酪農学園大学附属とわの森三愛高等学校は、北海道江別市の広大な自然に囲まれた、とてもユニークな魅力を持つ私立高校です。大学附属の強みを活かし、「食」「農」「環境」「生命」といったテーマについて、専門的かつ実践的に学べるのが最大の特長。普通科だけでなく、農業科も設置されており、将来の夢に直結する多彩なコースが用意されています。

動物が好き、自然が好き、食べることが好き、スポーツに打ち込みたい、そしてもちろん、大学進学を目指してしっかり勉強したい。そんな一人ひとりの「好き」や「夢」をとことん追求できる環境が、酪農学園大学附属とわの森三愛高等学校にはあります。

この記事では、そんなとわの森三愛高校の気になる偏差値やコースの詳しい内容、学校生活の様子、部活動、進学実績まで、受験生と保護者の皆さんが本当に知りたい情報を、分かりやすくまとめてお届けします。自分にぴったりの高校を見つけるための、大切な一歩にしてくださいね。

酪農学園大学附属とわの森三愛高等学校の基本情報

まずは、学校の基本的な情報を確認しておきましょう。

項目 内容
正式名称 酪農学園大学附属とわの森三愛高等学校
公立/私立の別 私立
共学/男子校/女子校の別 男女共学
所在地 〒069-8533 北海道江別市文京台緑町569番地
代表電話番号 011-386-3111
公式サイト https://www.san-ai.ed.jp/

酪農学園大学附属とわの森三愛高等学校の偏差値・難易度・併願校

酪農学園大学附属とわの森三愛高等学校は、コースによって偏差値が大きく異なるのが特徴です。自分の学力や目指す進路に合わせて、最適なコースを選ぶことができます。

  • 普通科 特進GROW-UPコース: 64

  • 普通科 フードクリエイトコース: 48

  • 普通科 トップアスリート健康コース: 46

  • 普通科 総合進学コース: 45

  • アグリクリエイト科 機農コース: 42

難易度の目安

特進GROW-UPコースは偏差値64と、道内私立高校の中でも上位の難易度です。合格には、Cランク以上の内申点が目安となるでしょう。その他のコースは、Eランク前後が目安となりますが、コースによっては部活動の実績なども考慮される場合があります。

とわの森三愛高校を第一志望にする場合はもちろん、公立高校との併願で受験する生徒も多くいます。自分の内申ランクや学力に合わせて、じっくりと検討することが大切です。

主な併願校

  • 札幌第一高等学校

  • 北海高等学校

  • 札幌光星高等学校

  • 札幌日本大学高等学校

  • 立命館慶祥高等学校

酪農学園大学附属とわの森三愛高等学校に設置されている学科・コース

とわの森三愛高校には、一人ひとりの夢を応援するための個性豊かな学科・コースが揃っています。

  • 普通科 特進GROW-UPコース

    • 獣医・理系専攻: 獣医師や理系分野のスペシャリストを目指す人のためのコース。酪農学園大学との連携授業が魅力です。

    • 文系専攻: 国公立大学や難関私立大学の文系学部への進学を目指します。

  • 普通科 総合進学コース

    • 多彩な選択科目で自分の興味や関心を広げ、幅広い進路に対応。部活動と勉強を両立したい人におすすめです。

  • 普通科 フードクリエイトコース

    • 作物の栽培から調理・加工、流通・販売まで、「食」の全てを学ぶコース。 将来、食の分野で活躍したい人にぴったりです。

  • 普通科 トップアスリート健康コース

    • 全国レベルのアスリートを目指しながら、スポーツ科学や健康について学びます。指定された強化部で活動する生徒が対象です。

  • アグリクリエイト科 機農コース

    • 全国でも珍しい、農業後継者を育成する全寮制のコース。 広大なキャンパスで、実践的な酪農や農業を学びます。

酪農学園大学附属とわの森三愛高等学校の特色・校風

とわの森三愛高校は、キリスト教の精神に基づいた「三愛主義(神を愛し、人を愛し、土を愛す)」を教育の柱としています。

  • 校風キーワード:「自然豊か」「実践重視」「文武両道」「アットホーム」

口コミなどを見ると、生徒たちは広大な自然の中でのびのびと学校生活を送っているようです。先生と生徒の距離が近く、親身になって相談に乗ってくれるという声が多く見られます。

  • 宿題の量: コースによりますが、特進コースは多め、他のコースは部活動などと両立できる程度のようです。

  • 校則: 厳しいという意見と、そうでもないという意見があり、感じ方には個人差があるようです。スマホの持ち込みは許可されていますが、使用ルールはあります。服装検査は定期的に行われるという声があります。

