立正大学付属立正高等学校は、東京都大田区にある、長い歴史と伝統を持つ私立の共学校です。 100年以上にわたり、多くの卒業生を社会に送り出してきました。 勉強と部活動の両立を掲げ、生徒一人ひとりの可能性を最大限に引き出す教育が魅力です。

この学校の大きな特徴は、目標に合わせて選べるクラス編成と、充実した進路指導です。 難関大学を目指すコースから、立正大学への進学や他大学受験に対応するコースまで、自分の夢に合わせた学びの環境が整っています。 生徒と先生の距離が近く、アットホームな雰囲気の中で、充実した高校生活を送りたいと考えている受験生にとって、立正大学付属立正高等学校は注目の学校と言えるでしょう。

この記事では、そんな立正大学付属立正高等学校の偏差値や気になる口コミ、学校生活の様子などを詳しく解説していきます。学校選びで悩んでいる中学生や保護者の方は、ぜひ参考にしてください。

立正大学付属立正高等学校の基本情報

項目 内容
正式名称 立正大学付属立正高等学校
公立/私立の別 私立
共学/男子校/女子校の別 共学
所在地 〒143-8557 東京都大田区西馬込1-5-1
代表電話番号 03-6303-7683
公式サイト https://www.rissho-hs.ac.jp/

立正大学付属立正高等学校の偏差値・難易度・併願校

立正大学付属立正高等学校の偏差値は、コースによって異なりますが、おおよそ50台後半となっています。 具体的な難易度をイメージするために、他の高校と比較してみましょう。

  • 学科・コースごとの偏差値

    • 特進コース:57

    • 進学コース:52-58

同じくらいの偏差値の高校としては、都立高校では目黒高校や田園調布高校などが挙げられます。 私立高校では、駒澤大学高等学校や東海大学付属高輪台高等学校などが併願校としてよく選ばれるようです。

合格に必要な内申点の目安としては、コースや推薦・一般入試などの受験方法によって異なりますが、一定の基準が設けられています。詳しくは学校説明会などで最新の情報を確認することをおすすめします。立正大学付属立正高等学校を目指す受験生は、これらの併願校も視野に入れながら、自分の学力に合った志望校選びを進めていくと良いでしょう。

立正大学付属立正高等学校に設置されている学科・コース

立正大学付属立正高等学校には、生徒一人ひとりの進路希望に対応するための2つのコースが設置されています。

  • 特別進学クラス(特進クラス)

    国公立大学や難関私立大学への現役合格を目指すコースです。 1年生の時から大学受験を意識したカリキュラムが組まれ、放課後や長期休暇中には補習も多く設定されています。 高い目標に向かって仲間と切磋琢磨したい生徒におすすめです。

  • 進学クラス

    立正大学への進学や、GMARCH、日東駒専をはじめとする四年制大学への進学を目指すコースです。 部活動と勉強を両立させながら、自分のペースで学習を進めたい生徒に適しています。基礎学力の定着を重視し、多様な進路希望に柔軟に対応しています。

立正大学付属立正高等学校の特色・校風

立正大学付属立正高等学校は、「行学二道」という建学の精神のもと、学んだことを実践できる人間の育成を目指しています。 校風としては「落ち着いた雰囲気」と表現されることが多いようです。

  • 宿題の量:口コミによると、量は標準的か、やや多めと感じる生徒がいるようです。特に特進クラスでは、日々の課題や週末課題が出されることがあります。

  • 校則:他の私立高校と比較して、校則は厳しいという意見が多く見られます。 特に頭髪や服装に関する指導は定期的に行われるようです。 スマートフォンの校内での使用は原則禁止されており、登下校中も使用できないという声があります。

  • 生徒たちの雰囲気:口コミでは「真面目で穏やかな生徒が多い」という印象が語られています。 一方で、地元の中学出身者が多く、グループができやすいと感じる生徒もいるようです。

  • アルバイト:原則として禁止されています。

  • 制服:制服については、機能性やデザインに関して様々な意見があります。女子はリボンとネクタイを選ぶことができたり、夏場はベストの着用が義務付けられているため暑いと感じることもあるようです。

  • 土曜授業:土曜授業は実施されています。

立正大学付属立正高等学校の部活動・イベント

部活動

立正大学付属立正高等学校には、運動部19、文化部11、同好会6の合計36のクラブがあり、多くの生徒が部活動に励んでいます。 屋内温水プールやゴルフ練習場など、都内では珍しい施設も充実しています。

  • 運動部:特に弓道部は、中高一緒に活動しており、先輩から直接指導を受けられる環境が整っているようです。 空手道部も活発に活動しており、文化祭での演舞は見どころの一つです。

  • 文化部:吹奏楽部や書道部、鉄道研究部など、多彩な文化部が活動しています。 珍しい部活動としては、宗教研究部や釣り部などがあります。

イベント

生徒主体で作り上げる行事が多く、学校生活を彩る大きな魅力となっています。

  • 立正祭(文化祭):毎年9月に行われる文化祭は「立正祭」と呼ばれ、地域でも有名で大変な盛り上がりを見せます。 縁日やコーヒーカップなどのアトラクション、部活動の発表など、生徒たちのアイデアが光る企画が満載です。

