静岡県立浜北西高等学校、通称「北西(きたにし)」は、浜松市浜名区に位置する、自然豊かで落ち着いた環境の中にある高等学校です。「自己を拓く」という校訓のもと、生徒一人ひとりが持つ無限の可能性を最大限に引き出し、豊かな未来を自らの手で切り拓く力を育むことを目指しています。浜北西高等学校は、学業はもちろんのこと、部活動や学校行事にも力を入れており、生徒たちは充実した3年間を送っています。
浜北西高等学校の基本情報
浜北西高等学校の偏差値・難易度・併願校
浜北西高等学校に設置されている学科・コース
普通科(一般クラス・特進クラス) どんなことを学ぶ場所か:1年生では特進クラスが2クラス、2・3年生では文系・理系に分かれた特進クラスが各1クラス設置されます。特進クラスでは、一般クラスに比べて演習量を増やすなど、より進学に特化した授業が展開されます。進級時には成績によってクラスの入れ替えが行われるため、常に高い目標を持って学習に取り組むことができます。 どんな生徒におすすめか:国公立大学や難関私立大学への進学を目指す生徒、同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨しながら学力を高めたい生徒におすすめです。
浜北西高等学校の特色・校風
校風・生徒の雰囲気 キーワード:文武両道、落ち着いた雰囲気、地域密着 生徒たちは真面目で礼儀正しく、挨拶がしっかりできると評判です。先生と生徒の距離が近く、アットホームな雰囲気があるという声も多く聞かれます。
校則 周辺の高校と比較すると、校則は比較的緩やかだという意見が多いようです。 頭髪については、月に一度の頭髪服装検査がありますが、髪を下ろすことは許可されています。 スマートフォンの校内での使用は禁止されていますが、持ち込みは許可されています。 アルバイトは、長期休業中に限り許可制で認められています。
学習面 宿題の量は、特進クラスは多めですが、全体的には標準的という声が多いです。授業のスピードは中学校に比べて速く、予習・復習が欠かせません。 土曜授業はありませんが、希望者向けの補習授業が実施されています。 放課後には講義室が自習室として開放されており、学習に集中できる環境が整っています。
制服 制服は男女ともにブレザータイプです。デザインについては様々な意見がありますが、カーディガンはブレザーの中に着用し、靴下は黒・紺・白と指定があるなど、一定のルールがあります。
浜北西高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部 特に陸上競技部は東海大会に出場するなど、高い実績を誇ります。野球部も夏の大会で熱戦を繰り広げています。その他、サッカー部、テニス部、バスケットボール部など、多くの部が日々練習に励んでいます。
文化部 書道部は全国大会の常連として知られ、文化祭での書道パフォーマンスは圧巻です。吹奏楽部も地域のイベントなどで演奏を披露し、高い評価を得ています。珍しい部活動としては、囲碁部や、ボランティア活動を行うインターアクトクラブなどがあります。
イベント
槙の葉祭(文化祭) 6月に行われる文化祭は「槙の葉祭」と呼ばれ、大変な盛り上がりを見せます。2・3年生はクラスごとに趣向を凝らした展示やアトラクション(クラス展)を行い、特に人気のお化け屋敷には長蛇の列ができます。1年生は模擬店などを担当し、学校全体が一体となって楽しみます。
体育大会 10月に開催される体育大会では、クラス対抗で様々な競技に熱中します。
修学旅行 2年生の12月には修学旅行が実施され、仲間との絆を深める貴重な機会となっています。
その他のイベント 遠足(4月)、球技大会(12月・3月)、かるた大会(1月)、マラソン大会(2月)など、季節ごとに多彩なイベントが企画されています。
浜北西高等学校の進学実績
主な進学先 卒業生の進路は、私立大学への進学が最も多く、次いで専門学校、就職、短期大学、国公立大学と続きます。 国公立大学では、静岡大学、静岡県立大学、静岡文化芸術大学などの地元の大学をはじめ、例年合格者を輩出しています。 私立大学では、常葉大学、静岡産業大学、聖隷クリストファー大学など県内の大学への進学者が多いほか、愛知大学、中京大学、名城大学など、近隣県の大学にも多数進学しています。 専門学校へも、医療、福祉、美容、調理、工業など、様々な分野へ進んでいます。
進学サポート 特進クラスの設置に加え、希望者対象の進学補習や模擬試験を積極的に実施し、学力向上をサポートしています。 「総合的な探究の時間」では、常葉大学と連携したプログラムや、地域課題の解決に取り組む学習などを通して、主体的に学ぶ力を養います。これらの活動が進学意識の向上にも繋がっています。
浜北西高等学校の特長・アピールポイント
きめ細やかな習熟度別クラス編成 1年生から特進クラスを設置し、個々の学力や進路目標に応じた指導を行っています。一般クラスとの入れ替え制度もあり、常に高いモチベーションを維持できます。
充実したキャリア教育 「国際理解教育」「地域連携・協働活動」「キャリア教育」を3つの柱として掲げています。探究学習などを通して、将来、地域社会で活躍できる力を育みます。
活発な国際交流 タイの高校との相互交流や、海外からの留学生の積極的な受け入れを行っており、グローバルな視野を養う機会が豊富です。英語の授業で海外の学校とオンライン交流を行うこともあります。
地域に根差した連携活動 学校運営協議会や浜北ロータリークラブなど、地域の方々と連携した探究学習やボランティア活動が盛んです。
文武両道を体現する部活動 全国レベルで活躍する書道部や、東海大会に出場する陸上競技部をはじめ、多くの部活動が活発に活動しており、学校生活を豊かにします。
生徒が主役の学校行事 「槙の葉祭(文化祭)」や体育大会など、生徒会や実行委員会が中心となって企画・運営する行事が多く、生徒の自主性や協調性を育みます。
緑豊かな学習環境 浜松市の中でも比較的のどかな場所にあり、落ち着いた環境で学習に集中できます。
浜北西高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「先生と生徒の距離が近く、親身に相談に乗ってくれる」という声が非常に多いです。 「校則が他の高校に比べて厳しくなく、のびのびと過ごせる」という点を魅力に感じる生徒も多いようです。 「部活動が盛んで、仲間と目標に向かって頑張れる環境がある」という口コミも目立ちます。 「行事がとても楽しく、クラスの団結力が深まる」といった、学校行事に対する満足度の高さも伺えます。 「挨拶がしっかりできる生徒が多く、学校全体の雰囲気が良い」という評判もあります。
気になる点 「最寄り駅から距離があり、通学が少し不便」という意見があります。多くの生徒が自転車で通学しています。 「大学進学を目指すなら、本人の強い意志と努力が必要」という声も聞かれます。特に難関大学を目指す場合は、塾などを活用する生徒もいるようです。 「施設の古さが少し気になる」という口コミも一部で見られます。 「体育の授業が厳しい」と感じる生徒もいるようです。特に持久走など、体力作りを重視する傾向があるようです。
アクセス・通学
最寄り駅からのアクセス 遠州鉄道鉄道線「浜北駅」から徒歩約36分 JR「浜松駅」バスターミナル12番乗り場から、遠鉄バス61内野台線「浜北西高」行きに乗車し、終点「浜北西高」下車すぐ(平日朝1便のみ運行) バス停「浜北西高校」からは徒歩1分です。
通学エリア 生徒の98%が自転車で通学しており、浜松市浜名区(旧浜北区)を中心に、天竜区、中央区(旧中区、東区)など、幅広いエリアから生徒が通っています。雨の日は保護者による送迎も多く見られます。
浜北西高等学校受験生へのワンポイントアドバイス