大分県立臼杵高等学校は、120年以上の長い歴史と輝かしい伝統を誇る、地域に根ざした進学校です。臼杵城址のほど近く、緑豊かな環境に囲まれたキャンパスで、生徒たちは日々の学習や部活動に励んでいます。落ち着いた雰囲気の中で、生徒一人ひとりの個性を尊重し、自主性を育む教育が実践されています。
「誠実・勤勉」の校訓のもと、文武両道を掲げ、学業だけでなく人間的な成長も重視しているのが臼杵高等学校の大きな魅力です。卒業生は県内はもちろん、全国各地、さらには世界を舞台に活躍しており、そのネットワークは後輩たちにとって大きな財産となっています。
この記事では、そんな臼杵高等学校の偏差値や気になる口コミ、学校生活の様子などを詳しくご紹介します。歴史と実績に裏打ちされた確かな教育と、アットホームな雰囲気を併せ持つこの学校で、充実した3年間を送ってみませんか。
臼杵高等学校の基本情報
臼杵高等学校の偏差値・難易度・併願校
臼杵高等学校は、大分県内でも人気のある進学校の一つです。合格するためには、しっかりとした学力と計画的な受験対策が必要になります。
普通科の偏差値は53前後とされています。これは、中学校の成績では5段階評価で3と4が中心で、得意科目では5があるくらいの学力が一つの目安となるでしょう。内申点としては、中学3年間で合計34〜35点以上あると安心材料の一つとなるようです。もちろん、これはあくまで目安であり、当日の学力検査の結果が最も重要になります。
同じくらいの偏差値の高校としては、杵築高校(普通科)や宇佐高校(普通科)などが挙げられます。これらの高校も視野に入れながら、自分の学力や通学の便などを考慮して志望校を決めると良いでしょう。
大分県の公立高校入試では、他の公立高校を併願することはできません。そのため、臼杵高等学校を第一志望とする受験生の多くは、私立高校を併願校として受験します。主な併願校としては、大分高校、楊志館高校、福徳学院高校などが選ばれることが多いようです。
臼杵高等学校に設置されている学科・コース
歴史ある臼杵高等学校では、普通科の中に生徒一人ひとりの進路希望に応じたコースを設けて、きめ細やかな指導を行っています。
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普通科
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2年生から、主に国公立大学の文系・理系学部への進学を目指す「Ⅰコース」と、多様な進路希望に対応する「Ⅱコース」に分かれます。それぞれの目標に合わせて、効果的な学習を進めることができるカリキュラムが組まれています。どちらのコースも、生徒の主体的な学びを促す「総合的な探究の時間」などを通じて、将来社会で活躍するための力を養います。
臼杵高等学校の特色・校風
臼杵高等学校は、「文武両道」と「落ち着いた雰囲気」が特徴の学校です。
口コミによると、宿題の量は「やや多め」と感じる生徒が多いようですが、日々の学習習慣を確立し、着実に学力を伸ばすためのものと捉えられています。校則については、「厳しすぎず、緩すぎず」という声が一般的です。スマートフォンの校内での使用は、ルールを守った上である程度許可されているようですが、服装や頭髪については、高校生らしい清潔感が求められます。
生徒たちは真面目で落ち着いた雰囲気の生徒が多いと言われています。休み時間には友人との会話を楽しんだり、熱心に勉強に取り組んだりと、メリハリのある学校生活を送っているようです。アルバイトは原則として禁止されていますが、特別な事情がある場合は許可されることもあるようです。
制服は、男子が伝統的な黒の詰襟学生服、女子が紺色のブレザーとスカートで、清楚なデザインが評判です。女子はスラックスを選択することも可能になりました。土曜授業は、基本的には実施されていませんが、模試や特別な講座などが行われることがあります。
臼杵高等学校の部活動・イベント
部活動
臼杵高等学校は、運動部・文化部ともに活動が盛んで、多くの生徒が部活動に加入し、充実した高校生活を送っています。
運動部では、特にラグビー部や筝曲部などが全国大会に出場するなど、高い実績を誇っています。 強豪校として知られ、日々の厳しい練習で心身を鍛えています。文化部では、音楽部が高校生バンド日本一を決める全国大会に2年連続で出場するなど、活発に活動しています。 全体的に、どの部活動も熱心に活動しており、生徒たちは目標に向かって仲間と切磋琢磨しています。
イベント
臼杵高校では、生徒たちの心に残る多彩な学校行事が一年を通して開催されます。中でも最大のイベントは、秋に行われる「臼高祭」です。 文化祭と体育祭が連続して開催され、学校全体が大きな熱気に包まれます。文化祭では、各クラスが趣向を凝らした展示やステージ発表を行い、文化部の活動の成果も披露されます。体育祭では、学年やクラス対抗で様々な競技に全力で取り組み、大きな盛り上がりを見せます。
その他にも、クラスの団結力を高めるクラスマッチや、九州方面への修学旅行など、高校生活を彩る楽しいイベントがたくさん用意されています。
臼杵高等学校の進学実績
臼杵高等学校は、地域を代表する進学校として、国公立大学を中心に高い進学実績を誇っています。
最新の進学状況を見ると、卒業生の多くが国公立大学や難関私立大学へ進学しています。主な国公立大学の合格先としては、地元の大分大学をはじめ、熊本大学、長崎大学、北九州市立大学などが挙げられます。 また、難関私立大学では、西南学院大学、福岡大学や、関西の同志社大学、関西学院大学などにも合格者を出しています。
この高い進学実績を支えているのが、手厚い進学サポート体制です。放課後や夏休みなどの長期休暇中には、生徒の希望や習熟度に応じた補習や講習が数多く開かれています。大学入学共通テスト対策や個別試験対策など、生徒一人ひとりの目標達成に向けたきめ細やかな指導が行われているのが、臼杵高等学校の強みです。
臼杵高等学校の特長・アピールポイント
臼杵高等学校には、他の高校にはない独自の魅力がたくさんあります。
