石川県金沢市にある遊学館高校は、1904年創立という長い歴史を持ちながら、部活動や大学進学の両方で存在感を放つ私立の共学校です。
野球部の甲子園出場や卓球部・駅伝競走部・バトントワリング部などの全国レベルの実績に加え、特別進学コースからは国公立大学への合格者も近年継続的に輩出されています。
この記事では、受験生と保護者の方に向けて、遊学館高校の偏差値やコースごとの特徴、入試の仕組み、併願校の考え方、学費や奨学金、大学合格実績、部活動、アクセス方法までを、公式情報を中心にまとめています。
2027年度(令和9年度)入試に向けて情報収集を始めている方が、志望校選びの土台として活用できる内容を目指しました。ぜひ最後までご覧ください。
遊学館高校とはどんな学校か
学校の基本情報
- 正式名称は遊学館高等学校で、運営母体は学校法人金城学園です。
- 所在地は〒920-0964 石川県金沢市本多町2丁目2番3号で、電話番号は076-262-8484です。
- 学科は普通科のみで、コースは特別進学コース・一般進学コース・金城大学コースの3つに分かれています。
- 普通科全体の募集人員は440名です(令和8年度入試の募集要項による)。
沿革と教育目標
- 学校の始まりは1904年(明治37年)11月にさかのぼります。当時、石川県の師範学校教諭であった加藤廣吉が、高等小学校を卒業した女子が進学できる学校が県内にないことを憂い、女子教育の振興のために金沢市下主馬町(現在の金沢市菊川2丁目)に「金城遊学館」を創設したのが始まりとされています。
- 創立の翌年にあたる1905年(明治38年)には「私立金城女学校」と改称して認可を受けました。1906年(明治39年)に創始者の加藤廣吉が亡くなった後は、夫人の加藤せむが後を継いだことが公式の沿革に記されています。
- 1924年(大正13年)には修業年限5か年の「金城高等女学校」となり、戦後の学制改革を経て1948年(昭和23年)に財団法人金城高等学校が設置されました。1951年(昭和26年)には学校法人金城高等学校に改称(組織変更)しています。
- 1996年(平成8年)に男女共学化し、校名を遊学館高等学校に改称しました。この時点では普通科に一般進学・国際教養・福祉・美術の4コースが設置されていましたが、2008年(平成20年)に現在の特別進学・一般進学・金城大学の3コース体制に変更されています。
- 2015年(平成27年)7月には創立110周年記念式典が行われ、同じ年には硬式野球部が第97回全国高等学校野球選手権石川大会で優勝し、3年ぶり6回目の甲子園出場を果たしたことが学校の公式文書に記録されています。
- 国際交流の面では、1986年(昭和61年)に韓国・ソウルの慶熙女子高等学校と姉妹校提携を結び、2016年(平成28年)にはフランス・ナンシーのノートルダム・サン=シジスベール校とも姉妹校の提携を行っています。
- 教育目標は「文武に励み、自らの品格を高めるとともに他者の人格を重んずる心を養い、遊学の精神を持って未来を切り拓く人間の育成をめざす」とされています。
校章と校歌に込められた想い
- 現在も使われている校章は、雪の結晶の中に白梅をあしらったデザインで、1907年(明治40年)に金城女学校の校章として定められたものです。
- 雪深い北国で寒さに耐えながら清らかな花を咲かせる白梅のように、気高く品格を失わない女性を育てたいという創立当初の思いが込められているとされています。
- 男女共学化から30年が経過した現在も、この校章は「自主自立」の精神を象徴するシンボルとして受け継がれています。
独自プログラム「遊学講座」
- 「遊学講座」は、土曜日に年間18回開講される遊学館高校独自のカリキュラムです。
- 受験対策、資格取得、教養、実習、スポーツ、芸術など幅広いジャンルの講座が用意されており、学年やクラスの枠を越えて、生徒が自分の興味や進路希望に応じて選択できる仕組みになっています。
- 講座の例としては、受験対策としての「受験のための数学(3年)」「特進1年キャリアアップ」のほか、資格取得を目指す「危険物取扱資格(初級・中級)」「英語検定A・B」「パソコン検定対策(CS検定)」「アルゴリズムとJavaプログラミング入門」などが公式サイトで紹介されています。
