福島県立只見高等学校は、ユネスコエコパークにも認定された雄大な自然に抱かれた「自然首都・只見」に佇む、歴史と伝統ある学校です。 全校生徒72名(2025年4月時点)という少人数ならではの温かい雰囲気の中、生徒一人ひとりに寄り添ったきめ細やかな教育が魅力です。 「小さな学校の大きな可能性」をスローガンに、只見高等学校は地域と密接に連携しながら、生徒の夢の実現を全力でサポートしています。

この学校の最大の特徴は、町と学校が一体となって生徒を育てる「只見高校魅力化プロジェクト」です。 全国から生徒を受け入れる「山村教育留学制度」や、町営の学習塾「心志塾」の設置、充実した学生寮など、他の高校にはないユニークな取り組みが満載です。 これらの取り組みにより、只見高等学校は地域社会の未来を担う人材の育成を目指しています。

この記事では、そんな魅力あふれる只見高等学校について、偏差値や校風、部活動、進学実績から在校生のリアルな口コミまで、受験生や保護者の皆さんが知りたい情報を詳しくご紹介します。自然豊かな環境で、自分らしく高校生活を送りたいと考えている中学生の皆さん、ぜひ最後まで読んでみてください。

只見高等学校の基本情報

以下に只見高等学校の基本的な情報をまとめました。

項目 内容
正式名称 福島県立只見高等学校
公立/私立の別 公立
共学/男子校/女子校の別 共学
所在地 〒968-0421 福島県南会津郡只見町大字只見字根岸2358
代表電話番号 0241-82-2148
公式サイトURL https://tadami-h.fcs.ed.jp/

只見高等学校の偏差値・難易度・併願校

只見高等学校は、学力試験の偏差値だけでは測れない魅力を持つ学校です。入試は福島県立高校の選抜方法に則って行われますが、多くのウェブサイトでは偏差値が算出されていません。これは、学力だけでなく、面接などを通じて生徒一人ひとりの個性や意欲を多角的に評価するためと考えられます。

難易度としては、中学校での基礎的な学習内容をしっかりと身につけていれば、合格の可能性は十分にあります。内申点も重要視される傾向があるため、日々の授業に真面目に取り組み、定期テストで安定した成績を収めることが大切です。

只見高等学校は、福島県内全域および県外からも生徒を募集する「地域みらい留学」に参加しており、全国から生徒が集まります。 そのため、一般的な併願パターンとは異なり、地元の生徒は近隣の私立高校を、県外からの受験生はそれぞれの居住地の私立高校を併願することが多いようです。福島県の制度上、他の公立高校との併願は基本的にできません。

只見高等学校に設置されている学科・コース

只見高等学校に設置されているのは普通科のみですが、生徒一人ひとりの多様な進路希望に対応するため、2年次からコース選択制を導入しています。

  • 普通科

    • 進学コース(文系・理系): 国公立大学や私立大学への進学を目指す生徒向けのコースです。 少人数クラスの利点を活かし、個々の学力や志望校に合わせたきめ細やかな指導が行われます。

    • 教養コース: 専門学校への進学や就職を希望する生徒向けのコースです。 実社会で役立つ知識や技能を身につけるための学習を進めます。

1年次は全員が共通のカリキュラムで学び、自分の興味や適性を見極めた上で、2年次から自分に合ったコースを選択できるのが、只見高等学校のカリキュラムの大きな特徴です。

只見高等学校の特色・校風

只見高等学校の校風は、「アットホーム」「地域密着」「文武両道」といった言葉で表せます。全校生徒が少ないため、生徒同士はもちろん、先生との距離も近く、家族のような温かい雰囲気に包まれています。

  • 校則: 服装に関する規定はありますが、他の高校と比較して特別厳しいという声は少ないようです。男子はブレザーとスラックス、女子はブレザーとスカートが指定されており、ネクタイやリボンの着用も定められています。 スマートフォンの持ち込みは許可されているようですが、校内での使用ルールについては確認が必要です。

  • 生徒の雰囲気: 地元出身の生徒と、全国から集まる「山村教育留学生」が共に学ぶ環境が、多様な価値観を育んでいます。 生徒たちは皆、真面目で落ち着いた雰囲気の中にも、学校行事や部活動には積極的に取り組む活発さも持ち合わせているようです。

  • 宿題: 宿題の量は、コースや個人の進路目標によって異なりますが、先生方が一人ひとりの学習状況を把握しやすいため、個に応じた課題が出されることが多いようです。

  • アルバイト: アルバイトは原則として許可されていない可能性がありますが、長期休暇中など条件付きで認められる場合もあるため、学校への確認が必要です。

  • 制服: 制服は男女ともにブレザースタイルです。 校章にもなっている雪椿をモチーフにしたエンブレムが特徴的で、清楚で落ち着いたデザインが評判です。

  • 土曜授業: 現在、土曜授業は基本的に実施されていないようです。

只見高等学校の部活動・イベント

部活動

只見高等学校では、生徒たちが主体的に活動に取り組んでおり、特に野球部と剣道部は地域の期待を背負い、県大会上位を目指して日々練習に励んでいます。

  • 野球部: 2022年春には21世紀枠で甲子園に出場した実績を持ちます。 地域からの応援も熱く、学校の象徴的な存在です。

  • 剣道部: 昔から盛んな土地柄で、2024年には女子個人戦で県大会ベスト8に入り、東北大会に出場するなど、輝かしい成績を収めています。

  • 総合文化部(パソコン班): 只見高校の魅力を全国に発信するため、動画コンテンツの制作などに取り組んでいます。 2021年には「ふくしまふるさとCM大賞」でベストパフォーマンス賞を受賞しました。

