鶴丸高等学校は、鹿児島県内でトップクラスの学力を誇る、歴史と伝統のある進学校です。1894年の設立以来、「好学愛知」「自律敬愛」「質実剛健」を建学の理念に掲げ、多くの優秀な人材を社会に送り出してきました。高いレベルの授業や、生徒の自主性を重んじる校風は、真剣に学びたい生徒にとって最高の環境と言えるでしょう。
鶴丸高等学校の基本情報
鶴丸高等学校の偏差値・難易度・併願校
偏差値: 普通科:73
鶴丸高等学校に設置されている学科・コース
普通科: どんなことを学ぶ場所か:1年次では全員が共通の科目を学び、基礎学力を徹底的に固めます。2年次から文系と理系に分かれ、それぞれの進路希望に応じた専門的な学習に進んでいきます。生徒のほとんどが国公立大学への進学を目指しており、授業のレベルは非常に高く、進度も速いのが特徴です。 どんな生徒におすすめか:高い目標を持ち、自主的に学習に取り組める生徒、将来、難関大学や医学部への進学を考えている生徒に最適な環境です。
鶴丸高等学校の特色・校風
宿題の量: 多くの口コミで「課題は多い」という声が見られます。 授業の予習・復習に加えて、長期休暇中にもかなりの量の課題が出されるようです。しかし、これを計画的にこなすことで、高い学力が維持されています。校則: 他の高校と比較すると、校則は比較的緩やかで、生徒の自主性に任されている部分が多いようです。ただし、スマートフォンの校内での使用は原則禁止されており、厳しい指導が行われることもあるようです。 服装に関しても、制服の着こなしについてはある程度の指導があるようです。生徒の雰囲気: 真面目で知的好奇心が旺盛な生徒が多く、互いに切磋琢磨できる環境です。 勉強だけでなく、行事や部活動にも全力で取り組む活発な生徒が多いのも特徴です。アルバイト: 原則として禁止されています。制服: 伝統的な詰襟(男子)とセーラー服(女子)で、特に女子生徒のスカーフの色が学年によって異なるのが特徴です。落ち着いたデザインで、評判は概ね良好のようです。土曜授業: 月に1〜2回、「土曜悠学講座」という形で土曜授業が実施されています。
鶴丸高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部: 野球部、サッカー部、ラグビー部、陸上部、テニス部、水泳部、剣道部、弓道部など、多くの部が県大会で上位の成績を収めています。特に山岳部は、九州大会や全国大会に出場する実績を持っています。文化部: スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定校であることから、物理部や化学部、生物部といった科学系の部の活動が活発です。また、百人一首かるた部や放送部、書道部なども全国大会に出場するレベルです。 吹奏楽部は定期演奏会を開催するなど、地域に根差した活動も行っています。
イベント
甲南鶴丸スポーツ交歓会(甲鶴戦): ライバル校である甲南高校と毎年4月に行われる伝統のスポーツ定期戦です。 全校生徒が一体となって応援し、大変な盛り上がりを見せます。体育祭: 9月に行われる体育祭は、鶴丸高校の三大行事の一つです。特に応援団による演舞は圧巻で、夏休みをかけて練習に打ち込みます。クラス対抗の競技も白熱し、学校全体が熱気に包まれます。文化祭: 10月に開催される文化祭も、生徒たちの創造性が発揮される大きなイベントです。 各クラスや文化部が趣向を凝らした展示や発表、ステージパフォーマンスを繰り広げます。クラスマッチ: 7月と12月の年2回、球技を中心としたクラスマッチが開催されます。 クラスの団結力を高める絶好の機会となっています。修学旅行: 2年生の時に行われ、例年、関東方面を訪れます。 班別自主研修のほか、鶴丸高校の卒業生(OB・OG)が働く企業や官公庁を訪問する「GO鶴セミナー」が組み込まれており、将来のキャリアを考える貴重な機会となっています。
鶴丸高等学校の進学実績
