鳥取県立米子工業高等学校は、1923年(大正12年)に県内初の工業学校として創立され、100年以上の歴史と伝統を誇る工業高校です。 地元では「米工(べいこう)」の愛称で親しまれ、ものづくりを通して地域社会や産業界に貢献できる人材の育成を目指しています。 これまでに多くの卒業生を産業界に送り出し、そのネットワークは鳥取県内だけでなく、関東、中京、関西、山陽地域など全国に広がっています。
鳥取県立米子工業高等学校の基本情報 
鳥取県立米子工業高等学校の偏差値・難易度・併願校 
機械科:48 電気科:48 情報電子科:48 環境エネルギー科:47 建設科建築コース:47 建設科土木コース:45 
鳥取県立米子工業高等学校に設置されている学科・コース 
機械科 
ものづくりの基本となる金属加工や機械設計、機械制御などを学びます。機械を動かしたり、作ったりすることに興味がある人におすすめです。 電気科 
電気エネルギーを作り、送り、利用するための技術を学びます。私たちの生活に欠かせない電気のエキスパートを目指したい人に向いています。 情報電子科 
コンピュータのハードウェアやソフトウェア、プログラミング、電子回路などを学びます。 ITやIoTの分野で活躍したい人にぴったりの学科です。 環境エネルギー科 
太陽光や風力などの再生可能エネルギーや環境化学について学びます。地球環境問題に関心があり、持続可能な社会づくりに貢献したい人におすすめです。 建設科 
建築コースと土木コースに分かれています。建築コースでは建物の設計や木材加工などを、土木コースでは道路や橋など社会基盤の整備について学びます。 街づくりや建築に興味がある人に向いています。 
鳥取県立米子工業高等学校の特色・校風 
校風・雰囲気 
校風は「質実剛健」という言葉が似合う、真面目で落ち着いた雰囲気があるようです。工業高校という特性上、男子生徒の割合が高いですが、女子生徒も各学科で専門知識を学んでいます。生徒たちは、それぞれの専門分野の学習に熱心に取り組んでおり、資格取得などにも積極的です。 校則 
校則については、他の高校と比較して特別厳しいということはないようですが、専門的な機械や薬品を扱う実習が多いため、安全に関する指導は徹底されています。頭髪や服装に関する指導は、定期的に行われることがあるようです。スマートフォンの使用については、校内でのルールを守って使用することが求められます。 宿題・学習 
専門教科が中心となるため、レポートや製図などの課題が出されることがあります。特に、資格取得を目指す生徒は、放課後も勉強に励む姿が見られます。先生方は、わかるまで丁寧に教えてくれるという口コミが多く、学習サポートは手厚いようです。 アルバイト 
アルバイトは、学校の許可を得れば可能とされています。ただし、学業との両立が前提となります。 制服 
制服は、男女ともにグレーのブレザーです。 落ち着いたデザインで、生徒からの評判は良いようです。 土曜授業 
土曜授業は、基本的には実施されていません。 
鳥取県立米子工業高等学校の部活動・イベント 
部活動 
運動部 
特に、レスリング部や自転車競技部は全国大会の常連として知られています。また、バレーボール部、バスケットボール部、野球部、ラグビー部なども県内の強豪校として有名です。 多くの運動部があり、活気に満ちています。 文化部 
文化部では、ものづくりコンテストなどで高い技術力を発揮する部があります。吹奏楽部や美術部、写真部など、文化的な活動も盛んです。工業高校ならではの、専門知識を活かしたユニークな活動を行っている部もあります。 
イベント 
米工祭(べいこうさい) 
毎年秋に開催される学校祭は「米工祭」と呼ばれ、文化の部と体育の部が3日間にわたって行われます。 文化の部では、各学科の特色を活かした展示や実習体験、クラスごとの企画、3年生やPTAによる模擬店など、多彩な催しが行われます。 地域住民や産業界も参加し、毎年多くの来場者で賑わう、学校の一大イベントです。 球技大会・強歩大会 