- よくある質問のページでは、遊学講座は年度によって毎年違う講座を選ぶこともできれば、同じ講座を継続して受講することもできる(一部を除く)と案内されています。
3つのコースの特徴
- 特別進学コースは、地元の金沢大学をはじめとする国公立大学や難関私立大学への現役合格を目標とするコースです。1年次から週4回の7限授業や放課後学習を実施し、2・3年次は文理混合クラスで習熟度別授業や少人数の選択授業を行っています。
- 一般進学コースは、文系進学(A・Bクラス)と理系進学(Sクラス)で構成され、基礎的事項を重視しながら大学・短大・専門学校・就職など多様な進路に対応しています。部活動や生徒会活動、ボランティア活動との両立にも力を入れているコースです。
- 金城大学コースは、系列の金城大学(人間社会科学部・医療健康学部・看護学部)と金城大学短期大学部(ビジネス実務学科・美術学科)への進学に直結したコースで、社会福祉・医療健康・看護・ビジネス実務・美術・子ども教育の6クラスで構成されています。本校独自の併設校推薦入試があり、志願者のほとんどが希望通りに合格しているとのことです。
施設とキャンパスの特徴
- 校舎は2009年(平成21年)3月に改築され、4層吹き抜け構造の「コミュニティ・プラザ」や、それまでなかった食堂、先生と生徒が1対1で学べるラウンジなど、生徒同士が交流しやすい空間が整備されました。
- 長年にわたって学校のシンボル的存在であった円形の校舎(円形学館)も、2009年9月に地下駐輪場を備えた「円形広場」として生まれ変わっています。
- 体育館は2017年(平成29年)に改築され、以前の体育館よりも床面積が広くなったほか、校舎と連結する2階部分に走路と可動席が設けられ、空調設備も完備されています。
- 野球部・サッカー部は学校本体とは別に、金沢市錦町にある専用グラウンド(野球場・サッカー場)を練習場所としています。このグラウンドは2001年(平成13年)に完成し、翌年には雨天練習場を含むトレーニングセンターも整備されました。
- 本校には来校者用の駐車スペースがないため、学校見学や入試の際は公共交通機関の利用が案内されています。
遊学館高校の偏差値とコース別レベル
コース別の偏差値の目安
- 複数の高校情報サイトによると、遊学館高校の偏差値はおおむね42~47の範囲で示されています。
- コース別では、複数の2026年度最新版の情報サイトで、特別進学コースが47、一般進学コースが43、金城大学コースが42という数値が一致して確認できます。一部の情報サイトでは一般進学コースが42、金城大学コースが41とやや低い数値を掲載している例もありますが、これは更新時期が古いデータである可能性があるため、最新の情報を優先して参考にすることをおすすめします。
- ただし、掲載しているサイトや算出年度によって一般進学コース・金城大学コースの数値には1ポイント程度のばらつきが見られるため、あくまで目安として捉え、正確な合否ラインについては受験する年度の情報や学習塾の最新データを確認することをおすすめします。
偏差値情報を見るときの注意点
- 高校情報サイトが掲載する偏差値は、模試を運営する会社から提供されたデータをもとに算出されたものであり、教育内容の優劣を示すものではないとされています。
- 偏差値は模試の受験者層や実施時期によって変動するため、複数の情報源を比較しながら参考程度に活用することが大切です。
- 内申点の具体的な目安については、学校側から公式に詳細な基準が公表されているわけではないため、この記事では断定的な数値の記載を控えています。中学校の進路指導の先生に直接相談することをおすすめします。
石川県内での位置づけ
- 石川県内の私立高校の中では、遊学館高校は偏差値の面で中位に位置づけられており、金沢学院大学附属高校の特別進学コース(偏差値57前後)や小松大谷高校の特進コース(偏差値54前後)、金沢龍谷高校の特進SGコース(偏差値48前後)など、県内の他の私立進学コースと比較検討されることが多い高校です。
- 金沢市内の公立高校では、金沢北陵高校(総合学科、偏差値42程度)などが近いレベル帯として挙げられることがありますが、公立高校は学区や入試制度が私立高校と異なるため、単純な偏差値の比較だけでなく、通学時間や学科の内容も含めて検討することが重要です。
