福岡県立門司大翔館高等学校は、福岡県内で唯一の「全日制単位制」という特色を持つ公立高校です。これは、決まった時間割に沿って学ぶのではなく、自分の興味や関心、そして将来の進路希望に合わせて、たくさんの科目の中から自分で授業を選んで時間割を作れる、という画期的なシステムです。まるで大学のような自由度の高さが、門司大翔館高等学校の最大の魅力と言えるでしょう。
門司大翔館高等学校の基本情報
門司大翔館高等学校の偏差値・難易度・併願校
偏差値
難易度の目安と併願校
敬愛高等学校 九州国際大学付属高等学校 常磐高等学校 真颯館高等学校 東筑紫学園高等学校
門司大翔館高等学校に設置されている学科・コース
普通科 総合コース どんなことを学ぶ場所か:国語や数学、英語といった普通科目の基礎を学びつつ、100以上ある選択科目の中から自分の興味や進路に合わせて自由に授業を組み合わせ、自分だけのオリジナルな時間割を作って学びます。 どんな生徒におすすめか:将来やりたいことが決まっている人はもちろん、「高校生活を通して自分の好きなことを見つけたい」という探究心旺盛な人にぴったりです。
門司大翔館高等学校の特色・校風
校風
学校生活のリアル
宿題の量:単位制で選択する科目によって個人差が大きいようです。自分で学習計画を立てて進める力が求められます。 校則:口コミを見ると、「厳しすぎる」という声と「普通くらい」という声があり、感じ方には個人差があるようです。特に頭髪検査は定期的に行われ、厳しくチェックされるという意見が見られます。 スマホの扱い:校内での使用には一定のルールがあるようです。多くの高校と同様に、授業中の使用は禁止されています。 生徒たちの雰囲気:明るく活発な生徒が多いという印象です。自分で授業を選ぶため、クラス以外の生徒との交流も多く、交友関係が広がりやすい環境と言えるでしょう。 アルバイト:原則として許可されていませんが、特別な事情がある場合は学校に相談することで許可されるケースもあるようです。 制服の評判:制服については、特に女子生徒から「可愛い」と評判が良いようです。ブレザータイプで、リボンやネクタイのデザインが人気を集めています。 土曜授業:基本的に土曜授業はありません。
門司大翔館高等学校の部活動・イベント
部活動
特に活発な部活動 弓道部:集中力を高め、礼儀作法も身につく武道として人気があります。 書道部:各種展覧会で入賞するなど、文化部の中でも特に実績を上げています。 情報処理部・簿記部:商業系の科目が選択できる門司大翔館ならではの部活動で、資格取得を目指して活動しています。
全体の様子
運動部、文化部ともにバランス良く設置されており、多くの生徒が部活動に加入して充実した高校生活を送っています。
イベント
翔館祭(文化祭・体育祭):門司大翔館で最も大きな学校行事です。文化祭ではクラスごとの展示やステージ発表、文化部の発表などが行われ、体育祭では学年を超えたブロックで競い合い、大きな歓声に包まれます。 修学旅行:例年、関東方面や関西方面など、国内の主要都市を訪れることが多いようです。仲間との絆を深める貴重な機会となっています。 クラスマッチ:学期末に行われる球技大会で、クラスの団結力が試されます。
門司大翔館高等学校の進学実績
最新の大学進学実績
国公立大学:北九州市立大学、福岡県立大学、山口大学など、地元の国公立大学を中心に合格者を出しています。 難関私立大学:福岡大学、西南学院大学といった県内の有名私立大学にも毎年合格者を輩出しています。 その他:九州産業大学、九州共立大学、西日本工業大学などへの進学者が多い傾向にあります。 また、看護・医療系の専門学校や、公務員、民間企業への就職など、生徒一人ひとりの希望に応じた多様な進路実績があります。
進路サポート
門司大翔館高等学校の特長・アピールポイント
自分だけの時間割が作れる「単位制」:最大の特長は、やはり単位制です。 興味や進路に合わせて100以上の科目から授業を選べるため、主体的に学ぶ姿勢が身につきます。 将来を考える授業「産業社会と人間」:1年次に全員が履修する学校設定科目です。社会で活躍する人の話を聞いたり、職業について調べたりする中で、自分の将来像を具体的に描く力を養います。 探究活動「翔タイム」:総合的な探究の時間では「翔タイム」と名付けられた活動が行われます。自分で課題を設定し、情報を集め、分析・発表することで、思考力や表現力を磨きます。 多様な選択科目:普通科目に加え、簿記や情報処理などの商業科目、ハングルや中国語などの第二外国語、保育やフードデザインといった家庭科系の専門科目も学べるのが大きな魅力です。 新しく綺麗な校舎と充実した設備:2005年に開校した比較的新しい学校で、校舎は明るく綺麗です。ICT環境も整備されており、快適な学習環境が整っています。
門司大翔館高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点
「単位制なので、自分の好きな科目を集中的に学べて楽しい」 「校舎が新しくて綺麗なので、気持ちよく学校生活が送れる」 「先生方が親身に進路相談に乗ってくれる」 「制服が可愛いと友達からも評判が良い」 「色々な授業を選択するので、クラス以外にも友達がたくさんできる」
気になる点
「最寄り駅からバスに乗る必要があり、坂道も多いのでアクセスが少し不便」 「自由な分、自分でしっかりしないと勉強が遅れてしまう可能性がある」 「校則、特に頭髪検査が厳しいと感じることがある」 「行事など、先生の意向が強く反映されることがあるという意見も一部で見られる」
アクセス・通学
最寄り駅からのアクセス JR「門司駅」から:西鉄バス(47番・49番系統)で約15分、「門司大翔館高校」バス停下車、徒歩すぐ。 JR「小倉駅」から:西鉄バス(49番系統)で約20分、「門司大翔館高校」バス停下車、徒歩すぐ。
通学エリア
学校が門司区にありますが、小倉北区に隣接しているため、門司区や小倉北区からの通学者が多いようです。 また、JRやバスのアクセスも良く、八幡東区や戸畑区、さらには京築地域から通う生徒もいます。
門司大翔館高等学校受験生へのワンポイントアドバイス