鹿児島県立大島高等学校は、奄美大島に根ざし、120年以上の歴史と伝統を誇る普通科の進学校です。地元では「大高(だいこう)」の愛称で親しまれ、多くの卒業生が島内外で活躍しています。豊かな自然に囲まれた環境で、生徒たちはのびのびと学校生活を送りながら、日々の学習や部活動に励んでいます。
鹿児島県立大島高等学校の基本情報 
鹿児島県立大島高等学校の偏差値・難易度・併願校 
鹿児島県立大島高等学校に設置されている学科・コース 
普通科:国公立大学や私立大学、専門学校への進学、そして就職と、幅広い進路に対応できるカリキュラムが組まれています。文系・理系のクラス分けに加え、習熟度別の授業も取り入れられており、一人ひとりの学力に応じたきめ細やかな指導が特徴です。将来の夢に向かって、基礎から応用までしっかりと学びたい生徒におすすめです。 
鹿児島県立大島高等学校の特色・校風 
宿題の量:進学校ということもあり、日々の課題や週末課題など、宿題の量はやや多いと感じる生徒が多いようです。特に、大学進学を目指す生徒にとっては、予習・復習が欠かせません。 校則:校則は、他の高校と比較して緩やかだという声が多く聞かれます。スマートフォンの持ち込みは許可されていますが、校内での使用ルールは守る必要があります。服装検査なども常識的な範囲で行われているようです。 生徒たちの雰囲気:真面目で落ち着いた生徒が多い一方で、行事や部活動では非常に活発で、メリハリのある学校生活を送っています。特進クラスは静かで学習に集中する雰囲気、その他のクラスは和気あいあいとした雰囲気があるようです。 アルバイト:原則として禁止されていますが、家庭の事情など特別な理由がある場合は、許可を得て行うことが可能です。 制服の評判:制服は、伝統的なデザインでしたが、2025年度(令和7年度)の入学生から、ジェンダーフリーに対応した新しい制服が導入されます。新しい制服は、奄美の海や大島紬をイメージしたデザインで、ブレザーにスラックスやスカート、ネクタイやリボンを自由に組み合わせることができます。 土曜授業:土曜授業は基本的にありませんが、模試や特別な講座が開かれることがあります。 
鹿児島県立大島高等学校の部活動・イベント 
部活動 
運動部:特に有名なのが野球部です。2014年の選抜高校野球大会に21世紀枠で出場し、島全体を盛り上げました。また、相撲部も全国レベルの実績を誇り、強豪として知られています。その他、サッカー部、バスケットボール部、陸上部なども熱心に活動しています。 文化部:文化部も多岐にわたります。吹奏楽部や書道部、美術部などがコンクールで優秀な成績を収めています。また、郷土芸能部があるのも奄美大島ならではの特色で、地域のイベントなどでシマ唄や八月踊りを披露し、文化の継承に貢献しています。 
イベント 
龍門祭(文化祭):毎年6月に行われる文化祭は「龍門祭」と呼ばれ、大島高校最大のイベントです。クラスごとの展示やステージ発表、部活動の発表など、多彩なプログラムで構成されます。特に3年生の劇はレベルが高いと評判です。 体育祭:秋に開催される体育祭は、学年・クラス対抗で様々な競技に熱戦をくりひろげます。応援合戦なども見どころの一つで、クラスの団結力が一層深まるイベントです。 修学旅行:修学旅行は、関西方面や関東方面へ行くことが多いようです。仲間との共同生活を通して、視野を広げ、かけがえのない思い出を作ることができます。 
鹿児島県立大島高等学校の進学実績 
国公立大学:地元の鹿児島大学への進学者が最も多く、毎年10名以上が合格しています。その他、九州大学をはじめとする九州内の大学や、全国の国公立大学へも合格者を出しています。2025年春の入試では、国公立大学に合計52名が合格しました。 難関私立大学:関東のGMARCH(学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政)や、関西の関関同立(関西・関西学院・同志社・立命館)といった難関私立大学にも複数の合格者を出しています。 その他の進路:大学進学だけでなく、看護系の専門学校や公務員を目指す生徒もいます。就職に関しても、地元の企業を中心に安定した実績があります。 
鹿児島県立大島高等学校の特長・アピールポイント 
豊かな自然環境と歴史:120年を超える伝統校であり、奄美大島の豊かな自然に囲まれた学習環境が魅力です。 地域に根差した「結い」の心:スクール・ミッションとして「『結い』の心」を掲げ、地域社会に貢献できる人材の育成を目指しています。 充実した学習支援体制:習熟度別授業や放課後の講座など、生徒一人ひとりの進路目標を実現するための手厚いサポート体制が整っています。 活発な部活動と学校行事:「文武両道」の校風のもと、部活動や学校行事が非常に盛んで、生徒が主体的に活動しています。 ジェンダーフリーの新制服導入:2025年度から、生徒の多様性を尊重する新しい制服が導入され、自由に組み合わせを選ぶことができます。 遠隔地からの生徒を受け入れる寮:周辺の離島や遠距離通学の生徒のために、男子寮(青雲寮)と女子寮(白菊寮)が完備されており、安心して学校生活に集中できる環境が提供されています。 地域との連携:地域の伝統文化を学ぶ郷土学習や、地域の方々と連携した探究活動などを教育に取り入れ、広い視野を持った生徒を育てています。 
鹿児島県立大島高等学校の口コミ・評判のまとめ 
良い点: 「先生方が熱心で、進路相談にも親身に乗ってくれる」 「龍門祭や体育祭などの行事が本当に楽しく、一生の思い出になる」 「部活動が盛んで、仲間と目標に向かって頑張れる環境がある」 「自然に囲まれたのどかな環境で、落ち着いて勉強に集中できる」 「島内の様々な地域から生徒が集まるので、多様な価値観に触れられる」 
気になる点: 「校舎や体育館などの施設が少し古いという意見がある」 「進学校なので、課題やテストが多くて大変な時もある」 「クラスによっては、授業中に騒がしいことがあるという声も聞かれる」 「奄美大島の中心部にあるが、場所によっては通学が少し不便かもしれない」 
アクセス・通学 
所在地:鹿児島県奄美市名瀬安勝町7-1 アクセス: 名瀬港から車で約10分 奄美空港から車で約50分 最寄りのバス停は「大島高校前」などがあり、しまバスが運行しています。 
鹿児島県立大島高等学校受験生へのワンポイントアドバイス 

