愛知県立豊田南高等学校は、「全力」を校訓に掲げ、勉強にも部活動にも、そして学校行事にも情熱を注ぐことができる活気あふれる学校です。 創立から40年以上の歴史の中で、地域社会の期待に応え、多くの卒業生を社会に送り出してきました。 生徒一人ひとりが持つ無限の可能性を引き出し、「たくましく生きる青年」「たゆみなく学ぶ青年」「心を大切にする青年」の育成を目指しています。
豊田南高等学校の基本情報
豊田南高等学校の偏差値・難易度・併願校
豊田南高等学校に設置されている学科・コース
普通科:1年生では、芸術(音楽・美術・書道から選択)以外は全員が同じ科目を履修し、基礎学力の定着を目指します。 2年生からは文系と理系に分かれ、それぞれの進路希望に応じた専門的な学習を進めていきます。 文系・理系ともに、より高いレベルを目指す生徒のための習熟度クラスが1クラスずつ設けられており、個々の学力や目標に合わせたきめ細やかな指導が受けられるのが豊田南高等学校の特長です。
豊田南高等学校の特色・校風
宿題の量:宿題は毎日出され、量はやや多いと感じる生徒が多いようです。特に、週末課題や長期休暇中の課題は計画的に進める必要があります。予習・復習を習慣づけることが大切になります。 校則:以前は厳しいという声もありましたが、近年は生徒会の働きかけなどもあり、少しずつ緩和される傾向にあるようです。 例えば、行事中のスマートフォン使用が許可されたり、頭髪に関する規定が緩やかになったりしています。 とはいえ、服装や頭髪の定期的なチェックは行われており、基本的なルールは守る必要があります。 生徒たちの雰囲気:真面目で落ち着いた生徒が多い一方で、行事や部活動では非常に活発でエネルギッシュな一面を見せます。クラスの団結力が強く、何事にも一生懸命取り組む生徒が多いようです。 アルバイト:原則として禁止されています。特別な事情がある場合は学校に届け出が必要です。 制服の評判:制服は、男子は詰襟、女子はセーラー服です。特に女子のセーラー服は可愛いと評判のようです。 土曜授業:3年生になると、進学希望者向けの土曜学習(補習)が実施されることがあります。 1・2年生も午前中に補習が行われることがあるようです。 スマホの持ち込み:持ち込みは許可されていますが、校内では電源を切り、カバンにしまっておくのが原則です。 行事など、教員が許可した場合のみ使用が認められることがあります。
豊田南高等学校の部活動・イベント
部活動
特に実績が豊富な部活動 ビームライフル射撃部:全国大会常連の強豪部です。 全国でも珍しい部活動で、高い集中力と精神力が鍛えられます。 弓道部:東海大会や全国大会に出場するなど、安定した実績を誇ります。静かな武道場で、心身ともに鍛錬を積んでいます。 水泳部:個人種目を中心に、毎年多くの選手が県大会や東海大会へ進出しています。 サッカー部:強豪校を破るなど、近年めきめきと力をつけてきている注目の部活動です。
全体の様子
運動部は硬式野球、サッカー、陸上、テニス、バスケットボール、バレーボールなど多彩な部が活動しています。 文化部も吹奏楽、演劇、文芸、写真、茶道、華道などがあり、それぞれの分野で熱心に活動しています。
イベント
南高祭(文化祭・体育祭):6月に行われる学校最大のイベントです。 文化祭では、各クラスが趣向を凝らした企画や模擬店を出店し、大変な盛り上がりを見せます。 近年ではキッチンカーが登場するなど、新しい試みも取り入れられています。 体育祭では、学年を越えた団で競い合い、応援にも熱が入ります。クラスTシャツを作成し、一体となって楽しむのが南高流です。 球技大会:9月に行われます。 クラス対抗で様々な球技に汗を流し、親睦を深めます。 修学旅行:2年生の11月に実施されます。 行き先は年度によって異なりますが、仲間との絆を深める貴重な体験となります。 遠足:各学年で春に行われます。 1年生は明治村、2年生はリトルワールド、3年生はナガシマスパーランドなどが近年の主な行き先です。
豊田南高等学校の進学実績
国公立大学:地元の名古屋大学、名古屋工業大学、愛知教育大学をはじめ、信州大学、静岡大学など、毎年多くの生徒が国公立大学に合格しています。 旧帝国大学への合格者も出ています。 難関私立大学:早稲田大学、慶應義塾大学といった最難関大学や、MARCH(明治、青山学院、立教、中央、法政)、関関同立(関西、関西学院、同志社、立命館)にも合格者を出しています。 その他:最も多くの生徒が進学するのは、南山大学、名城大学、中京大学、愛知大学といった愛知県内の有名私立大学です。 指定校推薦の枠も充実していると言われています。
豊田南高等学校の特長・アピールポイント
校訓「全力」が浸透した校風:勉強、部活、行事のすべてに生徒が全力で取り組む活気ある雰囲気が最大の魅力です。 ICT教育の先進的な取り組み:県の「ICT教育推進実践モデル校」に指定されるなど、ICT機器を活用した授業が先進的です。 調べ学習やグループワークなどで効果的に活用し、生徒の主体的な学びを促進しています。 きめ細やかな進路指導:2年次からの文理別習熟度クラスの設置や、豊富な補習・講習により、生徒一人ひとりの志望校合格を強力にサポートします。 全国レベルで活躍する部活動:ビームライフル射撃部をはじめ、多くの部活動が全国大会や東海大会で活躍しており、高いレベルで文武両道を目指せる環境です。 生徒が主役の学校行事:「南高祭」をはじめとする学校行事は、生徒自身が企画・運営の中心となり、大きな達成感と一体感を味わうことができます。 国際交流の機会:アメリカのクレメンツ高校と姉妹校提携を結んでおり、国際交流事業も行われています。 地域との連携:地域のイベントに生徒がボランティアとして参加するなど、地域社会とのつながりを大切にしています。
豊田南高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点: 「先生方が熱心で、質問にも丁寧に対応してくれる」という声が多く聞かれます。進路相談にも親身に乗ってくれるようです。 「南高祭などの行事が本当に楽しく、一生の思い出になる」といった意見が多数あります。 クラスの団結力が強く、充実した学校生活が送れるとの評判です。 「文武両道が実践できる環境。部活を一生懸命やりながら、勉強も頑張れる雰囲気がある」という口コミも目立ちます。 「真面目で良い友達に恵まれた」という声も多く、落ち着いた環境で学びたい生徒に適しているようです。
気になる点: 「校舎や施設が少し古い」という意見が見られます。 特に夏場の教室の暑さを指摘する声があります。 「最寄り駅から徒歩15分ほどかかり、少し遠い」と感じる生徒もいるようです。 「課題や補習が多く、勉強は大変」という声もあります。 しかし、これは手厚い学習サポートの裏返しとも言えるでしょう。 「校則が他の高校に比べて少し厳しいと感じることがある」という意見も一部で見られますが、近年は緩和傾向にあります。
アクセス・通学
最寄り駅:名鉄三河線「若林駅」 若林駅から徒歩で約15分です。
バスを利用する場合: 豊田市コミュニティバス「若林駅西」バス停から徒歩約13分。
豊田南高等学校受験生へのワンポイントアドバイス