静岡県立小山高等学校は、富士山の麓、自然豊かな環境に位置する魅力あふれる学校です。1985年に開校し、「自尊」の校訓のもと、生徒一人ひとりが自分を大切にし、他者を尊重する心を育む教育を実践しています。小山高等学校では、生徒と教員の距離が近く、アットホームな雰囲気の中で、きめ細やかな指導を受けられるのが大きな特長です。

進学から就職まで多様な進路に対応できるカリキュラムが組まれており、特に看護医療系や保育系、公務員を目指す生徒へのサポートが手厚いことでも知られています。部活動も盛んで、特にダンス部は全国大会で入賞するほどの強豪です。

この記事では、そんな静岡県立小山高等学校の偏差値や気になる口コミ、学校生活の様子などを詳しくご紹介します。自然に囲まれた落ち着いた環境で、充実した高校生活を送りたいと考えている中学生と保護者の皆さんは、ぜひ参考にしてください。

小山高等学校の基本情報

静岡県立小山高等学校の基本的な情報をまとめました。

項目 内容
正式名称 静岡県立小山高等学校
公立/私立の別 公立
共学/男子校/女子校の別 男女共学
所在地 〒410-1313 静岡県駿東郡小山町竹之下369
代表電話番号 0550-76-1188
公式サイトURL http://www.edu.pref.shizuoka.jp/oyama-h/home.nsf

小山高等学校の偏差値・難易度・併願校

静岡県立小山高等学校の偏差値は、自分の学力と照らし合わせて志望校を考える上で重要な指標です。

  • 普通科:48

同じくらいの偏差値の高校としては、近隣の公立高校が挙げられます。合格に必要な内申点の目安は28前後と言われていますが、あくまで目安であり、学力調査(学調)の点数も重要になります。

静岡県の公立高校入試では、県内の他の公立高校を併願することはできません。そのため、小山高等学校を第一志望とする場合、併願校は私立高校から選ぶことになります。主な併願校としては、御殿場西高等学校や星陵高等学校などが挙げられることが多いようです。

小山高等学校に設置されている学科・コース

静岡県立小山高等学校には、多様な進路希望に対応するための学科が設置されています。

  • 全日制 普通科

    • 2年次から文系と理系に分かれ、それぞれの進路希望に合わせた学習を進めます。 国公立大学や難関私立大学を目指す生徒向けには、進学補講も用意されています。

小山高等学校の特色・校風

静岡県立小山高等学校は、「自尊」を校訓に掲げ、生徒一人ひとりを大切にする教育を実践しています。 教員と生徒の距離が近く、アットホームな雰囲気があると言われています。

  • 校風:落ち着いた雰囲気、アットホーム、文武両道

  • 宿題の量:標準的な量という声が多いようです。

  • 校則:服装検査などが厳しいと感じる生徒もいるようですが、一般的な公立高校の範囲内という意見もあります。 スマートフォンの校内での使用については、ルールが定められています。

  • 生徒たちの雰囲気:真面目で落ち着いた生徒が多い一方で、学校行事や部活動には活発に取り組む生徒が多いようです。

  • アルバイト:原則として許可されていませんが、特別な事情がある場合は学校に相談が必要です。

  • 制服:男子は学ラン、女子はセーラー服です。

  • 土曜授業:基本的に土曜授業はありません。

小山高等学校の部活動・イベント

部活動

静岡県立小山高等学校は部活動が盛んで、多くの生徒が参加し、活気にあふれています。運動部、文化部ともに充実しており、地域のイベントにも積極的に参加しています。

  • ダンス部:全国大会で3位に入賞するなど、県内でもトップクラスの実績を誇ります。

  • 弓道部:全国大会に出場する選手を輩出しています。

  • 吹奏楽部:地域のイベントに多数参加し、地域住民に親しまれています。

  • その他:サッカー部、野球部、テニス部、陸上競技部などの運動部や、美術部、写真部、茶道部、華道部などの文化部があります。

イベント

小山高等学校では、生徒たちが主体となって作り上げる学校行事が数多くあり、学校生活を彩ります。

  • 笙陵祭(しょうりょうさい):6月に行われる学校祭で、文化の部と体育の部で構成されます。 特に文化の部は一般公開もされ、毎年多くの人で賑わいます。

  • クロスカントリー大会:11月に行われる伝統行事で、男子は約22.8kmのコースを走ります。

  • 修学旅行:2年生の12月に沖縄を訪れます。

  • その他:球技大会、百人一首かるた大会、文化行事など、年間を通して様々なイベントが開催されます。

小山高等学校の進学実績

静岡県立小山高等学校は、進学から就職まで幅広い進路に対応しており、特に四年制大学への進学に力を入れています。きめ細やかな進路指導が特長で、生徒一人ひとりの希望実現をサポートしています。