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120年以上の歴史と伝統
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明治時代に創立された長い歴史を持ち、多くの卒業生が各界で活躍しています。この伝統が、落ち着いた校風と生徒たちの誇りを育んでいます。
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文武両道を実践できる環境
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学業だけでなく部活動にも力を入れており、全国レベルで活躍する部もあれば、楽しく活動できる部もあり、自分に合った活動を見つけられます。
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きめ細やかな進路指導
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豊富な進学データと経験豊かな先生方による丁寧な指導で、生徒一人ひとりの夢の実現を力強くサポートします。補習や講習も充実しています。
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落ち着いた学習環境
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城下町の静かな環境にあり、生徒たちも真面目で落ち着いているため、集中して学習に取り組むことができます。
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ユネスコスクールとしての活動
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ユネスコスクールに加盟しており、SDGsに関連した探究活動や国際理解、防災教育などに力を入れています。
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地域との連携
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臼杵市のイベントにボランティアとして参加するなど、地域社会とのつながりを大切にした活動も行われています。
臼杵高等学校の口コミ・評判のまとめ
臼杵高等学校には、在校生や卒業生から多くの声が寄せられています。学校選びの参考に、良い点と気になる点をまとめてみました。
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良い点
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「先生方が熱心で、質問にも丁寧に対応してくれる」「進路相談に親身に乗ってくれる」など、先生のサポートの手厚さを評価する声が多く見られます。
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「真面目で優しい人が多く、いじめなども聞いたことがない」「落ち着いた雰囲気で学校生活を送りやすい」といった、良好な人間関係や校風に関するポジティブな意見が目立ちます。
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「国公立大学を目指す環境が整っている」「補習や課題は大変だが、その分学力がついた」など、進学校としての学習環境を評価する声も多いです。
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気になる点
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「校舎が少し古い部分がある」という施設面に関する指摘があります。特に1年生が使用する校舎の古さを挙げる声が見られます。
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「駅から近いが、坂道があるのが少し大変」「購買部がないので、お弁当を忘れると少し不便」といった立地や設備に関する意見もあります。
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「課題が多いと感じることがある」という声もあり、日々の予習・復習が大切になるようです。
アクセス・通学
臼杵高等学校は、交通の便が良い場所にあります。
最寄り駅はJR日豊本線の「臼杵駅」で、駅から学校までは徒歩約7分です。 また、「上臼杵駅」からも徒歩約21分で通学可能です。
バスを利用する場合は、「北海添」バス停で下車すると、学校は目の前です。
通学している生徒は、臼杵市内からが最も多いですが、近隣の津久見市や佐伯市、豊後大野市など、幅広いエリアから多くの生徒が電車やバスを利用して通学しています。
臼杵高等学校受験生へのワンポイントアドバイス
臼杵高等学校を目指している皆さん、こんにちは!進学アドバイザーとして、最後に皆さんへ応援メッセージを送ります。
臼杵高等学校は、落ち着いた環境でじっくりと勉強に打ち込みたい人、そして部活動や学校行事にも全力で取り組んで「文武両道」の高校生活を送りたい人に特におすすめの学校です。先生方のサポートも手厚いので、高い目標に向かって仲間と切磋琢磨しながら成長したいと考えている君にぴったりの場所だと思います。
受験勉強では、まず中学校の基礎を徹底的に固めることが大切です。特に英語と数学は、毎日の積み重ねが力になります。また、入試では内申点も評価されますので、日々の授業態度や提出物を大切にすることも忘れないでください。歴史と伝統のある臼杵高等学校で、充実した3年間を過ごすことを目指して、頑張ってください!応援しています!
※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。