  • 体育祭:体育祭も生徒が中心となって運営され、クラス対抗で熱い戦いが繰り広げられます。

  • 修学旅行:修学旅行では、平和学習や文化体験など、学びの多いプログラムが用意されています。

立正大学付属立正高等学校の進学実績

立正大学付属立正高等学校は、近年、大学進学実績が大きく向上しており、特に難関私立大学への合格者数が増加しています。

  • 国公立大学

    2024年度は、京都大学(1名)、一橋大学(1名)などの難関国公立大学に合格者を出しています。

  • 難関私立大学

    早慶上理ICUに11名、GMARCHに37名が合格しています(2024年度実績)。 具体的には、早稲田大学5名、慶應義塾大学1名、明治大学12名、立教大学10名などです。

  • その他

    付属校推薦制度を利用して立正大学へ進学する生徒は全体の約2割で、多くの生徒が他大学を受験しています。 日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学といった「日東駒専」にも多数の合格者を出しています。

これらの進学実績を支えているのが、手厚い進学サポート体制です。 長期休暇中の講習や、志望大学レベル別の講座、小論文・面接対策など、多様な入試形式に対応したプログラムが用意されています。

立正大学付属立正高等学校の特長・アピールポイント

立正大学付属立正高等学校には、他の高校にはないユニークな強みがたくさんあります。

  • 「行学二道」の精神に基づく人間教育:仏教の教えを基盤とし、知識だけでなく、それを社会で実践する力を持った人間の育成を目指しています。

  • 目標に合わせた2クラス制:難関大学を目指す「特別進学クラス」と、部活動との両立を図りながら大学進学を目指す「進学クラス」があり、自分の目標に合った環境で学べます。

  • 充実した進学サポート体制:「行ける大学」より「行きたい大学へ」をモットーに、長期休暇中の特別講習や志望校レベル別講座など、きめ細やかな進路指導が魅力です。

  • 最新設備が整った学習環境:2013年に完成した新キャンパスは、約5万冊の蔵書を誇る図書館(メディアセンター)や3つの理科実験室など、最新の設備が整っています。

  • 活気あふれる学校行事:特に文化祭である「立正祭」は、生徒たちが主体となって企画・運営し、毎年大変な盛り上がりを見せます。

  • 多彩な部活動と充実した施設:都内でも珍しい温水プールやゴルフ練習場などを備え、生徒たちは恵まれた環境で部活動に打ち込めます。

  • 手帳を活用した自己管理能力の育成:入学時に全員に手帳が配られ、日々の学習計画や生活の記録を付けることで、自己管理能力を養います。

立正大学付属立正高等学校の口コミ・評判のまとめ

立正大学付属立正高等学校の口コミをまとめると、先生方のサポートや学校生活の楽しさを評価する声がある一方で、校則の厳しさに関する意見も見られます。

  • 良い点

    • 「先生方の面倒見が良く、親身に相談に乗ってくれる」という声が多くあります。

    • 「学校施設が綺麗で充実している」という点も高く評価されています。

    • 「文化祭などの行事が非常に盛り上がり、楽しい思い出が作れる」という意見も多数見られます。

    • 「部活動が盛んで、充実した設備で打ち込める」という口コミも寄せられています。

  • 気になる点

    • 「校則が他校に比べて厳しい」と感じる生徒が多いようです。 特に頭髪や服装、スマートフォンの使用に関する規則が厳しいという声が目立ちます。

    • 「駅から学校までの歩道が狭い」という通学路に関する指摘があります。

    • 一部の生徒からは「先生によって指導の厳しさに差がある」という意見も聞かれます。

アクセス・通学

立正大学付属立正高等学校は、通学の便が良い場所にあります。

  • 最寄り駅からのアクセス

    • 都営浅草線「西馬込」駅 西口から徒歩約5〜6分

    • 都営浅草線「馬込」駅 A1口から徒歩約12分

    • 東急バス「立正大学付属立正中高前」停留所から徒歩2分

    • 東急バス「長遠寺前」停留所から徒歩6分

大田区内に位置しているため、品川区、目黒区、世田谷区など近隣のエリアから通学する生徒が多い傾向があります。自転車通学の生徒も多いようです。

立正大学付属立正高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

立正大学付属立正高等学校は、真面目にコツコツと勉強に取り組みたい生徒や、充実した施設で部活動に打ち込みたい生徒に特におすすめの学校です。先生方のサポートも手厚いので、安心して学校生活を送ることができるでしょう。

受験勉強においては、まず基礎学力をしっかりと固めることが大切です。特に英語・数学・国語の3教科は、過去問などを活用して出題傾向を掴み、苦手分野をなくしておくことが合格への鍵となります。立正大学付属立正高等学校は、あなたの「学びたい」という気持ちに全力で応えてくれる学校です。自分の夢や目標に向かって、最後まで諦めずに頑張ってください。応援しています!

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。