福島県立葵高等学校は、会津若松市に位置する、歴史と伝統を誇る進学校です。1909年(明治42年)に創立された会津高等女学校を前身とし、長い年月を経て2002年に男女共学となり、現在の葵高等学校として新たなスタートを切りました。その歴史の中で、数多くの有為な人材を社会に送り出してきました。
葵高等学校の基本情報
葵高等学校の偏差値・難易度・併願校
学科・コースごとの偏差値
普通科:58-59
難易度のイメージと内申点の目安
主な併願校
会津若松ザベリオ学園高等学校 会津北嶺高等学校 日本大学東北高等学校
葵高等学校に設置されている学科・コース
普通科 どんなことを学ぶ場所か? :国公立大学や難関私立大学への進学を目標に、国語・数学・英語・理科・社会の各教科をバランス良く学びます。2年生からは文系と理系に分かれ、それぞれの進路希望に応じた、より専門的な学習を深めていきます。どんな生徒におすすめか? :大学進学を真剣に考えている人、そして「葵ゼミ」などを通じて自分の興味や関心を深く探究したいと考える人におすすめです。
葵高等学校の特色・校風
宿題の量 :口コミによると、ほぼ毎日のように何かしらのテストが行われることもあり、日々の予習・復習は欠かせないようです。 自主的に学習する習慣が身についている生徒にとっては、それほど苦になる量ではないかもしれません。校則 :他の高校と比較すると、校則は比較的緩やかであるという評判が多いです。 スマートフォンの持ち込みは許可されていますが、校内での使用に関してはルールを守る必要があります。服装についても、高校生らしい節度のある着こなしが求められます。生徒たちの雰囲気 :真面目で落ち着いた生徒が多い一方で、行事や部活動には積極的に参加し、心から楽しむ活発な一面も持ち合わせています。 男女間の仲も良好で、いじめなどはほとんど聞かれないようです。アルバイト :原則として禁止されていますが、家庭の事情など特別な理由がある場合には、学校の許可を得て行うことも可能なようです。制服の評判 :特に女子生徒の制服は、デザインが可愛らしいと評判が高い傾向があります。 ブレザータイプで、リボンやスカートの丈などで個性を出しながら着こなしを楽しんでいる生徒もいるとの声が見られます。土曜授業 :基本的に土曜日の授業はありませんが、模擬試験などが実施されることがあります。
葵高等学校の部活動・イベント
部活動
なぎなた部 :県内でも設置されている学校が少ないなぎなた部は、全国大会の常連として知られる強豪です。 ほとんどの生徒が高校から競技を始めますが、熱心な指導のもとで大きく成長できる環境が整っています。合唱部 :その美しいハーモニーで広く知られ、各種コンクールで数々の賞を受賞している名門です。 テレビ番組に出演するほどの実力を誇ります。ギター・マンドリン部 :こちらも県内では珍しい部活動の一つです。独特の美しい音色が魅力で、定期演奏会などを開催し、多くの聴衆を魅了しています。運動部 :野球部、サッカー部、バスケットボール部、バレーボール部、陸上競技部など、多くの運動部が活発に活動しており、それぞれが高い目標を掲げて練習に励んでいます。文化部 :吹奏楽部、書道部、美術工芸部、演劇部なども盛んに活動しており、文化祭などで日頃の成果を披露しています。
イベント
葵祭(文化祭) :3年に一度、一般にも公開される大規模な文化祭です。各クラスや文化部が趣向を凝らした展示や発表を行い、有志によるステージパフォーマンスなどもあって、大変な盛り上がりを見せます。球技大会 :クラス対抗でバレーボールやバスケットボールなど、様々な球技を競い合います。クラスの団結力が高まる、生徒に人気の行事です。合唱コンクール :各クラスが練習の成果を存分に発揮し、美しい歌声を競い合います。修学旅行 :主に関西方面などを訪れ、歴史や文化に触れながら、友人との親睦を深める貴重な機会となっています。
葵高等学校の進学実績
主な大学進学実績(2024年度入試など)
国公立大学 :福島大学、新潟大学、山形大学、東北大学をはじめ、毎年多くの生徒が国公立大学への合格を果たしています。例年、現役で60名前後の生徒が合格を掴んでいるようです。難関私立大学 :GMARCH(学習院大学・明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学)や関関同立(関西大学・関西学院大学・同志社大学・立命館大学)といった全国の難関私立大学にも、毎年合格者を出しています。その他の進路 :ほとんどの生徒が4年制大学への進学を希望しますが、一部には短期大学や専門学校へ進む生徒や、就職を選ぶ生徒もいます。
進学サポート
葵高等学校の特長・アピールポイント
課題探究活動「葵ゼミ」 :1・2年生の全員が取り組む、独自の探究学習プログラムです。 生徒が自ら興味のあるテーマを設定し、1年という時間をかけて研究を進め、最終的には論文にまとめて発表します。思考力や表現力を養う、葵高校の教育の核となる重要な活動です。「私の選択には、意志がある。」のスローガン :生徒の主体性を育むことを目指す、葵高校が掲げるスローガンです。 学校生活のあらゆる場面で、生徒が自ら考え、判断し、行動することが奨励されています。地域社会との積極的な連携 :「葵ゼミ」などの活動を通じて、会津若松市役所や地域の事業所、近隣の大学などと連携した学習を積極的に行っています。 これにより、地域社会への理解を深め、社会に貢献する意識を育みます。全国レベルで活躍する充実した部活動 :全国大会で活躍するなぎなた部や合唱部をはじめ、多種多様な部活動があり、生徒たちは文武両道を目指して生き生きと活動しています。伝統と革新の調和 :100年以上の歴史を持つ女子高としての伝統を大切に受け継ぎながらも、男女共学化を機に「葵ゼミ」のような新しい教育活動を積極的に取り入れています。進路実現に向けた手厚いサポート体制 :早朝・放課後補習や進路講演会など、生徒一人ひとりの進路希望を叶えるための、きめ細やかなサポート体制が万全に整っています。生徒から人気の高い美しい制服 :生徒からの人気も非常に高い、品のあるデザインのブレザータイプの制服です。
葵高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「先生方がとても熱心で、分からないことがあれば親身になって質問に対応してくれる」という声が多く聞かれます。 「文武両道が実践できる環境が整っている。勉強も部活も本気で取り組みたい人には最高の学校」という意見があります。 「葵ゼミという探究活動を通して、自分で考える力や大勢の前で発表するプレゼンテーション能力が身についた」 「葵祭や球技大会などの行事がとても楽しく、クラスや学年全体の団結力が強い」 「校則が他の高校に比べて厳しすぎず、比較的自由な雰囲気の中で伸び伸びと過ごしやすい」 「女子の制服が可愛いと評判で、それが入学の決め手の一つになった」
気になる点 「ほぼ毎日小テストがあり、予習・復習が欠かせないので、勉強はかなり大変だと感じる」という意見があります。 「進学校なので、学校全体として大学進学を目指すことが前提の雰囲気がある」 「最寄り駅から少し歩くので、アクセスがやや不便に感じることもある」 「校舎は歴史と伝統がある分、施設の一部に古さを感じるところもある」
アクセス・通学
最寄り駅 JR只見線「七日町駅」から徒歩で約15分から17分程度です。 JR「会津若松駅」からは徒歩で約21分程度かかります。
バス 会津バス「市役所西口」バス停で下車し、そこから徒歩約2分です。
葵高等学校受験生へのワンポイントアドバイス