で優秀な成績を収める選手を輩出していることで知られています。その他、バスケットボール部、バレーボール部、テニス部、剣道部などが活動しています。

  • 文化部: 吹奏楽部や美術部、放送部などが熱心に活動しています。文化祭などでは、日頃の活動の成果を発表する場が設けられています。

イベント

福岡教育大学附属福岡高等学校の学校行事は、生徒が主体となって企画・運営されるものが多く、非常に盛り上がることで知られています。

  • 文化祭: 「附中祭」と呼ばれ、各クラスや文化部が趣向を凝らした展示や発表を行います。生徒たちの創造性や自主性が存分に発揮されるイベントです。

  • 体育祭: 中高合同で行われることもあり、学年を超えた交流が生まれます。応援合戦や各競技で、生徒たちの団結力が一層深まります。

  • 遠行会: 12月に行われる伝統行事で、40kmもの長い距離を歩きます。心身を鍛え、仲間との絆を深める貴重な機会となっています。

  • 修学旅行: 生徒たちの自主性を育むため、行き先や活動内容について生徒自身が考える機会が設けられることもあるようです。

福岡教育大学附属福岡高等学校の進学実績

福岡教育大学附属福岡高等学校は、高校からの生徒募集を行っていないため、卒業生の進路は附属中学校からの内部進学者のものとなります。卒業生の多くは、福岡県内トップクラスの公立高校や、難関私立大学の附属高校などに進学する傾向があります。

中学校卒業後の主な進学先としては、以下のような高校が挙げられます。

  • 公立高校: 福岡県立修猷館高等学校、福岡県立筑紫丘高等学校、福岡県立福岡高等学校など、学区トップの公立高校へ多数の合格者を出しています。特に修猷館高校へは毎年多くの生徒が進学しています。

  • 私立高校: 久留米大学附設高等学校、ラ・サール高等学校といった全国区の難関私立高校や、福岡大学附属大濠高等学校、西南学院高等学校などの大学附属高校にも多くの生徒が進学しています。

大学進学を見据え、高いレベルの教育環境を求めて、県内外の様々な進学校へ進んでいくのが福岡教育大学附属福岡中学校の生徒たちの特徴と言えるでしょう。

福岡教育大学附属福岡高等学校の特長・アピールポイント

福岡教育大学附属福岡高等学校には、他の高校にはない独自の魅力がたくさんあります。

  • 教育大学附属の強み: 福岡教育大学との連携により、大学の教員による出前授業や、大学生による学習支援など、アカデミックな環境で学ぶことができます。

  • 先進的な教育研究: 教育研究校として、学習指導要領の枠を超えた先進的な授業や、実験的な取り組みが積極的に行われています。

  • 主体性を育む探究活動: 生徒が自ら課題を設定し、探究していく学習活動が重視されています。レポート作成や発表の機会が多く、思考力や表現力が鍛えられます。

  • 中高一貫を見据えた教育: 附属中学校との連携により、長期的視点に立った教育が行われています。

  • 豊かな自然環境: 緑豊かな西公園に隣接し、落ち着いた環境で学習に集中できます。

  • 高い進学実績: 卒業生の多くが、地域のトップレベルの進学校へ進学しており、高い学力レベルが維持されています。

  • 生徒主体の学校行事: 文化祭や体育祭など、多くの行事が生徒主体で運営されており、リーダーシップや協調性を養うことができます。

福岡教育大学附属福岡高等学校の口コミ・評判のまとめ

福岡教育大学附属福岡高等学校に関する口コミは、その自由な校風と高いレベルの教育環境を評価する声が多い一方で、自主性が求められる環境に戸惑う声も一部見られます。

  • 良い点:

    • 「自由な校風で、のびのびと学校生活が送れる」

    • 「生徒の自主性を尊重してくれる先生が多い」

    • 「周りの生徒のレベルが高く、良い刺激を受けられる」

    • 「行事がとても盛り上がり、クラスの団結力が強い」

    • 「レポートや発表の機会が多く、考える力が身についた」

    • 「先生方が熱心で、親身に相談に乗ってくれる」

  • 気になる点:

    • 「自主性が重んじられる反面、自分から行動しないと置いていかれることがある」

    • 「レポート課題が多く、提出が大変なことがある」

    • 「受験対策に特化した授業が少ないため、塾に通っている生徒が多い」

    • 「施設が少し古いという意見がある」

    • 「携帯電話の使用が禁止されているのが不便」

アクセス・通学

福岡教育大学附属福岡高等学校は、福岡市の中心部に近いながらも、落ち着いた環境にあります。

  • 最寄り駅からのアクセス:

    • 福岡市営地下鉄空港線「大濠公園駅」または「唐人町駅」から徒歩約15分

    • 西鉄バス「唐人町三丁目」バス停から徒歩約5分

    • 西鉄バス「若葉高校前」バス停から徒歩約8分

  • 通学エリア:

    福岡市内全域から生徒が通学していますが、特に中央区、早良区、西区、城南区など、地下鉄空港線沿線のエリアから通う生徒が多い傾向があります。国立のため学区の指定はなく、福岡県内各地から通学が可能です。

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。