遊学館高校の入試情報(推薦入試と一般入試)
2026年4月入学者向け(令和8年度)入試の全体像
- 遊学館高校の入試は推薦入試と一般入試の2区分で実施されています(令和8年度入試の場合)。
- 推薦入試には、公立高校との併願が可能な「学業・人物推薦」と、専願が条件となる「部活動推薦」の2種類があります。
- 学業・人物推薦は、学業成績が中以上であり人物が優れていると中学校長が認める生徒が対象です。
- 部活動推薦は、学校が正式に勧誘した生徒を中学校長が推薦する形式で、専願が条件となります。
推薦入試のスケジュールと内容(令和8年度入試の例)
- 出願登録・決済期間は令和7年12月8日から令和8年1月6日まで、出願書類提出期間は令和8年1月5日から1月8日までとされていました。
- 試験日は令和8年1月10日で、作文・面接・提出書類を総合して合否が判定されます。
- 合格発表は令和8年1月16日で、WEB合否照会サイトを通じて発表される仕組みです。
- 推薦入試の合格者は、令和8年1月30日に国語・英語・数学の学力試験を受験する必要があるとされています。
一般入試のスケジュールと内容(令和8年度入試の例)
- 出願登録・決済期間は令和7年12月8日から令和8年1月19日まで、出願書類提出期間は令和8年1月16日から1月22日までとされていました。
- 試験日は令和8年1月30日で、国語・英語・数学・社会・理科の学力試験に加えて面接が行われます。
- 試験会場は、居住地域によって本校会場(金沢市内)と白山会場(金城大学人間社会科学部棟)に分かれて指定されます。
- 合格発表は令和8年2月5日で、こちらもWEB合否照会サイトでの発表です。
検定料と入学手続きにかかる費用
- 入学検定料は推薦入試・一般入試ともに10,000円です。
- 合格後の第1次手続きでは入学金70,000円、第2次手続き(令和8年3月20日まで)では教育充実費30,000円の納入が必要とされています。
- 一旦納入された検定料・入学金・教育充実費は返金されない点にも注意が必要です。
- 令和8年度入試では、令和8年3月21日(土)に入学者・保護者を対象とした入学説明会が開催される予定であることも募集要項に記載されています。
2027年度(令和9年度)入試に向けての注意点
- この記事の情報は、学校公式サイトに掲載されている令和8年度(2026年4月入学)入試の募集要項をもとにしています。
- 2027年度(令和9年度)入学者向けの募集要項や試験日程は、記事作成時点では学校公式サイトに公表されていません。
- 例年の傾向から大枠のスケジュールは似た時期になることが予想されますが、出願期間や検定料などの詳細は年度によって変更される可能性があるため、必ず出願年度が近づいた時点で学校公式サイトの最新の募集要項を確認してください。
遊学館高校の併願校の選び方
遊学館高校における併願推薦の仕組み
- 遊学館高校の推薦入試のうち、学業・人物推薦は公立高校との併願が可能とされています。
- 一方で、部活動推薦は専願が条件となっており、公立高校などとの併願はできません。
- 併願推薦を利用する場合は、公立高校を第一志望としながら、私立高校である遊学館高校を「合格の可能性を確保する併願校」として活用する受験パターンが一般的です。
併願校としてよく比較される私立高校
- 石川県内の高校情報サイトや受験対策サイトでは、遊学館高校は星稜高校、金沢高校、北陸学院高校、金沢学院大学附属高校、金沢龍谷高校、鵬学園高校、小松大谷高校といった県内私立高校と並んで紹介されることが多く、これらの学校が同じ受験生層の併願候補として比較検討される傾向にあります。
- どの私立高校も特進系のコースと一般進学系のコースを併せ持つ点が共通しており、志望する大学のレベルや部活動の有無に応じてコース選択の比較を行うとよいでしょう。
- 各校の推薦制度(専願・併願の条件)は学校ごとに異なるため、志望校を決める際は必ず各校の公式サイトで最新の募集要項を確認してください。
公立高校との併願を考えるときのポイント
- 遊学館高校を併願校として検討する受験生の多くは、金沢市内やその近郊の公立高校を第一志望としているケースが多いとみられます。
