東京都立豊多摩高等学校は、1940年に設立された80年以上の歴史を持つ伝統校です。「自主自律」を教育理念に掲げ、生徒一人ひとりの主体性を尊重する自由な校風で知られています。制服や細かい校則がなく、生徒たちは「学友」と呼ばれ、互いを尊重しながらのびのびと学校生活を送っています。
豊多摩高等学校の基本情報
豊多摩高等学校の偏差値・難易度・併願校
豊多摩高等学校に設置されている学科・コース
豊多摩高等学校の特色・校風
宿題の量:宿題の量は、他の進学校と比較して標準的か、やや少なめという声が多いようです。ただし、日々の予習・復習は欠かせません。 校則:校則は非常に緩やかで、制服はありません。生徒は私服で通学し、髪型や持ち物に関する厳しい規則もほとんどないようです。スマホの使用についても比較的自由ですが、授業中はマナーを守ることが求められます。 生徒たちの雰囲気:自由な校風のもと、明るく活発な生徒が多い一方で、自分のやるべきことには真面目に取り組む姿勢が見られます。行事や部活動に全力で打ち込む、エネルギッシュな雰囲気が特徴です。 アルバイト:アルバイトは原則として禁止されていませんが、学業との両立が前提となります。 制服の評判:制服はなく私服通学ですが、入学式や卒業式などの式典では、標準服を着用する生徒もいます。 土曜授業:ほぼ隔週で土曜授業が実施されており、授業時間数の確保と学力向上に繋げられています。
豊多摩高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部では、水泳部やラグビー部、ダンス部などが強豪として知られています。特に水泳部は全国レベルの実績を誇ります。 文化部では、アニメーションの巨匠、宮崎駿監督を輩出したこともあり、創作活動が盛んです。文芸部なども全国レベルで活躍しています。珍しい部活動としては、天文部があり、校内に天文台が設置されているようです。
イベント
記念祭(豊多摩フェスタ):毎年多くの来場者で賑わう文化祭です。クラスごとの演劇や展示、有志団体によるパフォーマンスなど、クオリティの高い出し物が魅力です。 体育祭:学年を越えた縦割りのチームで競い合います。応援合戦や各競技で、クラスやチームの団結力が試されます。 合唱コンクール:クラス一丸となって練習に励み、美しいハーモニーを響かせます。 修学旅行:例年、関西方面(京都・奈良など)を訪れることが多いようです。
豊多摩高等学校の進学実績
国公立大学:2024年度は、東京大学に1名、東京都立大学に11名など、合計で26名以上の合格者を出しています。東北大や横浜国立大といった難関大学にも合格者を輩出しています。 難関私立大学:早慶上理ICUには合計79名、GMARCH(学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政)には合計333名が合格しています(2024年度実績)。特に早稲田大学やGMARCHへの進学者が多い傾向があります。 進路サポート:夏休みや冬休みには多数の講習や補習が実施され、多くの生徒が参加しています。進路室には各大学の過去問(赤本)が豊富に揃っており、貸し出しも積極的に行われています。また、自習室が夜19時半まで開放されているなど、塾や予備校に通わなくても学校内で集中して学習できる環境が整っています。
豊多摩高等学校の特長・アピールポイント
「自主自律」の精神が息づく自由な校風:制服や厳しい校則がなく、生徒の主体性を尊重する環境で、のびのびと高校生活を送ることができます。 生徒が主役で創り上げる学校行事:文化祭や体育祭などの行事は生徒会(学友会)が中心となって運営され、学校全体が一体となって盛り上がります。 高いレベルで実現する「文武両道」:部活動加入率は100%を超え、多くの部が素晴らしい実績を上げています。 充実した進学指導と高い現役進学率:進学指導推進校として、講習や個別指導など手厚いサポート体制が整っており、多くの生徒が希望の進路を実現しています。 緑豊かな広いキャンパス:都心にありながら、広々としたグラウンドや緑豊かな環境が魅力です。敷地内には特徴的ないちょう並木もあります。 著名な文化人を輩出した伝統:アニメ監督の宮崎駿さんや詩人の谷川俊太郎さんなど、多くの著名な卒業生を輩出しており、文化的な活動が盛んな伝統があります。 探究活動「イチョウを宝にプロジェクト」:総合的な探究の時間を利用し、学校のシンボルであるイチョウをテーマに、環境問題などを考えるユニークな取り組みを行っています。
豊多摩高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点: 「とにかく自由!私服OK、校則も緩やかで、自分らしくいられる」 「行事が本当に楽しい。クラスや学年全体で本気で取り組むので、最高の思い出になる」 「部活動が盛んで、何かに打ち込みたい人には最高の環境」 「先生方のサポートが手厚く、進路相談にも親身に乗ってくれる」 「周りの生徒の意識が高く、お互いに高め合える雰囲気がある」
気になる点: 「自由な分、自己管理能力が求められる。流されやすい人は注意が必要かも」 「校舎や施設が少し古いと感じる部分がある」 「最寄り駅から少し歩くのが難点」
アクセス・通学
京王井の頭線「浜田山駅」より徒歩約10〜13分 東京メトロ丸ノ内線「南阿佐ケ谷駅」より徒歩約16〜19分 関東バス「豊多摩高校」バス停下車すぐ(JR中野駅や吉祥寺駅などからバスが出ています)
豊多摩高等学校受験生へのワンポイントアドバイス