国公立大学: 東京大学、京都大学といった最難関大学に毎年コンスタントに合格者を出しています。2024年度は東京大学に6名、京都大学に7名が合格しました。 九州大学には特に多くの合格者を輩出しており、2024年度は42名が合格しています。 地元の鹿児島大学へは、例年80名前後が合格しています。 その他、大阪大学(12名)、広島大学(16名)、熊本大学(15名)など、全国の主要な国公立大学に多数の合格実績があります。 特筆すべきは医学部医学科への進学実績で、国公立大学医学部医学科に毎年30名以上が合格しています。
難関私立大学: 早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学を合わせた「早慶上理」には、2024年度に合計37名が合格しています。 MARCH(明治、青山学院、立教、中央、法政)や関関同立(関西、関西学院、同志社、立命館)にも、それぞれ58名、79名が合格するなど、多くの生徒が難関私立大学への進学も果たしています。
鶴丸高等学校の特長・アピールポイント
スーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校: 文部科学省からSSHの指定を受けており、先進的な理数系教育を受けることができます。大学や研究機関と連携した課題研究など、高度で専門的な学びの機会が豊富に用意されています。圧倒的な大学進学実績: 東京大学や京都大学、九州大学などの難関国立大学や、国公立大学医学部へ県内トップクラスの合格実績を誇ります。優秀な仲間たちと切磋琢磨できる環境が、高い進学実績につながっています。生徒の自主性を尊重する自由な校風: 校則は比較的緩やかで、生徒の自主性が重んじられています。学校行事や部活動も生徒主体で運営されており、リーダーシップや協調性を育むことができます。伝統の三大行事と甲鶴戦: 体育祭、文化祭、クラスマッチの三大行事や、ライバル校・甲南高校とのスポーツ交歓会(甲鶴戦)は、学校全体が一体となって盛り上がります。これらの行事を通して、一生の思い出と固い絆を育むことができます。充実した進路指導と卒業生のネットワーク: 現役大学生や社会で活躍する卒業生から直接話を聞く機会が数多く設けられています。 歴史と伝統のある鶴丸高校ならではの強固な卒業生のネットワークは、生徒たちの視野を広げ、将来の夢を後押ししてくれます。質の高い授業: 多くの在校生や卒業生が、鶴丸高校の魅力として「授業の質の高さ」を挙げています。 経験豊富な教師陣による分かりやすく、知的好奇心を刺激する授業が展開されています。
鶴丸高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点: 「周りの生徒のレベルが高く、常に刺激を受けながら勉強できる環境が良い」という声が非常に多いです。 「先生方の授業が分かりやすく、質問にも熱心に答えてくれる」といった、教師の質の高さを評価する意見も目立ちます。 「体育祭や文化祭などの行事が本当に楽しく、最高の思い出になった」という口コミも多数寄せられています。 「自由な校風で、のびのびと高校生活を送ることができた」と、自主性を重んじる校風を肯定的に捉える声が多いようです。 「部活動と勉強を両立している人が多く、文武両道が実践できる学校だと思う」という評価もあります。
気になる点: 「とにかく課題の量が多くて大変だった」という声は、多くの卒業生から聞かれます。 計画的に学習を進める自己管理能力が求められるようです。 「校舎や体育館などの施設が少し古い」という意見もあります。 「授業の進度が速く、一度つまずくと追いつくのが大変」という声も聞かれます。自主的な予習・復習が欠かせないようです。 「校則は自由だと思っていたが、スマホの使用など意外と厳しい面もある」と感じる生徒もいるようです。
アクセス・通学
最寄り駅からのアクセス: JR「鹿児島中央駅」から徒歩約10分〜15分 鹿児島市電「高見橋電停」から徒歩約15分 鹿児島市電「加治屋町電停」から徒歩約16分
最寄りバス停からのアクセス: 鹿児島交通「鶴丸高校前」バス停から徒歩約2分
鶴丸高等学校受験生へのワンポイントアドバイス