- 公立高校の入試は学力検査の結果が重視される一方、私立高校の推薦入試は中学校での成績や生活態度、面接・作文の内容も評価対象になるため、選抜方式の違いを理解した上で準備を進めることが大切です。
- 併願校を選ぶ際は、偏差値の近さだけでなく、通学時間、学費、コースの内容、部活動の有無なども含めて総合的に比較することをおすすめします。
併願を検討する際の注意点
- 併願推薦を利用する場合でも、出願書類の準備や検定料の納付など、事前に必要な手続きがあるため、中学校の進路指導の先生と早めに相談してスケジュールを確認しておくことが重要です。
- 部活動での入学を希望する場合は、専願が条件となる部活動推薦の対象になるかどうかを、学校見学や個別相談の際に必ず確認しましょう。
遊学館高校の学費と奨学金制度
学納金の内訳(令和8年度入学生の場合)
- 1ヵ月あたりの経費として、授業料37,500円(高等学校等就学支援金を差し引いた金額)、施設維持費3,000円、育朋会費1,800円、生徒会費300円が示されています。
- このほかに、修学旅行積立金などの諸経費が別途必要になるとされています。
- 入学時には、入学金70,000円と教育充実費30,000円が必要です。
国と県の学費軽減制度
- 国の「高等学校等就学支援金制度」により、家庭の教育費負担を軽減するための授業料支援を受けられる場合があります。全国的に多くの生徒がこの制度の対象になっているとされています。
- 石川県独自の制度として「石川県私立高等学校授業料等軽減補助金」があり、保護者が石川県内に住所を有し、対象条件を満たす場合に、授業料や入学金の一部について補助を受けられる仕組みがあります。
- 「石川県教育費負担軽減奨学金(高校生等奨学給付金)」は、主に生活保護受給世帯や住民税非課税世帯を対象とした返還不要の給付型奨学金です。
- なお、これらの支援金・補助金制度については、令和8年度から制度改正が予定されているとの案内があり、詳細は入学後に改めて案内されるとされています。制度の適用条件や金額は変更される可能性があるため、最新情報は各制度の公式窓口で確認してください。
学校独自の奨学金制度
- 遊学館高校には、学業成績優秀奨学生、部活動優秀奨学生、文化活動等優秀奨学生、資格取得奨学生(学校が指定する資格を取得した生徒が対象)などに適用される学費減免奨学制度があります。
- 硬式野球部の生徒については、推薦入試合格者が対象となる旨が案内されています。
- 制度の詳細(金額や適用条件)については、学校への直接の問い合わせが必要とされています。
学外の奨学金制度
- 石川県育英資金(月額3万円・自宅通学の場合など)や、あしなが高校奨学金、金沢市育英資金、畠山育英資金など、公的機関や団体が運営する奨学金制度についても学校を通じて案内が行われています。
- それぞれの奨学金には所得証明書などの提出書類や申込期限が定められているため、早めに学校の奨学金担当窓口へ相談することが推奨されています。
遊学館高校の大学合格実績と進路状況
国公立大学への合格実績
- 学校公式サイトのトップページでは、直近の卒業年度において国公立大学16名合格、国公立大学への推薦4名合格という実績が紹介されています。
- 令和7年度卒業生の合格実績(4年制大学・国公立)としては、金沢大学(過年度生1名)、石川県立大学2名、石川県立看護大学1名、公立小松大学2名、富山大学1名、富山県立大学1名、福井県立大学1名、高崎経済大学1名、長野大学1名、上越教育大学1名、新潟県立大学1名、都留文科大学1名、大阪教育大学1名、島根県立大学1名などが公式サイトに掲載されています。
- 特別進学コースの合格体験記では、金沢大学や富山大学、横浜国立大学、石川県立大学などへの合格者の体験談も紹介されています。
私立大学(県内)への進学実績
- 令和7年度卒業生の実績では、系列の金城大学へ67名、金沢医科大学へ2名、金沢学院大学へ14名、金沢工業大学へ23名、金沢星稜大学へ31名、北陸大学へ21名、北陸学院大学へ1名が合格したことが公式サイトに掲載されています。
- 金城大学短期大学部への合格実績は52名(令和7年度)となっており、金城大学コースを中心に多くの生徒が系列の大学・短大へ進学していることがうかがえます。
私立大学(県外)への進学実績
