筑波大学附属坂戸高等学校、通称「筑坂(つくさか)」は、埼玉県坂戸市にある、県内唯一の国立高等学校です。普通科の高校とはひと味もふた味も違う、ユニークな学びが最大の魅力。広大な敷地には農場や様々な実験設備が整っており、まるで大学のキャンパスのような環境で、自分の興味や関心をどこまでも深く探究することができます。
筑波大学附属坂戸高等学校の基本情報
筑波大学附属坂戸高等学校の偏差値・難易度・併願校
筑波大学附属坂戸高等学校に設置されている学科・コース
生物資源・環境科学科目群 どんなことを学ぶ?:農業や食品、バイオテクノロジー、環境問題など、生命や自然科学に関する分野を実践的に学びます。広大な農場での実習が豊富です。 どんな生徒におすすめ?:生き物や植物が好き、環境問題に関心がある、将来は食品開発や研究の道に進みたい人。
工学システム・情報科学科目群 どんなことを学ぶ?:機械、電気、情報技術の基礎から応用までを学びます。プログラミングやロボット制御など、ものづくりの楽しさを体験できます。 どんな生徒におすすめ?:PCや機械いじりが好き、プログラミングに興味がある、エンジニアや研究者を目指したい人。
生活・人間科学科目群 どんなことを学ぶ?:福祉、保育、栄養、調理、被服など、人の生活や健康、発達に関わる分野を幅広く学びます。 どんな生徒におすすめ?:人の役に立つ仕事がしたい、教育や福祉、栄養士や調理師などの専門職に興味がある人。
人文社会・コミュニケーション科目群 どんなことを学ぶ?:語学や国際関係、経済、歴史、心理学など、人文・社会科学系の分野を探究します。ディベートやプレゼンテーションの機会も豊富です。 どんな生徒におすすめ?:外国語や異文化に興味がある、社会の仕組みを知りたい、グローバルな舞台で活躍したい人。
筑波大学附属坂戸高等学校の特色・校風
宿題の量:一般的な高校のような宿題は少ないものの、探究活動や卒業研究など、自分でテーマを設定して進めるレポートや論文作成の課題が多いようです。 受け身ではなく、能動的に学ぶ姿勢が求められます。 校則:校則は比較的緩やかで、生徒の自主性に任されている部分が大きいと言われています。 服装や髪型に関する厳しい規則はなく、私服での登校が可能な日もあります。 スマートフォンの持ち込みも可能で、授業で活用することもあるようです。 この自由な環境の中で、生徒一人ひとりが状況を判断し、責任ある行動をとることが期待されています。 生徒たちの雰囲気:全国から様々なバックグラウンドを持つ生徒が集まるため、非常に個性的で多様性に富んだ雰囲気です。 帰国生や留学生も多く在籍し、日常的に異文化に触れることができます。 お互いの違いを認め合い、刺激し合える環境は、筑坂ならではの魅力です。 アルバイト:原則として禁止されているようですが、家庭の事情などによっては許可される場合もあるようです。 制服の評判:制服はありますが、服装が自由な日も多いため、着こなしの自由度は高いようです。 土曜授業:土曜日や長期休業中に開講される「時間割外科目」があり、校内での実習や国内外でのフィールドワーク、筑波大学での演習・授業などを選択して受講することができます。
筑波大学附属坂戸高等学校の部活動・イベント
部活動
イベント
黎明祭(文化祭):毎年9月に行われる文化祭は、各クラスや部活動が趣向を凝らした展示や発表、模擬店などを出店します。 特に、農業系の科目群で収穫された新鮮な野菜や加工品の販売は人気を集めているようです。 体育祭:5月に行われる体育祭は、学年やクラス対抗で様々な競技に熱中します。 コミュニケーションキャンプ:新入生を対象に行われる宿泊研修で、仲間との絆を深める良い機会となっています。 海外研修・フィールドワーク:SGH(スーパーグローバルハイスクール)ネットワーク校として、海外でのフィールドワークや国際交流の機会が豊富に用意されています。 これらの経験を通して、グローバルな視点を養うことができます。
筑波大学附属坂戸高等学校の進学実績
筑波大学附属坂戸高等学校の特長・アピールポイント
大学レベルの広大な敷地と充実した設備:東京ドーム約5個分の敷地には、農場、果樹園、ガラス温室、畜舎、各種実験室などが揃っており、本格的な研究・探究活動が可能です。 自分で作るオーダーメイドの時間割:総合学科のため、200以上ある選択科目から自分の興味や進路に合わせて自由に時間割を組み立てることができます。 「探究」が学びの中心:1年次から卒業研究まで、3年間を通して探究活動が必修となっています。自分で課題を見つけ、仮説を立て、検証し、発表するというプロセスを通して、本質的な学ぶ力が身につきます。 筑波大学との高大連携:筑波大学の授業を受けたり、留学生と交流したりする機会が豊富にあります。 最先端の研究に触れることができるのは、附属校ならではの大きなメリットです。 多様な仲間と出会えるグローバルな環境:スーパーグローバルハイスクール(SGH)ネットワーク校であり、国際バカロレア(IB)認定校でもあります。 帰国生や留学生が多く、多様な価値観に触れながら学ぶことができます。 生徒の自主性を重んじる「自由・自律・自覚」の校風:校則は比較的緩やかで、生徒の判断が尊重されます。 自由な環境の中で、自分で考えて行動する力が養われます。 実践的な学びと体験活動:国内外でのフィールドワークや、農場での実習など、座学だけでは得られない実践的な学びの機会が数多く用意されています。
筑波大学附属坂戸高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点: 「普通科ではできない専門的な勉強ができるのが楽しい」 「自分の好きなことをとことん探究できる環境がある」 「校風が自由で、のびのびと学校生活を送れる」 「個性的な友達が多く、毎日が刺激的」 「探究活動を通して、プレゼン能力や論理的思考力が身についた」 「先生方が生徒一人ひとりの興味に寄り添ってサポートしてくれる」
気になる点: 「駅から学校まで少し歩くので、アクセスが少し不便」 「自然豊かな環境なので、虫が多いのは覚悟したほうがいい」 「レポートや研究が多くて大変な時もある」 「自由な分、自分でしっかり計画を立てないと流されてしまう可能性がある」
アクセス・通学
東武東上線「若葉駅」東口から徒歩約9分 東武東上線「坂戸駅」南口から徒歩約20分
筑波大学附属坂戸高等学校受験生へのワンポイントアドバイス