鶴見大学附属高等学校は、横浜市鶴見区に位置し、100年近い歴史と伝統を誇る男女共学の私立高校です。曹洞宗大本山總持寺を設立母体とし、禅の教えに基づいた「人間形成」を教育の柱の一つに掲げているのが大きな特徴です。落ち着いた環境の中で、自分自身と向き合い、感謝の心を育むことを大切にしています。
鶴見大学附属高等学校の基本情報
鶴見大学附属高等学校の偏差値・難易度・併願校
普通科 特進コース: 58 普通科 総合進学コース: 53
鶴見大学附属高等学校に設置されている学科・コース
特進コース
国公立大学や難関私立大学への現役合格を目指すコースです。 1年次から大学受験を意識したハイレベルな授業が展開され、少人数制ならではのきめ細かい指導が受けられます。高い目標を持つ仲間と切磋琢磨したい人におすすめです。 総合進学コース
鶴見大学・鶴見大学短期大学部への進学を含め、4年制大学を中心に多様な進路希望に対応するコースです。 基礎学力の定着を重視し、指定校推薦制度も活用しながら、一人ひとりの個性や適性に合わせた進路実現をサポートします。部活動と勉強を両立させながら、自分に合った進路を見つけたい人におすすめです。
鶴見大学附属高等学校の特色・校風
宿題の量:コースや学年によりますが、日々の学習習慣を確立するため、適度な量の宿題が出される傾向があります。特に特進コースでは、予習・復習が前提となる授業が多いため、家庭学習が重要になります。 校則:他の私立高校と比較すると、校則はやや厳しいという声が見られます。 特に頭髪や服装に関する指導は、きちんとしているようです。スマートフォンについては、校内での使用ルールが定められており、マナーを守った使用が求められます。 生徒たちの雰囲気:真面目で落ち着いた生徒が多い印象です。コースによって雰囲気は少し異なり、特進コースは勉強熱心な生徒が多く、総合進学コースは部活動や行事に積極的に取り組む活発な生徒が多いようです。 アルバイト:原則として禁止されていますが、特別な事情がある場合は学校の許可を得て行うことが可能です。 制服の評判:伝統的で品のあるデザインが特徴で、生徒からの評判は概ね良好のようです。着こなしに関する指導はきちんと行われます。 土曜授業:土曜日には授業や補習、行事などが行われることがあります。
鶴見大学附属高等学校の部活動・イベント
部活動
吹奏楽部:コンクールでの受賞歴も多く、地域のイベントにも積極的に参加していることで知られています。 硬式野球部:専用の練習施設もあり、熱心に活動しています。 茶道部:仏教系の学校ならではの部活動で、作法やおもてなしの心を学ぶことができます。文化祭でのお点前披露は人気があります。 アンサンブルクレイン部:少人数ながらも合唱などを楽しむ部活動で、アットホームな雰囲気が魅力です。
イベント
光華祭(文化祭):毎年秋に開催され、クラスや部活動ごとの展示・発表、有志によるステージパフォーマンスなどで大変盛り上がります。 体育祭:クラス対抗で様々な競技に臨み、学年の垣根を越えて団結力を高めるイベントです。 修学旅行:例年、平和学習や文化体験を目的とした旅行が企画されています。 耐寒参禅会:1月に隣接する曹洞宗大本山總持寺にて、希望制で早朝の坐禅を4日間行います。心を落ち着け、自分と向き合う貴重な経験ができます。 芸術鑑賞会:演劇や音楽など、本物の芸術に触れる機会が設けられています。
鶴見大学附属高等学校の進学実績
国公立大学:東京外国語大学1名など、合計6名が合格しています。 難関私立大学(早慶上理・GMARCH):早稲田大学11名、慶應義塾大学1名、上智大学1名、東京理科大学2名、学習院大学3名、明治大学11名、青山学院大学10名、立教大学11名、中央大学9名、法政大学16名など、多くの合格者を輩出しています。 その他:系列の鶴見大学や鶴見大学短期大学部への進学のほか、日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学、神奈川大学など、多くの私立大学に合格しています。
鶴見大学附属高等学校の特長・アピールポイント
教科エリア+ホームベース型校舎:授業ごとに専門の「教科エリア」へ生徒が移動する独自の校舎システムです。 主体的に学ぶ姿勢を育むとともに、各教科の専門性を高める環境が整っています。 禅の精神に基づく人間教育:隣接する曹洞宗大本山總持寺での坐禅体験などを通じて、心を落ち着かせ、自分を見つめる機会を設けています。 充実した学習サポート体制:大学生のチューターが常駐する学習支援室や、約5万冊の蔵書を誇る図書館「トクスル」など、生徒の学びを支える環境が充実しています。 独自の「Gyro手帳」:生徒が日々の学習や生活を記録し、自己管理能力を高めるためのオリジナル手帳を活用しています。 担任がコメントを記入し、生徒一人ひとりをきめ細かくサポートします。 豊富な国際教育プログラム:希望者を対象に、イギリス、オーストラリア、アメリカ、台湾などへの海外語学研修を実施しており、異文化理解を深める機会が用意されています。 イングリッシュラウンジの設置:留学生と英語で交流できるスペースがあり、日常的に英語に触れることで実践的なコミュニケーション能力を養います。 きめ細やかな進路指導:「学びから入る進路指導」を掲げ、生徒が本当に学びたいことを見つけ、それに基づいた進路選択ができるよう丁寧にサポートします。
鶴見大学附属高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点: 「先生方が親身になって相談に乗ってくれる」「面倒見が良い」といった、教員のサポート体制を評価する声が多いようです。 「落ち着いた環境で勉強に集中できる」「いじめが少ない」など、安心して学校生活を送れる点を挙げる意見が見られます。 「教科エリア型の校舎がユニークで、授業への集中力が高まる」という声もあります。 「施設が綺麗で充実している」特に図書館や各教科のメディアセンターが好評です。
気になる点: 「校則が少し厳しい」特に服装や頭髪に関する指導について、窮屈に感じるという意見が一部で見られます。 「駅から少し歩く」JR鶴見駅から徒歩15分という立地を、やや不便に感じる生徒もいるようです。 「生徒の学習意欲に差がある」コースによって、大学受験に対する意識の差が見られるという声もあります。
アクセス・通学
JR京浜東北線・鶴見線「鶴見」駅 西口より、總持寺境内を通って徒歩約15分 京浜急行線「花月総持寺」駅より徒歩約10分 JR・東急東横線「菊名」駅より臨港バスで約15分、「亀甲山」下車徒歩7分 東急東横線「綱島」駅より臨港バスで約20分、「亀甲山」下車徒歩7分
鶴見大学附属高等学校受験生へのワンポイントアドバイス