- 令和7年度卒業生の県外私立大学への合格実績としては、東海大学5名、駒澤大学3名、専修大学2名、大東文化大学3名、東洋大学3名、神奈川大学4名、京都産業大学3名、龍谷大学5名など、関東・関西・東海地方の幅広い大学名が公式サイトに掲載されています。
- 一般進学コースの合格体験記では、サッカー部に所属しながら総合型選抜で駒澤大学法学部に合格した卒業生や、吹奏楽部の活動と両立しながら京都産業大学文化学部に合格した卒業生の体験談が紹介されています。
- また、主な進学実績の一覧としては、中央大学(卓球部)や東洋大学(駅伝競走部・サッカー部)など、部活動を続けながら大学進学を実現した卒業生の大学名が部活動名とともに公式サイトに示されており、文武両道を目指す生徒の進路実績として参考になります。
短期大学と専門学校への進学実績
- 金城大学短期大学部のほか、金沢学院大学短期大学部や金沢星稜女子短期大学など、県内外の短期大学への進学実績も公式サイトに掲載されています。
- 看護医療系の専門学校(金沢看護専門学校、石川県歯科医師会立歯科医療専門学校など)や、その他の専修学校(金沢科学技術大学校、石川県調理師専門学校など)への進学実績も公式サイトで確認できます。なお、金沢科学技術大学校は2019年(平成31年)4月に「金沢科学技術専門学校」から校名変更しており、進学実績データ上の表記と現在の正式名称が異なる場合があるため、この記事では現在の名称で記載しています。
遊学館高校の部活動や学校生活、アクセス
運動部の実績
- 硬式野球部は、2002年(平成14年)に創部からわずか1年4か月で甲子園出場を果たし、当時全部員が1・2年生ながらベスト8まで進出したことがWikipediaに記載されています。
- その後も硬式野球部は好成績を残しており、学校の公式文書によると、2015年(平成27年)の第97回全国高等学校野球選手権石川大会で優勝し、3年ぶり6回目となる甲子園出場を果たしています。この年は学校創立110周年の記念の年でもありました。
- 練習場所は金沢市錦町にある専用グラウンドで、これまでに名古屋大学、筑波大学、金沢大学、富山大学、鳴門教育大学、富山県立大学など国公立大学への進学者も輩出していることが部活動紹介ページで紹介されています。
- 卓球部(男子・女子)は、学校の公式情報(2019年時点の報告)によると、県内の後期新人大会において学校対抗で男子が23年連続23回目、女子が30年連続41回目の完全優勝を果たした実績があるとされています。ただし、この数値は特定時点の報告であり、その後の年度についての更新は確認できていないため、最新の実績は学校公式サイトの部活成績ブログなどで確認することをおすすめします。
- 駅伝競走部(男子・女子)、バトントワリング部、サッカー部なども、全国大会での活躍が紹介されている部活動です。
- このほか、バレーボール部(男女)、バドミントン部、バスケットボール部(男女)、テニス部、剣道部、ストリートダンス部、応援部が設置されています。
文化部と同好会
- 文化部としては、吹奏楽部、合唱部、茶道部、理科部、文芸部、美術部、インターアクト部、eスポーツ部が設置されています。
- このほか、囲碁・将棋同好会、クッキング部、英語部、軽音楽部、郷土史研究同好会、おもてなし同好会、遊学部といった活動も紹介されています。
学校行事と独自プログラム
- 年間を通じて学園祭、体育祭、遠足、主張コンクールなどの行事が行われているほか、金沢百万石行列など地元金沢のイベントにも参加していることが紹介されています(バトントワリング部がパレードに出演することも案内されています)。
- 1学期には入学式、クラブ紹介、スポーツテスト、遠足などが行われ、2学期には金沢百万石まつりパレードや体育祭、1年生保護者向けの進路・コース説明会などが予定されています。3学期には卒業式、1年生の修学旅行、遊学生の主張コンクールなどが行われることが学校行事のページで紹介されています。
- 修学旅行は1年生で実施され、学校内とは違う環境で集団生活の規律や協調性、責任感を養うことを目標に、行き先や内容は年度によって異なる形で企画されているとみられます。詳細な行き先は年度により変わる可能性があるため、在校生・保護者向けの案内で最新情報を確認することをおすすめします。