  • 生徒たちの雰囲気: コースによって様々ですが、全体的には素直で元気な生徒が多いようです。動物や自然が好きという共通点を持つ仲間と出会えるのも魅力です。

  • アルバイト: 原則として禁止されていますが、特別な事情がある場合は許可されることもあるようです。

  • 制服: ブレザータイプで、可愛らしい、かっこいいと評判は良い傾向にあります。

  • 土曜授業: 基本的に土曜日は休みですが、コースによっては模試や特別講習が行われることがあります。

酪農学園大学附属とわの森三愛高等学校の部活動・イベント

部活動

とわの森三愛高校は部活動が非常に盛んで、多くの部が全国大会で活躍しています。

  • 特に有名な部活動

    • バドミントン部: 全国トップクラスの実力を誇り、多くの大会で輝かしい成績を収めています。

    • 女子ソフトボール部: こちらも全国大会常連の強豪です。

    • 男子ソフトテニス部: 全道大会で連覇を続けるなど、安定した強さを見せています。

    • 馬術部: 大学附属ならではの珍しい部活動で、本格的な施設で活動しています。

    • 硬式野球部、サッカー部、バスケットボール部なども強化指定部として力を入れています。

運動部だけでなく、吹奏楽局やインターアクトクラブなどの文化部も活発に活動しており、自分に合った部活動を見つけやすい環境です。

イベント

学校生活を彩るイベントも充実しています。

  • とわの森三愛フェスティバル(学校祭): 毎年大いに盛り上がる一大イベントです。クラスごとの出店やステージ発表など、生徒が主体となって作り上げます。

  • 体育祭: クラス対抗で様々な競技に熱中し、団結力を高めます。

  • 修学旅行: コースによって行き先は異なりますが、海外研修を取り入れているコースもあり、国際感覚を養う貴重な機会となっています。

  • 農産物販売会: 機農コースやフードクリエイトコースの生徒が、実習で育てた野菜や作った加工品を販売する人気のイベントです。

酪農学園大学附属とわの森三愛高等学校の進学実績

とわの森三愛高校は、大学附属の強みを活かした多様な進路実現が魅力です。

  • 酪農学園大学への内部進学: 多くの生徒が内部進学制度を利用して酪農学園大学へ進学しています。 獣医学類をはじめ、食と健康学類、環境共生学類など、高校での学びをさらに深めることができます。

  • 国公立大学・難関私立大学: 特進GROW-UPコースを中心に、国公立大学や道内外の難関私立大学への合格者も輩出しています。

  • その他: 大学進学だけでなく、専門学校への進学や就職など、生徒一人ひとりの希望に合わせた進路指導を行っています。

進学実績を支える取り組みとして、放課後や長期休暇中の講習、個別指導など、手厚いサポート体制が整っています。

酪農学園大学附属とわの森三愛高等学校の特長・アピールポイント

他の高校にはない、とわの森三愛高校ならではの魅力をまとめました。

  • 東京ドーム約28個分の広大なキャンパス: 野幌原始林に隣接する緑豊かな環境で、のびのびと学ぶことができます。

  • 動物や土とふれあう実践的な学び: 校内には牛舎などの施設もあり、動物の世話や野菜の栽培など、本物に触れる授業が豊富です。

  • 酪農学園大学との高大連携: 大学の施設を利用したり、大学教員の授業を受けたりと、高校にいながら大学レベルの学びに触れるチャンスがあります。

  • 多彩で専門的なコース設定: 獣医師からアスリート、農業経営者まで、将来の夢に直結する専門コースが選べます。

  • 全国レベルの強豪部活動: 本気で部活動に打ち込みたい生徒にとって、最高の環境が整っています。

  • 充実した寮生活(機農コースなど): 全寮制の機農コースでは、仲間との共同生活を通して自立心や社会性を育みます。

  • キリスト教に基づく人間教育: 日々の礼拝や聖書の授業を通して、他者を思いやる心や感謝の気持ちを学びます。

酪農学園大学附属とわの森三愛高等学校の口コミ・評判のまとめ

在校生や卒業生からは、様々な声が寄せられています。

  • 良い点:

    • 「自然に囲まれた環境が最高。動物が好きな人には天国だと思う」

    • 「専門的なことを高校から学べるのが嬉しい。将来の夢に近づいている実感がある」

    • 「先生方がとても親身で、進路の相談にも熱心に乗ってくれた」

    • 「部活動に本気で取り組める環境。高いレベルで挑戦したい人におすすめ」

    • 「コースが色々あるので、自分と同じ目標を持つ仲間と出会えた」

  • 気になる点:

    • 「札幌の中心部からのアクセスは少し不便に感じることもある」

    • 「自然が豊かな分、夏は虫が多い」

    • 「施設によっては少し古いと感じる部分もある」

    • 「コースによって生徒の雰囲気がかなり違うので、合う合わないはあるかもしれない」

アクセス・通学

広大なキャンパスですが、交通の便も確保されています。

  • 最寄り駅:

    • JR函館本線「大麻駅」南口から徒歩約7分

  • バスでのアクセス:

    • JR「新札幌駅」バスターミナルからJRバスまたは夕鉄バスに乗車、「とわの森三愛高校前」または「道立図書館前」下車

  • スクールバス:

    • 札幌市内や近郊の複数のエリアからスクールバスが運行されており、遠方からの通学もサポートしています。

江別市内はもちろん、札幌市や近隣の市町村から通学している生徒が多いようです。

酪農学園大学附属とわの森三愛高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

ここまで読んでくれてありがとう。酪農学園大学附属とわの森三愛高等学校の魅力、伝わったでしょうか。

この学校は、「好き」なことをとことん追求したい君に、最高の舞台を用意してくれます。動物、自然、食、スポーツ。何か一つでも夢中になれるものがあるなら、とわの森三愛高校はきっと君を温かく迎えてくれるはずです。特に、将来、獣医師や管理栄養士、農業の道に進みたいと考えている人にとっては、高校時代から専門的な知識や技術に触れられる、またとない環境です。

受験勉強では、まず自分がどのコースに進みたいのかを明確にすることが大切。特進GROW-UPコースを目指すなら、基礎を固めた上で応用問題にもしっかり取り組む学力が必要です。その他のコースを目指す場合も、中学校での基礎学習をおろそかにせず、自分の得意なことをアピールできるように準備しておきましょう。学校説明会や体験入学に積極的に参加して、とわの森三愛高校の空気を肌で感じてみてください。君の挑戦を心から応援しています!

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。