三重県立明野高等学校は、140年以上の歴史と伝統を誇る専門高校です。伊勢平野の豊かな自然に囲まれた広大なキャンパスで、「食」「緑」「福祉」のスペシャリストを目指すことができます。農業や家庭科、福祉に関する専門的な知識と技術を、実践的な学びを通して深く探求できるのが、明野高等学校の大きな魅力です。
三重県立明野高等学校の基本情報
三重県立明野高等学校の偏差値・難易度・併願校
生活教養科: 46福祉科: 41生産科学科: 40食品科学科: 38
三重県立明野高等学校に設置されている学科・コース
生産科学科 どんなことを学ぶ?:野菜や果物、草花、お米などの栽培技術や、牛や豚といった動物の飼育について、広大な農場で実践的に学びます。 持続可能な循環型農業にも取り組んでいます。 どんな生徒におすすめ?:動物や植物が好きで、自然の中で体を動かすことが好きな人。将来、農業や食品、環境に関わる仕事がしたい人におすすめです。
食品科学科 どんなことを学ぶ?:パンやジャム、クッキーなどの食品加工・製造技術や、食品の成分分析、衛生管理について学びます。 学校で人気のイチゴジャム作りも体験できます。 どんな生徒におすすめ?:食べることが好きで、食品開発や製造、品質管理に興味がある人。実験や調理が好きな人に向いています。
生活教養科 どんなことを学ぶ?:2年生からデザインコースと調理コースに分かれます。 デザインコースでは被服製作などを学び、文化祭のファッションショーで作品を披露します。 調理コースでは調理技術を磨き、地元企業との商品開発にも挑戦します。 どんな生徒におすすめ?:ファッションやデザイン、料理やお菓子作りに興味がある人。将来、生活産業(アパレル、フードサービスなど)で活躍したい人におすすめです。
福祉科 どんなことを学ぶ?:2年生から社会福祉コースと介護福祉コースに分かれます。 保育園や高齢者施設などでの実習を通して、福祉の心と実践的なスキルを学びます。 介護福祉コースでは、国家資格である介護福祉士の取得を目指します。 どんな生徒におすすめ?:人と関わることが好きで、誰かの役に立ちたいという気持ちが強い人。将来、介護福祉士や保育士など、福祉の分野で専門職として働きたい人に向いています。
三重県立明野高等学校の特色・校風
宿題の量 :専門的な実習やレポート作成などがあるため、決して少なくはないようですが、自分の興味のある分野の学びなので、やりがいを感じられるという声が多いです。校則 :他の高校と比較すると、特に身だしなみに関しては厳しいと感じる生徒もいるようです。これは、食品を扱ったり、介護実習に行ったりと、衛生面や安全面、外部の人と接する機会が多い専門高校ならではの理由があると考えられます。スマートフォンの使用については、ルールを守った上での利用が求められます。アルバイトは、許可制となっている場合が多いようです。生徒たちの雰囲気 :専門分野を学びたいという明確な目的を持った生徒が多く、真面目で落ち着いた雰囲気があるようです。 一方で、実習や学校行事ではクラスメイトと協力する場面が多く、活発で団結力のある一面も見られます。制服 :男女ともにブレザースタイルです。 女子はリボンまたはネクタイ、スカートまたはスラックスを選択できます。 落ち着いたデザインで、評判は概ね良好のようです。土曜授業 :基本的に土曜授業はありませんが、学校説明会や特別なイベントが土曜日に行われることがあります。
三重県立明野高等学校の部活動・イベント
部活動
農業クラブ(FFJ) :農業系の学科の生徒が中心となって活動する、全国的な組織です。研究発表や技術競技大会などに参加し、日頃の学習の成果を競い合います。地域貢献活動にも積極的に取り組んでいます。馬術部 :県内の高校では珍しい馬術部があり、馬の飼育管理から乗馬技術の習得まで、本格的な活動を行っています。相撲部 :全国大会でも活躍する強豪として知られています。野球部 :1980年代には甲子園に何度も出場した伝統があり、現在も活発に活動しています。
イベント
明高祭(文化祭) :最大のイベントの一つで、各クラスや文化部が趣向を凝らした展示や発表を行います。特に、生徒たちが実習で生産した野菜や果物、ジャムやパンなどの加工品を販売する「生産物販売」は、毎年地域の人々で長蛇の列ができるほど大人気です。 生活教養科デザインコースによる華やかなファッションショーも見どころの一つです。体育祭 :クラス対抗で様々な競技に熱中し、クラスの団結力を高める一日です。修学旅行 :行き先は年によって異なりますが、生徒たちにとっては高校生活の忘れられない思い出となります。
三重県立明野高等学校の進学実績
大学・短大への進学 :国公立大学では三重大学など、私立大学では農学、栄養学、福祉学、教育学関連の学部に進学する生徒が多い傾向があります。専門知識を活かした指定校推薦枠も充実しているようです。専門学校への進学 :学んだ専門性をさらに高めるため、農業大学校や調理、製菓、看護、介護、保育などの専門学校へ進学する生徒も多数います。就職 :地元企業を中心に、食品関連、農業関連、福祉施設など、学校で学んだ知識や技術、取得した資格を直接活かせる分野への就職に強いのが特徴です。
三重県立明野高等学校の特長・アピールポイント
広大な敷地と充実した実習環境 :伊勢平野に広がるキャンパスには、水田、畑、果樹園、温室、畜舎など、本格的な農業実習ができる施設が揃っています。動物たちとのふれあい :生産科学科では牛や豚などを飼育しており、動物の世話を通して命の大切さを学ぶことができます。馬術部もあり、馬との触れ合いも可能です。「食」のプロを目指せる専門的な学び :食品の生産から加工、調理までを一貫して学べる環境があります。地元企業と連携した商品開発など、実践的なプロジェクトも魅力です。地域社会との強い連携 :地域のイベントへの参加や、地元企業との共同プロジェクト、生産物の販売などを通して、社会とのつながりを実感しながら学ぶことができます。豊富な資格取得のチャンス :日本農業技術検定、各種調理師免許、介護福祉士(国家資格)の受験資格、手話検定など、将来に直結する多くの資格取得を学校がサポートしてくれます。国際基準の農業認証(GAP)を取得 :安全な農産物を生産・管理する証明である「JGAP」や「ASIAGAP」などの認証を取得しており、世界に通用する農業を学べます。生徒が作った生産物が買える :生徒たちが丹精込めて作った新鮮な野菜や果物、加工品などを校内の生産物販売所で購入することができます。
三重県立明野高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「専門的な知識や技術が身につき、将来の夢が明確になった」という声が非常に多いです。 「実習が多くて楽しい。座学だけでは学べないことを体験できる」 「同じ目標を持つ仲間と出会えて、充実した高校生活を送れた」 「先生方が専門分野に詳しく、熱心に指導してくれる」 「資格がたくさん取れるので、進学や就職に有利だと感じた」
気になる点 「農業実習は夏は暑く、冬は寒くて体力的に大変なこともある」 「虫が苦手な人や、動物の匂いが気になる人には少し厳しい環境かもしれない」 「専門的な学科なので、入学後に『思っていたのと違った』とならないよう、オープンスクールなどでしっかり確認することが大切」 「校則が少し厳しいと感じることがあった」
アクセス・通学
最寄り駅 :近鉄山田線「明野駅」駅からのアクセス :明野駅から徒歩で約5分〜8分と、非常にアクセスしやすい場所にあります。
三重県立明野高等学校受験生へのワンポイントアドバイス