秋には球技大会や強歩大会も実施され、クラスの団結力を高める良い機会となっています。 修学旅行 
修学旅行では、普段の学校生活では体験できない貴重な経験を通して、仲間との絆を深めます。 
鳥取県立米子工業高等学校の進学実績 
就職 
就職希望者の就職率は非常に高く、毎年ほぼ100%を達成しています。 地元の優良企業はもちろん、日本を代表するような大手企業からの求人も多く、生徒は自分の希望や適性に合った就職先を選ぶことができます。 公務員として活躍する卒業生もいます。 大学・専門学校への進学 
国公立大学へは、工業高校向けの推薦入試などを利用して、毎年数名が合格しています。 私立大学や専門学校へも、指定校推薦などを活用して多数が進学しています。進学先としては、工業系の大学や、学んだ専門知識をさらに深められる専門学校が人気です。 進路サポート 
インターンシップや企業見学、地元企業説明会など、キャリア教育が充実しており、生徒が早期から自分の将来について考える機会を多く設けています。 先生方の手厚いサポートのもと、一人ひとりが納得のいく進路選択を実現しています。 
鳥取県立米子工業高等学校の特長・アピールポイント 
100年以上の歴史と伝統 
県内初の工業高校として創立され、長年にわたり地域産業を支える多くの技術者を育成してきた実績と信頼があります。 充実した専門学科と最新の学習環境 
5つの専門学科があり、興味や関心に合わせて専門分野を深く学べます。 平成23年に竣工した新校舎には、充実した実習設備が整っています。 高い就職率と豊富な求人 
地元企業から大手企業まで、幅広い求人があり、就職に非常に強いのが大きな魅力です。 卒業生の多くが産業界で活躍しています。 多彩な資格取得への挑戦 
在学中に、ガス溶接、危険物取扱者、電気工事士、測量士補、ITパスポートなど、各学科に関連する多くの国家資格や検定に挑戦できます。 地域と連携した実践的な学び 
企業との連携によるインターンシップや、小中学校への出前授業、地域のイベントへの参加(テクノボランティア)など、社会と関わりながら実践的に学ぶ機会が豊富です。 活発な部活動 
レスリング部や自転車競技部をはじめ、多くの部活動が全国レベルや県大会上位で活躍しており、文武両道を目指せる環境です。 大いに盛り上がる「米工祭」 
生徒が主体となって作り上げる学校祭は、各科の専門性を活かした展示や体験企画が満載で、地域からも多くの人が訪れる名物イベントです。 
鳥取県立米子工業高等学校の口コミ・評判のまとめ 
良い点 「就職にとても強く、先生方のサポートが手厚い」という声が最も多く聞かれます。 「専門的な知識や技術が身につき、資格もたくさん取れるので、将来の夢が明確になった」 「施設や設備が新しく、充実した環境で実習ができる」 「米工祭などの行事がとても楽しく、クラスの団結力が強い」 「同じ目標を持つ仲間が多く、お互いに高め合える環境がある」 「部活動が盛んで、勉強と両立しながら打ち込める」 
気になる点 「工業高校なので、普通科目に比べて専門科目の授業が多い。大学進学を考えている場合は、自分でしっかり勉強する必要がある」 「男子生徒の割合が高いので、入学前は少し不安に感じる女子もいるかもしれない」 「駅から少し歩くので、アクセスが少し不便に感じることもある」 
アクセス・通学 
最寄り駅 JR境線「富士見町駅」または「博労町駅」から徒歩約8分 JR山陰本線「東山公園駅」から徒歩約20分 JR「米子駅」から徒歩約20分 
バス JR「米子駅」から日本交通バス・日ノ丸バスの皆生温泉行きに乗車、「日の出町」バス停で下車し、徒歩約3分 
鳥取県立米子工業高等学校受験生へのワンポイントアドバイス 

