苫小牧東高等学校は、苫小牧市にある歴史と伝統を誇る道立の進学校です。「ガタ校」の愛称で親しまれ、文武両道を掲げ、生徒一人ひとりの自主性を尊重する自由な校風が魅力です。勉学はもちろんのこと、部活動や学校行事にも全力で取り組む活気あふれる生徒たちの姿は、地域からも厚い信頼を得ています。

この記事では、そんな苫小牧東高等学校の偏差値や難易度、気になる学校生活の様子、そして卒業後の進路まで、受験生や保護者の皆さんが知りたい情報を詳しく解説していきます。進学アドバイザーとして、皆さんの高校選びの参考になるよう、多角的な視点から苫小牧東高等学校の魅力に迫ります。

「自主自律」の精神のもと、充実した3年間を送りたいと考えている中学生の皆さんにとって、苫小牧東高等学校がどのような学校なのか、具体的なイメージを掴む手助けとなれば幸いです。さあ、一緒に「ガタ校」の扉を開いてみましょう。

苫小牧東高等学校の基本情報

まずは、学校の基本的な情報を確認しましょう。

項目 内容
正式名称 北海道苫小牧東高等学校
公立/私立の別 公立
共学/男子校/女子校の別 男女共学
所在地 〒053-8555 北海道苫小牧市清水町2-12-20
代表電話番号 0144-33-4141
公式サイトのURL https://www.tomahigashi.hokkaido-c.ed.jp/

苫小牧東高等学校の偏差値・難易度・併願校

苫小牧東高等学校の受験を考える上で、偏差値や難易度は最も気になるポイントの一つでしょう。

偏差値・難易度

苫小牧東高等学校の偏差値は「59」とされており、北海道内でも上位に位置する進学校です。 合格するためには、しっかりとした学力が求められます。

合格に必要な内申点の目安としては「Bランク」が一つの基準とされています。 もちろん、これはあくまで目安であり、当日の学力検査の得点も非常に重要になります。入試当日は、5教科合計で200点以上(300点満点)が一つの目標となるでしょう。

同じくらいの偏差値の高校としては、札幌市の高校などが挙げられますが、通学可能圏内ではトップクラスの難易度と言えます。

主な併願校

北海道の公立高校入試制度では、公立高校同士の併願はできません。そのため、苫小牧東高等学校を受験する生徒の多くは、滑り止めとして私立高校を併願します。

主な併願校としては、以下のような高校が挙げられます。

  • 北海道栄高等学校

  • 駒澤大学附属苫小牧高等学校

  • 札幌光星高等学校

  • 北海高等学校

これらの私立高校は、それぞれ特色のある教育を行っているため、万が一の場合に備えて、自分に合った併願校をしっかりと検討しておくことが大切です。

苫小牧東高等学校に設置されている学科・コース

苫小牧東高等学校には、全日制課程と定時制課程があり、全日制課程には「普通科」が設置されています。

  • 普通科:2年次から文系と理系の類型に分かれます。 幅広い学問分野に対応できるカリキュラムが組まれており、生徒一人ひとりの興味や進路希望に合わせた学習が可能です。国公立大学や難関私立大学への進学を目指す生徒が多く、質の高い授業が展開されています。

特に、苫小牧東高等学校は地域の医療を担う人材育成を目指す「医進類型指定校」としての実績があり、医学部や難関理系大学を目指す生徒を手厚くサポートする体制が整っています。 「理型αクラス(現在はαグループ)」を編成し、ハイレベルな講習を行うなど、高い目標を持つ生徒にとって非常に魅力的な環境です。

苫小牧東高等学校の特色・校風

苫小牧東高等学校は、「自主自律」を校風として掲げており、生徒の主体性を尊重する自由な雰囲気が大きな特色です。

  • 校風・生徒の雰囲気:生徒たちは真面目で落ち着いている一方で、学校行事などでは非常に活発になるメリハリのある雰囲気です。 文武両道を実践し、勉強にも部活動にも全力で取り組む生徒が多いようです。

  • 校則:他の高校と比較して校則は緩やかだという声が多く聞かれます。 制服はなく私服での通学が可能で、髪型や持ち物に関する規定も比較的自由なようです。 ただし、メイクや華美な服装は控えるよう指導されることもあり、節度ある行動が求められます。 スマートフォンの持ち込みは許可されていますが、授業中の使用は原則禁止です。

  • 宿題・学習:進学校ということもあり、課題や提出物は多めだという意見が見られます。 授業の進度も速いと感じる生徒もいるようですが、放課後の進学講習など、学習サポートは手厚く行われています。

  • アルバイト:アルバイトは原則として禁止されていませんが、学業との両立が求められます。

  • 制服:制服はありません。 生徒は思い思いの服装で学校生活を送っており、自由な校風を象徴しています。

  • 土曜授業:土曜授業は基本的にありませんが、模試などが実施されることがあります。

苫小牧東高等学校の部活動・イベント

部活動

苫小牧東高等学校は部活動が非常に盛んで、多くの部が全道大会や全国大会で活躍しています。

  • 運動部:特にアイスホッケー部、野球部、陸上部、少林寺拳法部などは全国レベルの実績を誇ります。 体育館や武道場、グラウンドなどの施設も充実しており、生徒が思い切り活動に打ち込める環境が整っています。