- なお、遊学講座(土曜授業)についての詳細は「遊学館高校とはどんな学校か」の章で紹介した通り、年間18回の開講で受験対策から資格取得まで幅広い講座が用意されています。
学生寮「遊正寮」について
- 遊学館高校には敷地内に男子学生寮があり、2024年(令和6年)3月に「遊正寮」として竣工したことが学校の公式沿革に記載されています。
- 学校公式サイトのよくある質問によると、遠方から入学する卓球部・硬式野球部・駅伝競走部・サッカー部の生徒たちが入寮しているとされています。
- 部活動に本格的に取り組みたいものの自宅からの通学が難しい生徒にとっては、学業と部活動を両立させるための重要な生活基盤になっているとみられます。
入学後の制度に関するよくある質問
- コース変更については、入学説明会や1年時のコース選択説明会・調査の際に変更が可能とされています。2年生から3年生にかけての変更もできますが、内容によっては相当の努力が必要になるとの案内があります。
- 特別進学コースに在籍しながら部活動に加入することも可能とされていますが、放課後補習に参加できなくなる場合があるため、学業と部活動を両立させる強い意志が必要だと案内されています。
- 自転車通学については特に距離制限は設けられていませんが、希望する場合は雨合羽とステッカー代100円が必要とされています。
- アルバイトは原則として禁止されていますが、経済的な事情がある場合は授業料減免や奨学金制度の利用が案内されています。なお、年末年始に郵便局が募集するアルバイトについては、生活態度や学業成績に問題がなければ認められているとのことです。
アクセスと通学方法
- 所在地は石川県金沢市本多町2丁目2番3号(〒920-0964)です。
- 電車を利用する場合はJR北陸本線・北陸新幹線などが乗り入れる金沢駅で下車し、そこから路線バスに乗り換えるルートが公式サイトで案内されています。
- バスを利用する場合、金沢駅からは「幸町バス停」で下車すると学校まで徒歩約3分、「香林坊バス停」で下車すると徒歩約15分とされています。
- 北陸鉄道石川線の野町駅から徒歩で向かうルートも紹介されていますが、所要時間は情報源によって幅があるため、実際に利用する際は乗換案内サービスなどで最新のルートを確認することをおすすめします。
- 本校には来校者用の駐車スペースがないため、車で来校する場合は近隣の有料駐車場(金沢歌劇座、石川県石引駐車場、竪町駐車場など)を利用するよう案内されています。
まとめ|遊学館高校の偏差値・併願校・アクセス(2026-2027)
- 遊学館高校は石川県金沢市にある1904年創立の私立共学校で、運営母体は学校法人金城学園です。
- 学科は普通科のみで、特別進学コース・一般進学コース・金城大学コースの3コース制、募集人員は440名です(令和8年度入試の場合)。
- 偏差値はおおむね42~47の範囲で、複数の2026年度最新データによると特別進学コースが47、一般進学コースが43、金城大学コースが42という数値が確認できます。
- 入試は推薦入試(学業・人物推薦は併願可、部活動推薦は専願)と一般入試の2区分で実施されています。
- 2027年度(令和9年度)入試の詳細な日程は本記事作成時点では未公表のため、出願時期が近づいたら学校公式サイトで最新情報を確認する必要があります。
- 併願校としては、星稜高校、金沢高校、北陸学院高校、金沢学院大学附属高校など県内の私立進学校と比較検討されることが多い高校です。
- 学費は月額の授業料37,500円(就学支援金差引後)を中心に、国や石川県の学費軽減制度、学校独自の奨学金制度も利用できます。
- 大学合格実績では、令和7年度に国公立大学16名合格、国公立大学推薦4名合格という実績があり、系列の金城大学・金城大学短期大学部への進学者も多数います。
- 部活動は硬式野球部の甲子園出場歴(2002年・2015年)をはじめ、卓球部、駅伝競走部、バトントワリング部、サッカー部など全国レベルの実績を持つ部が多く、遠方出身の部員向けに男子学生寮「遊正寮」(2024年竣工)も整備されています。
- アクセスは金沢駅からバスで「幸町バス停」下車徒歩約3分が基本ルートで、来校時は公共交通機関の利用が推奨されています。

