福岡県立福岡講倫館高等学校は、福岡市早良区に位置し、長い歴史と伝統を持つ男女共学の公立高校です。1925年に福岡県早良高等女学校として設立されて以来、時代のニーズに合わせて変化を遂げ、2005年度からは県内でも数少ない「総合学科」の高校として新たなスタートを切りました。総合学科の最大の魅力は、生徒一人ひとりの興味や関心、そして将来の夢に合わせて、100を超える多彩な科目の中から自分だけの時間割を作成できる点にあります。
福岡講倫館高等学校の基本情報
福岡講倫館高等学校の偏差値・難易度・併願校
偏差値 : 総合学科 49(※偏差値は受験情報サイトによって多少のばらつきがあります。あくまで目安としてください。)
福岡講倫館高等学校に設置されている学科・コース
総合学科 :どんなことを学ぶ場所か : 1年次では「産業社会と人間」という科目で、自己の在り方や生き方、将来の職業について考えます。 2年次からは、人文科学、自然科学、国際理解、情報、芸術、生活・福祉など、多様な系列に分かれた100以上の科目から、自分の進路に合わせて科目を選択し、専門性を深めていきます。どんな生徒におすすめか : 「まだ将来の夢がはっきり決まっていないけれど、高校生活の中で見つけたい」「大学進学も専門学校も、就職も視野に入れて幅広く学びたい」「自分の好きなことや得意なことをとことん追求したい」という生徒に特におすすめです。
福岡講倫館高等学校の特色・校風
校風のキーワード : 自主自律、文武両道、個性の尊重宿題の量 : 宿題の量は、選択する科目によって差があるようですが、全体的には「標準的」または「やや少なめ」という声が多いようです。ただし、課題研究やレポート提出など、自主的に取り組むべき学習は多く、計画性が求められます。校則 : 校則は、他の公立高校と比較して「標準的」または「やや緩やか」という意見が見られます。スマホ : 校内での使用は原則禁止ですが、実際には休み時間などに使用している生徒も見受けられる、といった口コミがあります。ただし、ルールは守ることが前提です。服装 : 制服の着こなしについては、定期的に頭髪・服装検査が行われ、厳しく指導されることもあるようです。
生徒たちの雰囲気 : 活発で明るい生徒が多く、学校行事や部活動に積極的に取り組む雰囲気が強いようです。総合学科という特性上、様々な興味や目標を持った生徒が集まるため、互いの個性を尊重し合う文化があると言われています。アルバイト : アルバイトは原則として禁止されていますが、家庭の事情などにより許可を得て行っている生徒もいるようです。制服の評判 : 制服は男女ともにブレザースタイルで、特に女子の制服はリボンとネクタイが選べるなど、デザイン性が高く人気があるようです。土曜授業 : 基本的に土曜授業はありません。
福岡講倫館高等学校の部活動・イベント
部活動
特に有名な部活動 :ダンス部 : 全国大会にも出場する強豪として知られており、地域のイベントなどでも活躍しています。サッカー部 : 県大会の上位に進出することもあり、専用のグラウンドで日々練習に励んでいます。吹奏楽部 : コンクールでの受賞歴も多く、定期演奏会なども開催しています。
珍しい部活動 :珠算部 : そろばんの技術を磨き、検定取得を目指します。高校から始める生徒も多いようです。漫画研究部 : イラストや漫画制作など、創作活動を中心に行っています。調理部 : 週に1回程度の活動で、様々なお菓子や料理作りに挑戦しています。
イベント
文化祭(6月) : クラスごとの展示やステージ発表、文化部の発表など、多彩な催しで盛り上がります。体育祭(9月) : 実行委員会を中心に生徒主体で運営され、学年やクラスを越えて団結し、熱い戦いを繰り広げます。総合学科発表会「蒼風祭」(1月) : 1年間の探究活動や学習の成果を発表する、総合学科ならではのイベントです。 生徒たちはプレゼンテーションなどを通して、学びの集大成を披露します。修学旅行(1月) : 近年では、スキー研修などを目的として長野方面などを訪れているようです。
福岡講倫館高等学校の進学実績
国公立大学 :佐賀大学、長崎大学、熊本大学、福岡教育大学など、九州内の大学を中心に合格者を出しています。
難関私立大学 :西南学院大学、福岡大学への進学者が非常に多く、指定校推薦枠も充実しているようです。その他、MARCHや関関同立などの難関私立大学にも合格実績があります。
その他 :看護・医療系の専門学校や、公務員を目指す生徒も多く、それぞれの進路希望に応じた手厚いサポートが行われています。 進学だけでなく、就職を選ぶ生徒もおり、多様な進路選択が可能な環境です。
進学サポート :夏休みなどの長期休暇中には、進学希望者向けの補習や講習が数多く開かれています。 「パイオニアゼミ」と呼ばれる課題研究(探究活動)に力を入れており、ここで作成した論文やプレゼンテーションが、総合型選抜(旧AO入試)や学校推薦型選抜で高く評価されるケースも多いようです。
福岡講倫館高等学校の特長・アピールポイント
自分だけの時間割が作れる「総合学科」 : 最大の特長は、100を超える科目から自分の興味や進路に合わせて自由に科目を選択できることです。 これにより、大学受験に特化した学習から、専門的なスキルの習得まで、主体的な学びが可能です。キャリア教育の充実 : 1年次の「産業社会と人間」や、社会人から話を聞く講演会、インターンシップなどを通じて、早い段階から将来の生き方や職業について深く考える機会が豊富に用意されています。探究活動「パイオニアゼミ」 : 3年間の探究活動の集大成として、自分で設定したテーマについて論文を作成し、発表します。 この活動を通して、思考力や表現力、課題解決能力を養い、大学入試や就職活動での大きなアピールポイントになります。活発な部活動 : 全国レベルのダンス部をはじめ、多くの部活動が活発に活動しており、文武両道を実現できる環境です。生徒主体で盛り上がる学校行事 : 体育祭や文化祭など、多くの行事が生徒主体で企画・運営されており、学校全体に一体感があります。多様な進路実現をサポートする体制 : 大学進学から専門学校、就職まで、生徒一人ひとりの多様な進路希望に寄り添った手厚い指導体制が整っています。ICT環境の整備 : 各教室にプロジェクターが設置されるなど、ICTを活用した授業が積極的に行われています。
福岡講倫館高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 :「総合学科なので、自分の好きなことや興味のある分野を深く学べるのが楽しい」 「行事がとても盛り上がる。特に体育祭はクラスの団結力が高まって最高の思い出になる」 「先生方が親身に進路相談に乗ってくれるので、安心して将来のことを考えられる」 「部活動の種類が豊富で、本気で打ち込めるものが見つかる」 「制服が可愛いと評判で、モチベーションが上がる」 「色々な目標を持った友達がいるので、刺激になるし、視野が広がる」
気になる点 :「駅から少し歩くので、雨の日は少し大変」 「校舎が少し古いと感じる部分がある」 「選択科目によっては、クラスの人数が少なかったり、逆に多かったりする」 「自由な校風に見えるが、服装などの指導は意外と厳しい時がある」
アクセス・通学
最寄り駅 :福岡市地下鉄七隈線「次郎丸駅」から徒歩約10分 福岡市地下鉄七隈線「賀茂駅」から徒歩約14分
バス :西鉄バス「講倫館高校前」バス停からすぐ 西鉄バス「有住小学校前」バス停から徒歩約2分
福岡講倫館高等学校受験生へのワンポイントアドバイス