  • 国公立大学:静岡大学、浜松医科大学、静岡県立大学、北見工業大学などへの合格実績があります。

  • 私立大学:常葉大学、東海大学、神奈川大学、日本大学、東洋大学、専修大学など、多くの生徒が私立大学へ進学しています。

  • その他:短期大学や専門学校への進学者も多く、特に看護医療系や保育系の分野では、希望者の進路実現率が高い実績を誇ります。 公務員や民間企業への就職者もいます。

進学実績向上のため、全教員による小論文指導や面接指導、進学補講など、手厚いサポート体制が整えられています。

小山高等学校の特長・アピールポイント

静岡県立小山高等学校には、他の高校にはないユニークな魅力がたくさんあります。

  • きめ細やかな分野別進路指導:看護・医療系、保育系、公務員志望者向けに、外部講師による講義や実習を含む専門的なコース別指導を実施しています。

  • 地域と連携した「小山町インターンシップ」:1年生全員が小山町役場で就業体験を行い、地域の現状や行政について深く学びます。

  • 国際交流プログラム:姉妹校である中国の海寧市高級中学校と、毎年交互に生徒が訪問し合う交流事業を行っています。

  • 充実したICT環境:全教室にプロジェクターが設置されており、ICTを活用した効率的で分かりやすい授業が展開されています。

  • ユニークな体育の授業:準備体操として、B’zの『BAD COMMUNICATION』に合わせたエアロビクスダンスが伝統的に行われています。

  • 全国レベルの部活動:ダンス部や弓道部などが全国大会で活躍しており、高いレベルで部活動に打ち込める環境があります。

  • 教員との距離の近さ:小規模校の利点を活かし、教員が生徒一人ひとりに寄り添った丁寧な指導を行っています。

小山高等学校の口コミ・評判のまとめ

静岡県立小山高等学校に通う生徒や卒業生からは、様々な声が寄せられています。

  • 良い点:

    • 「先生方がとても熱心で、進路相談にも親身に乗ってくれる」という声が多く聞かれます。

    • 「生徒と先生の距離が近く、アットホームな雰囲気で過ごしやすい」との評判です。

    • 「進学から就職まで、多様な進路に対応した手厚いサポートがある」点が評価されています。

    • 「部活動が盛んで、特にダンス部は全国レベルで活躍できる」ことが魅力に挙げられています。

    • 「自然に囲まれた静かな環境で、勉強に集中できる」という意見もあります。

  • 気になる点:

    • 「最寄り駅から学校まで坂道を15分ほど歩く必要があり、立地が少し不便」という声があります。

    • 「校則が少し厳しいと感じる」という意見も一部で見られます。

    • 「学校周辺にはお店などが少なく、少し物足りなさを感じる」という声もあります。

アクセス・通学

静岡県立小山高等学校へのアクセス方法です。

  • 最寄り駅:JR御殿場線「足柄駅」より徒歩約15分

  • バス:

    • 東名高速「足柄バスストップ」より徒歩約3分

    • 小山町コミュニティバス「小山高校」バス停下車すぐ

通学エリアとしては、駿東郡小山町、御殿場市、裾野市などから通う生徒が多い傾向にあります。

小山高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

静岡県立小山高等学校は、落ち着いた環境の中で、自分のペースでじっくりと学びたい生徒に特におすすめの学校です。先生方のサポートが手厚く、生徒一人ひとりの個性や目標を大切にしてくれるので、安心して高校生活を送ることができるでしょう。特に、将来、看護や保育の道に進みたい、あるいは公務員になりたいという明確な目標を持っている人にとっては、専門的な指導を受けられる最高の環境です。

受験勉強においては、まず中学校の基礎的な学習内容をしっかりと固めることが大切です。特に、静岡県の公立高校入試では内申点が重視されるため、日々の授業態度や提出物をきちんとこなすことを心がけましょう。また、学力調査では、苦手科目をなくし、バランス良く得点できる力をつけておくことが合格への鍵となります。小山高等学校で充実した3年間を送ることを目指して、頑張ってください!

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。