  • 文化部:吹奏楽部や書道部、演劇部なども高い実績を上げています。 図書局の活動も活発で、学校祭での古本市は大変な盛り上がりを見せるようです。

運動部、文化部ともに種類が豊富で、多くの生徒が部活動に加入し、文武両道の高校生活を謳歌しています。

イベント

苫小牧東高等学校の学校行事は、生徒が主体となって企画・運営され、非常に盛り上がることで知られています。

  • 学校祭(東高祭):毎年7月に行われる東高祭は、地域でも評判の大きなイベントです。 クラスごとの展示や演劇、食品販売など、企画の自由度が高く、生徒たちの創造性が存分に発揮されます。

  • 体育大会:夏と冬の年2回開催されます。 クラス対抗で様々な競技に熱中し、クラスの団結力を高める良い機会となっています。

  • 強歩大会:9月に行われる伝統行事です。 長い距離を仲間と励まし合いながら歩ききる経験は、心身の鍛錬につながります。

  • 修学旅行(見学旅行):2年生の10月に関西方面などを訪れます。 歴史や文化に触れ、友人との絆を深める貴重な時間です。

苫小牧東高等学校の進学実績

苫小牧東高等学校は、胆振・日高地域を代表する進学校として、国公立大学を中心に高い進学実績を誇っています。

主な大学合格実績(2024年度入試など)

  • 国公立大学:北海道大学13名、室蘭工業大学15名、北海道教育大学16名など、旧帝大や道内の主要大学に多数の合格者を出しています。 国公立大学全体では、毎年100名近い合格者を輩出しています。

  • 難関私立大学:GMARCH(学習院、明治、青山学院、立教、中央、法政)に19名、関関同立(関西、関西学院、同志社、立命館)に10名など、全国の難関私立大学にも多くの合格実績があります。

  • その他:道内の私立大学では、北海学園大学(50名)や北星学園大学(17名)などへの進学者も多数います。

進学サポート

高い進学実績を支えているのが、手厚い進学サポート体制です。少人数授業や放課後の進学講習、各種模試の実施など、生徒一人ひとりの学力向上と志望校合格に向けたきめ細やかな指導が行われています。

苫小牧東高等学校の特長・アピールポイント

他の高校にはない、苫小牧東高等学校ならではの魅力をまとめました。

  • 「自主自律」を重んじる自由な校風:制服がなく、校則も比較的緩やかで、生徒の主体性が尊重される環境です。

  • 高いレベルでの文武両道:学業だけでなく部活動にも本気で打ち込める環境が整っており、全国大会で活躍する部も多数あります。

  • 地域医療を担う人材育成:道教委から「医進類型指定校」に指定されており、医学部や難関理系大学を目指す生徒への手厚いサポート体制があります。

  • 活気あふれる学校行事:生徒が主体となって創り上げる学校祭「東高祭」は、学校全体が一体となる一大イベントです。

  • 充実した進学サポート:進学講習や模試など、国公立大学や難関私立大学への進学を強力にバックアップする体制が整っています。

  • 恵まれた学習環境:2006年に新校舎が完成し、近代的で機能的な学習環境が整備されています。 緑豊かな公園に隣接しており、落ち着いて学習に取り組めます。

  • 輝かしい伝統と卒業生ネットワーク:ノーベル化学賞受賞者の鈴木章氏や直木賞作家の馳星周氏など、各界で活躍する多くの著名人を輩出しています。

苫小牧東高等学校の口コミ・評判のまとめ

在校生や卒業生からは、苫小牧東高等学校での学校生活について様々な声が寄せられています。

良い点

  • 「自由な校風でのびのびと過ごせる」「先生方が親身に進路相談に乗ってくれる」といった、生徒の自主性を尊重する環境や手厚いサポートを評価する声が多く見られます。

  • 「学校行事がとにかく楽しい」「部活動に全力で打ち込める」など、勉強以外の活動の充実度を挙げる声も多数あります。

  • 「周りの生徒のレベルが高く、切磋琢磨できる環境が良い」という、進学校ならではの学習環境を魅力に感じる意見も多いようです。

気になる点

  • 「駅から少し距離がある」という、通学の便に関する意見があります。

  • 「課題が多くて大変」「授業のスピードが速い」といった、学習面での厳しさを指摘する声も見られます。

  • 「施設が一部古い」と感じる生徒もいるようですが、校舎自体は比較的新しく、学習環境は整っています。

アクセス・通学

苫小牧東高等学校へのアクセス方法です。

  • 最寄り駅:JR「苫小牧」駅

  • 駅からのアクセス:

    • 徒歩:約25分

    • バス:苫小牧駅北口から道南バスまたはあつまバスに乗車し、「東高校前」または「東高校」バス停で下車(約15分)。

苫小牧市内を中心に、白老町や厚真町、安平町など、広い範囲から生徒が通学しています。

苫小牧東高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

苫小牧東高等学校を目指す皆さんへ、進学アドバイザーとしてメッセージを送ります。

苫小牧東高等学校は、「勉強も部活も行事も、すべてに全力で取り組みたい!」というエネルギッシュな生徒にぴったりの学校です。自由な校風の中で自らを律し、高い目標に向かって仲間と切磋琢磨したいと考える君に、最高の3年間を約束してくれるでしょう。

受験勉強においては、まず中学校の基礎知識を完璧に定着させることが何よりも大切です。 特に、裁量問題が出題されるため、応用力や思考力を問う問題にも対応できる力を養う必要があります。過去問を繰り返し解き、出題傾向を掴むとともに、自分の苦手分野を一つひとつ克服していきましょう。Bランク以上の内申点を確保し、当日点でしっかりと得点できるよう、計画的に学習を進めてください。君の挑戦を心から応援しています!

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。