  • 総合文化部(茶華道班): 地域の文化祭でお点前を披露するなど、日本の伝統文化を学ぶ活動を行っています。

その他、バレーボール部や卓球部なども活発に活動しています。

イベント

只見高等学校では、生徒たちの心に残る多彩なイベントが年間を通じて開催されます。

  • 雪椿祭(文化祭): 毎年9月に行われる学校最大のイベントです。 クラスごとの発表や文化部の展示、有志によるステージなど、多彩な企画で盛り上がります。3年に一度は一般公開もされ、地域住民との交流の場ともなっています。

  • 球技大会: クラス対抗で様々な球技を競い合い、団結力を深めます。

  • 修学旅行: 主に関西方面を訪れ、歴史や文化を学びます。

  • 地域連携イベント: 田植えや稲刈り体験、スキー、ラフティングなど、只見町の豊かな自然を活かした体験活動が豊富に用意されています。 これらは、学校行事の一環として、また総合的な探究の時間などを通じて行われます。

只見高等学校の進学実績

只見高等学校は、小規模校ながらも国公立大学合格者を毎年輩出するなど、確かな進学実績を誇っています。 生徒一人ひとりの進路希望に合わせた、きめ細やかな指導がその原動力となっています。

  • 国公立大学: 新潟大学、福島大学、会津大学など、地元の国公立大学への進学実績があります。

  • 私立大学: 日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学といった首都圏の大学や、東北学院大学など、幅広い大学への合格者を出しています。

  • その他の進路: 大学進学だけでなく、短期大学、専門学校への進学や、公務員、民間企業への就職など、生徒の多様な進路希望を実現しています。

これらの実績を支えているのが、充実した進路サポート体制です。数学と英語では習熟度別の少人数授業を実施し、基礎学力の定着を図っています。 また、放課後には町が運営する公営塾「心志塾」が開講され、月額2,000円という安価な費用で、苦手科目の克服や受験対策の指導を受けることができます。

只見高等学校の特長・アピールポイント

他の高校にはない、只見高等学校ならではのユニークな魅力を5つのポイントにまとめました。

  • 町と学校が一体となった「只見高校魅力化プロジェクト」: 只見町が全面的に高校をバックアップし、公営塾の運営や寮の提供、様々な体験活動の機会創出など、生徒の学びと成長を支援しています。

  • 全国から仲間が集まる「山村教育留学制度」: 町外・県外からの生徒を「山村教育留学生」として受け入れています。 多様なバックグラウンドを持つ仲間との出会いは、視野を広げ、人間的に大きく成長するきっかけになります。

  • 安心・安全・快適な学生寮「奥会津学習センター」: 留学生のために、男子寮と女子寮が完備されています。 24時間管理人が常駐し、栄養バランスの取れた3食が提供されるなど、安心して生活できる環境が整っています。 Wi-Fiや学習室も完備され、学習環境も万全です。

  • ユネスコエコパークの自然をフィールドにした学び: 只見町ならではの豊かな自然環境を活かした体験学習が豊富です。 ブナ林散策や田植え、スキー、川でのラフティングなど、座学だけでは得られない貴重な経験ができます。

  • グローカル・リーダーを育成する探究活動: 「総合的な探究の時間」では、地域が抱える課題をテーマにプロジェクト活動を行います。 地域の人々と協働しながら課題解決に取り組む中で、グローバルな視点を持ちながら地域社会に貢献できる「グローカル・リーダー」としての資質を育みます。

只見高等学校の口コミ・評判のまとめ

在校生や卒業生からは、只見高等学校の温かい雰囲気や手厚いサポート体制を評価する声が多く聞かれます。

  • 良い点:

    • 「先生方が一人ひとりをしっかり見てくれて、進路相談にも親身に乗ってくれる」

    • 「生徒数が少ないので、みんな仲が良く、いじめなどの話は聞いたことがない」

    • 「寮生活を通して、自立心や協調性が身についた」

    • 「自然の中での活動が楽しく、都会ではできない経験がたくさんできる」

    • 「地域の人たちがいつも温かく見守ってくれて、応援してくれるのが嬉しい」

  • 気になる点:

    • 「学校の周りにお店が少なく、少し不便に感じることもある」

    • 「通学に時間がかかる生徒もいる(特に遠方からの自宅通学者)」

    • 「部活動の種類が限られているので、やりたい部活がない場合がある」

アクセス・通学

只見高等学校へのアクセス方法は以下の通りです。

  • 鉄道: JR只見線「只見駅」より徒歩約15分

  • バス: 只見駅から路線バスの利用も可能です。

通学している生徒は、只見町内や近隣の南会津町などから通う生徒のほか、「山村教育留学制度」を利用して寮から通う生徒が多数を占めます。 寮から学校までは自転車で約10分ほどの距離です。 冬期間は寮から学校までのスクールバスも運行されます。

只見高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

只見高等学校は、ただ勉強するだけでなく、自然や地域の人々との関わりの中で、人間として大きく成長したいと考える君にぴったりの学校です。少人数だからこそできる、一人ひとりに寄り添った教育は、君の可能性を最大限に引き出してくれるでしょう。特に、都会の喧騒から離れ、落ち着いた環境で学びたい人、あるいは全く新しい環境に飛び込んで自分を変えたいと思っている人には、最高の3年間が待っています。

只見高等学校の受験を考えているなら、まずは学校の成績を安定させることが大切です。日々の授業を大切にし、提出物をきちんと出すなど、真面目な学習態度をアピールしましょう。そして、面接では「只見高校で何を学びたいか」「高校生活を通してどう成長したいか」を自分の言葉でしっかりと伝えられるように準備しておいてください。この学校のユニークな取り組みに惹かれた理由を具体的に話せると、さらに好印象です。君の挑戦を心から応援しています!

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。